乳児突然死撲滅キャンペーン

―かけがえのない我が子を守るために―

乳幼児の救命救急講習会

講演と実技指導のご案内

 


 10カ月の男児は保育者がおやつに食べていた栗(この栗は子供のおやつとして出されたのでなく、保育者のおやつとして出されたものである)を床から拾って口に入れ、もぐもぐ食べていたが、急にむせミルクとともにもどした。男児の口の中にはまだものが詰まっていたので、保育者(1年前に救命講習会受講者)は背中を叩き、残っていたものを取り出した。しかし、男児の呼吸の状態は改善しないため、119通報した。慌てた声で、2歳の男の子が“釘“を飲みこみ、呼吸がおかしいので、救急車お願いしますとの内容であった。救急隊は通報5分後に現場に到着したが、保育者は救急隊到着までの5分間を待つことができずに、近所の開業医に患児を連れていった。 …(中略)…

 一般に、救急車のサイレンが聞こえると、一刻も早く病院に連れて行きたい余りに、それまで続けていた大切な救命手当てを止め、救急車の側に患児を抱いて走ってくる方が多い。これも救急車の側にいくまでのほんのわずかな時間ではあるが、この時間でさえかけがえのない子供の命を救命するには無駄な時間となる。救急隊に1秒たりとも“救命の鎖”を切らずに引き継いでもらうためには、救急隊が患児の側に来るまでは絶対に必要な手当てはやめないでもらいたい。

(保育情報 265号、26-9, 1999「窒息例を通して、いざという時の保育園での対応を考えよう」から

 

主  催 乳児突然死撲滅キャンペーン実行委員会

後 援  小樽市医師会

と き  平成11年5月28日 金曜日 18時30分〜21時

  小樽市富岡1−15−5 小樽市医師会館 4階講堂

  無  料

講  師 円山啓司(市立秋田総合病院中央診療部 手術室長 医学博士)

     中村徳子(広島市 託児ママ・マミーサービス)

 

 当日は乳幼児の応急手当(心肺蘇生法)の実技指導がございます。スカート以外の動きやすい服装でお越し下さい。

乳児心肺蘇生法講習会

かけがえのない乳幼児の命をまもるために

(990529、北見)

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講演内容  かけがえのない乳幼児の命をまもるために
講習会内容 いざという時役立つ「乳児心肺蘇生法」について

日時:1999年5月29日(土)、PM 6:30〜(受付 6:00〜)
会場:北見市民会館小ホール(保育室あります)
主催・・・・北見市立保育連合PTA
      北見市職労保育園支部
      北見季節保育所保母の会
後援・・・・北見地区消防組合

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