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中国広州市で水道水フッ素化中止
[1965年開始〜1983年9月中止] 中止理由;飲料水フッ素化は弊害が多く、利益が少ない。 ○広州市の飲料水フッ素含有量(0.34ppm)が国家基準(0.5〜1.0ppm) に比べて低いが、人体の毎日の環境(水、空気、食物)中からの総フッ素 摂取量が比較的高い(児童2.728mg、成人3.686mg)ので、1970年WHOが 提出した1日の総フッ素摂取量は2.0mgが適当であるという規定をすでに超 過している。広州市の飲料水フッ素添加後、“フッ素過剰”の証拠を出現さ せた。つまり、小中学生の斑状歯率が明らかに増加(52.99%)し、軽度斑状 歯の流行を形成した。呉子実民は1979年に,更に20名の重度斑状歯に罹患し た生徒の中で 8名が軽度の骨フッ素症を併発していることを発見した。しか し、児童の平均ウ蝕率はなお42.23%で、フッ素化前の63.82%に比べて、顕著 な減沙はない。なおかつ経済上における多大な損失を受けることになった。 統計によると、フッ素添加18年間に合計で金約 132万元を使っている。 故に彼らは飲料水フッ素添加が弊害が多く利益の少ないもので、即刻フッ素 添加を停止すべきであると認めたのである。市政当局の研究を経て、飲料水 フッ素添加停止を決定した。 (広州市副市長 陳緒緒、フッ素研究、第5号、1984)
中国広州市フッ素化8年後の児童・生徒のう歯と斑状菌罹患率(7〜17歳の小・中学生)
例数
虫歯罹患率
(%)
平均虫歯罹患率
(%)
斑状歯
率(%)
斑状歯
平均値率(%)
虫歯及び
斑状歯罹患率(%)
飲料水の
フッ素含有量(ppm)
38223
25.05〜51.90
42.23
24.60〜74.50
52.99
_
冬0.6〜0.8
夏0.8〜1.0
1138
_
35.59
_
24.60
28.93
(中山医学院教授・広州市副市長、陳安良、フッ素研究、第4号、1983年)
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