災害医学論文集(災害事例別) 北海道南西沖地震災害(1993) |
目次: Clinical Engineering、Quintessence of Dental Technology、Radioisotopes、大阪市勤務医師会研究年報、救急医学、教育と医学、クリニカルスタディ、現代のエスプリ、厚生省精神・神経疾患研究委託費による10年度研究報告集、厚生省精神・神経疾患研究委託費による11年度研究報告集、事例から学ぶ災害医療、精神科診断学、精神神経学雑誌、精神療法、治療学、道南医学会誌、日本歯科医師会雑誌、日本補綴歯科学会雑誌、保健の科学、
■Clinical Engineering
■Quintessence of Dental Technology
■Radioisotopes
■大阪市勤務医師会研究年報
■救急医学
■教育と医学
■クリニカルスタディ
■現代のエスプリ
■厚生省精神・神経疾患研究委託費による10年度研究報告集
■厚生省精神・神経疾患研究委託費による11年度研究報告集
■事例から学ぶ災害医療、南江堂、東京 ■精神科診断学
■精神神経学雑誌
■精神療法
■治療学
■道南医学会誌
■日本歯科医師会雑誌
■日本補綴歯科学会雑誌
■保健の科学
特集・心的外傷とストレス
特集【災害時の看護を考えてみよう】 災害看護の実際 その時看護婦はどうしたか】
(特集:被災者の心のケア、岡堂哲雄・編集、1996年2月別冊)
Abstract:北海道南西沖地震による被災者のハイリスク者の出現率は4年3ヵ月が経過した時点においても依然として一般成人の数値を大きく上回っており,この結果は本研究の仮説を支持するものであった.
Abstract:北海道南西沖地震による災害から6年2ヵ月が経過した時点においても被災者の精神健康への長期的な悪影響が確認されており,仕事や経済再建に寄与する社会的支援対策および中高年層の問題や被災者の悩みの相談相手となる心理的支援対策の充実があらためて必要であることを示している.
Abstract:1994年5月の時点で,精神健康調査票を用いて奥尻島青苗地区の被災成人を対象として調査した.非器質性非精神病性の精神障害を有する恐れがあるかどうかを判別する閾値点が6点以上の大坊・中川等の判定基準では高得点者が被災者の77%,又,閾値点が7点以上の福西の判定基準では72%となった.被災者の精神健康度は被害程度によっても異なっており,被害が大きく深刻な被災者ほど心理的ダメージが深いことを示した.特に,家族内に死傷者がおり家屋が全壊している死傷者群は大多数がハイリスク者と判定された.
特集【災害医療 危機管理の視点と組織作り】
Abstract:1)義歯装着未経験者を含む一般の人々の義歯あるいは義歯装着者に対する認識の程度は低く,義歯の必要性やその役割などについての啓蒙が必要であった。2)災害発生時の医療活動には歯科医師の参加が望ましく,特に災害発生後の避難生活が長期化することが予測されるような場合には,咀嚼機能を確保するための補綴処置をも行い得る歯科医療援助活動体制を整理する必要がある。3)新義歯装着3ヵ月後の予後調査から,今回の診療班が製作・装着した義歯はおおむね良好な経過を辿っており,咀嚼,発音,外観など機能的にも形態的にも多くの改善点が認められ,義歯を紛失した被災者にとって本診療活動が有意義であった.
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