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実は上記に上げたこの四つの中に私自身が、私の得意とするものがあるのか、才あるものがあるのか正直わかりません。健常時、仕事柄必要に感じ描いていたデッサン画や、ローリングストーンズに憧れ弾いていたロックギターの方が、もしかしたら得意あるいは、才能があったのかと思う時もあるくらいです。ただ、配信させて頂いております私の作品のファンの方たちの声援と、私ならではのものを表現していると言う自負を支えに、“歌詞”“詩”“短歌”を綴ったり“講演”原稿を、今現在書いたりしております。もし物を書くプロの方が、私の作品や原稿をお読みになったら、眉をひそめられるやもしれません。でも、自分は書くことが得意なのか、はたまた才能があるのかと悩んだり、悪評酷評を恐れたりしておりましたなら、何も出来ませんし一歩も夢へと近づけません。 全身麻痺の私に今出来ることそれは、唯一動く顔の皺を動かし、ファィバーセンサーを反応させて、健常な頃に比し百倍の時間をかけ、パソコンに文字を打ち込むことだけです。自然、やることは限られます。ならばと、少し前から書きためてあった“歌詞”と“詩”と、2005年10月から書きはじめました“短歌”を飽きることなく書き続け、この『舩後流再チャレンジ』の一段階とし、私ならではと言うものをまず世に出して、紆余屈折はあるにせよいつかはきっとその結論とし、生業と得せしめるべきではないかと考えました。そのためには、表現力を磨くなおいっそうの精進が、必要と考えております。 今私は、“今やれることをやり抜く”ことこそ、私が私の夢を叶えるためにすべきことと心得ます。そして私のその夢が叶えられれば、“例えやることは限定されても、自分ならではを表現あるいはやり続け且つ精進すれば、いつかはきっと夢叶えられる!”となり、僭越ですが多くの障害者の方たちの励みになると信じます。 |
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