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多くの新しい患者さんに接し判った事があります。それは、例外なく告知を受けた直後の患者さんは、以前の私のような絶望の感情に囚われているということです。あるいは、現実逃避の感情に支配されているのです。
振り返ってみると、最初の病院でALSの告知を受けた直後の私は、「絶望」に支配され死を望む気持ちしかありませんでした。ベッドの上で目をつむり考えることは『寝たきりになって生きる意味がない』、『楽に死にたい』そんなことばかりでした。やがてその当時の私は『この先誰と会っても意味がない』という感情に支配され、一時社会とのつながりを殆ど断ちました。
引きこもりの人生を送りながらも、この私が徐々に変化をきたすには、長い時間がかかりました。
病気と正面から対峙すること。其れは並大抵のことではありません。たった一度の告知で、どこをどれほど理解できるのでしょう。絶望の淵にあること、それは当り前なのです。
でも、そのままでは先にあるのは、死のみです。
私のお話をとおして、かつての私がそうであった様に、今絶望の淵にある方々が、この先何か行動をおこして頂けるヒントになることを願ってやみません。
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2002/09.愛媛。愛媛県難病医療連絡協議会。内容:『告知を受けて』
2002/09.東京。日本ALS協会。内容:『告知を受けて』
2002/10.群馬。群馬県神経難病医療研修会。内容:『告知を受けて』
2002/11.メルボルン。ALS/MND国際会議。内容:『自己紹介』
2003/02.千葉。国立療養所千葉東病院。内容:『看護師に求める支援』
2003/03.千葉。(財)ヘルス財団。内容:『告知を受けて』
2003/04.福岡。福岡大学。内容:『告知を受けて』
2003/07.山梨。日本ALS協会山梨県支部。内容:『生き甲斐としてのピアサポート』
2003/08.宮城。日本ALS協会宮城県支部。内容:『生き甲斐としてのピアサポート』
2003/11.ミラノ。ALS/MND国際会議。内容:『詩の紹介』
2003/12.東京。死生学会。内容:『生き甲斐としてのピアサポート』
2004/02.兵庫。製薬会社日本イーライリリー。内容:『生き甲斐としてのピアサポート』
2004/02.千葉。市川市立鬼高小学校。内容:『自分らしく、今やれる事をやり抜く』
2004/06.千葉。千葉県葛南教育事務所管内学校事務連絡協議会。内容:『生き甲斐としてのピアサポート』
2004/07.東京。日本女子大学。内容:『生き甲斐としてのピアサポート』
2004/08.愛知。ヘルパーステーション虹の橋。内容:『生き甲斐としてのピアサポート』
2004/11.千葉。千葉市立山王中学校。内容:『自分らしく、今やれる事をやり抜く』
2004/11.千葉。県・健康増進課難病ヘルパー3級講座。内容:『介護者に求める支援』
2004/12.千葉。県・健康増進課難病ヘルパー2級講座。内容:『介護者に求める支援』
2005/04.愛知。ヘルパーステーション虹の橋。内容:『介護者に求める支援』
2005/04.千葉。千葉県立千葉南高等学校。内容:『「生きる」〜限りない可能性を求めて〜』
2005/09.千葉。千葉市立高洲第2中学校。内容:『自分らしく、今やれる事をやり抜く』
2005/11.千葉⇒宮城。宮城県神経難病医療連絡協議会。内容:『難病患者用テレビ電話の実験講演』
(難病患者用テレビ電話で致しました。新しい可能性です。)
2005/11.千葉。県・健康増進課難病ヘルパー3級講座。内容:『介護者に求める支援』
2005/11.千葉。県・健康増進課難病ヘルパー2級講座。内容:『介護者に求める支援』
2006/02.千葉。千葉市立千葉高等学校。内容:『介護者に求める支援』
2006/04.愛知。ヘルパーステーション虹の橋。内容:『舩後流短歌』
2006/09.千葉⇒東京。雇用問題研究会。内容:『生き甲斐としてのピアサポート』
2006/10.千葉。県・疾病対策課(旧、健康増進課)難病ヘルパー講座。内容:『介護者に求める支援』
2006/11.千葉。県・疾病対策課(旧、健康増進課)難病ヘルパー講座。内容:『介護者に求める支援』
2006/11.千葉。青森山田高等学校通信制課程千葉校。内容:『介護者に求める支援』
2007/01.千葉(舩後居室)。千葉市立千葉高校。内容:『検査入院そしてその後』
2007/02.愛知。ヘルパーステーション虹の橋。内容:『生き甲斐あれば!』
2007/03.千葉。鞄e月(『地域環境の今をこれから』in千葉)。内容:『生き甲斐あれば!』
2007/03.千葉⇒千葉(テレビ電話講演)。県・疾病対策課難病研修。内容:『ALS患者が遭遇する災害の例』
2007/04.東京。上智大学。内容:『生き甲斐あれば!』
2007/06.東京。立正大学。内容:『生き甲斐あれば!
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