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【飛ぶ飛翔ワシ】
検討すべき質問

聴覚障害

以下に、聴覚障害者への環境整備を選択する際に、考慮に入れる問題点の例について基本情報を示します。 職場環境整備とは、職務、職場環境、常時行う職務の遂行方法などを、障害者の認定を受けた人が、平等な職務上の権利を得られるよう調整することです。 JANでは、環境整備の目的は、その人の最大能力と、必要とされる職務機能との差を埋めることであると捉えています。 環境整備に関する問題点を解決するには、患者本人からの意見(インプット)を得ることが、有効な環境整備結果(アウトカム)を達成するための、もっとも基本的な事項です。

症状、医学的な特徴について

1. 個人の聴力損失はどの程度であるか

個人は多少なりとも聴力があるか
個人は増幅から利益を得るか
個人は聞くことのできる、理解可能な音声言語を話すことができるか

2. 個人は他者とどのようにコミュニケーションをとるか

個人はASL、手話などを使うか
個人は読み書きができるか
個人は他者、ペン、紙、その他コミュニケーションをとるための個人用装置に頼っているか
個人は聞くことのできる、理解可能な音声言語を話すことができるか

3. 個人は補聴器を使っているか

補聴器を使っているなら、その人は他の形の増幅器からも利益を得ると思われる。 この場合、電話機に利用可能な補聴器、ネックループ、誘音ループなどの聴覚支援機器(ALD)を利用可能な環境にあるということでもある。

4. 補聴器は電話コイル(T-スイッチ)または直接音声入力機能を備えているか

T-スイッチは補聴器についている小さなスイッチで、アンテナとして働く。 スイッチをオンにすると、補聴器で電話機からの磁気信号を受信でき、補聴器で直接相手の声を受信することができます。

職業と職務課題に関する詳細

1. 個人はどんな職業に関わっているか

事務員
肉体労働者
販売
専門職
医療
教育など。

2. どんな職務課題が遂行され、聴力損失の結果としてどの課題が難しいか

電話や送受信兼用の無線機を使用してコミュニケーションをとる
正常な信号、緊急信号、異常なマシン音または乗り物に反応する
会議、一対一、研修、授業でコミュニケーションをとる
バイタルサインをとる

3. 職務課題は典型的にどう遂行されるか

仕事がどう遂行されるか明確なコンセプトを得るために、必要なだけ質問をすること。 利用可能な機器、今まで利用していた機器、具体的な仕事の仕方などについても質問する。

4. 背景騒音は職務環境で問題となっているか 騒音の原因はなにか

機械類
人の話し声
音楽
ワークスペース近い、人通りの多い通路、会議室、エレベーター

5. コミュニケーションは問題であるか

その人がコミュニケーションをとらなければならない相手はだれか

監督者
同僚
クライエント
顧客

一般的にコミュニケーションはどのように行われるか

実際に顔を合わせて
電話
コンピュータ
現場で

6. 職場災害の可能性はあるか 可聴式または目に見える火災警報器、振動して知らせる呼出器など、災害を修正するために、どんな措置が講じられているか アメリカ障害者法アクセシビリティガイドライン(ADAAG)の適用をうける場合、その検証は行ったか?

7. もしあるとすれば、すでにどんな環境整備が実施されているか

8. 管理職と恐らく同僚の教育は必要か

患者の職務に影響を与える機能障害などについての一般的な教育が、職場環境の改善につながることがある。 この場合、教育の内容を、機能障害患者を特定するために利用されないようにする。 総合的に障害を認識する取り組みが最も望ましい。

詳細についてはJANが公表している職場環境整備の手順をご覧下さい。

JANはアメリカ労働省障害者雇用政策局提供サービスです。

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