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研究支援実施計画(2024年度)

① 総括支援活動詳しくはこちら

支援の利用促進・情報共有のため、支援説明会・シンポジウムを開催するとともに、主要学会でブース出展を行う。ホームページによる広報・情報発信、ワンストップ窓口を通じ、サービスの向上を図る。若手支援技術講習会を開催し、解析技術の知識習得、若手研究者間の学術交流・ネットワーク形成を促進する。成果発表会を開催し、生命科学研究者の横断的交流を促進するとともに、支援活動の成果と課題を把握する。

② モデル動物作製支援詳しくはこちら

研究者の個別ニーズに応じて、カスタマイズされた遺伝子改変マウスおよびラットを、最先端の相同組換えやゲノム編集技術や独自リソースを用いて作製し、提供する。さらに作業最適化を推進し、迅速かつ効率的な支援を行う。また、内在性遺伝子の改変やマーカー等の外因性遺伝子発現を行うウイルスベクターを作成し、提供する。作製された遺伝子改変動物は、公的リソースセンターに寄託することにより、国内の動物実験基盤の充実に貢献する。

③ 病理形態解析支援詳しくはこちら

がんや発生異常、神経系異常、炎症性疾患、自己免疫疾患がマウスやラットなどの個体に示す異常を、ヘマトキシリン・エオジン染色や免疫組織染色など主として光学顕微鏡を用いた解析技術を駆使して支援活動を行う。画像のデジタル化や定量化も行い、論文が受理されるまでサポートを行う。

④ 生理機能解析支援詳しくはこちら

動物モデルにおける病態・生理学的基盤の解明を支援する。行動学的解析支援では遺伝子改変マウスの行動異常等の解析を支援する。薬理学的解析支援では、規制薬物や治療薬の効果に関する行動薬理学的解析および臨床・ゲノムデータ等に基づく疾患解析を支援する。光技術による操作解析支援では、光遺伝学解析を支援する。多機能集積化電極等による多次元生理機能解析支援では、多機能電極及び多次元生理機能計測技術を駆使し組織深部の生理機能解析を支援する。

⑤ 分子プロファイリング支援詳しくはこちら

化合物評価支援では、経験豊富な種々の生理活性プロファイリング系を準備し、研究者の要望に応じて機能未知の化合物の作用点を予測するとともに、個体(マウス・ゼブラフィッシュ)レベルの解析を行う。分子探索支援では、化合物の標的タンパク質同定、化合物ライブラリーの配付、非コードRNAの標的遺伝子、機能ゲノミクス、分子間相互作用、生物統計解析など、幅広い支援を実施する。
モデル動物を用いた生命科学研究は、培養細胞を使用した研究で得られた成果や原理が高度に組織化された個体においても妥当であるか、あるいは遺伝子改変動物においてどのような行動発現を示すかなどを検証する上で極めて重要である。秀でた研究成果を挙げるためには、的確かつ迅速な遺伝子改変技術と胚操作技術を使ったモデル動物作製と、出来上がったモデルの表現型を高水準な技術で解析することが望まれる。本支援活動では、遺伝子改変動物を初めとする先進的なモデル動物を作製し、その病理形態解析や生理機能解析を支援するものである。さらに、先進的な分子プロファイリングを利用して、個体レベルと細胞レベルの研究を繋ぐ支援を行うことを目的とする。

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