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KODAMA'S (NEW) WORLD

安楽椅子の哲学者 (あんらくいすのてつがくしゃ armchair philosopher)

フィールドワークなどの調査研究をせず、 文献研究しかしない哲学研究者を指して言われる非難の言葉。 (実証研究をする種類の)社会学、文化人類学などの社会科学研究者や、 医療や行政や教育などの現場にかかわる人々に 「哲学者は怠惰だ」「哲学者は現場を知らない」と非難され、 しばしばこう呼ばれる。

それに対して、一部の哲学研究者は恥じ入って 実証研究の必要がない論理学などの領域に引き込もるようになるが、 別の一部はそのような批判には動じず、 「いやあ、実際にはね、安楽椅子に座って研究していることなんか少なくてね、 だいたいは安楽椅子に座ってイビキをかいて寝てるんだよ」 と真顔で答えてさらに顰蹙を買う。

---哲学・倫理学用語集より


昨日 / 明日 / 2016年11月 / 最新 / はてな

この日の出来事


27/Nov/2016 (Sunday)

水族館、某委員会など

夕方

少し遅めに起床。シリアル、朝刊。雨。

午前中、娘と某水族館。バスと地下鉄を使って行ったが、 ずいぶん時間がかかったので次回は交通手段を考えよう。 水族館は雨のせいかよく混んでいた。

お昼すぎに京都駅に戻ってきて、某妻と合流し、 某所の喫茶店で昼食。

その後、某所で某学会委員会。初参加。

夜中

某委員会終了後、京都駅周辺で有志の飲み会。歓談。

MacBook Proを愛でている。


27/Nov/2013 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

娘が体調不良、『サルトルとボーヴォワール』など

少し早めに起床。髭剃り、朝食、朝刊。娘を保育園に送ってから大学へ。今日 は月曜の振替日。

午前中は雑用。午後の授業の準備をし始めたところで、娘の調子が悪いとの電 話。仕方なく休講にして娘を迎えに行き、病院に連れていく。

お昼は自宅で食べ、娘を寝かしつける。それから夕方まで娘の世話。

夜、某妻が帰宅したので少し雑用。それから夕食。娘は今ひとつ元気がなく、 早めに寝た。

夜中、食器を洗って風呂に入る。それから『サルトルとボーヴォワール』を見 る。感想はここ


27/Nov/2012 (Tuesday/mardi/Dienstag)

低調な一日

少し遅めに起床。娘とFaceTimeしながら朝食、朝刊。シャワー。

午前中は研究室で新聞を読んだり雑用したりしてゆっくり過ごす。京大新聞が 2500号だそうだ。ちょっと内省。某名誉教授にいただいた山本信の本も少し読 む。

お昼すぎに遅めの昼食。その後、某翻訳作業など。

夕方、某先生といくつか打ち合わせなど。公費カードを入手。

夜、散歩がてら週アスを買いに出掛けて、ついでに購買部で食料品も調達。そ れからまた雑用。遅めに中央食堂で夕食をとってから帰宅。バスの中で合理性 について考える。

夜中、シングルマザーズを見て、それから週アス。今日は一日低調だったが、 たまにはいいだろう。また夜更かししているので、さっさと寝なければ。


27/Nov/2011 (Sunday/dimanche/Sonntag)

京都衣笠で研究会

早朝に起床。髭剃り。シリアル。

地下鉄で東京駅に移動し、新幹線で京都へ。お昼前に衣笠に到着。京都は観光 客で一杯だった。

それから昼下がりまで研究会。QALYについて。もっと勉強しないとまずい。

昼下がり、タクシーで京都駅前に移動し、居酒屋で昼食。ビール。

夕方、お土産を買ってからしばらく時間をつぶし、再び新幹線へ。よく寝る。 満員で途中から少し気分が悪くなる。

夜、無事に帰宅して夕食。娘を風呂に入れたらさっさと寝よう。今週末はあっ と言う間に終わってしまった。


27/Nov/2010 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中

朝、ゴミを出してから二度寝。最近カラスがゴミを狙っているようだ。

朝遅くに起き、シリアル、昨日の新聞。

お昼ごろにシャワー。某大学に出かけていた某妻が戻ってきて、 「昼食も作っていないで何をしてるのよ」と怒られる。急いでパスタを茹でる。

夕方まで某申請書類の作成。そのあと、某妻と一緒に近くの病院に行き、 インフルエンザの予防接種を受ける。文京区の補助が入っているが、 それでも一人3600円。高い。来年こそは大学で受けよう。

いったん自宅に戻り、ソファで少し寝る。それから後楽園に行き、 某母親と三人で某ホテルのバイキングで夕食。土曜日で満員で、 みなギラギラと食欲を漲らせて食べものが載っているテーブルの 周りを囲んでいたため、それに当てられて少し気分が萎える。 それでもお腹一杯食べて満足して帰宅。

夜中、今日の新聞。カーネギーの善行基金(Hero's Fund)というのを 初めて知った。おもしろいな。そのあと少し読書。

映画を観たら寝よう。


27/Nov/2009 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中

朝、ゴミを出してそのまま起床。シャワー、朝食。

朝食のときに某妻博士と話しているときに、オスカー・ワイルドの「幸福な王子」 の話を思い出し、ネットで調べて読む。あまりに良い話なので少し涙する。 が、次の瞬間、引き戸に左の親指を挟んでしまい、死ぬほど痛い思いをする。 見ると親指の爪のあたりから血がにじみ出ており、一気に不幸になる。しくしく。

定時出勤(少し遅刻)。午前中は雑用。

お昼、某氏らと代理出産について臨時の相談。

お昼すぎから夕方まで、雑用。少し寝袋。

夜、某講義の手伝い。今回で前半戦は無事に終了。来週から後半戦。

講義終了後、真っ直ぐ帰宅し、夕食。

夜中、新聞を読んでからソファで寝る。

真夜中、二階の勉強部屋で功利主義アワー。まだまだ勉強不足。


27/Nov/2008 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

定時起床(少し遅目)。眠い。ゴミ出し、シャワー、朝食。

もうそろそろ年末のことも考えないと。

真夜中

朝、定時出勤(少し遅刻)。午前中は某パンフ関連の仕事の続き。 お昼に某先生と相談して、ひとまず終了。

お昼すぎから、某ランチョン・セミナーに参加。 そのあとも、夕方まで学会報告を控えた某院生の指導。

夕方、12月の予定表を作る作業など。 その後、疲れてしばらく新聞を読む。

夜、某氏とジムで筋トレ。某氏からミカンをいただいて、帰宅。

夕食後、夕刊。某氏に電話したあと、ソファで死んだように寝る。

夜中、食器を洗ってから二階の勉強部屋で、 某院生から送られてきた報告原稿の修正。 今日も一日が終わってしまった。

メモ。 敬語で「行く」を「行かれる」、「食べる」を「お食べになる」とつい言ってしまうが、 両方とも関西弁なのかな。「どちらに行かれるんですか」とか。 ちゃんと「いらっしゃる」、「召し上がる」と言えるようになろう。 (某妻によれば、学会で「〜先生おられますか」という発言をする人は、 たいてい関西人らしい。)


27/Nov/2007 (Tuesday/mardi/Dienstag)

なんとか起きる。よく寝たせいか、いろいろ夢を見ていたようで、 右腕が切断された夢を見た。くっつけたら動いていたけど。

シャワー、朝食、アイロン。喫茶店に寄らずに大学へ。 ここしばらく少し寒さが和らいでいるが、もうすぐ12月なんだよな。

日経平均、昨日は少し盛り返したと思ったら、今日はまた反落。たいへんだ。

お昼前

朝刊。朝日の科学部創設50周年シンポジウムの記事など。 科学技術を国がどう振興すべきかというのはおもしろい問題だよな。

真夜中

今日のこと。午前中は雑用。お昼は某ランチョン・セミナー。某院生が発表。

お昼すぎから某相談。某新聞社から電話あり。

昼下がり、某院生と少し相談。 それから某ミーティング、某院生の発表。 ほとんど休憩するヒマなし。

日が暮れてから某研究会。さすがに眠い。

夜、帰宅してからメールなど。後から帰ってきた某妻と夕食。 その後モンティパイソンを少し見て、ビデオプレーヤーのHDの整理など。

非常勤の準備をせねば。

真夜中2

「まいにち、まいにち、ぼくらは黒板の、前に出されて、いやになっちゃうよ」 と口ずさみながら、非常勤の準備。たいへん。


27/Nov/2006 (Monday/lundi/Montag)

少し寝坊。

BBCラジオから。 Nativity Storyという、イエスの誕生を描いた映画のプレミアがバチカンで 行なわれるそうなのだが、映画でマリアを演じたニュージーランド 出身の16才の女性が出席できない、なぜなら彼女は現在、19才の彼氏の子どもを 孕んでいるから、だそうだ。バチカンでは眉をひそめる人もいるが、 基本的には「彼女は上手に演技することが求められていたのであって、 聖人であることが求められていたのではない」というのが公式の見解のようだ。 この女性は狙って妊娠したんだろうか。

真夜中

定時出勤(少し遅刻)。午前中は雑用。昼食はお昼すぎに某海鮮丼屋で。 夕方、某氏が来たので某面接対策の相談に乗る。 夜は某政治哲学勉強会。グッディンのリベラル・マルチカルチュラリズム論。 マクファーソンの防御的民主主義と発展的民主主義の区別を用いて マルチカルチュラリズムを二分するというもの。 今一つその意図がわからなかった。もっと勉強せねば。

そのあと飲み会。二次会まで。焼酎で酔っぱらう。日付が変わるころに帰宅。 さっさと寝るべし。

今日のニュース


27/Nov/2005 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中

お昼前に起きて、研究室に行き、発表の準備。 発表前に緊張するとストレスでお腹の調子が 悪くなることが経験的にわかっているのだが、 今回も調子が悪くなったので、相当緊張していたのだろう。

そのせいで(準備がぎりぎりまでかかったせいでもあるが)研究会に遅れてしまい、 顰蹙を買う。他の発表者の方にも失礼なので、 次回からは遅刻しないように気をつけよう。

発表(というか、コメント)はそれなり。いろいろと勉強になる。

他の発表もおもしろく聞かせてもらう。 某氏の発表を聞いていて、 若手倫理学研究者は研究者としての反抗期あるいは自立の時期を 迎えているんだとつくづく感じた。 結局、先達を一度否定しないことには、先には進めないのかもしれない。

夜、飲み会に参加する。ビールをジョッキで一杯だけにして、 あとはウーロン茶を飲む。prudence。適当に楽しむ。

それから研究室へ。少し仕事をしないとまずいので。

真夜中2

仕事を二つ終わらせる。 あとは水曜の授業の準備だ。

真夜中3

帰宅。ニュースも新聞もたまっているが、見る時間がない…。

昨日のニュース


27/Nov/2004 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中 (午前)

というわけで、鳥取へ。 昨日の夕方に羽田から飛行機に乗って(機内では爆睡)、 夜に鳥取に着く。 偶然某先輩と同じ飛行機に乗っていたことがわかり、 鳥取駅前の居酒屋で夕食をご一緒する。ビール一杯。

戻ってきてから勉強するはずが、あっという間にこんな時間。 朝が早いので、もう寝ないとやばい。 ホテルはネットがつながっていて助かる。 ネットがない方が、勉強しそうな気もするが…。

真夜中

帰宅。朝、某先輩に会ったので、一緒にタクシーで某鳥取環境大学へ。 一応実行委員なので朝一で行ったが、 あとは普通に講演やワークショップを聞きながら寝ていた。 エンハンスメントのワークショップだけまじめに聞く。

懇親会ではいろいろな人と雑談。ビールコップ一杯、日本酒お猪口3杯。 そのあと、某名誉教授の豪邸に場所を移し、 さらに某氏らと雑談。日本酒お猪口3杯、赤ワインお猪口1杯。

タクシーで鳥取駅に戻ってきて、ホテルへ。眠い。

今日やること


27/Nov/2003 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中 (午前)

本を読んだり、ぼーっとしたりしていると、 あっという間に次の日になってしまう。 もう寝よう。

なんとか起きる。朝食。もう行かねば。

お昼すぎ

大学。午前中は雑用でつぶれる。 コンピュータがうまく動かずイライラする。遅くてかなわん。 `A little patience and all will be over.'というのは、 メアリ・ウォルストンクラフトが母親から学んだ教訓だそうだ。 忍耐、忍耐。

そういえば、横浜からダンボールが届いた。

夜中

帰宅。

夕方から某ミーティング。 夜、某氏と台湾料理を食べながら終末期医療の話など。

なんとか帰ってきて『白い巨塔』を見る。

財前助教授「オレは自分のために生きる。だれだってそうじゃないのか」

真夜中

以前、某氏にPhilosophy Radioというのを教えてもらったが、 スタンフォードの Philosophy Talkという ラジオ番組も始まるようだ。情報感謝。 先日メタ倫理の文献目録のサイトを教えてくれた方にも感謝。


27/Nov/2002 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

真夜中 (午前)

ゲームしたり、気分転換に勉強したり。あれ、逆か。

真夜中2 (午前)

カントを英語で読む。

昨夜からKlezがどうのこうのというメールがやたらに来る。 感染したかな? いや、unixを使ってるんだからそんなわけはないか。

夜明け前

生命倫理のレポートの添削。オレのコメントの字が汚なくて死にたくなる。 ワープロで書いて打ち出した方がよかったかも。

起きる。大学に行かねば。

夕方

某バイト氏に手伝ってもらい、某データベースの作成を行なう。

中央食堂でお昼。左どなりにいた中国人の女性二人に地名を尋ねられる。 左京区、右京区、下京区、洛北、洛西、山科などは大丈夫だったが、 西京区は「さいぎょうく」と教えてしまった気がする…。

右どなりにいた若い茶髪の三人組は「彼女と二人でいるときに彼女の携帯に 男から電話がかかってきたときに、腹が立つかどうか」をめぐって論争していた。 一人は「友達やったらいいんちゃう」。もう一人は 「気があるから電話してくるんやろ。そうじゃなかったらメールで済ませるって」。 三人目は、「オレは気のある女にしか電話せえへん」。勉強になった。

うお、ついにイタリアのアンティノリ医師がクローン人間を作ったみたいだ。 (誕生は来年1月とのこと)

某ルネで新幹線の切符(ビジネス切符)を購入してから帰宅。 産経が新聞代の取立てにやってきたので払う。

ドリー・ザ・クローン羊を作ったイアン・ウィルムートは 「アンティノリはブタや霊長類のクローンを作ったと言っているが、 学会誌に発表していない。今回もまたはったりじゃないかと思う」 と言っているそうだ。

カナダの女性報道官が新聞記者に「ブッシュはmoronだ」と言ったのを、 そばにいた他の新聞記者が報道し、大問題になった件で、 彼女は自発的に辞職したそうだ。 はじめカナダのクレティエン首相は「ブッシュは友人であり、 moronじゃない(He's a friend, not a moron.)」と言って彼女を擁護していたが (しかし、友人かつmoronというケースもありえると思うが…)、 結局圧力に負けたようだ。新聞記者の倫理も問題になっているようで、 「こんなオフレコの内容を報道されたら政治家は新聞記者には何も話さなくなる」 とカナダで議論になっているらしい。

ところでmoronは産経では 「うすのろ」と訳されているが、「知恵おくれ」という感じが近いと思う。 「精薄」とか。いや、 あまりこういう言葉を使うとポリティカルコレクトネスにひっかかってしまうが。

ぜひブッシュに`I ain't a moron.'というスピーチをしてもらいたいものだ。

机に向かっている時間…11.5hr
今日の勉強時間…8.0hr
マルクス係数…0


27/Nov/2001 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中 (午前)

『自由論』を読んだあと、しばらくうたた寝する。 時間がめちゃくちゃだ。

今日は某ルネに行くことと、某国民年金を二ヶ月分払うこと。

昨夜のニュースステーションを見て思ったこと。 都市に住む人間の勝手な言い分と非難されそうだが、 「均衡ある国土開発」と称して全国津々浦々に高速道路を作る(全長1万4000キロ) のはおかしい。

たしかに、どんな山奥でもJRが走っていて、郵便局とコンビニがあり、 しかも高速が走っていたら便利には違いない。 しかし、高速が走っていない田舎に住みたい人間や環境破壊についてはどうなるのか。 すべての山奥に住む人間が「ここにも高速が走ってくれないと、 基本的人権が保証されない」と考えているはずがない。 あらゆるところに「高速」道路が走っていて高速なアクセスが保証されるよりも、 都市と田舎で住み分けした方がよい。

ん、あんまり説得力がないな。もうちょっと勉強しよう。

そういえば、時間のあるうちに歯医者に行かなければ。

BBC Radio 2が試験的にWindows Media Player用のファイルも準備しだしたようだ。

早朝

翻訳の推敲をする。えらい。この調子で引き続きがんばれ。

まだ起きてる。

ヒトクローンと オサマビンラディンの関係についての記事。 すこし笑える。

お昼すぎ

しんどい。

法学部図書館に行くとちょうど昼休みがはじまってしまったので某中央生協で買物する。急須買う。 まだ時間があったので某ルネで本を見るが買わず。

法学部図書館に行く。ひさしぶり。法学の雑誌は月一冊発行されている。 しかも特集を組んでいる。なんて熱心なんだ。倫理学や哲学とは大違いではないか。 これは層の厚さの違いなのか、研究者一人一人の勤勉さの違いなのか、 はたまた「法学は浅薄だから論文なんて一月に二本でも三本でも書けるが、 哲学は高尚だから論文はがんばっても五年に一本しか書けない」 とかいうような理由によるのだろうか。 なんてことを考えながら雑誌を二冊借りて研究室でコピー。

昼下がり

買物をしてから下宿に戻る。今日はカレーの予定。

郵便局で国民年金を二ヶ月分払う。 3月まで二ヶ月分ずつ払わなければならない。 生きていくのはたいへんだ。

NTTから電話代の請求書も来る。 電話はほとんど使ってないのに基本料とADSL使用料(および工事料) だけで一万円近くする。 生きていくのはたいへんだ。

カレーを作る。10人分。ニンジンとタマネギを大量に投入。 食べてみるとすこし味が薄い。 水を入れすぎたのか、ルーが底にはりついているのか。

しんどいのでこれから少し寝る。 しかし、科研費の書類作成、 翻訳の推敲、新聞、生命倫理学読書会の準備、 星座の勉強などがあるので、 けっして朝まで寝てはいけない。


27/Nov/2000 (Monday/lundi/Montag)

『オースティン・パワーズ』

昨夜、 夕食を食べ終えたのでさて勉強しましょうかええそうしましょうと 一人ごちていたら、 某友人から寮に遊びに来ないかという誘いの電話が。

勉強をするprima facieな(一応の/相対的な)義務と、 友人とのつきあいを大事にするprima facieな義務を比較した結果、 どうも今回は友人を大切にした方がよさそうだったので:-)、 神から授かった自由意志を行使して、本を閉じ友人の住む寮を訪れた。

友人宅のキッチンで、テレビでやっていた『オースティン・パワーズ』を観る。 二度目だがおもしろい。B+。

帰りに同じ寮に住む他の友人から『イングリッシュ・ペイシェント』 のVCDを借りてしまう。なにかと誘惑が多い。

勉強勉強。やりますやってます。

ハートの勉強

4章を読む。 ベンタムとミルによる自然権の考察を検討した重要な章だが、 長いし悪文が多いので読むのが大変。

要するに、ハートによれば、 ベンタムが自然権による法や道徳の基礎づけを拒否したのは、 自然権を確定(同定)するための基準がない(criterionless) という理由からだ。

このベンタムの主張に対して、ハートは、 どうして功利主義をその基準としなかったのかと問う。 彼によればミルはまさにこの試みを行なっている。 ミルによれば、われわれがA(参政権、プライバシー、教育など) に対する道徳的権利を持つ(そして法的権利を要求することが正当化される)のは、
(1)Aが個人にとって欠かせないものである、
(2)Aの確保のために法律やその他の社会的制度による強制を行なったとしても、 個人がAを持つことは全体幸福を促進する
場合である。

しかし、(2)の条件がくせもので、 (1)(2)の条件がそろったときにはじめて「道徳的権利が存在する」と言えるとなると、 個人が道徳的権利を持つことを示すためには、 それによって全体幸福がつねに促進されることを示さないといけないわけで、 社会全体の幸福と個人の権利との衝突が重要な問題になっている 昨今の状況においては、 このような条件はそろうことはなく、 したがって道徳的権利は一つも存在しないということになってしまう。 他にもいくつか批判があるが、基本的にはハートはこう論じているようだ。

ハート自身は、ミルの(2)の条件を外して、(1)の条件をもとにした自然権の 確立を、「自然権は存在するか」という論文で行なっているようだ。

政治哲学入門: 二つの二元論

今日から先生が代わり、プラトンの『国家』についてしばらく話すようだ。 だいたい次のような話。

「まああれですなあ。その。どうもわれわれの法律とか道徳とかいうものは あんまり根拠がないのかもしれませんなあ」

「とうぜんです。しょせん人間のつくったものですからな。ノモスですノモス」

「はて。ノモスというのは野球選手の複数形でしたかなあ」

「いやいや、人為とか慣習という意味です。 ピュシスつまり自然の反対概念なわけで。 とすれば非自然なわけですからそれはもうアプリオリに悪いものなのです」

「はっはあ。ノモスは悪玉、ピュシスは善玉というわけですな」

「そうです。それどころか、われわれの社会の法律とか道徳というものはこれがまた、 社会の弱者が強者を抑圧するためにつくった装置であるからして、 強者がこれらのノモスを破るのは真の意味で正義であるわけです。 国際関係を見てごらんなさい。動物の世界を見てごらんなさい。 弱肉強食です。弱肉強食。これこそが真の正義です」

「ほっほお。要するにノモスは自然の正義を体現したものとは限らないから、 自己利益になる限りで従えばよいというわけですか。 これはいいことをききました」

「いや、それは間違えています」

「あ、これはこれはプラトンさん。ようこそいらっしゃいました」

「わたしの考えでは、たしかにノモスは正義を体現していないことがしばしばですが、 真の正義は自然に求めるわけにはいけません。われわれは動物とは違うのです」

「というと、不完全な正義としてのノモスと真の正義としてのピュシスという 分け方はよくないということですか」

「そのとおりです。わたしの考えでは、 個々の不完全な法制度と、 正義を体現した理想としての法制度を区別すべきなのです」

「はあはあ。しかしその理想としての法制度とは 自然な法制度のことではないのですか」

「いや、それでは『自然』という言葉をあいまいに使うことになります。 わたしは弱肉強食を唱えているわけではありません。 イデアとしての法制度(正義)です。 これこそが個々の法制度を批判するための尺度となるべきです」

「はあはあ。しかし、自然は存在しますが、 イデアというのはどこに存在するんですかな」

「『三角形の内角の和は二直角である』 というのは、個々の三角形が存在しなくても正しい主張です。 つまりこの文は、普遍的な三角形について語っているわけで、 この文が正しいなら、この普遍的な三角形はどこかに存在するはずなのです。 正義も同様です。われわれは正義についての完全な定義を探すべきなのです」

「ほほお。しかし、こないだ少し本を読んだのですが、 その文は分析判断とかいうやつではないのですかな。 ほれ、述語の部分は主語を分析したものであるとかいう…」

「残念ながらそんな話は聞いたことがないですね。 わたしプラトンが言うことはアプリオリに正しいのですから反論するのは やめなさい」

「しかし、たとえイデアが存在するにしても、 本当にそれを尺度にして現行の法制度や道徳を批判することができるんですかな」

「できます。わたしがこの目で見てきたところでは、 社会的な正義とは個人の正義、 つまり知性と勇気と欲求が調和した状態と類比的に語ることができ、 支配階級、防衛階級、商業階級が調和して社会を営んでいる状態なのです」

「しかし、それではあまりに抽象的すぎて…」

「反論はやめなさい。とにかくわたしを王に指名しなさい。 わたしがやればうまくいくんだから…」

携帯電話

こちらでも携帯電話が発生する電磁波が脳に影響を与えるかどうかが 問題になっているようだが、まだ明確なことはわからない、 というのが現状のようだ。

英国では現在ほぼ二人に一人が携帯を持っているとのこと。

CD as Primary Goods

ついアマゾンに注文してしまった。アマゾン恐るべし。

上のキャロルキングの二枚組のCDは日本にもあるが、安かったので再度購入。 これらのCDがPrimary goodsであることを確認。 バディホリーとキャロルキングを聴かないと生きていけない。


11/27/99 (Saturday/samedi/Sonnabend)

夕方

昨夜は某所で焼きそばその他を食べたあと、 下宿に戻って早々に寝た。また半日寝てしまう。 勉強するつもりだったのに。ばかばかばか。

お昼すぎに起きて大学へ。某所でチーズカレー。

大学に来て各所にメイル。二時間ぐらいメイルを書いていた。 ばかばかばか。


ようやくIELTSの勉強を再開。リーディング30/43。むずかしい。 センター試験やTOEFLなんかと比べると選択肢がかなり微妙で、 「どっちでもいいじゃないか」と思って選ぶと間違えることが多い。 選択肢にも問題があるような気がするが、 文句を言っても仕方がないので、 微妙な違いを見分ける眼力を身につけるべし。


ちなみに、本を買ったり借りたさいに、

のようにいちいち書いているのには、いくつか目的があって、 (1)買った本、借りた本の記録のため、 (2)あとで簡単に引用できるようにするため、 の他に、 (3)あとでデータベース化する可能性を考えて、 というのもある。

データベース化する可能性があるのか、 ということはさて置いといて、 データベース化が容易にできるように、 フィールドの間に読点などを忘れずに入れるようにしている。 ただ、翻訳書の場合に訳者名も書くと普段よりもフィールドが一つ増えるので、 データベースを作るときにそれが問題になる気がする。 ま、たぶんなんとかなるだろう。


あああ。ライティングの練習もスピーキングの練習もしないと。 ライティングのポイントは、

などなどらしい。当たりまえなんだけどこれが難しい。がんばれ。


日本語にしろ英語にしろ、もっと文章修行を積まないとなあ。 どうしたらいいんだろう。


某所でさんま焼定食。ビッグコミックオリジナルを2週間分。

総理府の世論調査によると、死刑に賛成する人が79%で、 5年前の調査から5.5%上がったらしい。 もっとも、この世論調査は、死刑廃止論者たちに言わせると、 質問の仕方にバイアスがかかっているそうな。 今回そのあたりは改善されたんだろうか。 そのうちまた調べてみよう。


真夜中

リーディングをもう一回分やってみた。32/40。 やはりどちらでもよさそうな選択肢にひっかかってしまう。 むずかしい。

リスニングとスピーキングもやらねば。


11/27/98 (Friday/vendredi/Freitag)

昨夜、倫理学入門読書会(「方法と道徳理論」その2)の終わり際に、 火災警報が鳴る。 火災はなかったようだが、 いつまで経ってもくそやかましい警報が鳴り止まないので、 仕方なく読書会は中断。くそ。 詳細は某日記を参照。

それから某定食屋で某君と二人で某定食を食べて、 某哲学者の話をしたり、某進路の話を聞いたり。

夜、下宿に戻ってから、深夜まで科哲の勉強。

寝る前に、少し修論を更新する。

今日はお昼前に起きて、必死に科哲の勉強。 途中、洗濯をし、 冷蔵庫に残っていたかぼちゃを煮て食べる。 豆腐も食べる。

夕方、某E研で急いでテキストを整形し、 なんとか無事にレポート提出。

安堵。脱力。解脱。わ。解脱してしまった。

それから土産ものの阿闍梨餅を買いに行き、 ついでに喫茶店で休憩。 ホット・オーレ。チャンピオン。プレイボーイ。

解脱したまま、再び某E研へ。


ベンタム読書会。


11/27/97(Thursday/jeudi/Donnerstag)

・真夜中・

・あああ、非常に眠いです。やることはたくさんありますが、も下宿に戻りま す。また明日早めに来ます。


・お昼前・

・あああ、ごめんなさいごめんなさいっ。寝坊しました。いや、悪気はちっと もないんです。ここ、心の弱さが…。

・え? そんなこと書いていないで、さっさと仕事をしなさいって? はい、その 通りです。ではしばし消えます。


・昼下がり・

・やっと倫理学入門書の予習が一段落付いたので、これからお昼ごはん。やは り銭湯にも行くべきだろう。ひげもそるべし。(わきをぐっとしめて、そるべ しっ、そるべしっ)


・夜・

・ううう。読書会の前に銭湯に行く時間がなくなってしまった。夕ごはん食べ てから行くか…(しかし、さきほど某所でたらふくオムライスを食べてしまっ たので、とても皆と夕食に行く気はしない)。

・ひげだけそるべしっ、そるべしっ。


11/27/96

朝。雨。自転車通学しているせいで、雨は非常に困る。かばんは濡れるし、ジー パンも濡れる。勢いよく水たまりに突入すると靴まで濡れて一日中気持ち悪い。 しかも傘を片手に持ちながらの運転なので、ブレーキが片方しかかけられず、 非常に危ない。壁に衝突する。狭い道に入ると傘がどこかにぶつかって折れる。 ウォークマンのリモコンも濡れて動かなくなる。さらにタイヤがわけもなくパ ンクする。最低である。

ところで、そろそろ卒論を書き始めないとやばいのではないか、という気がし ないでもない。「10日で書ける」と一部の人に豪語してしまったが、ほんとに 10日で書けるのだろうか。

なにはともあれ、書き出しで3日はかかるに違いない。とにかく読む人の度肝 を抜く書き出しでなくてはならない、という強迫観念に取り憑かれているから だ。

まず、筒井康隆のように、いきなり「したがって」と接続詞から始めるという 手もあるが、これは二番煎じでつまらない。次にいきなり句点(。)から始める という手もあるが、これは冗談とは見なされまい。某氏あたりに「間違ってる よ」と真剣に突っ込まれるのが関の山であろう。

こうやって他愛もないことを考えているうちに1月になるのであろうか。


昼。ベンタム読書会の準備。はかどりません。どうしよっ。とりあえずめしで も食ってくるか。


昼過ぎ。確かに『マスターキートン』は面白い。浦沢直樹の他の作品では『パ イナップルアーミー』を高校のときに読み、『YAWARA!』を去年か今年の初め かに全巻読んだ。そんなことはどうでもよろしい。勉強しなさい。


夕方前。雨は上がったようだ。板井さんがいらっしゃる。実践哲学研究の仕事 をする様子。巻き込まれたくないが、不可避的に参加させられるのではなかろ うか。鈴木さん、奥野さん、小林さんもいらっしゃる。藤野さんもいらっしゃ る。もちろん吉村さんもおられる。もうどんちゃん騒ぎである。あはは。

こき使われたなどとは、口が裂けても言えない。言えません。

再び南部さんがいらっしゃる。加藤先生が明日まで戻られないので残念そうに お帰りになる。メールアドレスはy-nambu@jsn.justnet.or.jpらしい。


夜。すかいらーくなるところでみなさんと晩餐。戻ると白水さんがいらっしゃっ ている。ぼくはもう帰るか。今日はずえんずえん勉強がはかどらなかった。情 けない。今の心境は、一日中なにしてたんだいったいおれはあああああくそく そくそっ、という感じである。そっそもそもライオンズのバカが、...いや、 言うまい。


Satoshi KODAMA
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