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日本家庭医療学会 議事録

日本家庭医療学会 理事会記録(平成18年5月13日)
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【議案】
  1. 会員数報告、新入会員承認、会費未納退会者
  2. 平成17年度事業・決算報告
  3. 同年度監査報告(監事)
  4. 常設委員会報告
    家庭医療プログラム・専門医認定検討委員会
    編集委員会《会誌『家庭医療』》
    広報委員会《会報,Webサイト》
    研修委員会《生涯教育ワークショップ》
    研究委員会《学会賞,課題研究,研究初学者のためのワークショップ》
    倫理委員会《申請研究に対する結果》
    若手家庭医部会《若手家庭医のための家庭医療学冬期セミナー、その他》
    学生・研修医部会
  5. ワーキンググループ報告
    ◇ 家庭医療後期研修調査プロジェクト
    ◇ 家庭医キャッチフレーズ募集
  6. 第22回(2007年)学術集会について(「第21回学術集会の報告」から議題変更)
  7. 学会誌および学術集会の共著者の資格の確認
  8. 新理事会での決定事項について
  9. その他

山田 今回の理事会は総会に議案を提出することになりますので、その点だけご理解をいただいて、ご討議いただけるとありがたいです。私どもの第1回目の執行部の今回がとりあえず最終回の理事会ということになります。皆さんの理事としての任期は5月31日(正しくは、6月31日)までですので、この学会と、それから今月のいちばん最終週土・日に予定していますワークショップがありますが、それも含めて今月(正しくは、来月)末までお仕事をしていただきます。昨日選挙で選ばれた方々の新理事会を開催しました。その中で、私が代表理事、葛西先生と竹村先生が副代表理事、あと監事の先生が津田先生と藤崎先生ということで、それを選任させていただいて、今後2年間、新しい理事会を運営させていただくということをご報告させていただきます。今日お集まりの理事の先生方にはもちろん、これからも継続的に学会運営にご協力いただきたいということと、それから実はあと、指名理事という枠があって、執行部または私の方で指名させていただける枠が5名以内ということが会則で決まっているもんですから今日おいでの白浜先生に指名理事として1名加わっていただいたことは昨日ご報告させていただきました。あと4名の理事を指名させていただくことができますが、昨日私の方ももう1期続けてやるということをご指名していただいたばかりなので、また少しお時間をいただいて、ご追認いただこうと思っているところです。今日の総会では指名する4人について、あらかじめ私ども執行部にご一任をいただきたいという了承事項で進めたいと思っております。選挙管理委員会の方からは女性の理事を増やして欲しいということと、今までこの会を積極的にやってきた方で今回選挙で選ばれた方たちは、どちらかというと大学だとかある程度組織のバックグラウンドがある人が多かったので、開業医の先生の枠もぜひ考慮してほしいということをお聞きしました。是非そこらへんを受け止めて、あと4名の協力していただける先生の人選を厳正に行って、学会運営のために協力していただきたいと思います。そういったことでご理解いただいて、ご協議いただきたいと思っております。このあとに今日また後期研修のシンポジウムを控えていて、学会の何人かの先生と、あと行政の方から北九州の市長さん、メディアの方から朝日新聞の医療に関わっているキャップの方、出河さんという方に来ていただいています。そういうことで理事会の先生方も若手家庭医療部会のほうもぜひご協力いただきたいと思います。ということで私の方からは終わって、シンポジウムの打ち合わせが重なってしまったので、12時半頃をメドにご討議いただければと思っています。ここからは司会を竹村先生に代わっていただいて、もし12時半を過ぎるようでしたら竹村先生にそちらの会場に移っていただいてと思っていますので、その点ご了承をお願いいたします。
竹村 実はここに書いてあること以外にも議論することがいっぱいあるようですので、まず会員報告等についてですが、山田先生の方からよろしくお願いいたします。

【議事】
1. 会員数報告、新入会員承認、会費未納退会者

山田 会員数報告はお手元にあるとおりで、一般会員1055名。新入会員、これは今年の2月から5月の間までですけれど、これが74名。会費未納ということで以前からある程度厳格にというか、ご確認した上でご協力いただけない人。これをしっかり整理しなきゃいけないということで、これはNPO法人という立場からもしっかりご指導を受けたとこなので、そういうことで手続きをしてもらいまして79名の退会ということがございました。それを含んで、現在、5月10日の時点で家庭医療学会の会員数としては1181人という数字になっています。以上です。
竹村 ご質問等、ございますでしょうか。では、次の平成17年度の事業報告と決算報告です。

2. 平成17年度事業・決算報告

山田 これは総会でご承認いただかなければいけない事項なもんですから、しっかり目を通していただきたい。事業報告書は事業計画を作ったときのものと同一でして、従事者の人数だとか支出額が記載されています。おおむね教育集会やワークショップですね。それから研究事業、あとは後期研修プログラムのワークショップとかホームページ等々、こういったことが事業報告書ということで、付いています。この2期に分けてあるのは、法人格を取る前と取ってからいうことで、手続上、2期に別れました。ということでちょっと見にくい決算報告ですが、それに付随して、その後のページに事業会計の収支計算書が載っています。ということで、これもNPO法人になってから、財産を前回の友好団体から全て引き受けて、NPO法人になって2月6日から3月31日までのわずか1か月、2か月弱の収支計算書ですけれど、まあ、おおむね引き継いだ予算と会費収入を加えて、17年度、18年3月31日までの決算として次期繰越収支差額が1241万あったというような、計上した数字になっています。中の負債については、おおむね前年度に比べて特段の支出というか、予算額に対して決算額が大きくなったということはあまりなさそうですね。ちょっと気がつくところは、プログラム認定に関する委員会活動は3回ですか。活発に活動していただいていますので、そのうちの1回か2回分、計上がしてありますので、その決算額が予算に比べると非常に大きくなっています。それ以外は大きな差はないように理解していますが。何か、ご質問等ございましたら。事務局の方で何か説明することはございますか。
事務局 特には。
山田 では、17年10月1日から18年3月31日まで、半期ということになるんですけれども、今年度の決算報告ということで、この決算報告ということで、この決算書および事業報告について、何かご意見ご異議ございますか。じゃあ、この件についてはご承認いただけますか。
  (拍手)

3. 同年度監査報告(監事)
竹村 どうぞ。監事。
山田 ああ、申し訳ない。たいへん重要な役割をしてもらわないといけないのに。伴先生、よろしくお願いします。
あの、監事は実際の金銭の出入りと、それから学会の活動全体を総覧して意見を述べよということになっておりますので、総括的には、今回の日本家庭医療学会が任意団体からNPO法人に移行する非常に重要な時期を、山田先生のリーダーシップで非常にスムーズに乗り切られたなと思います。あと、お金の出入りに関しましては、特に帳簿とかそれぞれの書類等を突き合わせまして、問題なく運営されていると思います。あと、学会の活動に関しましては、やはり家庭医療学会は若手を育ててきているというところが、ほかのジェネラリストの学会に比べますと非常に勢いがある会員数の増加ということが反映されていると思います。あと一点ですね、若手のグループが参加していただいて、かなり家庭医療学会に弾みをつけていただいていると思うんですけど、その方たちのグループが参加できるような、引き続きやっていってもらうようにして、一定の熱心な人たちが集まってやるという形になりすぎないように配慮をしていただければと思います。
山田 伴先生、ありがとうございました。非常に貴重な意見で、ぜひ学会運営に活かしていきたいと思います。特に最後に言われた若手の活動が非常に活発で、僕らもそれに支えられているんですけど、先生が言われたように、対象となる方をできるだけ広く集めて、いろんなタイプの人たちもいるでしょうし、ちょっとした関心を持っている人たちだとか、他のことにも関心をもっているけど、これにも少し興味があるとか、いろんな資質の人たちがいるんで、そういう人たちにも間口を広げてできるだけ情報発信をして、一部の人たちが非常に熱烈でそれについていけない、というようにならないように、そういうことも少し配慮していただけるとこの学会の裾野が広がって非常にありがたいと思います。どうも伴先生、ありがとうございました。
竹村 一応津田先生も昨日の時点で見られてOKということでございますので。では伴先生に監査いただいたんですが、承認していただけますでしょうか。
  (拍手)

4. 常設委員会報告(家庭医療プログラム・専門医認定検討委員会)
竹村 ありがとうございました。続きまして、常任委員会の方から報告事項ということで、各委員会の方からお願いいたします。まず山田先生の方から家庭医療プログラム・専門医認定検討委員会について、お願いいたします。
山田 短めにご報告させていただきます。家庭医療の後期研修プログラムに関するワークショップは過去3回させていただいて、前回、まとまった、後期研修プログラムの学会が推奨する基準のものが出来あがりました。それが2月に作成されて、今日シンポジウムをやるんですが、会場で一応簡単に印刷したものが200部ぐらい用意してあります。一応公的に、メディアの人も今日来るので、3学会にもお認めいただいて、家庭医療学会が作った後期研修プログラムの基準案というものを一応提出させていただくということです。それに関わっていただいた理事はじめワーキンググループのメンバーには深く敬意を表します。今後ですね、今年の5月の最終週に、先ほども申しましたけれど27、28日に、第1回の研修責任者会議にあたるようなものをしようと。これは何も研修責任者の枠組みを広げるだけではなくて今後の作業の礎になるような作業をしてほしいなと。大きな課題としては指導医養成に関すること、それからプログラム認定に関すること、早急にやらなきゃいけない仕事ですんで、その枠組み作りをしていただこうと思っています。当日講師には藤沼先生、大西先生、葛西先生といった方にご講演をいただいて進めようと思っているところです。それとリンクして、3学会でも専門医に関する取り組みというのはすでにこれまで複数回、執行部、会長・副会長のレベルで全体に集まってこれまで3回以上協議してまいりました。僕としてはちょっとやっぱり不安だったのは協議に対する合意事項だとか、協議した内容自体が今まで公表されていないということですね。そういうところで前回、全て議事録を公表してほしい、それから合意事項も議事録としてそれぞれの学会で流布してほしいということを申し入れて、今回のは恐らく議事録が我々の方に回ってくると思うんですけど、ここでやっているような、テープ起こしのような、生の、ライブのはとれませんでしたけれど、一応3学会ができるだけ統一してやっていくという方向を、まあ学会運営でもそうなんですけど、そういったことでは皆さんご確認いただいているので、あとはやり方次第ですね。できるだけオープンにして、今度3学会の会長で鼎談をやろうという案内もあったんですが、それも出版なりメディアの人に来てもらって、言ったことを全部会員というかそれぞれの会員に流布しようと。大きな枠組みで3学会が一緒に団結して世間に対してちゃんと主張していこうと。それを確かめ合ってやろうということでは、ほかの執行部の先生たちも団結している部分では全く変わりありませんので進めていきたいと思っています。ただ、細かい協議に多少温度差があって、ちょっとまだまだオープンにされていない部分が、できるだけ今後は話し合いの結果を皆さんにお伝えしていきたいので、そのへんご了解ください。僕の方からは以上です。
岡田 昨日時間がなくてお伺いできなかったんですが、プライマリ・ケア学会が、今専門医とるためにやるべき研修って定めていますよね、それとこっちの認定との兼ねあいはどうなっているんですか。
山田 これは一番問題だと思うんですよね。今、プライマリ・ケア学会、プライマリ・ケア専門医の研修の枠組みっていうのは、スーパーローテート2年プラス1年間の施設研修みたいな、まあ施設群での研修というのが義務づけられただけで、それ以上の深い内容だとか評価だとかが、あまり具体的に進んでいなかったようなんですね。まあこういうご時世で今内科医の認定、ほかの診療科の認定というのがもうすでに必修科をにらんだ上で、その上に認定専門医という枠組になっているので、恐らくプライマリ・ケア専門医についてもあのまま2年必修をやって1年だけの現場研修みたいなことだと、世の中に対してとても研修したとは言えなくなってくる。今受験者の方も非常に数が限定されてきているという現状もあるので、ぜひ新卒の方々の研修については家庭医療学会のものを参照したいというか、まずそれをコアにしてプライマリ・ケア学会として考えたいと言っておられる。ただ、プライマリ・ケア学会にはプライマリ・ケア学会の事情があって、各地区から評議員の方を選出されていますし、いろんな立場の方が見えるので、どういったことで合意をしていただくかというのはプライマリ・ケア学会内の話だと思います。我々としては一応、小松先生、津田先生等々から3学会に申し入れていただいたのは、新卒の方の後期研修プログラムは家庭医療学会がまず率先して提案しようと。それを受けて、各学会で協議がされました。その協議された内容と結果としてプライマリ・ケア学会側ではこの線でいいんじゃないかと。ただ、6か月の診療所研修というのが非常に問題かなと。地域病院での研修も診療所研修に振り替えてくれないかなというニュアンスのご発言がありました。あと、総合診療学会の方でもご議論されてですね、どちらかというと総合内科、内科専門医でどうなんだ、というような人があって、必ずしも総合診療学会の方は独自の総合診療医の専門医の認定制度なり、あるいはまた若手の医師の方を集められて、我々がやったのと同じようなワークショップを複数回やってですね、学会としてコンセンサスを作っていきたい、というようなお話だったようなことだったと思います。まあ僕が3学会の時にお話を聞いた範囲内のことですからちょっと温度差があるかもしれませんけれど、ただ、一応趨勢として家庭医療学会が作ったプログラムをひとつの基準として参考にしてやっていったらどうだという雰囲気にはなってるんで、ここでやったことに関して、あとは調整と。もう少し大枠で言うと今は新卒の人たちだけですけど、今度は経過処置というかシニアの人に関しては、これはもう、ほんとに交渉次第なんで、僕としてはルーズというとおかしいですけど、幅広く受け入れて、そのかわり生涯学習、更新制度を非常に厳しくやろうという感じで提案するのがいいんじゃないかなと思っています。これはでも、全く当学会内では議論していませんのでまた改めて、後期研修プログラムが終わった段階で協議をしていきたいと思っています。
竹村 ではそういうことで、あと25分残っております。かなりきつい状況ですが、編集委員会はどうでしょうか。

4. 常設委員会報告(編集委員会)
  (担当者不在)
竹村 では、これはまた後ほどということで。

7. 学会誌および学術集会の共著者の資格の確認
竹村 どうしても今回の理事会で確認しておくことがありまして。たしか前々回の理事会で雑誌『家庭医療』に投稿する場合、筆頭著者のみ学会員でそれ以外の人は学会員でなくていいという議論がなされていたんですが、議事録を見ると確実にそうだと言い切っていないところがあって、未だに尾をひいているんですが、いちおう確認なんですが、雑誌『家庭医療』に関しては筆頭著者のみ学会員で、それ以外の人は学会員でなくていい、でよろしいですね。
  (異議なし)
竹村 ありがとうございます。また、学術集会はすでに規則として明記されていますように、筆頭演者のみが学会員で、それ以外の人は学会員じゃなくていいということで、これはよろしいということになっておりますので、よろしくお願いいたします。では、広報委員会お願いいたします。

4. 常設委員会報告(広報委員会)
松下 じゃあ、年4回の会報は何とか出ています。WEBサイトはあんまし意識がなかった。●●●●したほうがいいかなという気がきてきました。以上です。
竹村 ありがとうございました。
白浜 今回の学会はいろんなものを並行してやっているので、なかなか全部を聞けないんですよね。だから、スライドだけでも、ホームページにアップして。会員には講演の内容をお知らせしてみていただくように、何かできないかなと。もちろん、発表者の了解を受けなくちゃいけないけど、どうなのかなと。
○○ 若手と指導医が並行してするのは、ほんとはどうしても無理があるんですけど、やっぱりそれぞれのを見ておかないと、せっかくそういう議論があったのに見えない。スライドだけはそういう方向で、大変でしょうけどお願いしたい。
○○ アクセスはフリーですか。それとも会員でログインする。それはここで決めておいた方が。
○○ そうですね。
山田 前は会員がログインして、それぞれの番号を教えたんじゃなかったですか。違いましたっけ?
生坂 あれはアクセスできなかったですよね。
山田 会員に限定した方がいいと思うんですけど、どうなんですかね。
生坂 会員でもアクセスできなかった。。
竹村 3つぐらいしかアクセスポイントがなくて、誰かが消さないとすぐうまっちゃうという話でしたね。
生坂 いやもう、24時間いろいろやりましたよ。システム自体が。UBポイントですよね。
山田 そうですか。わかりました。
○○ 公開すると問題があるんですか、学会員以外に。
山田 いやもう、学会に入ってもらうことをプロモートするためだけにやりたいだけですけど。
前野 元々が学会の金を使って、学会のものを使って、学会のためのサービス。来られなかった学会員が見るのは正当な権利ですけど、それを一般に広げるかどうかはコンセンサスがいる。別にだめだというつもりはないんですけど。だからスタート時点は、ログインは詳細なパスワードをかけなくてもいいと思うんですけど、たとえば会員番号を入力するぐらいでいいと思うんです。それで、軽いちょっとしたこと。
○○ ただ、会員じゃない人が見た方が宣伝にはなりますね。
前野 ただ、演者は会員を対象にやっています。医療関係者はいいけど、ジャーナリストが見たらまずいということもあるかもしれません。
山田 そうそう、それはありますね。じゃあちょっと、アクセスに関する技術的な問題があるんで、そこはちょっともう1回検討していただいて、ちょっと簡単に今の議論で言うと、比較的会員が会員番号だけ入れれば見られるというぐらいの、それぐらいのセキュリティかハードルにしておいて、できる方法を考えてもらえますか。
事務局 例えば会員番号というかIDとパスワードをひとつだけにして、それを配布するという形で。
山田 それでもいいと思います。
前野 それをWEBページでかける方法とファイルにかける方法があると思います。
○○ 内科学会はひとつの番号を、内科学会の会誌に載せている。
○○ あー、なるほど。
山田 だから会報に載せるということですね。
○○ 会報ってPDFで動くんですか。
○○ しています。
○○ 会誌にはさむ。
○○ 会報に1枚ペラ紙をはさむ。
事務局 会誌ではなくて次の会報で。
○○ 毎回ないとわかんない。
○○ 毎回あった方がいいです。
事務局 では、3分の1のサイズの紙で毎回。
山田 はい、それでいいです。
○○ 個人的には作ったスライドの先生がOKと言ったら公開してもいいと思います。
○○ ああ、それでもいいね。
○○ だめだったらだめ、パスワードでということで。
白浜 あるいは、全然だめという人もいるでしょうから。
山田 それは発表する手続きをされた時に、そういう同意をあらかじめとっておいた方がいいでしょうね。
竹村 そうですね。
白浜 もしできたら、今回そんなふうにしていただけたら。
山下 それ自体は別の企画でもいいんじゃないか。集積する場所を作って。向こうのSTFMのほうは今、ほとんどの人はそっちのハイプリントは、結局みんな帰って捨てちゃうから、うちはアップロードしてからそれを見てくれ、と。エコロジー的にもいい。学会の●●●、ワークショップでもどんどんどんどん集積していく何か空間があれば。
山田 そうですね。でも、それをまた記録していく、保存していくというか。
山下 会というか、しっかりしたグループがないと。それをまた、先ほど言ったオープンにする方としない方とがいるので。
○○ とりあえず学会の企画であったスライドを上げるというところから始めれば。
山田 わかりました。学会企画のシンポジウム等々、教育的なものに関してはできるだけそういう手続きをとって、見られなかった人たちに便宜をはかるということ。それとパスワードとIDについては郵便物で送付するというような手段でご理解ください。

4. 常設委員会報告(研修委員会)
竹村 よろしいでしょうか。では研修委員の方から生涯教育の。武田先生。
武田 前回の理事会で承認されたんですが、14回のワークショップに関しては11月の11、12、大阪の天満研修センターで定員200名を予定しています。テーマは、「感染症に強くなる」です。感染症に関してのテーマを組もうと考えています。去年と同じようなかたちで1日目は午後からスタートして全体で集まる講演会形式です。2日目は、去年は5つのワークショップを同時にやったんですが、今回は7つのワークショップを平行してやる予定です。細かなことはそこしかまだ決まっていないです。

4. 常設委員会報告(研究委員会)
竹村 ありがとうございました。では研究委員会の方からお願いします。
前野 学会賞は今回無事行われるということで進めています。課題研究の方は、直接は僕は何も聞いてないんですが、執行部の先生方に。
山田 選出は終わったんですよ。
前野 ああ、そうですか。それから研究初学者のためのワークショップは、大変申し訳ないんですけど、5月27、28日にやることになっていて、順調に進んでいます。以上です。
竹村 この件で、ちょっと、私そろそろ抜けるかもしれないので発言させていただきます。学会賞なんですけども、先ほど配らせていただいた採点票なんですが、発表にその場にいられる、もしくは発表者が組織の中の人でないという条件に見合う採点ができる人たちが6名いらっしゃったと思うんですが。
事務局 まだ配っていません。
竹村 では、今から採点票をお配りします。明日その採点票で、7枚綴りになっていますので、1人ずつ採点していただいて、採点が終わりましたらば金本さんの方に、お昼に渡しといてください。そしたらこちらの方で採点させていただいて、選ばれた人がわかるというかたちにさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。では倫理委員会の方からお願いいたします。

4. 常設委員会報告(倫理委員会)
白浜 倫理委員会は申請は一つありましたが、それはある大学の中で、医師以外の人が倫理委員会に申請できないということでした。倫理申請のために家庭医療学会に入られたのではないか。私は個人的にやりとりをして、やっぱりちょっと家庭医療学研究のために大学とかに所属しない人が、ということで、そういう意味で家庭医療学とは何かというとこの学会の目的って書いてあるところに添って申請してほしいということを今後HPに明記したいと思います。ただ、その中に書いてある家庭医を育てるというのが最終の目的になっている。そうすると家庭医療学会は家庭医を育てるだけでほんとにいいのかなというのがちょっと。もしかかりつけの薬剤師の方が家庭医と協力して投薬管理をする研究ということだったらそれは当然認めなくちゃいけないと思うんですけど、今回の申請は調剤の飲みやすさということでしたので。それはやっぱり家庭医療とは直接関係ないことだと思いますので、すいませんが、難しいと思いますということで、大学の中で誰かを仲間につけてやってくださいということをメールで送って、その方法でうまくいきました。今回の申請は、言葉としては大学に属しない診療所の先生の審査をすると書いてあるから、普通の読み方をすれば家庭医療に関することだと思うんですが、その中の投稿規程というか倫理規程にはそういう一言をつけていなかったので、家庭医療に関する研究ということを一言付け加えてもらおうかなという感じです。それからもうひとつは、いわゆる倫理委員会。病院などで時々問題になりますけど、ひとり診療所で在宅をやっている先生が人工呼吸器を止めようかということで困った時に、そういうサポートも現実的にはしなくちゃいけないんじゃないかというのが私の中にあって、そのことはずっと倫理委員の中で話し合って、もちろん僕は見えないことをメールしていいのかというのはあるんですが、少なくともこういう人には相談した方がいいんじゃないかとか、そういう切羽詰った、ほんとにひとりの診療所でやっている先生はソーシャルワーカーも多分いないだろうし、どこに相談したらというのがないんだったら、そういうちょっとお助けというか、ある意味TFCとかでいろんな意見を持っていませんか、とそういうふうに進めてもいいかもしれないし、そういうことはもしできたらできないかなということで、明日講演くださる稲葉先生が、そういうことはやっぱり大事なんじゃないでしょうかということで。ちょっと明日の倫理委員会の席で検討する予定です。以上です。
山田 非常にダイナミックな取り組みなので、ぜひそれは進めていただきたいと思います。いわゆる文献、発表論文の倫理的問題だけじゃなくていわゆる臨床現場の、特にプライマリ・ケアの現場で働いている人たちとしては倫理的問題は多いですから、そういった悩みは共有するだけじゃなくて、教育というか、駆け込み寺じゃないですけれど、非常にプライバシーに関わることも多いでしょうから窓口がこの学会にあるというのはすごく大きな魅力だと思うんで、ぜひそういうふうにしていきたいと思います。
竹村 先ほど一言加えるということに関しては、皆さんよろしいでしょうか。「家庭医療に関わる」ということで。じゃあ金本さん、一行加えるようにしておいてください。
事務局 はい。

4. 常設委員会報告(若手家庭医部会)
▼ 若手家庭医のための冬期ワークショップ
竹村 では若手家庭医部会、お願いします。
山下 はい。先ほどは●●●。●●。最初に今回の選挙で、今日出席している森敬良君に決まりました。明日の総会で承認を得るかたちで予定しています。事業ですけれども、昨年度の中では、こちらに出しました冬のワークショップの会計報告。20万の補助をいただいて開催するということで、●●●、結果的にはマイナス132,697円というかたちになっています。これをご承認いただければと思います。来年度も同じように冬のワークショップを計画していて、実際に今動きはじめていまして、来年度は補助なしでとんとんでいけるように。


5. ワーキンググループ報告
◎ 家庭医療後期研修調査プロジェクト
山下 それ以外の活動としては、家庭医療の後期研修プロジェクトに関しては一度今回の●●調査の発表をした●●●●活動自体は終了。ご協力ありがとうございました。実際は70施設ぐらいに●●、実際18が作成予定でということで。若手の活動としては、明日、シンポジウムを行います。それを踏まえてアンケート調査をネット上で行いまして、かなり●●、自由回答欄にコメントがかなりありました。昨日の理事会でもお話しましたが、だいぶん不安というのはまだまだあるのだなと思ったのがひとつと、もうひとつはやはり、ここの理事会の中では他の2学会との連携がそれなりにとれているのではないかと、僕自身にもそういう認識があったんですが、それが会員の皆に伝わっていないという気がいたしました。ですから先生方、ご指導される立場にいらっしゃると思うんですが、そういったことも現場で少しお伝えいただけると、恐らく若手の先生方も、そういう、ある意味無用な、言葉としては、学会内の対立とか3学会の意見の不一致と、けっこう強いかたちで書かれている方が何人かいらっしゃいまして、いろいろなかたちで、もちろん意見の相違はあれど協力していると僕は認識していましたので、そういったことが伝わればと思いました。おおむね家庭医になりたいという人たちに回答いただいたのですが、不安はあれどみんなやっぱりそういうつもりだということですんで。

◎ 家庭医キャッチフレーズ募集
森  キャッチフレーズは2月から4月にかけて延べ50通の応募がありました。医者だけじゃなくてフリーターとか主婦とか翻訳者とか無職とか。今後は中間公表をWEBでさせてもらって、6月末までを締切にして、予定とおり投票して最終的に理事会で決めるというふうにしたいと思っているんですけれど、学会員が投票する時にある程度絞ってから投票するのか、そのまま全部投票するのかというところで相談というか考えています。
竹村 よろしいですか。
岡田 さっきの若手のシンポジウムに関連して、それと並行で指導医養成をどうするかのシンポジウムをやるんですけど、それのお話を受けて準備をしていて、これがきて、指導医養成のシンポに学習者が入っていないと意味がないと思って、誘おうと思ったら横でやっていることが判明したんですね。非常にちょっとプランニングのところでもうちょっと何かこうあればよかったと思ったんですけど、ちょっとそのへんは山下君と相談をして、事前のアンケートのところに指導医への要望という項目を入れてもらって、一応並行では走っていますけど、向こうの方が人が多いのでこっちからは出せないんですけど、向こうから人を1人、結果を持ってシンポジストとして来てもらって、一応きちんと学習者の意見も踏まえてどういう指導医を養成するかというかたちで、なんとか今、与えられた状況でリンクするようにはしています。
山下 先ほどWEBページの話が出たんですが、今後僕らの大きく進行する●●●●、新しい活動としては、WEBページを何か●●●●したいということがありますので、その話と一緒に合わせてやっていければと思ってます。今回アンケートをとって考えたいと思っています。
竹村 先ほどのWEBページに関しては、例えば担当する人が、これHP上に出した方がいいなと思ったらばぜひとも了解を得て・・・どうしたらいいのかな。じゃ、金本さんに、これHP上に出していいと演者が言っていました、と伝えることで投げかけていただけますでしょうか。了解がとれればWEB上にパワーポイントを出していただくということで。
白浜 発表者の著作権もあるので、いろいろ確認しておいてもらっておいたほうがいいかと。
山田 今回はちょっと難しいかもしれませんね。次回から。
竹村 では、学生・研修医部会。

4. 常設委員会報告(学生・研修医部会)
前野 夏期セミナーは今年も参加者200名で無事準備も進んでおります。セッションも3日分合わせて27ぐらいですかね。今年もかなり魅力的なテーマが集まっています。そこで先生方にお願いですが、後で配った紙なんですが、meet the expertsについてというのが入っておりまして、これは前々回、前前からお願いしていたことなんですが、初日に先生方に簡単な自己紹介していただいた後に、学生がそれぞれ、話を聞きたい先生方のところに行って、30分ぐらいですけどもちょっと話をするということでお願いできればと思います。このあたり夕食・懇親会が続きますので、そこでできたら続けて加わっていただければと思っています。参加していただける方には、事前に300字程度の経歴と、先生方にご負担をかけない200字程度の簡単なコメントを書いていただいて、しおりを作ろうと思っています。それを夕食懇親会、2日目の懇親会に持って歩くとネタになると思いますので。恐らく日曜日の朝一で例年どおりだと理事会があるかと思いますので、そうすると多分土曜日から泊まられる先生が多いと思うんです。できればこの企画に間に合うようにお越しいただいて、ちょっとそこで交流を深めていただければと思っております。詳細は担当の学生の方から各理事の先生方の方に書面でお問い合わせをいたしますので、切符を取るときにはぜひこの時間をもりこんでとっていただければと思います。よろしくお願いします。以上です。
岡田 東京から会場までどのぐらいですか。
前野 湯沢の駅を降りてすぐですので。
山田 新幹線で1時間ちょっとですね。遅いのでも1時間半ぐらいです。
前野 よろしくお願いします。
  (ここで竹村副代表理事が学会シンポジウムの事前打ち合わせのため退出。)

6. 第22回(2007年)学術集会について(「第21回学術集会の報告」から議題変更)
山田 じゃあちょっと司会を交代しますね。ワーキンググループももう終わりましたね。じゃあ6番。21回の学術集会について。これは来年のことなので新理事会の方で昨日協議をさせていただきました。本来合同開催を目指して一緒に調整しようということだったんですけれども、この間のお話にもあったように来年については、宮崎県医師会と我々の事務局の方と調整するのが非常に困難だということと、それから会頭を引き受けてくださった白浜先生も、同じ九州とはいえ東京に行く方が近いというか、宮崎に行く方が時間がかかるというお話もあって、従来家庭医療研究会の時にやってきたような特色を生かして、今回、単独でやる際にはそういった学会長にはプログラム委員長のような役割を担っていただいて、会計だとかそういったことはあくまでも事務局が主体にやると。だから受付業務だとか学会の運営主体はほとんど事務局業務としてやらせていただくということで、大会長になっていただいた先生には、あくまでもプログラム委員というか、学会を援助してもらうという役に徹していただきたいということで再度お願いして、ご了解いただきました。ということで、2007年ですかね、6月23(土)、24(日)、東京地区で開催。会場は未定です。できるだけ従来の、みんなでほんとに2日間かけて勉強して帰ったという感じの学会運営になるといいなという白浜先生のお言葉もあったものですから、できるだけ白浜先生の特色を生かして開催をしていただきたいと思っているところです。何か、白浜先生の方から。
白浜 これ、第22回の2007年の間違いでは…。
山田 ごめんなさい。これは間違いです。第22回、2007年ですね。
金本 これは、本当は大園先生から、もし理事会にご出席いただいたらということで。
山田 ああ、すいません、間違えました。とりあえず2007年についてお話させていただきました。
白浜 今回の大園先生も大変だったと思うんですけど、学会としての学術集会なので、学会としての会頭というのかな?
山田 会頭です。
白浜 会頭というのが学会の代表なんですよね。山田先生は会長? 世話人代表? 代表理事?
山田 代表理事です。
白浜 だとするとやはり今後会頭は理事になられた方がいいと思うんです。やっぱり連絡というか、そこに出ていないとなかなか見えない。多分そこらへんがうまくいっておけば、もうちょっと時間割とかも変わったかもしれない。それともうひとつ、合同学会をすると、ものすごく前から準備しとかないと、というのがあるので。私が少し来年の学会で考えているのは、ほんとにいろんな関心をもっている人が集約できる場があるといいと思っていて、朝8時に始められるという会場を探しています。それこそジュースとコーヒーとドーナツぐらいがあるような、そういうアメリカでいうとインタレスグループの、朝一番の集まりがあったらと思っています。グループがいろいろあって、人が少なければふたつのグループが一緒になってしまうこともあるけど、そういう場を確保したいというのと、1日目の懇親会もポスターの前で食べながら、簡単なレセプションパーティーだけにして立派な懇親会はなしにていもいいんじゃないかと考えています。若手の人、子持ちの方など、さまざまな懇親会後の集まりが計画されるようですので、懇親会はやめてレセプションだけにしようかと。
  また、ワークショップはそれぞれの関心ですればいいけど、できるだけシンポジウムとかは一つにしてみんながそこに出られるという感じがいいかなと思っています。今回の学会で出た研修の問題の意見交換は続けなくちゃいけない。研修の側と、シンポジウムはお互いに、たぶん1年とかしていくともうちょっといろんな問題が出てくるでしょうから、そういうことも取り上げたらどうかなと。ただ、何よりも、プログラム委員として、いろんなこんなことしたいという人を募集してやってみたいと思っています、。実際ほんとに会場の準備とかはできませんので事務局にお願いして、運営的なこともお願いして。山田代表理事に言われたことは、そういうふうにすればまた次の機会にもひとり診療所の先生が会長を引き受けられる。前にあったような、大学の先生と診療所の先生が交代交代に会長をするみたいなことが、これからもできるといいなと思っています。ほんとは理事に選挙で選出されなかったので、それで学会長引き受けてもいいのかなと聞いたんですけど、ちょっと今回、いろんな事情もあるということなので、ピンチヒッター的にお引き受けしました。皆さんのご協力をよろしくお願いします。
  (拍手)

8. 新理事会での決定事項について
山田 ありがとうございました。それが新理事会の決定の一番重要な案件だったんです。後は役員のメンバーだとかが先ほどお話したとおりで、あと、昨日の新理事会で決定したことは来年の事業計画等ですけど、それもまあ、通年の事業計画と大きな変更のあるものはありません。ただ、これからまた後期研修のプログラム認定に向かって作業を進めていこうということだけ、それだけさせていただきました。だいたい、今日この理事会で協議していただかなきゃいけないことは以上で、この後、1時からの総会に向かってしますんで、委員会等の担当の方は、よろしくまた総会の時にご協力よろしくお願いします。以上ですが、何か。

9. その他
内山 出版のことですが、これまでプリメド社と関わりがあって、一応私がパイプ役になっていました。これから先もプリメド社は他の出版社と違うかたちで扱うかどうかということと、そのパイプ役を誰がやるかということについて、ご検討いただきたいと思います。今のところ進行形なのがひとつあって、プライマリ・ケア救急というか診療所の救急の本です。だいたい原稿が揃って、校正中です。
山田 この分野の本がミリオンセラーになるということはありえないと思うんで、今までそれを承知で付き合っていただいた出版社ですから、ぜひこれからも関わりをもってやっていく方が本来は妥当だと思うんで、どういうふうな委員の分担になるかはもちろんわかりませんけど、今後も内山先生にも関わっていただいて、出版のことではぜひご理解いただきたいと思っていますので、よろしくご協力ください。ほかに何か。
山下 別にあれなんですけど、今夜若手で恒例になりつつある●●●、ぜひ先生方にもよろしければ去年は130人、今年は120人入れる座敷をおさえておりますので、案内がありますのでご興味がある方はどうぞ。
山田 ほかには。はい、どうぞ。
○○ 患者教育●●●が停滞してなかなか前に行ってなかったんですが、最近若手グループの中村さんが中心になってパンフレットを作る企画が今、動こうとしていて、今日夕方、会って話す予定なんですが、ぜひ。前回の理事会は、僕は参加できなかったんですが、その時に報告がありまして、少し前に進めて、学会の事業として前に出した方がいいんじゃないかなと。若手でそういったパンフレットを作ってみようというエネルギーがきてるので、ぜひ。
白浜 それこそホームページでPDFで。
○○ それはいいですね。
山田 それもぜひ、学会全体の仕事として進めていただきたいと思います。他にはよろしいでしょうか。じゃあすいませんがまた1時から、総会の方よろしくお願いします。

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