日本家庭医療学会マーク 日本家庭医療学会
HOME学術集会・教育集会学会認定研修プログラムの認定について学会について会誌『家庭医療』会報会員ページ関連リンク
日本家庭医療学会について
HOME日本家庭医療学会について議事録 > 総会記録(平成19年6月23日)

日本家庭医療学会 議事録

日本家庭医療学会 総会記録(平成19年6月23日)
議事録を見る
日時 : 平成19年6月23日(土) 午後5時15分〜5時50分
場所 : 損保会館 第1会場(大会議室)
東京都千代田区神田淡路町2丁目9
出席者 : 541名(うち委任状出席者 431名)

【議案】
  1. 代表理事挨拶
  2. 議長選出
  3. 平成18年度事業・決算報告
  4. 同年度監査報告
  5. 常設委員会報告
  6. ワーキンググループ報告
  7. 若手家庭医部会報告
  8. 学生・研修医部会報告
  9. 会員数報告
  10. 平成19年度事業・予算について
  11. 年会費の引き上げについて
  12. 第23回(2008年)学術集会について
  13. 議事録署名人選出の件
  14. その他(本認定後期研修プログラムの登録料について)

【議事】


1. 代表理事挨拶
山田 これから第2回通常総会を行います。総会はあらかじめ理事会で議決した事項を報告して、了承いただくものですから、主な事項は手元にある資料をご参照ください。昨年度の事業の決算報告をご承認いただきたいこととそれから平成19年度の事業及び予算についてご承認いただきたい。その2点が大きな事項です。その他、活動報告などしていただきますので、異議があれば、是非、ご意見ください。

2. 議長選出、13. 議事録署名人選出
竹村 では、規則に従いまして、今日の司会をしていただく方、どなたでも結構ですので。
自己紹介お願いします。
吉本 奈義ファミリークリニックの後期研修医の吉本です。今日の議長を務めさせていただきます。それでは、審議に入る前に、議事録の署名人の選出をさせていただきたいのですが、例年、副代表理事の方にお願いしているのですが、今年もそれでよろしかったら拍手をお願いいたします。それでは、議事のほうに入らせていただきます。平成18年度事業・決算報告について山田先生お願いします。

3. 平成18年度事業・決算報告
山田 お手元の事業計画・決算収支書をご覧下さい。平成18年4月1日から平成19年3月31日までとなっております。昨年、18年度は日本家庭医療学会としては主に、家庭医の後期研修プログラムの認定に向けて、WSを進めてまいりました。明日も認定証授与式がありますが、後期研修プログラム認定の作業が具体的に進みました。
それに伴う事業が例年に比べると違っていた点です。昨年は学会を3学会合同で開催いたしましたので、その予算、決算が例年とは違っているということになります。収入の部からお話させていただきますと、会員数が非常に伸びが著しいです。1400人を超える会員を抱えており、正会員の予算収入が増えました。予算額では2607万円となっておりますが、
決算額では、2227万円となっています。これは必ずしも会員数の伸び率だけではありませんが。今、お話したとおり、学術集会が合同開催のため、当学会で予算をたてないで、
合同学会で収入、収支をバランスをとって、決算として97571円という収入があります。これは全体で学術集会の収益があがったということです。今回、学術集会の予算が計上されなかったために、決算額が369万円となりました。支出は、事業費支出と管理費支出とに分けてご説明します。事業費支出は予算額が2555万円だったのですが、決算支出のほうは、1928万円ということになっています。これも、学術集会が影響しています。それ以外にも各部会、事業等で支出がございました。管理費の支出ですが、予算額では426万円だったのが、決算支出では690万円。これは200万円近く支出増となっています。この大きな要因は会議費によります。これは、最初にご説明したとおり、認定プログラムの審査やWSに伴う会議、あるいはそれに伴う理事会開催等が極端に増え、理事会開催にかかわる費用や会議室を借りる費用などで支出が増えました。あとは、印刷製本代が予算額は25万円となっておりますが、これに関しては、一昨年、選挙をした際に会員名簿を作成しまして、その際の作成代が60万円。あるいは選挙に関する書類などの作成に費用がかかりました。ということで、その合計は、予算額は2980万円だったのですが、2619万円という数字になりました。あわせて、収支を見ますと、収入支出ともに、予算よりは支出をしたのですが、収支差額としては予算では、375万円でしたが、決算額としては、391万5604円ということで、前期の繰越収支1241万円から今回の差額をひくと現在は850万円という繰越額となっているというところです。

4. 同年度監査報告
藤崎 監事の藤崎です。昨日の夕方、監事の津田先生と一緒にあゆみコーポレーションから書類など提出いただき、確認いたしました。事務処理ついては適正に行われていることを確認しました。監事として、会計予算決算を見せていただき感じたことについて述べます。この間、セミナーなどが活発に開かれ、会員も増え、認定プログラムもやっと動き出し、非常に評価できるのですが、繰越金がご覧のように、1241万円あったのが、850万円ということ、約400万円弱減ってきている。なおかつ、予算よりも会費収入が170万円増加したにも関わらず、400万円弱減っているということで、トータルで見ると550万ぐらい赤字がでている。今後、会費を2000円上げて、正会員の会費1万円にするという案があるのですが、昨年、正会員で払っている人が1200名弱ほどなので、240万円ぐらいがアップするだけなので、550万円の赤字を比べると、これだけで本当に丈夫なんだろうかと。しかも、昨年は山田先生からもありましたように、学術集会が合同開催でしたので、50万円の支出だったのが、今期は300万円の支出を予算で組んでいます。白浜先生に頑張っていただいておりますが、200万円程度の赤字が出ると予想しております。ランチョンセミナーでどうにか補おうという状況ですが、かなり財政的にはプラス要因ではなく、マイナス要因が多く、若干、赤字体質が続いているのではないかと。プログラム認定など非常に重要な活動をしているので、一時的な赤字が出るのは仕方がないとしても、やはり、黒字になるような形で、体質改善が必要ではないだろうか。例えば、他の学会に比べて、家庭医療学会は総会のメニューやプログラムやWSが多い。それは生涯教育の場合は非常に意味があるんですが、AFPなんかは基本参加料とは別に各WSに参加する料金をいただいていたりするんですが、ものすごくたくさんのWSがあるにもかかわらず、一律の参加料金だけで全部参加できるので、講師料の負担などがかなりかさんでいるという側面があります。あるいは、プログラム認定で出費がかさんでいますので、その分、プログラム認定をした施設からの認定料であったり、あるいは指導医やFDといったところから収入を得るようなことを考えないといけない。というのが昨日、監査をして感じたことです。
吉本 平成18年度事業・決算報告について何か質問がある方は?それでは、平成18年度事業・決算報告及び監査報告について承認される方は拍手をお願いいたします。
(一同拍手)

5. 常設委員会報告
◎広報委員会
松下 会報の発行を年4回しています。今号は遅れましたが。
三瀬 懸案事項になっていました市民向けのページについては●●。一般の方が見て分かる●●(―集音できず―)。
◎研究委員会
山本 研究委員会は3つ事項があります。明日、学会賞ということで、●●。あとは課題研究ということで、●●8月の理事会でテーマを決めて、11月にお知らせして、最終的に2月に決定します。3番目の活動としては、若手医師のための臨床研究会の勉強会を、東京近辺で年4回を企画しております。まだ具体的な日程は決まっておりませんので、追ってお知らせいたします。
◎生涯教育委員会
山本 生涯教育委員会はメインの活動として、今年の11月10日-11日に秋の生涯教育WSを開催します。昨年●●新しい体制に●●。もう1つは、書籍です。これは今まで内山先生が中心になって、家庭医療学会の●●。それを引き継ぐ形で、当時、プリメド社という、家庭医療学会を創世記からサポートいただいている出版社より発行されています。他の出版社も興味を示していますので、その辺も生涯教育委員会で●●。学会としての企画というのも大事なことですし、ぜひ●●。
それから、秋のWS関連で、それぞれの地域で生涯教育のWSを開催したいというお話が時々あります。出張セミナーという形のものをやっていきたいと考えています。秋の生涯WSのサテライト版のような形のものも開催したいと考えています。あと、会報にCMEというのを連載しておりますが、今回の●●そういうふうなものに類したいろいろなCMEの情報を提供できたらと考えています。最後に出版関係なのですが、今回、生涯教育委員会で、メモリアルということで、田坂先生があるメーカーのパンフレットでSceneというプライマリケアを考えるトータルマネジメントというのを14回の形で編纂されておりました。これを家庭医療学会が田坂先生のメモリアルとして合本しましたのでよろしくお願いします。
◎倫理委員会
白浜 三件の申請がありましたが、まだまだ少ないので是非申請するように勧めていただければ感謝です。途中で倫理委員会からのコメントをもとに再審査をお願いしたいのですが、そのコメントで分からないことがあれば、また倫理委員会に聞き返していただければ、具体的に倫理委員会でどういったところを修正してほしいか、また説明します。もう一つ、去年から始めたのですが、臨床倫理関係のコンサルテーションの相談は一例もありませんでした。家庭医療学会の倫理委員会(倫理コンサルテーション)の外部メンバー2人は日本全体の臨床倫理コンサルテーションチームの強力なメンバーの方々で、相談しないのはもったいないです。
◎後期研修委員会
山田 後期研修委員は、今年も4回のWSを行いますが、前回は一週間前に行いました。前々回は全理事の協力を得て、後期研修プログラム認定の作業を行いました。今回、60のプログラムを認定するに至りました。今後も、この作業を続けていくわけですが、今後は、認定を受けたプログラム責任者の会を立ち上げたいと。理事会と一緒になって、今後のプログラム認定の進め方あるいは●●について考えていきたいです。
指導医養成のほうと分かれて、会員の皆様にご協力いただいて、プログラム指導医の養成についても進めていきたいと思います。理事会では、認定されたプログラムを修了した後期研修医の人たちの会も作ったいいのではという意見も出ました。

6. 若手家庭医部会報告
家庭医になりたいという●●皆様のために。若手家庭医部会は2つの活動があって、1つは生涯学習・・・これは・・・来年は第3回を・・・広報活動ですが、キャッチフレーズ・・・家庭医療学会の・・・まだホームページに掲載できていませんが、これは一般の主婦の方からの投稿で「困ったら、一家の主治医、家庭医へ」。それと、若手家庭医部会のロゴマーク・・・メーリングリスト・・・後期研修プログラム・・・明日、総会をやりますので、卒後10年目以内の・・・(―集音できず―)

7. 学生研修医部会報告
小林 夏期セミナーの・・・今年の8月4〜6日・・・まだ・・・是非皆さん(―集音できず―)

8. ワーキンググループ報告
松下 患者教育のパンフレットを作成するワーキンググループがありまして、若手家庭医の方を中心にして現在、15名程のコアメンバーで活動しております。近々、作成メンバーとして200名募集しようと考えています。200名の方にご協力いただいて、患者教育に役立つようないいパンフレットを作成したいと考えています。近々、HPとMLで参加を募りたいと考えています。予定としては200種類程度のパンフレットを作成し、PDF化したものをHPに公開したいと考えています。

9. 会員数報告
山田 5月末日の会員数は現在、1435名です。今年の2月1日より5月末までの間だけでも157名の新入会がありました。6月だけでも、指導医養成ワークショップがありましたので、20名を超える新入会者がいらっしゃいます。残念ながら、退会扱いとなっている方が97名いらっしゃいました。実は会費未納のために自動的に退会された方がおられるということですのでご注意ください。また、1年以上の会費滞納者が105名いらっしゃいますので、注意いただいて、事務局に会費納入状況をお尋ねください。

10. 平成19年度事業・予算について
山田 平成19年度の事業計画ですが、これは昨年度と概ね変更はございません。今年度の事業の主体も後期研修プログラムの認定とそれに基づく作業です。引き続き、皆様のお手元にあります収支予算書ですが、昨年は学術集会が別扱いになっておりましたが、今回の学術集会はここに計上させていただいております。収入が650万円で、収支が850万というふうに概算としては見積もっています。学術集会1回につき、200万円の赤字が出るだろうと予想しております。参加者が非常に多かったこともあって、200万円を切るかもしれません。収入の部は、会員が1500名×会費8,000円ということを踏まえて、合計は予算額で3254万円となっています。支出のほうでは、先ほどお話した学術集会は収支が850万円というふうに概算としては見積もっています。それ以外は、夏期セミナーについても、収入が500万円で、支出が580万円と見積もっていまして、会のほうから80万円を補填するという形になります。それ以外のところでは、概ね前年を踏襲しています。管理費は事務局費が前年120万から205万と大きく増額しています。これはPG認定が進んでいること、あるいは会員が増えていることに伴い、5年前に比べると、事務局業務が増えているということです。●●が飛躍的に伸びているということも含めて、今まで、120万円でやっていただいていたことが非常に大変な状態でしたので、基本的業務で205万円は妥当ではないかと思います。それ以外は概ね、昨年と大きな変化はありません。印刷製本費が前年度は120万だったのですが、これが60万円に減額しております。また、来年、選挙を見込んで、用意をしないといけないのですが、それに伴う名簿作成は、最近の個人情報保護法を考えて、選挙に準じて来年度、新たに会員名簿を印刷するということはやめました。ということで、所属と名前だけをいれたリストを作ろうということで、その分、予算を削りました。それとあわせて、支出合計は3509万円ということで、今期、19年度の予算としては、今の予算の段階で、326万円の赤字が出るということです。前年からの繰越額が850万円ですので、●●。
吉本 平成19年度予算について何か質問がある方はいらっしゃいますか。平成19年度事業・予算について承認される方は拍手をお願いします。
(一同拍手)

11. 年会費の引き上げについて
山田 ご承認いただいたわけですが、我々、執行部、会計を預かっているものとして、毎年、300万〜200万円の赤字を出すことに心を痛めております。赤字体質を変えていかなければいけないということで、今、8,000円の正会員の会費を1万円ということで、学生会員の会費は2000円ですが、これは変更しないということで、2,000円の正会員の会費の値上げを承認いただきたいと思います。
吉本 年会費の引き上げについて承認される方は拍手をお願いします。
(一同拍手)

14. その他(本認定後期研修プログラムの登録料について)
山田 第23回の学術集会については、福島医大の葛西先生が大会長ということで、今のところ、5月31日、6月1日という日程で、東京で開催するという予定です。
吉本 最後となりましたが、せっかくの機会ですので、何か質問や意見がある方はどうぞ。
山田 今、後期研修プログラムの認定についてですが、先ほど、監事の先生の発言にありましたが、プログラム認定について実は会員の皆さんの会費を使用しているのですが、今後は、プログラム認定作業自体はプログラム認定から発生する費用でまかなうことも考えていきたい。ただ、それに先立って、認定された施設から登録料として一律5万円をいただくということを理事会のほうから提案させていただきたければと思います。
吉本 ただ今のご提案について何かご意見は。
質問 それは今回限りですか。
山田 適切な質問、ありがとうございます。今回は登録に関する費用という形で5万円と考えています。今後、実は、プログラム認定を続けていくにあたって、いろいろ審査をしたり、地域ごとにプログラムを訪れて、意見を言ったり、お互いにプログラムをよくしていく作業におそらく費用がかかってくるだろうと思います。プログラム責任者の会、ないしはプログラム認定委員会で提案いただいて、今後、よりよりプログラムを作っていくための費用のために、場合によっては年会費あるいは他の形でご理解いただける範囲で進めていこうと考えています。これはプログラム認定のための費用ですので、一般会計が困ったからプログラムのほうから徴収するということではありません。
吉本 よろしいでしょうか。他に何かありますでしょうか。それでは、承認いただける方は拍手をお願いいたします。
(一同拍手)

12. 第23回(2008年)学術集会について
山田 最後で申し訳ないのですが、次期学術集会大会長の葛西先生より挨拶お願いいたします。
葛西 来年の大会はいろんな範囲が●●。幸い、世界の家庭医の・・・来年・・・家庭医療学会の・・・学会の時だけではなく学会が始まる前から・・・確かにハードルが高いですが・・・(―集音できず―)
吉本 ありがとうございます。

このページのTOPへ
CopyrightcThe Japanese Academy of Family Medicine,1998-2008