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日本家庭医療学会 議事録

日本家庭医療学会 新役員会記録(平成18年5月12日)
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【議案】
  1. 選挙管理委員長挨拶
  2. 新代表理事選出
  3. 新代表理事挨拶
  4. 若手家庭医部会事業
  5. 会員数報告
  6. 平成18年度事業・予算について
  7. 家庭医療後期研修プログラム関連プロジェクトについて
  8. 家庭医療後期研修プログラムに対する国民の意識調査
  9. 総会学術会議大会長の選定方法について、および第22回(2007年)学術集会について

【議事】
1. 選挙管理委員長挨拶

小林 選挙管理委員でしたので、議事をすすめさせていただきます。
まず、選挙に関して。今回は変則的で日程がタイトでした。かつ3月、4月は異動が多くて届いていない人もいたんじゃないかというご意見もあって、今後の課題にしたいと思います。選挙自体は公正に行われまして、皆さんにご承認いただいたということです。
(以下、選出された先生の名前を読み上げる)
もう一つ、問題点として、推薦も立候補もしていない人にも投票していいという仕組みが他の学会とは違うという点で。
津田 みんなそうですよ。
小林 プライマリケアでは、その中から選ぶということになっています。評議員の候補者の中からしか選べない。
津田 理事ですか。
小林 そうですね。
津田 理事は評議員の中から選ぶ。
小林 そういう意見もありました。若手の方は4月7日に無事に終わりました。

2. 新代表理事選出

小林 2番目の議題は新代表理事選出ということですが。どなたか立候補または推薦していただけますか。
山本 山田先生にお願いしたい。
小林 山田先生でよろしいでしょうか。
  (異議なし)
小林 山田先生が新代表理事に選出されました。(拍手)では私の仕事はこれで終わりましたので。新代表理事のごあいさつを。

3. 新代表理事挨拶
山田 ご推挙いただいて本当にありがとうございます。第1期目に少々疲れはてたところもあり、理事の選出のときの立候補表明もしない状態で、この度このようなことになってしまったのですが。
法人化のあとに、後期研修プログラムの仕事だけは片をつけなければいけないんじゃないかなと、改めて認識したわけです。ぜひ理事の皆さんのご協力をよろしくお願いします。
ということで、2期目の理事会をさせていただくのですが、この会則によると、今日の15名の理事以外に5名以内の理事を指名してもいいということなので、本来ならば今日5名の理事を全部ご報告させていただくつもりだったのですが、やはりいろいろと悩んで、具体的な指名はできませんが。ただ唯一指名させていただこうと思います。その方は白浜先生です。医療倫理のことで皆さんご承知の通り、一生懸命やっていただいておりますし、次期学術大会のことでもお願いしようということで、指名させていただきたいと思います。これについては明日の総会でも承認をとりたいと思っていますが、理事会のほうでも白浜先生の件は承認していただけますでしょうか。(拍手)
藤崎 山田先生が選ぶのだから、あれだけれども。内山先生が抜けられたり、開業の先生が今回の選挙でも入っておられないので、その辺を意識して選んでいただければと思います。
山田 実は選挙管理委員会の先生からいただいたご意見も、今回、選挙方式にしたので、組織票をもたない先生がたが選出されにくいんじゃないかと。ぜひ開業の先生、そして女性の理事がいないので、女性の理事をくわえてはという意見もいただきました。それで、女子の理事と組織票をもたないままで開業しておられる先生がたから必ず1名ずつを選出していきたいと思います。それから、せっかくですから。こういった基準を照らし合わせて、こういった人を指名してほしいとか、こういった人材があればいいんじゃないかなということを意見としてうかがえればお願いいたします。
岡田 今回、立候補された方で当選されなかった方がおられますよね。
小林 立候補して次点だったのは、佐久総合病院の長先生ですね。どういう方か、面識がないのでわからないのですが、学会のためにということで立候補を。
山田 女性だったら大野先生だったでしょうか。
岡田 立候補された方に大きな問題がなければ熱意で。そこをはじいてしまうと、またなかなか……
藤崎 あとはまだ先の話だけれども、枠を作ったほうがいいと思います。一人2票で、1票は全体で、あと自分の所属系で、大学とか研修病院とか開業、診療所みたいな所属の人たちがそこで何人か選んで、あるいは女性会員とか。それと全体との票で多い方からとっていくとか。
津田 2本立てですか。
藤崎 そう、2本立てで。必ず診療所や開業医、研修病院が入るような感じの。所属系と全体というような感じのほうが、バランスが。
津田 それは今回の法人化の前の時にも出たような気がするんですが。だけどそれを調整するために、新代表理事が。
藤崎 そうだけど、良い意味でも悪い意味でも、代表理事の権限が強くなりすぎるよりは、システマティックに、やはりそれがある程度反映できるようにしたほうがいいような気がします。
津田 そうすると選挙の仕組みが非常に複雑で、公平性を保つのが難しいので。
山本 先生の考えは間違っていないとは思いますが、比率をどうするか。
藤崎 それは実際の会員の構成比で選べばいいんじゃないか。
山田 その議論はプライマリケア学会でも同じような意見がありました。地域で分けるとか、職種、男女比だとかいろんな区分がでてくるので、多少難しいものが。ま、正式に理事が選出できるので、これは代表の独断というよりは理事の意見を聞いてバランスをとってということですすめていきたいと思います。それでも、今後の会則を考えなければいけないでしょうし、代表理事のこともこうあれば望ましいとか、そういうことも含めて議論していければ。
三瀬 NPOとしてのやり方に何か制限があるのでしょうか。
山田 NPOだから代表の選出の仕方に何か縛りがあるとかは。
事務局 特にありません。
○○ 理事は選挙ですか。
事務局 そうですね。
山田 ということで、指名理事についは考慮させていただいて。もう一つ私に任された作業は、副代表理事2名は私のほうで指名させていただくということで。竹村先生と葛西先生を副代表理事として指名させていただきたいと思います。ご承認いただけますでしょうか。(拍手)
竹村 家庭医療学会は今非常に、国民の声を聞くような学会になってきている。前回につづき今回もそのような方向性で行くであろう山田先生をサポートできればいいなと思っております。
葛西 また次期も山田先生を助けて会員のための学会にしていきたいと思います。特に研修医がこれからちゃんと育っていって、それが国民の期待に応える家庭医になるという風に。私のほうでは大学に場所を移して、大学のかかわりとか役割というものを分かりつつ活かせたらと思います。
山田 もう一つ。監事役2名ですね。本来は監事役に徹するというのですが、この学会においては理事も勤めながら監事もやっていただくという。さら監事ですね。会計監査等々をやっていただく。
○○ 執行部が執行部の監査をするというのは、どうも。
山田 あまりそういう点は対処しなかったもので、将来の改正にはしなくちゃいけないと。以前は津田先生と伴先生にやっていただいていたのですが。お時間をとらせてしまうし、ご迷惑をかけなきゃいけないんで、気が重いのですが。ぜひ会のために目を光らせていただきたいと思います。津田先生はちなみにもう1期お願いしてよろしいでしょうか。
津田 はい。
山田 しっかり厳しく見ていただいておりますので。そういう意味でも、会員歴というか今までの経験が長い方がいいんじゃないかなと思いますが。ご意見番に近い形で。伴先生の後任ということで藤崎先生にお願いしたいのですが。(拍手)

4. 若手家庭医部会事業
山田 4番目の議題、若手家庭医療部会について。
山下 同じ4月7日に我々も選挙をさせていただきました。選挙対象者数が182票、投票総数47、投票率25%。ほぼ親学会と同じ比率であったと思います。今回は選挙というよりも信任という形になります。代表に森先生、副代表に大塚先生と中川先生、信任をいただいたということで、明後日の総会で承認をいただき、新執行部を立ち上げるということになります。
ここで申し上げるのが適切かどうか分かりませんが。われわれ選挙管理委員会からの要望として。選挙そのものは粛々と行われて問題はなかったと思われますが。開票作業にいったところ、作業を楽にするため袋をすでに開封していただいていたようです。本来の役回りからしますと、開封されていたのは問題ではないかと。次回の選挙の時には、このところを考慮していただければという報告を受けています。
あとは今後の若手家庭医療部会の立場。今まではオブザーバーという形で、今後また審議ということですが。そのへんについて検討いただければと思っています。具体的には、オブザーバーという形なのか。オブザーバーといっても、ずっと発言させていただいておりますので、まったく今まで通りでもかまわないと思います。
それから、さきほど藤崎先生が出されていた各構成を代表する発言権、もしくは投票権をふたついただけるかどうかということを検討いただければと思います。
大塚 本日は代表の森の代わりに出席させていただきました。今年の若手家庭医療部会の行事としては、昨年も行った冬期セミナーを行いたいと思います。その他の活動に関しては今後の役員の話し合いで決めたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
山田 いま途中から入っていただいた白浜先生。指名理事として参加していただきました。あと最大限4名ですが、それに関しては総会で一任していただくことをご理解いただいて、それから執行部の方で精査していこうと思っています。次回の理事会で顔合わせしていただくことになると思います。
岡田 新しい理事の先生のご挨拶は。
山田 いまご提案があったので、せっかくですから。
  (各理事あいさつ)
岡田 所属が変わります。亀田メディカルセンターや亀田総合病院と同系列の横並びで亀田ファミリークリニックという家庭医だけで回すファミリー●●センターの形で館山市に6月5日に開院します。そこに院長ということでいくことになりました。とりあえずは、大きな病院でいうと研修にならない部分もあるのですが、そのへんを折衝して。突然に向こうから話が来たもので。基本的には全般的に医療をフルスコープで。病院から離れるので入院の方はいったん閉じてしまいますが、往診の方を今まで以上に増やして。外来、往診、口腔歯科センターと訪問看護ステーションなど、かなり地域に根ざしたかたちで。ですので、雇われではありますが、開業の院長ということになりますので、予定などが合わなくなることがあるかもしれませんが、違う視点から……
藤崎 何人でやるのですか。
岡田 10人、研修医だけで。スタッフは50〜60人。
亀谷 所属は聖マリアンナ医科大学の総合診療内科の一員ではありますが。川崎市立多摩病院という川崎市の自治体病院が、新しく病院を作って、それが指定管理者制度という公設民営で、市立病院の経営をわれわれ民間が依頼された。非常にやっかいな思いをして、病院長に4月1日から就任しました。この学会との関係といえば、総合診療内科に大学としては取り組んでいく方針ではあるのですが。多摩病院では総合診療科として内科をはずしました。その結果5人が若手で入りましたが、その全員が救急を手伝うこととなりました、小児救急と。小児救急が総合診療をできるっていうことは、大学や病院にとってはある意味では驚愕であって。これを発展させると整形外科の外来や産婦人科のトレーニングもできるという意味では、家庭医療の枠組みとは違うかもしれないけれど、幅広くプライマリケアをできる場を設定できる。私はそれをやりたい。あとは大学で4年生を対象に半年間の家庭医のセンター交流をします。私自身は家庭医療をどこまでできるかという疑問がありますが。
山本 北海道プライマリケアネットワーク
もう一つは、総合診療医学会議のプログラム。できるだけこちらと整合性をとってジェネラリストにとっていいようなものを、と思っております。
○○ 詳しいものはポスターの研修施設紹介がありますので。皆さんにアナウンスは、3月1日におこなったのですが、その時点では「総合診療地域医療」という名前でしたが、「総合診療」という名前は捨てまして、遡って4月1日から独立行政法人の…

5. 会員数報告
山田 (会員数報告)

6. 平成18年度事業・予算について
山田 平成18年度事業の予算について。これは旧執行部のほうで前年度を踏襲して決めさせていただいたのですが。この予算に関しては明日の総会にはかるわけですが、新理事会のほうでご承認いただかなければいけないものです。一度目を通していただいて、ご意見などお願いします。昨年に比べて大きな変化はありません。新しい事業が出るようでしたら、ご承認いただいて補正予算として組んでいきたいと思います。
別紙に18年度事業計画書というものがありまして、これを基に予算を組んだわけですが、これも挙げられるものは挙げておいた程度のものですが。中に実際に開催がされない可能性のものもあります。出来るだけ可能性のあるものを挙げておきました。
藤崎 当期マイナス予算になっていることで。会員数が順調に増えてはきているものの、これ以降も増えるかどうか分からない状況で、この期にだけ何か大きなものがあるならともかく、マイナス375万円はちょっと大きいと思う。来年、再来年になったら食いつぶしてしまう。当期、特にプログラムづくりとかでかかるとしてもマイナス150〜200万円くらいまでで。ちょっと大胆な数字で事情があるのか。大丈夫?というかあてはあるのかと。
○○ まったく同じ意見をいおうとしていました。
○○ 逆に繰越金が800万円もあるけれど、これはいいのかとか。
○○ 毎年300万円規模でマイナスだと。これが今年限りだというのなら。
○○ 繰越金のほうはどれぐらいあるのが組織としては常識の範囲としていいのか。
藤崎 それは法人化をするために貯め込んでいたという事情があるのだけれど。
竹村 実際には収入が半年しか入っていなくて、実際には会費収入は倍に。NPO法人になる時期がずれてしまったので。
○○ つまり今年限りこんな形になったと。
藤崎 収入は毎年の収入よりは少ないと。毎年の収入通りでいけば、支出はこの枠で十分バランスはとれる。
竹村 バランスはとれていないと思います。
○○ 今年はプラマイでしょう。
竹村 会費収入を倍にしても今年は、昨年に比べると100万円くらいは少ない。
岡田 会費収入は1年間定期的に入ってくるのですか。
藤崎 アナウンスしたときに入ってくるけれど、後はダラダラ。
○○ 今度、自動引落したでしょ。多少、回収率はよくなるでしょうね。
藤崎 どれぐらいいましたか。
事務局 92名です。
○○ 締め切りが早すぎたのではないですか。
事務局 毎年送ろうと思っています。
山田 会計年度を3月末にしたのが今年だったので。今回の375万円という数字は事業収入の回収ができなかったというところにあったのは事実です。来年度からはまるまる1年、例年度ベースになるので。事業についても3月末までにやった事業の決算を取り扱っていまして、前年度のものがまる1年なくて、収入のほうがそういうことで、少し偏ってしまったということです。会計年度が中途半端なところで変わったということが影響していて、それでもやはり100万円くらいは赤字になるくらいになってしまったということです。今回ワークショップや後期研修プログラムのこともあったのですが。今後プログラム責任者会議というものを立ち上げてそこに主導権を与えて活動していこうと思っています。
藤崎 いわゆる施設会員とか協賛会員という制度がありますよね。1口50000円程度で入ってもらうところが、今回のプログラムのところでも、20や30でているわけだから。そういうところから年間50000円払ってもらえれば会員の増減と関係なく、結構安定収入になるし。
山本 個人会員と別に施設の会員ですね。
○○ 機関会員が300口、賛助会員が30数件あります。
藤崎 そういうシステムがあってもいいと思う。
○○ それはインセンティブ次第かなと思います。何がメリットか。
山田 賛助会員とか学会の運営のための組織会員というより、いま後期研修プログラムをすすめているので、後期研修を認定する段階で、認定施設やプログラム認定をしてもらうときに、施設から費用を徴収するといったことをしてはどうか。それをプログラム認定するときの運営資金にもっていったらどうかと、おぼろげながら考えてはいます。どの程度、プログラムに参加してくれるか、まさしくこれから考慮していかなければいけない。当面はそんなふうにやっていったらいいんじゃないかと思います。
葛西 ひとつプログラムを作って、そこに研修医として入ってもらおうとすれば。
会員が増えてきた各学会で  後期研修医施設で学べる、そしていい意見が出るという。そういう見える学会にすれば会員が増えてくる。
亀谷 繰越金が非常に多いというのは、非営利活動法人としてまわりから、この点を問題にされないか。
山田 これは前の研究会時代から、後の世代にと。しかし、おっしゃる通り、資産として何も使わないのでずっと増えてきて、不釣合いなことになってきています。
亀谷 方向を考えたらいかがかと。
山田 そういうこともあって、今回の決算予算額は多少バランスも考えてということもあります。これはあくまでも基本線なので。運営の途中に余裕があれば出費のかかる事業もできるんじゃないかなと。
津田 事業収入の中に「学術集会開催事業収入」というのがありますね。普通は、学術集会は別の収支会計をして、そこに学会として助成金を出すとか、ですよね。
山田 本来はこちらの形式が適切じゃないですかね。別会計にして学術集会を主催する大会長に付託するよりは。あくまでも日本家庭医療学会というものが主催する学術集会で、大会長に経理を付託する形式は止めようかと思っています。他の教育シンポジウムとかセミナーとか、すべて執行部や事務局で一本化して、収入や支出をすべてあげようということに、昨年から統一したので、学術集会の収入支出も学会の年間の事業として統一しました。
この後の議題にもあるのですが、大会長に会計までまかせるのではなくて、大会長はあくまでもプログラム委員長という役割をしてもらって、運営は事務局で管理する。
大西 管理費のところに事務委託費と事務作業委託費というよく似たものがあるのですが、これの説明を。
事務局 資料に「見積書」がありますが、事務委託費というのが、固定となる事務作業としてあげさせていただいおりまして、これは半年後と、期間が終わるごとに請求させていただくものです。会員数が大幅に変われば見直すということで、契約時に決めさせていただいています。事務作業費のほうは、業務が発生すれば費用がつくということで、たとえば理事会のサポート、メーリングリストの管理、理事会議事録の作成など。必ず発生するものと、発生するかどうか分からないものを委託費と作業委託費として請求させていただいております。
山田 これは適切な分け方ではなかったかもしれませんが。学会と事務局を委託しているあゆみコーポレーションとの1年の事業委託契約で、会員数1,000名でいくらというのがあって。プラスアルファで追加する分を付加してあるということです。
山下 前回はオブザーバーとしての参加だったので、それはまた、ということになっていましたが。理事会への交通費について。定期的に若手家庭医部会から出席するとして、1名の交通費補助をいただければと思います。これは新代表も含めて話があがっていました。
山田 理事会については、学会主体でやるものに関しては以前からの伝統で払わない。理事会をやるためだけに集まる場合は出すということになっておりますので、もちろん若手家庭医部会代表として来ていただくわけですから、お出ししようと思います。よろしいですか。
  (承認)
山田 そして、指名理事のことで。若手家庭医部会として理事会に入ってもらうのが良いのか、むしろ若手の人の代表を理事にして入ってもらったほうがいいのかなと思ったこともあるのですが。
山下 他の先生方は先生個人を背負ってこられていますが、我々はグループを背負ってきますので、個人の指名という形では難しいかなと。
山田 それでは事業予算についてはよろしいでしょうか。
  (承認)

7. 家庭医療後期研修プログラム関連プロジェクトについて
山田 続いて、家庭医療後期研修プログラム関連プロジェクトに関してですが。
5月27〜28日にかけて、プログラム責任者の会を招集しています。時間があればぜひ理事の先生方も出席していただきたいなと。今回はふたつ大事なことがあります。ひとつは、FDというか指導医養成についてです。今後どんなふうにすすんでいくか。コンセンサスがほしい、というのがひとつ。もう一つはプログラム認定をどういうふうにしていくか。
そして、この理事会も学会運営の舵取り役なんですが、後期研修プログラムのことは理事会主導というよりも、研修プログラム責任者の会でかなり大きな部分を担っていただきたいと。作業班というか、その人たちが主体になって、今後のFDだとかプログラム認定ということに、どういうふうにやったらいいんだということを具体的な議論をすすめてほしい。出来るだけそこに参加している人たちが学会のプログラム認定を受けられるということを、基本的な路線にしてやっていきたいと思いますので、建設的なディスカッションして肉付けしてほしいなと。一番大事な主たる作業なので、理事の皆様も時間をみつけてご協力いただきたいと思います。
それによって、ガイドラインが出来たらしばらくプログラム責任者の会の回数を多くして、作業として進めていかなければならないと思います。合同でやるのか、プログラム認定だとか、そういった概略もすべて5月のワークショップのときに話し合ったうえで、コンセンサスを作っていきたいと思っていますので、ぜひご参加いただきたいと思います。
三瀬 今の話では、プログラム責任者の会が理事会と違った形でリーダーシップをとっていく。プログラム認定という言葉でいうと、プログラム責任者の会が自分で運営しているプログラムを自ら認定する、というふうにもとれるかもしれませんが。他の学会との関係でいうと外的に、外から認定するという方向性の議論はあったと思うのですが。この関係を整理していただきたいと思います。
山田 これはあくまでも概略ということで、責任をとるのはこの理事会です。評価に対することを最終的に決断するのは理事会です。それ以外のことで決まることは決してありません。ですからプログラム責任者の会が評価の主体になることもとりあえずありません。これは今後の研修プログラムについての工程表みたいなものですね。それを議論して作ってほしいと。その上で、どういった機能を作らねばならないのか、どういった予算がいるのか、どういった進め方がいいのか、どういった機能をもたせるかなどをすべて議論していただきたい。その中で、先ほど言われた、評価をするのは外的なほうがよくて、それは他の学会と一緒になるんじゃないのかということもあったのですが。あくまでも3学会で話し合っているのは、いわゆる認定作業ですね。認証される個人の専門医資格の認定に関しては3学会で同時認定していこうということで。とりあえず家庭医療のプログラム認定については、ある程度この会で提案をしていただいて。もちろん決議はこの理事会でさせていただきますが。その上でプログラム認定の情報交換は3学会で密にとっていこうということですから、その情報は学会でお話をしてすすめていこうと思っております。
津田 他の学会としては、家庭医療学会は一生懸命やっていただいているので、それをまた提示していただいて、3学会で検討してOKならそれでいいだろうと。そういう流れになっています。
亀谷 研修プログラム認定の責任者会はどれくらいの規模ですか。
山下 最新のアンケート調査では23施設が手を上げてくれています。情報公開に同意していただいた方なので、おそらくもう少しいらっしゃるんじゃないかと。あとぼくらの事前調査によれば各種大学、総合診療部、家庭医コースをホームページ上に書いている人は、かなりあります。どういう形で宣伝するかというのが。
山田 出来るだけ早い時期から入ってもらっているほうがいいと思います。
亀谷 若手家庭医部会というのは、どういう人を若手としているのか。
山下 これは将来的にはレジデントの会という形に移行していきたいと立ち上げているのですが。レジデントの会にすると3年だけになってしまうので、プロジェクトを出すには短いかなと思いまして。卒後10年ぐらいまでを若手というふうに今のところは。もしくは初期研修修了後8年を若手にしています。これは時代が進んでいって家庭医になる人はほぼみんなそういうコースをたどっていくとなると、また定義が変わっていいと思います。今は確かにほぼ研修が終わった8年目くらいになると指導医とかぶるという先生がたが結構いらっしゃるので。
○○ 卒業しちゃうのですか。
山下 そこはちょっと。たとえば立ち上げたとき、岡田先生は10年目だったので会員だったのです。やっぱりそうなると、というのがあったので。今後はそういうのは少ないんじゃないかなと。
亀谷 若手の集団と23の施設の責任者は違うのですか。
山下 はい、違います。ぼくらの今回の存在の意義はむしろ学習者としての意見というか、そこに入っていくという意味で、参加させていただくと認識しています。
山本 プログラム責任者が集まって話し合う場に、数をこなして ボランティアとして若手が入って
亀谷 多分、アクティビティは若手にある。そうするとここの中での若手の存在はオブザーバーでいいのか、っていう話になると思う。
山田 若手の人たちに動かされて活動しているところがあるので。後期研修プログラムのことについても当初は理事会でスタートしたわけで。それが動かされて。執行部主導でやらなきゃいけない部分もあるでしょうが、今のところ出来るだけ彼らのエネルギーをうまく活用して、お互いに一生懸命教えあいながら、調査とか得意な分野をやってもらって、それに乗っかって、執行部のほうもそれを踏襲しているということで。将来的には、後期研修プログラムがある程度評価されてくれば、理事会なり執行部で把握できるようにして。その中で  今は突き進んでいるだけです。
山下 今回シンポジウムの準備でアンケートをしたところ、不安が3年目、4年目の人たちに多くて。そのひとつが、アンケートの自由記入のところで、混乱とか学会内の対立とかいった言葉を使っている人が多いのです。「学会内」というのが3学会内なのか他学会なのか分からないのですが。いずれにしてもプロセスがいろんな学会に係わっているので。うちの学会はすべてオープンに出していますけれど。この作業については認証をいただいているということを、他の学会も含めて、情報として提供されていっていいんじゃないかなと思います。なにか家庭医療学会だけが突っ走っているのではないかという意識を持っている。というのは多分、現場の先生方もその辺がよく分からないから、「何かまた始まっているの」と言われて、そこでまた傷ついているようなんですが。そこは情報伝達の方法でもうひとつ必要なところかなと思います。
山田 実は、できるだけ3学会でやっていることも公開しようとしているのです。議事録のテープもとるようにしましたし。すぐに会員に知れるようにしなければいけないということで。会長なり数人である程度議論を深めてはどうかというご提案もあったのですが、それはあまり裏とりが必要なので。それよりも、公開の討論会など議事を残すようなものでやったらどうかなと。出来るだけ3学会でも会員の全てに分かるように努力したいと思いますので。なかなか3学会は貴重な議論をしていて、もう公開してもおかしくない状況ですので。
津田 それにまつわることで。日本医師会長の唐沢先生が、今まで医師会は終始一貫して「かかりつけ医」で、「家庭医」という言葉は使わないでいたが、会員の中から、もう一つよく分からないという意見が出て。今回唐沢先生に表敬訪問して、家庭医の話をしたときに、向こうからかかりつけ医をやめにして家庭医にしたほうがいいんじゃないかというご意見をいただきました。非常にご理解のある方で。
○○ 個人の意見ですか。医師会としてですか。
津田 それはまあ。でも前会長はかかりつけ医で、家庭医は認めない人でした。それほど大きく変わるということですね。それをふまえて今日のプライマリケア学会の前理事会および評議員会でそのことを会長がお話されました。会としてもあまり異論は出なくて、家庭医として、3学会一緒にやっていこうと。主たる言葉の重きは家庭医におこうと。雰囲気は整いつつある。そういう意味で、3学会の会長いっしょに話し合いをして、それをオープンにして。

8. 家庭医療後期研修プログラムに対する国民の意識調査
竹村 先ほど亀谷先生から家庭医療研修調査についてどうだったかというお話があったのですが、これと似たようなことです。家庭医療研修の調査は、若手家庭医部会のプロジェクトとして立ち上げて調査し、それがプロジェクトからワーキンググループという名称に変更して、正式に学会の活動になりました。この結果を基礎として、後期研修プログラムが誕生し、これに関しては認定作業が今後あるだろうと思われます。
もう一方で我々のやっていることは本当に国民に寄与できるようなものを作っているのかということを、どこかで調査しなければならないかなとも思われます。我々が作った家庭医療後期研修プログラムを国民はどう思っているのかということを何らかの形で調査したほうがいいという話を若手の一部にしたところ、非常に乗り気で全体的にやりましょうという話がありました。まずは提案といましょうか、プロジェクトでもいいし、初めからワーキンググループとして学会の調査ということで、国民に我々のやっていることがはたして納得のいくものかどうかを調査することはいかがかな、と思っています。
山田 そうですね。後期研修プログラムの国民意識調査というのを、どういうふうに流布して、どういうふうに意識が変わってくるかということなど、基礎調査として価値があると思うし。広くプロモートするきっかけになればいいと思うのでぜひ、どういう形であれ。
藤崎 ただし、社会調査としては難しい。代表制を保って民といってもすごくある中で、どうするのかとか。アンケートで、家庭医と聞いたとしても家庭医の持っているイメージがノーアイデアだったり、ない人に対して聞いても、意味のあることが聞けるかどうか。簡単ではないという気がします、ちゃんとした調査をするならば。
あっても悪くはないと思うけれど、もう少しそんなことに関心のある市民グループとか患者グループの人たちに参加してもらったフォーカスみたいなものを作って、そこで家庭医に求めるもの、期待するものをふみこんで議論できる人たちに議論をしてもらったほうが、意味のある議論になると思います。社会調査書でやるのはどういう形にするのか考えないと結構難しいものになると思います。
葛西 そこらへんについてもプロジェクトチームで十分にディスカッションして。
藤崎 たとえば自治体とかでいくつか選んで、アンダーサンプリングの協力をお願いできるようなところを関係のある自治体にお願いしてなら、あると思う。ただ質問書では難しいと思う。だからその場合は、パイロットとは逆にフォーカスグループをやったほうがいいと思う。
山田 今回は明日、後期研修プログラムのシンポジウムがありますが。ホームページ上にある資料で簡単な冊子を作りました。これは3学会でも確認していただいているので公表してもいいだろうということで、家庭医療学会の後期研修プログラム ver.1として世間に公開することになりました。そしてシンポジウムの後、評価というか、市民の意見というか。いま先生のおっしゃった通り、たくさんの人たちに公開した提案に関するフィードバックをいただきたいなと思っています。今のお話で非常に重要だと思ったことは、そうしたことをやりながら、こういうことを戦略的に議論させていただいて、ぜひ藤崎先生も交えてお知恵を出していただきたいなと思います。
大西 一番重要なのは市民代表みたいな、いうところの有識者だと思います。フォーカスグループというのはまだちょっと早い気がします。
藤崎 有識者のフォーカス。
大西 この考えを理解してもらうっていうところに時間がかかると思います。
山田 実際そのへんをプロモーションしていく術があれば。
大西 で、理解してもらうプロセス自身が非常に有意義だと思います。
山田 学会内でいくら人を呼んでお話をしても、何か狭いところでやっているので。ぜひ公開討論会で市民の反応みたいなところが少しだけでも議論できれば。実はそれを今年度中に企画して、どういった形でそれをやるのか具体的には出来ていないのですが、それを6月末のワークショップで話してもらおうかなと思っています。


9. 総会学術会議大会長の選定方法について、および第22回(2007年)学術集会について
山田 この議題が非常に重要なことでして。今日プライマリケア学会のほうで議論があったのですが。前理事会で議論させていただいたのですが、プライマリケア学会と総合診療学会が共同開催をしていくことには誰も反対はないのですが、共同開催するにあたっては一定のルールというか、ある程度の取り決めを引かないとまずいのじゃないかと。今回のように宮崎だとか、地区医師会などが主催されるには取り決めることだとか会場のことなど難しくなっているのではないかなと。前回の理事会では、学術大会の運営は出来るだけ事務局主催でやって、ほとんど場所を固定して大会長にあまり負担をかけない方式で、プログラム委員長として、わりかし個人でも大会長ができるという格好に移していったらどうかなと。そういう意見になったように思いますが。
今回は時期が迫っていたものですから、白浜先生に次期学術集会の大会長としてぜひお願いしたいと。ただ同じ九州でありながら東京のほうが。
白浜 東京のほうが便利なんですよ。地理観も全然ないし。
山田 そういった事情もあってですね。すでに申し入れているのですが、今度主催されるのが県医師会なもんですから。財政面や他のことなど、これから苦労して学会事務局をしても、また医師会の事務局と調整しなくちゃいけないので、混乱が予想されるので今回は大会を別途開催するということで。出来れば以前研究会でやったみたいに東京で開催して、ある程度事務局主導で。お金のほうも、受付業務などすべての業務は事務局主導でやるということで。プログラムに関しては大会長にお願いするということで出来ないかなというのが私の希望です。きょう議論をしていただいて、そういった方向でいいのか。もしやるとすれば、今からだと春の開催は少し厳しいかもしれないですが、秋の開催にすると総会が開けないという事情があるんですね。会計年度を3月末できりましたので、事業予算、決算をご認可いただくのは3ヶ月以内だということで。ですから4月から6月末までの間にぜひともやりたいという状況もあるので。プライマリケア学会は来年5月26日、27日ですので、それとずらすとすれば6月に開催を予定するのが妥当なところかなと。中間をとると、東京開催にして、比較的運営がしやすいというか大きくないところで、事務局主体でやって、6月中旬ぐらいまでで開催するということで調整できないかなと。
○○ 総合診療学会と一緒には。
山田 それはまた交渉次第です。日本家庭医療学会としては学術集会を前のように戻して、前のスタイルを踏襲するのがいいんじゃないかなと。そして数年に1回3学会合同開催をやるときに協議して、大きめの都市で開催することをこちらから申し入れる。共同開催は再来年のことを協議させていただいて、来年は東京開催にして、事務局主体で、6月中旬ぐらいを目処に。
津田 私の希望としては、せっかく認定医とか一緒にしているので。それぞれ小さなオフィスがあれば、診療所の中でもやれるような仕組みづくりを。プライマリケア学会の理事会や医師会に頼らないでやれるような仕組みづくりを心がけて。ただ今回はプライマリケア学会が先に決めて動かせないということで、ちょっと難しい。でも次の年は話し合いをして、十分納得できる条件できちっと決めて、お互いが大会長を決めてという形で。
6月末までに決めてしまわないと。3学会で申し合わせているので。総合診療学会は全面参加じゃなくてインタレスという形は続ける。
山田 総合診療学会は宮崎に参加ですか?
津田 総合診療学会はまあ  雰囲気ではあったけれど。プライマリケア学会だけになってもしようがないですね。
山本 もし3学会でやるとしたら九州の時にやるか。
津田 その次は、総合診療学会は名古屋。総合診療学会は本大会はやらないのです、部分参加しかしない。
山本 会議自体を名古屋でやって、その次は九州と決まっているから。他のところが決まってないのなら、名古屋と九州のところを大きな会場でやるか。または、
津田 総合診療学会はあくまで本大会を一緒にするつもりはないのです。インタレスグループとして今回のような部分参加をする。そういうスタンス。
亀谷 単純な話で、来年の6月の同じ頃に東京と宮崎でやるんだったら、参加者は両方にまたがって参加するということですね。同じ時期に。
山田 そうです。だから多少日程をずらさなければいけないかなと。
○○ 秋にしちゃえばいい。
山本 秋にしちゃうと合同っていうのが。
亀谷 離れて合同もないんじゃないですか、逆にいえば。
山本 いや、隔年で合同っていうのなら。家庭医療学会は秋にやって、半年後にまたすぐ合同とか、1年半後に総会っていうのはイレギュラーだから。春なら春に固定して。
亀谷 いろいろな関係もありますから。そこから、総会をしなくちゃいけないし、そこにするしかないのですね。私はそのことが全然わかってなかったから。
○○ 微妙な時期で、せっかくこう
亀谷 あんまり頑なになっちゃうと却って  してしまって。
山田 合同開催については来年、再来年に向けていろいろとやっていきたいと思います。ただ正直な話、プライマリケア学会の先生方は今回はあれですけど、事務局から離れてしまって、どちらかというと現地開催で、現地の医師会のほうでほとんど会計作業がなされるものですから、按分するとか後の税金だとか会場費のことだとか打ち合わせしようとすると、おそらくこちらもかなり構えて根気よく臨んでいかないと、医師会の人たちと調整しないと無理だと思います。
○○ 九州だからどうということではなくて、宮崎にだれかおられれば出来る話だと思います。
小林 せっかく3学会なので。名目上3つが合わさってやっているので、なんらかの形で家庭医療学会のインタレスグループを。つまり、形をひとつ残して。
○○ そうですね。どうせ大方の人が行くだろうから。
山田 プライマリケア学会の学会が主導で企画されているプログラムが中にはありますよね。その部分で家庭医療学会もご一緒させていただくという方針でいかがですか。
津田 それとプライマリケア学会も一緒にやっていくために自分たちの今までのやり方を変えようとかね。大都市集中で、医師会にお願いしないで誰かが担当して。再来年は東京でもいいと。それくらい譲歩して一緒にやっていきたいと。
山本 あと、総合診療のほうではやる気がないというお話でしたが。私の認識では共同でやるはずだったのに、具体的な話がいってないから  。みたいな感じになっているだけなのです。今回だってインタレスグループを残そうと言ってくれているし。上のほうの人たちが事前に計画を作って、次は一緒にやろうぜっていう話をすれば、総合診療学会はやるだけの気持ちはあると思います。そのへんがちょっと。医師会が主導でどんどん押しているからそこについていけなかったという話で。
津田 そういう意見ならより一層、プライマリケア学会も一緒にやっていきたいと。
○○ デリケートな時期だから大事にしてほしいですね。
山田 ぜひ納得してやっていきたいと思います。来年についてはそんなことで、概ねここでご異論がなければそういう方向でやりたいと。大会長については白浜先生にぜひお願いしたいということで。プライマリケア学会主催で開催される大会についても、学会企画のプログラムについては、当学会でもぜひ参加させていただきたいし、私たちにできるテーマがあれば、後期研修など協力したいと申し出る。ということでよろしいでしょうか。
○○ 次期大会について、総会までに決めなくていいのでしょうか、日程。
山田 明日の総会の提案作業ですね。東京開催で、6月の何日というのがあれば、いま決めていただけるのが一番。
○○ シンガポールのワールドウォンカが7月下旬ですし。
山田 あんまり近づけるのもよくないので、1週間以上、間をおいたほうがいいと思いますが。時期が近いですが、今回だけ緊急のことなので、仕方がないと思います。
○○ 会場をおさえられるかどうか。
山田 それは、まあ大丈夫です。
白浜 今回引き受けるのに際して、私はピンチヒッターだと思っています。他に人がいなくて、最初の研究会の時代からかかわっている人間で会長をやってないのは私だけだと思うので、せざると得ないわけで「します」と言ったのです。実際的には、総合診療学会みたいに3年先まで決めておかないと。この学会としての継続性が大事なので。さらに、根本的に私が理事に選出されていれば「いいですよ」と言ったのですが。私が選出された理事じゃなくて本当にいいのかということが疑問であって、本来は「やろう」と手を上げた人が、推薦や立候補した人が理事になっているのだから、その理事の中から本当はやったほうがいいと思います。ただ山田先生が今の体制で続けたいという流れとしてお願いしたいということであれば。ある意味で緊急避難的に来年はしますと。ただ、その次、来年、再来年と、プログラムを継続するような形でやっていくことが重要だろうと思います。
山田 まあ、藤沼先生が診療所の所長という立場でありながら、大会運営が出来たということを一つの証左と考えていただければ、そういうこともやりやすいと思います。ただ理事にそういったこと、大会運営委員長である必要があると思ってしまうと、かえって責任が重くなってしまうので、理事じゃなくても
白浜 ですから、そういった意味でも、会長の選択の方向を明確にしておいたほうがいい。学会をどんなふうにしていくかということは、やはり理事会で決めますよね、どんな学会でも。
津田 立候補制で。理事じゃなくても立候補しますよ。
白浜 でもそれは理事会である程度承認されるとか。今度やりませんかという根回しをして。だから、そこらへんをどうするか。次の人を、候補を作っておかないと。1年ってすぐに来ちゃいますよ。
山田 いずれにしても、6月中に再来年のことを決めなければいけないので、そのときに。理事会は開けないかもしれませんが、下調べというかメーリングリストにでも大会のことだけお知らせして、大会長を募るということだけでも。
もう少し議論をしたいのですが、時間がないので。明日の総会で、2007年の学術集会の会期だけでも設定したいので。プライマリケア学会のほうが5月26〜27日なので、6月16〜17日か、23〜24日。この二つの選択肢しかないと思います。
藤崎 何かすでに決まっている会議はないですか、そこに。
山田 ないですね。それでは、どちらかに決定したいと思いますが。どちらでも場所は東京なら大丈夫です。どちからかといえば、1ヶ月あとの23〜24日のほうが妥当かなと思いますが、いいですかね。それでは、6月23〜24日に、場所は東京開催、大会長は白浜先生にお願いするということでごい異議ございませんか。
白浜 今度の学会は私がするというより、いろいろな人が、若い人も含めて企画を出して、という感じでお願いします。

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