日本家庭医療学会マーク 日本家庭医療学会
HOME学術集会・教育集会学会認定研修プログラムの認定について学会について会誌『家庭医療』会報会員ページ関連リンク
日本家庭医療学会について
HOME日本家庭医療学会について議事録 > 理事会議事録(平成19年3月10日)

日本家庭医療学会 議事録

日本家庭医療学会 理事会議事録(平成19年3月10日)
記録(テープ起こし)を見る
日時 : 2007年3月10日(日) 9時00分〜12時00分
場所 : 都道府県会館 409号室
出席者 :
代表理事 山田隆司
副代表理事 竹村洋典、葛西龍樹
理事 生坂政臣、亀谷 学、草場鉄周、小林裕幸、白浜雅司、西村真紀、伴信太郎、松下 明、三瀬順一、森 敬良、(以下は、委任状による出席)雨森正記、岡田唯男、大西弘高、藤沼康樹、山本和利
監事 津田 司

理事会定数18名中18名(うち委任状出席5名)の出席により、理事会成立


理事会に先立ち、2月に亡くなられた田坂先生のご冥福を祈り、全員で黙祷を行った。

【議案】

  1. 第22回学術集会について
  2. 日本在宅医学会の単位と作業部会への参加について
  3. 学会合同シンポジウム開催について
  4. 出版社からの学会員確認依頼について
  5. 後期研修プログラムの解釈について
  6. 第2回家庭医療後期研修プログラム指導医養成のためのワークショップについて

【議事】
1. 第22回学術集会について

 白浜理事より、学術集会の準備状況について報告があった。会場内に田坂先生のメモリアルコーナーを設置すること、田坂先生の功績に対して学会として特別賞を授与することが提案され、了承された。また、竹村理事より、田坂先生のご逝去にあたり、学会としてお花を送ったことが報告された。
津田監事より、ランチョンセミナーの準備状況について報告があった。

2. 日本在宅医学会の単位と作業部会への参加について
 竹村理事より、日本在宅医学会より、日本家庭医療学会の学術集会・総会への参加や演題発表を行った場合に単位を付与する形をとることについて申し出があった旨が述べられ、協議の結果、今回は承認し、今後の認定医等については合同での協議をお願いすることとなった。
白浜理事より、このたび日本在宅医学会の作業部会での活動が開始され、主に東京開催となることについて、当学会からは東京近辺で実際に家庭医として在宅をしている方が加わったほうがよいのではないかとの提案がなされ、藤沼理事に依頼を打診することとなった。

3. 学会合同シンポジウム開催について
 竹村理事より、日本プライマリケア学会、日本家庭医療学会、日本総合診療医学会による3学会合同シンポジウムが3月21日に損保会館で開催されることが報告された。

4. 出版社からの学会員確認依頼について
  竹村理事より、プリメド社より『プライマリケア救急』の出版にあたり、日本家庭医療学会会員に限って割引販売を行うため、会員であるかどうかを確認したい旨の依頼があったことが報告された。協議の結果、その都度学会事務局に問い合わせていただくこととなった。

5. 後期研修プログラムの解釈について
 ・ 診療所研修についての解釈は、下記のとおりとなった。

診療所:家庭医(最低限、成人、小児、在宅医療を提供していて、地域の保健や福祉にもかかわる医師)が指導医として存在している診療所・小病院
期 間:原則6ヶ月(ただし、特別な状況においては、平成21年のプログラム認定までは、1ヶ月以上のブロック研修および残りを分割しての研修も可能)
・ 研修期間についての解釈は、下記のとおりとなった。
プログラム認定の期間は3年とする。
後期研修期間が3年を超える場合、そのプログラムが定める研修の最終年度を以って、研修プログラム終了とみなす。
・ プログラム責任者、家庭医療指導医についての解釈は下記のとおりとなった。
平成19年度認定  :プログラム責任者・家庭医療指導医とも、日本家庭医療学会員で、これまでの家庭医療後期研修プログラム認定と指導医養成のためのワークショップに参加していること。
平成20年度認定以降:日本家庭医療学会員であること
卒後6年目以降
日本家庭医療学会主催の指導医養成講座を受講していること(当面は、厚生労働省の指導医養成講座の受講に代えることができる)
家庭医療指導医としての「教育方針」に関するレポートを提出
・ 望ましい研修項目についての解釈は、下記のとおりとなった。
望ましい研修項目:外科、産婦人科などの項目は、「外科領域」、「産婦人科領域」などの診療内容をさす。
人材(家庭医療指導医など)は全ての名前を挙げていただく。
プログラム内容は、当面は「研修期間と場面」のみを記述し、将来的にはブループリントを提出する。
・ 内科研修についての解釈は下記のとおりとなった。
内科(臓器別内科でないこと)、総合(一般)内科、総合診療科での研修が行われる必要がある。
だたし、家庭医の養成に必要と認められる範囲で一部を臓器別内科研修にて行ってもよい。
・ 小児科研修についての解釈は、下記のとおりとなった。
3ヶ月一括でのブロック研修が望ましいが、月単位での分割も可能。
・ 平成19年度に認定されたプログラムの指導医等の認定については、学会宛へ申請書を提出し、学会事務局にてプログラム責任者および家庭医療指導医のワークショップ参加の有無を確認することとなった。まだ一度もワークショップに参加していない医師については、今年度に限り、今年度中に開催するワークショップに参加することで、要件を満たすことで了承された。
・ プログラム認定の具体的な審査方法については、今後は認定委員会を組織して、オフィシャルに認定するということが必要だが、現段階では、プログラム認定の規程路線を作るところまで来ていないため、理事会がある程度、中心的な役割を担う必要はあるとの意見が出された。協議の結果、当面は全理事を認定委員会とすることが確認された。
・ 平成19年度のプログラム申請締切日を4月30日とすることとなった。認定作業については、申請締切後に予め理事宛へ申請書類を送付したうえで、審査会を開催することとなった。
・ プログラムを変更する場合には、プログラムの差し替え版とともに「変更申請書」を学会に申請し、これを学会が審査することとなった。
 上記を踏まえたうえで、同日午後に開催されるワークショップにて、参加者より現状でのプログラム責任者としての取り組みとプログラム認定に関しての意見を聞き、解釈についての最終案をまとめることとなった。

6. 第2回家庭医療後期研修プログラム指導医養成のためのワークショップについて
 葛西理事より、平成19年度のワークショップ中に、RCGPの指導医の指導をしているコースオーガナイザーであるRichard Wakeford先生と、Mei Ling Denney先生をお招きしたいとの申し出があり、日程調整の結果、9月1-2日にワークショップを開催することが承認された。


このページのTOPへ
CopyrightcThe Japanese Academy of Family Medicine,1998-2008