会長挨拶

第35回日本意識障害学会 会長
守谷 俊
自治医科大学附属さいたま医療センター 救急科 教授

第35回日本意識障害学会 会長 守谷 俊(自治医科大学附属さいたま医療センター 救急科 教授)

この度、第35回日本意識障害学会の会長を拝命しました。会期は2027年8月6日(金)から7日(土)、会場は埼玉会館となります。テーマは「目覚めを支える医療の未来」といたしました。

日本意識障害学会は、意識障害患者の治療・研究の発展を目的として、1991年に発足いたしました。脳神経外科領域における急性期治療の進歩の一方で、重い後遺症を抱えて生活される患者さんが多く存在し、いわゆる植物状態と呼ばれる患者さんを含む意識障害の診療・支援に対して、医療者が責任をもって向き合う必要があります。また、重度の意識障害から意識を回復された事例も少なからず経験されており、研究と治療の継続的な発展が強く求められています。

本学会では、医師・研究者のみならず、看護師、リハビリテーションスタッフ、薬剤師等のメディカルスタッフも参加し、意識障害の診療、看護、リハビリテーション、在宅支援、家族支援等について多職種で検討を重ねてまいりました。専門職に限らず、市民や家族会の方々にとっても関心の高いテーマであり、患者さんとご家族の生活に深く関わる公共性の高い催しです。

意識障害は、患者さんご本人だけでなく、ご家族の生活にも長期にわたり大きな影響を及ぼします。日々臨床の最前線で患者さんに向き合う医師及び医療従事者、基礎研究に取り組む研究者が一堂に会し、近未来の診療・研究の方向性を共有することは、医療、及び福祉の向上にも資するものと考えております。皆様のご参加を心よりお待ちいたしております。