このたび、渋川地区医師会長の川島　理先生と一緒に第22回群馬県救急医療懇談会を当番世話人として渋川市で開催させていただくこととなりました。
　政府の方針により4月の診療報酬改定で急性期病床やICU病床に対する要件が厳しくなり、病床数を減らさざるを得ない施設が増加しましたが、一方で救急搬送された患者さんが急性期を過ぎた後に、連携して受け入れる病院・施設の整備・体制も十分に整っているとは言えません。救急医療に携わる皆様のご苦労は絶えないものと思います。今回は、一般演題のほかに、近畿大学救命救急センター教授の村尾佳則先生に｢奈良県及び大阪府の地域救急医療システムについて｣の特別講演をいただく予定です。また、「在宅医療・地域包括ケアにおける救急医療の問題点」についてのパネルディスカッションを予定しております。
　皆様のご参加をお待ちしております。

　「日本のまんなか 　水と緑といで湯の街　渋川市」へようこそ。
　第22回群馬県救急医療懇談会は、当地区では、平成14年に吉岡町文化センターにて開催して以来、12年ぶりの開催となります。今回は、渋川市の中心部にある渋川市民会館にて開催させていただく運びとなりました。
　少子高齢化に加え核家族化・高齢者単独世帯の増加により救急搬送患者が年々増加する中、救急医療に対する要求は年々高度となっております。その反面、携わる人々などの救急医療資源は減少傾向にあり、より厳しい対応を迫られております。これからの救急医療は、今までとは違い、職種を超えた地域の皆様の連携が重要となってまいります。
　本会は、毎回、多職種の方々からの発表が数多くあり、討論も大変活発に行われております。今回も、日頃群馬県の救急医療に献身的に取り組んでおられる多くの皆様にご参加いただき、活発な意見交換を期待しております。
　多くの皆様のご参加、お願い申し上げます。

　第22回群馬県救急医療懇談会を渋川市で開催させていただくこととなりました。
　救急医療の現状としては、慢性的な「需要と供給のアンバランス」、つまり急患が増えているにも関わらず、医師や病床が不足し、救急患者のたらい回し、救急現場の疲弊等が深刻な社会問題となっております。そのような中、群馬県の救急医療に携わる医師、看護師、救急隊員等が一堂に会して意見交換をおこなうことは、関係医療機関のよりスムーズな連携や強固なチーム医療の構築を促し、ひいては群馬県全体の救急医療の質を向上させるものと考えられます。是非、活発な意見交換により、この会を盛り上げていただければと思います。
　渋川市は地勢的に日本の真ん中に位置し、「日本のへそ」をうたう街であり、市内には名湯の誉れ高い伊香保温泉や観光施設もいくつかございます。そちらの方もお楽しみいただければ幸いです。