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(掲載:11.9.5)
子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業について
古賀伸子 (横浜市西福祉保健センター)
予防接種は私たちの健康な暮らしに必要不可欠です。
定期予防接種はDPT,ポリオ、麻しん、風疹、日本脳炎、BCG、インフルエンザですが、ワクチンで防ぐことのできる疾患には、おたふくかぜ、水痘、A型肝炎、B型肝炎、ヒトパピローマウイルス(HPV)、インフルエンザ菌b型(Hib)、肺炎球菌などがあり任意の予防接種となっています。
平成22年10月厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会において、「HPVなどのワクチンについては、適宜予防接種法における定期接種に位置づけることを想定した対応を検討すべきである」との意見書が出され、HPVワクチン、Hibワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンの公費助成が決定され、各市町村はワクチン接種緊急促進事業として、平成24年3月末までの任意接種にとりくんでいます。
4月以降の公費助成の継続については9月1日現在まだ決まっていません。
9月15日(木)から、子宮頸がんワクチンとして、従来の「サーバリックス」に加え、「ガーダシル」が公費助成の対象になります。3回とも同一のワクチンを接種します。
公費助成を活かして対象者には積極的にHPV,Hib,PCVの接種をお勧めしたいものです。
なお、接種対象、費用などは市町村によって異なります。HP等を参考にしてください。
参考資料:厚生労働省 ワクチン接種緊急促進事業について
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/index.html