■シンポジウム２．中国四国地方のプレホスピタルケアの現状 （メディカルコントロールも含めて）

〔全般〕
　救急医療体制　　　　　　　　　１０
　救急業務の現況、問題点　　　　１０
　病院群輪番制　　　　　　　　　　７
　地域保健医療計画　　　　　　　　４
　医療協議会について　　　　　　　３
　僻地医療体制　　　　　　　　　　３
　協議会委員、顧問　　　　　　　　２
　業務を円滑にするための連絡　　　２
　救命救急センターの設置
　二次救急医療体制の改正案

〔ＭＣ〕
　メディカルコントロール体制　　　６
　病院前救護体制　　　　　　　　　２
　救急業務高度化の推移
　特定行為の指示体制について
　救命士制度運用の諸問題

〔搬送〕
　現場への医師派遣　　　　　　　　２
　救急防災ヘリの活用　　　　　　　２
　ドクターヘリ運用
　救急(転院)搬送について

〔教育研修〕
　救急隊員生涯教育　　　　　　　　５
　救急救命士病院研修　　　　　　　３
　救急医療業務関係者研修会

〔科目〕
　小児救急医療の問題　　　　　　　６
　精神科救急　　　　　　　　　　　４
　眼科耳鼻科救急当番制の早期確立　２
　休日夜間の医療体制

〔防災〕
　健康危機に伴う連絡体制について　３
　生物兵器対策　　　　　　　　　　２
　活断層に関連しての地震防災対策
　災害医療体制の確保
　広域災害医療救護体制
　集団事故対応マニュアル
　災害時緊急情報システム
　自動車専用道の事故対策
　トリアージタッグについて

〔心肺蘇生法〕
　心肺蘇生法改正に伴う統一　　　　４
　心肺停止症例などの報告　　　　　３
　特別救命講習会の開催
　バイスタンダーＣＰＲの普及
　ガイドライン２０００

〔予防〕
　感染事故対策　　　　　　　　　　４
　Prehospital Trauma Care Japan

• 見学がほとんどであり希望している研修とは開きがある、手技実習を増やして欲しい
• ラリンゲアルマスク等の気道確保器具は院内での使用実績が少なく病院実習では技術習得が困難である
• 患者さんに接し観察などを行う目的で、病棟での実習、救急外来の実習を希望する
• 気管内挿管の充実

〔人員不足〕

• 病院実習により職場の救命士が不足するので充分な病院実習に派遣出来ない
• 消防署の代替要員の確保が難しいので病院実習実施は勤務体制確保上に支障がある
• 生涯教育、再教育としての病院実習の期間をもう少し長くしたいが、困難である
• 国が示す２年間で１２８時間は派遣側、受入側ともに困難である

〔実習病院の不足〕

• 実習可能な病院の選定に苦慮している
• 三次医療機関での病院実習を希望する
• 地域に三次病院がないので救急救命士の望む研修が出来ていない
• 実習病院の受け入れは限界状態で救命士全員に実習を行うのは困難
• 救急ワークステーションなどの検討も必要

〔内容の充実〕

• 救命センターでの実習と麻酔科の手術室実習は大変有意義であった
• 就業前病院実習が養成課程中の内容と同じであり代わり映えがしない
• 病院実習の不足を補うため医師参加で症例検討会を実施している
• 病院実習により医療従事者としての意識付けが行われることが重要である
• 病院実習の統一的なカリキュラムなどが必要である
• 地域医療圏によって実習のレベルの格差がある
• 隊員の習熟度にも差が出ている

〔希望〕

• 顔の見える関係をつくるために指示病院すべてで実施されることが望ましい
• 制度化により三次医療機関での実習の義務化を望む
• 症例検討などが設定されていない、カンファレンスなどへの出席を希望する
• 習得したい技術・知識から考慮して、複数の病院を選択するなどして、カリキュラムを個別に組めることが必要