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日本家庭医療学会 議事録

日本家庭医療学会 総会記録(平成18年5月13日)
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日時 : 平成18年5月13日(土) 13時00分〜14時00分
場所 : 名古屋国際会議場 第3会場(4号館白鳥ホール北)
名古屋市熱田区熱田西町1番1号
出席者 : 354名(うち委任状出席者 262名)

【議案】
  1. 議長選出
  2. 代表理事挨拶
  3. 平成17年度事業・決算報告
  4. 同年度監査報告
  5. 常設委員会報告
  6. ワーキンググループ報告
  7. 若手家庭医部会報告
  8. 学生・研修医部会報告
  9. 新代表理事挨拶
  10. 会員数報告
  11. 平成18年度事業・予算について
  12. 若手家庭医部会事業
  13. 第22回(2007年)学術集会について
  14. その他

【議事】


1. 議長選出
竹村 時間になりましたので、ただ今から今年度の第1回通常総会を開催したいと思います。恒例によりまして、ただ今からこの総会の議事を進行していただく、理事以外の議長を選出したいと思いますが、どなたか議長をしたいという方がおられましたら、是非とも挙手をお願いしたいと思います。如何でしょうか。…では、お一人いらっしゃいましたので、こちらの方に来ていただいて、お名前とご所属をお話しの上、議事の方をよろしくお願いいたします。
飛松 三重大学総合診療部の飛松と申します。本日、議長を務めさせていただきます。よろしくお願いします。
  (拍手)

2. 代表理事挨拶
飛松 早速出すけども、議題の方に移ります。まず、代表理事の挨拶、よろしくお願いします。
山田 みなさん、こんにちは。今日は総会がプライマリケア学会と全く同じ時間にやっているものですから、寂しい人数になりましたけども、今日の開会式もこれくらいの人数だったので慣れているので大丈夫だと思います。今回、去年に引き続いて合同開催が出来まして、学会が活発に進んでいることに非常に喜ばしく思っています。当家庭医療学会としては、昨年、念願の法人化、NPO法人というのを取得しまして、単に同好会・友好団体から、一応社会的人格を持った団体に成長しました。日本の中で地域の人達に近い学会として責任のある行動をとっていかなくてはいけないという状況になったと思います。昨年来、一番重点課題としてやっているのは、今後、明日の日本の家庭医を担うであろう人達の育成であります。これに関してはホームページ等でみなさんに周知させていただいているところですけど、ワークショップをこれまで3回開いて、後期研修プログラムの基本案が出来ました。今日、2時半から別会場でシンポジウムを始めさせていただきますけど、その会場の前に、皆さんホームページ上でダウンロードできるのでお持ちかもしれませんけど、今回の家庭医療学会の認定後期研修プログラムver.1というものを、印刷物として置いてあります。先月3学会にも、それぞれの理事会、評議員会等にこのモデルを呈示していただいて、それぞれ協議していただいたところで、今回発表してもいいということが出ましたので、世間に対して家庭医療学会が、今後こういった家庭医を育成するのだということを、今回改めて公表するということになったわけです。ここまで本当に会員の皆さんのご努力というか、ご協力によってこぎつけられたことは、非常にありがたかったなあと思っています。これを礎にして、今後新しい世代の家庭医を育成するための戦略を進めていきたいと思っています。これに関しては、実は家庭医療学会独自の作業ではなくて、今後とも密に、プライマリ・ケア学会、総合診療学会と協議を重ねて、国民に対して分かりやすい、あまり差異の無いというか、一致団結して、今後ジェネラルなことを進めていく人達に対して、是非とも三学会が共通の認定制度をしていけたらということで、鋭意努力をしているところです。大きな枠組みではおそらく間違いなく一つのものに固まるのではと思っていますが、まだまだ道のりは、先は長いものですから、それに向けて我々執行部も頑張りますけれども、それ以上に今育ってきている若い人達に、早く自信をもって、胸を張って家庭医と言えるようなことのために、実現に向けて、頑張りたいと思っています。そんなことでこの2年間執行部を務めさせていただきましたけれども、ここまで会員の皆さんのご協力をもって、ある程度作業が出来たことに感謝しております。今日は、事業・決算報告などがございますので、その中でまた報告させていただきたいと思います。以上です。(拍手)

3. 平成17年度事業・決算報告
飛松 ありがとうございました。先ほど申し上げなかったのですが、今回の総会につきましては、本日の出席している皆様と、262名の委任状により成立いたしております。議事録の署名人ですけれども、どなたか2名の方、立候補で署名していただく方をお願いします。(飯島慶郎先生、福士元春先生が挙手)…ありがとうございます。
  続きまして、平成17年度事業決算報告について移りたいと思います。先生よろしくお願いします。
山田 はい。お手元の資料をご覧ください。平成17年10月1日から18年1月31日までの分。それから、それ以降の分というように分かれています。これは会計年度を今年から4月1日にしたこと、それから、今年2月の時点で任意団体からNPO法人、法人格を取得したことによって、決算報告としては煩雑になっていますが、概ね継続的な事業としては、以前からのものと大きな変わりはございませんでした。特に2枚目の事業会計年度収支決算報告の中では、これは非常に短い間ですけれども、次期繰り越し差額960万という額を加えて、これが友好団体の時期の最終的な現金の資産なのですが、これを全額、総会の議決を経て、NPO法人日本家庭医療学会に寄付をしていただきました。その960万を原資に、この間活動してきました。3月31日の時点では、その後会費収入等加えて、18年3月31日の時点で繰越収支差額が1241万という額を決算として計上いたしております。それが主な17年度の数字上の決算報告になります。それに合わせて事業報告としては、通年通りに夏期セミナー、冬期セミナーは新しく開催されたことですが、それ以外に目新しいこととしては、17年度としては後期研修プログラム設立に関してのワークショップを開催したと、それに対して海外講師を依頼したり、会場を借りたと、そこが例年と違って入っているところです。以上が、だいたい17年度の事業報告書で、事業報告及び決算報告となります。少し分かりにくい部分があって申し訳なかったのですが、私の方からのご報告は以上です。
飛松 今のところでご質問等ございますでしょうか。
  (質問等なし)

4. 同年度監査報告
飛松 それでは事業報告・決算報告をご承認いただきたいのですが、ご承認いただけます方、挙手をお願いいたします。(挙手)ありがとうございます。どうもありがとうございました。
続きまして、平成17年度の監査報告に移りたいと思います。監事の方よろしくお願いします。
伴  監事を務めております伴でございます。監事は三重大学の津田先生と私の2名で担当しております。監事の役回りは、会務と経理を総覧して、何か問題がある場合に低減するということでありますけれども、まず経理の方は、各種書類、決算書、貸借対照表を事務局の方から見せていただきました。経理は正確且つ透明に行われているということを確認いたしました。会務全体の業務の方でありますけれども、非常に色々な領域で活発に行われており、一つだけあえてご提言を申し上げるとすると、若手の会がこれからの大きな役割を担うような非常にアクティブな活動をされていますので、それらの活動が出来るだけ広く、まだ専門性をはっきりと決めていない医師も含めて、あまり熱心に活動する若手だけが集まるような会にならないようにお願いしたい、というようなことを理事会で申し上げました。総括しまして、山田会長以下執行部は、本年度の法人化という非常に重要な時期を見事な手腕で乗り切られて、且つ非常に発展を続けておられるという歩みを、今後期待いたしました。以上です。

5. 常設委員会報告
飛松 ありがとうございました。続きまして、各委員会の報告のほうに移りたいと思います。
報告をします委員会、よろしくお願いします。
まず初めに、家庭医療プログラム専門医認定検討委員会。ここからよろしくお願いします。
◎ 家庭医療プログラム専門医認定検討委員会
山田 主に後期研修に関するワークショップを開催してきましたけれども、先ほど案内した通りで、見事に研修プログラムの基準案を作成していただきました。今後、また後でご案内も出来ると思うのですが、5月下旬、最終週ですね、土日にワークショップを予定しています。27・28日ですね。この後期研修プログラムに則った形で、今後、特に研修責任者の方に中心に集まっていただいて、今後の家庭医療の後期研修を形作っていく、中核となる人達に、結集してもらって、今後の行程表というか道のりを、是非大枠を作って欲しいと。今、学会としてどうしてもやらなければいけない大きな課題が2つあります。その1つはこういった家庭医療研修を進めていく上での必須になる指導員の養成ですね。この指導員養成の進め方をどうするのかというのと、もう1つは、研修プログラムの評価、認定。その2つです。この先にはおそらく3学会と合同になって、家庭医専門医或いは家庭医療の専門医の認定作業、或いは試験・評価といったものが横たわっているのでしょうけれども、これはまだまだ政治的というか、色々な意味で非常に調整が必要だと思いますけれども、それ以前に当学会が他の2学会から委託を受けて専念しなければいけないことが、プログラム評価、プログラム専門認定、要するに家庭医療研修プログラムというものを出して、家庭医の後期研修を提供する施設には、是非我々と一緒になって、標準プログラムを作って、それを評価するシステムの概略のこれからのやり方を、コンセンサスを作っていただきたいと思っているところです。それと同時に指導員養成についても、この月末のワークショップでは、藤沼先生、大西先生等を講師に招いて実質的な議論を進めていきたいと思いますので、今日ご参会の会合の皆さんの中でも、プログラム作成、あるいはプログラム責任者の方でなくても、そういったことにご興味と関心のある方は一緒に参加して、ご協議いただきたいと思います。私の方からは以上です。
飛松 ありがとうございました。続きまして、編集委員会の代表の方お願いします。いらっしゃいませんでしょうか。
次に広報委員会、お願いします。
◎広報委員会
松下 広報委員会、奈義ファミリークリニックの松下です。年4回の会報の発行、今、3回だったところを4回に増やして行っているということです。あと、WEBサイトについて今日の理事会で、出来たら学会企画の今回の発表、色々あるのですが、同時進行でやるために見れない方のための、スライドだけでも閲覧できるようなことを少しWEBページ上で企画してはどうかという議題があがりまして、前に進めようかという話しがでています。以上です。
飛松 ありがとうございました。続きまして研修委員会代表の方お願いします。研修委員会いらっしゃいませんでしょうか。お願いします。
◎研修委員会代表
内山 代表の武田先生がワークショップの打ち合わせで留守をしておりますので、私内山が代わりに発表させていただきます。毎年春のワークショップという題でやっているのですけれど、実際に現場で働く先生たちの知識とか技術の向上のためのワークショップで、非常に好評なのですけど、この総会が春にやるために昨年から秋にやることになりました。今までは東京とかでやっていたのですが、今度は大阪でやるようにいたしました。日にちは11月の11・12日です。もし手帳のある方は是非チェックしておいていただきたいと思います。これをインターネットですぐに申し込みをすると、受け付けると、あっという間にいっぱいになってしまうので、会員の方を優先して受付をすることになりました。ですけれども、あっという間にいっぱいになってしまいますので、是非その頃になったら、ホームページとか広報をよくご覧になって、是非参加していただきたいと思います。今年のテーマは「感染症についてなど」という、感染症をテーマにした企画でございます。よろしくお願いいたします。
飛松 続きまして研究委員会の代表の方お願いします。
◎研究委員会
山本 研究委員会ですけども、研究委員会は3つのことをしました。あとですね、1つは研究委員会の中に倫理委員会というのがあったんですけどもそれは独立して、白浜先生が責任者という形になっております。まず1つ目は明日ですが、学会賞というものが今回新たに設けられて、その学会賞候補の中から1名選ばれるということが決まりました。あと研究補助金という形で、3名の方に所定の基準を設けて、点数で上位3名の方に決まったということですので、追って事務局の方から報告があると思います。後もう1つは昨年から若手の先生方を中心に臨床研究の勉強会という形で、年に4回ほどやっているというようなことですね。その3つをやっています。それを今年度引き続きやっていきたいと思っています。以上です。
飛松 ありがとうございました。続きまして倫理委員会。代表の方よろしくお願いします。
◎倫理委員会
白浜 倫理委員会をもっています、三瀬診療所の白浜です。2つほど。申請はですね、この前、一番最初の若手の後期研修の調査というのが最初にありまして、その次うつ病の調査が1つありまして、そこまで審査しまして、3つ目は意外とそんなにありません。だからどうぞ出していただければと思います。3つ目にはちょっと家庭医療とは必ずしも少し言えない申請がありましたので、申請の内容をきちんと、私どもの家庭医療学の、申請は家庭医療学に関することしかないと思っていたので、そういったフィルターはかけていなかったのですけど、一応家庭医療学に関する研究についてということを一言入れて、学会員の方であれば申請してくださいということでお願いしたいと思います。もう一つは、これは明日に倫理委員会を開きますので、その時に具体的なことが決まると思いますが、研究倫理のことではなくて、いわゆる臨床倫理の、まあ開業医の先生とか、一人でソウ・・・している方とかのいわゆるカ・・・依頼援助の・・・とか、最近TFCでもALS患者さんのSTSがどうだとかいう、そういう相談が載っていましたけども、そういう相談の窓口的なことだけは出来ないかと思っていまして、倫理委員の中で実際に見るわけでない、実際に介入するわけではないので、メールだけでどこまで出来るかというそういう危険性も少しはあるですが、ただ困ったときに相談にのる窓口だけはやはりあったほうがいいのではないかという、これもまだ試みで、こういうのを学会でしているところはなかなか無いのだけれども、ちょっとそういうことを検討しようと思っています。また具体的に決まりましたら、ホームページ上で公開したいと思います。よろしくお願いします。

6. ワーキンググループ報告・7. 若手家庭医部会報告・12. 若手家庭医部会事業
飛松 ありがとうございました。続いて若手家庭医部会。代表の方お願いします。
山下 若手家庭医部会代表の山下です。最初に、昨年5月の総会でご承認いただきまして、学会下部組織といたしまして1年間活動してまいりました。皆様のご支持とご指導をいただきまして、非常に感謝しております。この1年の間にいくつかの活動を行ってまいりましたが、うちのワークグループですが、ここで一緒に発表してよろしいでしょうか。いいですよね。来年度についてはまたお話しますが、冬のワークショップという形で2月に開催いたしました。参加者も多数で盛況に終わりましたので、来年にまたつなげたいと思っています。先ほど他の先生方からもありましたが、後期研修に関する調査については、亀田の西岡先生を中心にまとめていただきまして、明日の発表をさせていただきます。是非皆さんには聞きに来ていただけたらと思いますが、これも皆さんのご協力ありがとうございました。他にはキャッチフレーズ・プロジェクトということで、家庭医に関するキャッチフレーズ・プロジェクトを行っておりますけれど、これについては次に新代表になります森の方から少し補足説明をしてもらいたいと思っております。最後になりますが、この3月にこの家庭医療学会のその選挙に合わせまして、我々の方も選挙を行いました。結果的には選挙というよりは信任という形になりましたが、有権者数180名の内、25%の方に投票いただきまして、新代表としまして、現在、出雲の森 敬良先生に、副代表という形でカレスの中川 貴史先生、それから佐久総合病院の大塚亮平先生に就任していただくことになっています。このまま、新代表の森の方から挨拶と、来年の事業について報告させていただきます。
森  出雲家庭医療学センターの森です。新しく明日の若手家庭医部会で承認されれば新代表になる予定ですが、昨年度の取り組みを継承して、冬のワークショップを続いて開催したいということと、今の事業を継続していきたいと思っています。それと最初の若手家庭医の不安である生涯学習を目的にやっておりましたけれども、先ほど監事の伴先生の方から指摘を受けたように、家庭医になろうかどうか迷っている若い世代の人達も視野に入れて活動していきたいと思っております。よろしくお願いします。キャッチフレーズは4月26日の時点で58通ほど集まっておりまして、医者だけではなくて一般の高校生とか大学生、あと主婦とかフリーターの方とか応募していただいておりますので、幅広い層が家庭医に注目していると思っています。今後は6月、近い内に中間公表をして、6月末日に締め切りにしてその後、理事会に投票をしていただいて、決定していきたいと思っています。またWEBで公開しますので、若手家庭医部会のホームページなどもご覧ください。

8. 学生・研修医部会報告
飛松 ありがとうございました。続きまして学生・研修医部会。お願いします。
前野 学生・研修医部会の代表がここに来ておりませんので、医師の前野と申します。代わりに報告させていただきます。学生・研修医部会の活動ほとんど全てが夏期セミナーなのですけども、今年は8月の5日から7日、土・日・月の3日間、場所は湯沢グランドホテルという、新幹線の湯沢の駅から降りて徒歩2分の所で開催します。今年も定員200名で、講師合わせて250人規模のセミナーをやる予定ですので、是非多数の参加を期待しております。間もなく受付が始まると思いますので、もうすでにホームページその他に色々案内が出ております。今年も様々なセッションを用意しておりますので、どうぞよろしくお願いします。以上です。

9. 新代表理事挨拶
◎選挙結果について
飛松 ありがとうございました。続きまして、代表理事の理事選出結果について、選挙管理委員長、よろしくお願いします。
小林 選挙管理委員長の防衛医大の小林と申します。今回、法人化に伴いまして、年度が変わりまして、大変時期的に皆さんにご迷惑をかけたのですけども、急な選挙ということで、今回4月7日に開票いたしまして、15名選出されましたのでそのご報告を申し上げます。投票総数が188点ということで、上位15名選びまして、役員選挙規則に基づいてやりまして、皆さんにご承諾いただいたということで選出しております。今回、いくつか問題点を指摘されましたので、今後の規則の改正に役にたてたいということで申し上げます。今回女性の選出が無かったということで、その枠をどうするかというお話し、それから開業医の先生というのはやはり1人でやられていますので、こういう選挙では選ばれにくい状況になりますので、その辺をどういうふうにしたらよいか、ということと、やはり年度替りの時期でしたので、異動があったりとかしてですね、海外にいる方に連絡がつかなかったり、非常に期間も短かったから選挙したくても出来なかった事例があったということで、問題がなかったかということと、あと今回、若手部会の選挙も同時に行ったのですけども、その両方の投票用紙があって、若手部会の方しか用紙が出てこなかったりとか、ちょっと混乱があったりもしまして、その辺もこれから分かりやすくすることが必要ではないのかとご指摘をいただきました。以上、選挙の結果をご報告申し上げます。
飛松 ありがとうございました。新代表理事の挨拶の方に移りたいと思います。
山田 ということでまた出てきてしまいました。山田です。そんなことで1期務めさせていただいたのですけども、理事の方のご推薦などもあって、もう1期やれということでしたので。この法人化のあとにこの後期研修のことを積極的にやっておりますので、その仕事には是非責任を持ってやりたいところで、今回、代表理事を務めさせていただくことになりました。また2年間任期がありますので、会員の皆さんのご支援を是非よろしくお願いしたいと思います。先ほど具体的な理事の方々のお名前が、ホームページ上で公表されているので会員の皆さんご存知と思うのですが、今日改めてご承認いただくためにも、ざっとお名前だけ、苗字の方だけご紹介させていただきます。あいうえお順ですけれども、千葉の生坂先生、東京の大西先生、千葉の岡田先生、今福島に移られた葛西先生、神奈川の亀谷先生、北海道の草葉先生、三重県の竹村先生、同じく三重の津田先生、愛知の伴先生、岐阜の藤崎先生、東京の藤沼先生、岡山の松下先生、栃木の三瀬先生、私、それから北海道の山本先生、以上15名です。合わせてですね、実は会則によりますと、代表理事が5名の指名理事を選出していいということになっておりますので、実はこの場で5名全員名前を述べて、ご指名いただくのがベストだったのですが、なにぶん、正直、実は代表理事として最終的にご認可を受けてやっていこうと決意したのが昨日でしたので、少し準備不足で、今回、この中で昨年から倫理委員会をしていただいている佐賀の白浜先生、指名理事として1名加わっていただくことは、この総会の前の理事会でご指名いただきました。以上16名の方の理事のご指名と、選挙で選出された方々をご案内させていただきます。先立って、昨日、新しい新理事会で、監事を理事から選ぶのですけれども、従来からやっていただいた津田先生、それから今度は伴先生に代わって岐阜の藤崎先生、その2名の方に監事役をやっていただくことで、ご本人にもご了解をいただきました。ということで、以上16名の新理事、そのうち2名の新監事、それからもうひとつ最大4名、これから審議をさせていただくわけですけども、先ほど選挙管理委員会の小林先生から報告があったとおり、是非管理委員会のご意向を踏まえたうえで、女性の方の理事を加えるということ、それから組織的なこういった選挙に不利益があるのではないかということで、以前から学会にもご協力をしっかりとしていただいた開業の先生から、それから立候補したのだけれども当選しなかったことも斟酌考えてほしいというような、昨日の理事会でもご発言がございましたので、そこら辺も踏まえて最大4名の方をご指名したいと思うのですが、これについては私・代表理事に一任いただきたいということをこの場でご承認いただけたらと思います。ということで、以上16名の理事、それから2名の監事、あと4名の指名理事を私の方で指名させていただく、あとで追加承認いただく、そのことをご一任いただくという件について、ご承認いただければと思います。
飛田 今、山田先生が申し上げましたことについて、承認いただけます方は挙手をお願いいたします。(挙手)
山田 どうも、ありがとうございました。
飛田 ありがとうございました。

10. 会員数報告
飛田 続きまして会員数の報告。
山田 はい、会員数の報告をさせていただきます。ここのところ家庭医療学会としては本当に着実に会員数が増えてきておりまして、現在5月10日の時点で会員数1181人というような順調な会員数の伸びを示してきました。ここのところ数ヶ月の単位で伸びているので、会員数は伸び悩んでいるのではと見えるかもしれませんが、今回NPO法人化することで、会費未納者とか退会者の整理をしっかりとしなければいけないという指導もありまして、会費未納の方についてご通知を差し上げて、納入していただけなかった方を退会者として処理しましたので、その分が一部減っておりますけれども、新入会はだいたい、本当に3ヶ月くらいで100人に達するようなペースで伸びてますので、順調に会の活動に合わせて新しく入ってきていただいているという風に思います。今後も研修プログラムが始まりますし、また新しい世代に広く呼びかけていただいて、この会に新しく入っていただける方を、今日、ご参会の先生方に是非呼びかけていただきたいと思っております。以上です。

11. 平成18年度事業・予算について
飛松 ありがとうございました。続きまして18年度の事業についてお願いします。
山田 はい、18年度の事業ですけれども、本年度の事業計画ということに関しては、概ね毎年と同じようですね。学術集会については開催方法が合同開催ということでなくなるのですけれども、学術集会の日にちを6月の下旬、また後でご案内しますけれどもそれを開催するということ、それから後は秋に移動になったワークショップですね、それから夏期セミナー、若手家庭医部会の冬期のセミナー、臨床研究所学者のためのワークショップ等々ですね、以前と同じような活動を主体にやっていきたい。それから18年度の活動の一番の主力は、後期研修プログラムの実際の運用を始めていくということなので、先ほど申し上げたプログラム責任者、特に研修プログラムを実際に立ち上げようとしている人達の責任者の方々に集まっていただいて、今後の作業を具体的に進めていただこうと、それに関して本当にまだまだ白紙の状態なものですから、様々なところから様々な知恵を借りて進めていきたい。研修プログラムの評価というのは、実は他の学会でも認定試験や専門試験はやっておられるのですけれども、プログラムの評価だとか、プログラム内容についての認定というのはほとんどやっていないのですね。ですから家庭医療学会でこれに取り組むと、非常に指導的なことができるのではないかと期待していますので、日本に質の高い家庭医療を普及するために、是非一役を担っていただきたいと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。それに伴う予算計上がしてあります。それが今表に出ているところですけれども、実は18年度は、理事会でもお話しがあったところですけれども、下の方を見ていただくと、当期収支差額というのが、決算の列で言うと、400万弱の赤字予算になっています。これは事業に対して支出が多いというか、収入に対して支出が多いというだけでなく、会費収入の案文のところが、会計年度が変わったということもあって、今回何割減ということになっています。18年度だけの特殊な事情で、400万近い赤字計上となったわけですけれども、今後1年間の会計年度4月3月という形で繰り返されますと、それに補正をすると、若干100万程度の赤字が出るのですが、多少その赤字の数字は少なくなるという状況です。以前から1200万程度の繰越金があったわけなので、そこの原資を少し蝕むことになりますけれども、NPO活動法人の活動として、あまり資産・繰越金を増やしていくというのも、あまり適当でないので、できるだけ会員の方々の勿論ご理解の範囲内ですけれども、活発にこれから後期研修プログラムを立ち上げなければならないので、それについての作業に対しては、しっかり出してまいりたいと思いますので、よろしくご理解ください。以上が18年度の事業計画とそれに伴う収支予算です。以上について、ご討議なりご質問なりお願いしたいと思います。
飛松 事業計画と予算についてご承認いただける方、挙手をお願いします。
  (挙手)
飛松 ありがとうございます。
山田 私、新役員として選ばれて、代表理事に就任させていただきましたけれども、実は副代表理事は代表理事が指名するということになっていますので、前期同様、副代表理事として本当に力になっていただいた、三重大学の竹村先生、それと今度福島県立大学に移られた葛西先生、このご両名を副代表理事として指名させていただきました。この件についても改めてご承認いただけたらありがたいと思います。
飛松 副代表理事就任に関して、ご承認の方は挙手をお願いいたします。
  (挙手)
飛松 ありがとうございます。
山田 一言ずつどうぞ。
葛西 福島の葛西でございます。山田先生をサポートして、会のために、それから国民のためにいい研修プログラムを作ることを中心に、会の皆様のニーズに沿った運営をお手伝いしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
竹村 葛西先生同様、山田先生を支持・サポートし、国民の風を背後から一気に受けながら、さらに発展できるように努力したいと思います。よろしくお願いします。(拍手)

13. 第22回(2007年)学術集会について
飛松 ありがとうございました。続きまして、第12回・2007年学術集会におきましてお願いします。
山田 22回、2007年の学術集会についてですけれども、これについては今までなかなか腰が決まらなかったのですけれども、昨年WONCAでプライマリケア学会、総合診療学会で合同開催をした、そして今回、2学会及び総合診療学会インタレストグループと3学会で共同開催したという背景からして、是非今後とも共同開催を続けたいという意思は持っていたのですが、準備の方が、実は今回も大会長の先生にご迷惑をおかけしたのですが、まだまだ学会どうしで十分な協議が済んでません。学会運営費の割り振り、或いはプログラムの内容といったことが十分検討されていないことがございます。そんなことで皆さんにも非常に色々な面でご迷惑をかけた部分があると思うのですが、来年はプライマリケア学会の方が宮崎県で開催ということになったので、慎重に理事会で検討を重ねましたが、合同開催については、今後は出来るだけ合同開催を主体にしたいと。ただ合同開催する場所としては、どちらかというとプライマリケア学会のほうが地方都市や県の主催されるときが多いものですから、それに全部家庭医療学会がついていくというのは、それは家庭医療学会側の大会長をされる先生に非常にご負担がかかるということで、それを考えると合同開催に関しては大都市というか、そういうところで開催するということを、3学会で協議できないかということで、再来年の学会については合同開催を目指して、今月、来月に下準備をしようとしているところです。来年の宮崎大会については、時期的な問題もありますし、現地の医師会の先生方がプライマリケア学会のアレンジをされているようなので、その中で我々の独立性を発揮するのは、調整が困難ではないかということ。大会長を後でご紹介しますけれども、佐賀県の白浜先生にお願いしたのですが、大会長がご足労をとっていただくためにも、大会運営、事務・受付とかそういうことを大会長にお願いするというのではなくて、学会の事務局が主体になって、これをサポートすると。大会長になっていただく先生には、プログラム委員長というか、学会のアレンジを主体にやっていただいて、そういう役割分担をして、当家庭医療学会としては、単独で開催するときは、以前研究会で開催していたように、東京開催を基本的なベースにして、大会長には事務方のことはあまりお願いしない。いわゆる普通の学会で、大学の医局が全部大会の事務局になって、ポスターから受付から何もかもアレンジするという形式の大会運営というのは当学会にはなじまないということで、事務局主体で学会運営をして、大会長をご指名する先生には、プログラムの責任者になっていただく。そういったことで、一人で診療所、或いは一人で開業されている先生方にも大会長として学会に協力していただけるチャンスを広く持つということで、理事会の方でそういった方針でやっていこうということで、理事の承認を得たものですから、来年については、いい所悪い所あったのですが、学術大会の開催については、2007年6月23日、24日の土・日ですが、具体的な場所は決まっておりませんが、東京で開催する。大会長は佐賀の白浜先生にお願いすると、昨日から今日にかけて決まったところです。プライマリケア学会の方は来年5月下旬に宮崎県で開催されることが既に決まっておりますので、これについても当学会としては、学会が主催されるシンポジウム、ワークショップがございましたら、我々としては全面的に協力して是非今進んでいる専門医というか後期研修について、或いはその若い人達の研究についての企画物を学会としては全面協力して、今回、この学会に総合診療学会がインタレストグループとして協力されたのと同じように、側面的支援をしたいと思っております。プライマリケア学会対しては共同支援をして、協力する。学術集会については、本来秋が妥当だったかもしれませんが、会計年度が締め切られる3月末から3ヶ月以内に総会を開催するとなっていることですから、6月23・24の両日に学術集会及び総会を開催するということでご了解ください。白浜先生の方から少しご挨拶を。
白浜 三瀬診療所の白浜です。この間の理事会で、九州でするので、九州の白浜にお願いしろというお話しがHP上で出ていてびっくりして。宮崎というのは結構佐賀から遠く、東京に行くほうがずっと楽で。経緯としては今のようなことがあって。合同ですることは大事ですが、時間が無いということで。今後、私が一人の診療所でやっている人間ですが、そういう人と大学の組織の人とが交代でしたほうが良いと思っていて、前はそういう慣習があったのが。そういう形でできればいいと思っていたので。一方で理事に選出されていないので良いのかと思いましたが。今考えているのは、2日間東京でして、やはりディスカッションを心がけてしたいというのが強いので、できれば朝8時頃からインタレストグループみたいに、コーヒーとドーナツくらいでディスカッションするような、そういうものをして始めたいと思いますし、全国のことを考えるとやはり3時頃には終わって帰れるようにしたいと思います。とにかく一緒に集まって、後全員がいろんなことを語り合えるような、そういう会にしたいと思っています。よろしくお願いします。私がプログラム委員長という形で、実際的には色々な方、若手の方も先輩方も、こういう企画をしてはどうかというご意見を募集して決めていきたいと思いますから。今後こういうことが恒例となって続けていければと思いますので、ご協力をお願いします。
  (拍手)

14. その他
◎大会長あいさつ
飛松 ありがとうございました。以上で予定の議題の方は終わりました。今回の大会長の大園先生、いらっしゃいましたらご挨拶をお願いします。
大園 長崎大学の大園と申します。この後私も会長講演をさせていただくということで、是非ともご協力のほどよろしくお願いいたします。
  (拍手)
◎その他
飛松 ありがとうございました。他に何か。
大西 東大の大西です。資料が配布されていなかったので、会計など細かいところは見ないと分からないので配布していただきたい。情報がOHPで出ているのですが、読めないので、出来ればプロジェクターで。
飛松 ありがとうございます。これをもちまして閉会とさせていただきます。
  (拍手)

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