学生研修医部会の森永代表より、夏期セミナーの参加者が190名を超えたことが報告された。また、次回夏期セミナーは、越後湯沢(新潟)にて8月9-11日に開催する予定であることが述べられた。
【議事】
1. 会員数報告、新入会員承認、会費未納退会者
山田代表理事より、7月25日現在の会員動向について報告があった。ワークショップ等の開催により、6月1日から7月25日までの2ヶ月弱の間に100名の新入会員を迎えたことが述べられた後、会員動向の内容について、承認された。
会員数:1,536名(うち、医師会員1,395名)
入会者:100名(2007年6月1日〜2007年7月25日)
退会者: 1名(2007年6月1日〜2007年7月25日)
未納者:106名(H16まで納入済)
会費未納率:37.3%(2007年7月25日現在)
2.常設委員会・WG報告
◇ 生涯教育委員会
雨森理事より、第15回生涯教育ワークショップについて、10日はメイン講演、11日のWSは3回に分けて7個ずつ、21のWSを行う予定であることが報告された。11日のWSについて会員を対象に公募した結果、非常に多くの応募があり、かつ面白いものばかりで選ぶのが大変であった旨が述べられた。
◇ 患者教育用パンフレット作成WG
松下理事および患者教育用パンフレット作成WGメンバーの坂本先生より、患者教育用パンフレットの作成案、進捗状況について説明があった。第15回家庭医のための生涯教育WSにて、協力者の募集や周知のためのポスター作成を計画していること、メンバーとして医学生に加わってもらうことなどを考えている旨が述べられた。
◇ 臨床研究初学者のための勉強会WG
山本理事より、臨床研究初学者のための勉強会をWGとすることについて提案があり、承認された。
3.学会の合同について
山田代表理事より、総合医に認定について協議を進めていく上で、日本家庭医療学会、日本プライマリ・ケア学会、日本総合診療学会の3学会合併について、日本医師会と3学会代表者での協議が進められていることが報告された。このことについて、それぞれの学会の理念や使命には若干の差異はあるものの、3学会に重複して会員となっている方も多い事実もあり、現在力を合わせることが重要だという認識から、合併のための協議を進めていくことが承認された。会員に対しては、文書で通知することとなり、合併についての意見を募り、意見があった場合は理事会で協議することとなった。また、合併後の年会費については、10000円で提案することとなった。
4.後期研修プログラム二次募集の申請について
平成19年度後期研修プログラムの二次募集を行った結果、8プログラムから申請があり、審査が行われた。その結果、新たに7プログラムが認定され、前回とあわせて67プログラムが認定されたことが報告された。また、学会WEBサイトへの認定プログラムの内容掲載について、現在の掲載内容に加え、プログラム内容が掲載されたWEBサイトを保有している場合はURLのリンクも掲載することとなった。
5. プログラム責任者の会立ち上げについて
山田代表理事より、プログラム責任者の会の立ち上げおよび9月1日に第1回を開催することについて提案があった。プログラム責任者の会では、今後の活動方針に関する協議を中心に行う予定である旨の説明がなされた。また、カリキュラム内容および研修項目のリストについては、バージョン1以降はっきりしたものが提示されていないことから、プログラム責任者の会で研修項目内容についての例を提示する考えであることが述べられた。
また、プログラム認定関連の事業について、執行部の負担を減らすことから、執行部以外の委員メンバーも含めて構成する案が出された他、来年度を含めた長期スケジュールの立案、内規の作成を早い時期に進める必要が求められた。
6. 特別賞について
白浜理事より、前回より継続審議となっている田坂賞の進捗状況について報告があった。検討された結果、今後は白浜理事を中心とした田坂賞選考委員会を設置し、選考方法や対象年齢等の基準、プロセスなどについて明確化する作業を進めていくこととなった。
7. 第22回(2007年)学術集会の報告
白浜理事より、6月に開催された第22回学術集会について報告された。また、西村理事からは、託児室についての報告がなされた。
8. 第23回(2008年)学術集会について
葛西理事より、次年度学術集会の開催概要案として、5月31日〜6月1日に東京で行う方向で調整していることが報告された。内容は、家庭医療の研究に焦点を当てたプログラム構成を検討していることが述べられた。会場については、大西理事より東京大学の施設を検討いただけることとなった。
9. 第24回(2009年)学術集会について
第24回学術集会(3学会合同開催)の大会長について、前回候補として名前が挙がっていた雨森理事に決定した。
10. 出版物の発行について
生涯教育委員会より、日本家庭医療学会の若手会員が予防医療に関して冊子をまとめた「PATIENT-CENTRED PREVENTIVE MEDICINE」の出版についての依頼が出され、プリメド社が出版社の候補として挙がっていることが述べられた。著作権の問題や、生涯教育委員会で編集後に、日本家庭医療学会監修として出版してよいか等について議論がなされ、継続審議となった。
11. 学会事務局所在地の移転について
学会事務局の委託先である有限会社あゆみコーポレーションが移転するに伴い、当学会事務所の所在地が変更される経緯が述べられ、主たる事務所を次のとおりとする旨を諮ったところ、満場異議なくこれを承認した。
当学会は、主たる事務所を大阪市西区江戸堀一丁目22番38号 三洋ビル4F 有限会社あゆみコーポレーション内に置く。
なお、事務所移転の日は平成19年9月1日とする。
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