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KODAMA'S (NEW) WORLD

MARLIN: Dory, do you see anything?
DORY: Aaah! Something's got me!
M: That was me. I'm sorry.
D: Who was that?
M: Who could it be? It's me!
D: Are..are you my conscience?
M: Yeah, yeah. I'm your conscience. We haven't spoken for a while. How are you?
D: Hmm, can't complain.

---Finding Nemo


昨日 / 明日 / 2013年12月 / 最新 / はてな

この日の出来事


22/Dec/2013 (Sunday/dimanche/Sonntag)

休日

少し遅めに起床。シリアル、朝刊。少し寄付。

午前中、智恵光院のそばにある某所に某相談に行く。お昼すぎまで。

昼下がり、鞍馬口のそばにある某所に行く。駅伝で烏丸通りを渡るのが面倒だった。

夕方、娘がソファで昼寝したので仮眠。夜、近所のタイ料理屋でテイクアウト して夕食。ワインを飲みながら、不動産について少し相談したり。

夜中、娘と風呂。それからまもなく就寝。


22/Dec/2012 (Saturday/samedi/Sonnabend)

某研究会

少し遅めに起床。朝食、朝刊、シャワー。

それからバスで大学へ。午前中は雑用。

お昼すぎから某研究会。研究会の会場が奥まったところにあったため、誘導に 苦労する。

研究会は夕方に無事終了。

夜、懇親会。楽しく飲む。

夜中、某氏と三条で二次会。いろいろ。そのあと、某氏も合流して三次会。真 夜中まで。

真夜中すぎに某妻が泊まっているホテルへ。明日は遅刻しないようにしないと。

某名誉教授のために電報を打っておく。


22/Dec/2011 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

某シンポジウム、某忘年会など

定時起床。ごみ出し、髭剃り、朝食。

娘を保育園に送り(年内最後)、本三駅前の喫茶店でしばらく雑用。それから夕 方まで某シンポジウムに出席。会場でネットにつながることがわかったので、 いろいろ雑用をこなす。

夜、某氏らと忘年会のような飲み会。一次会は本三の安いチェーンの居酒屋に したら、ビールではない別の飲み物がビール瓶に入れられており、辟易した。 そういう店を選んではいけない。反省。

夜中、本三駅前のバーで二次会(某妻は実家に帰っている)。某氏らと久しぶり にゆっくり話す。真夜中に帰宅。もう寝るべし。


22/Dec/2010 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

真夜中

定時起床。ゴミ出し、シャワー、朝食。

朝、某妻と一緒に出勤。茗荷谷まで歩いたついでに、天気も良いので、 Stereophonicsを聴きながら歩いて大学まで。汗をかく。

午前中は真面目に雑用。お昼、某ランチョンセミナー。 某院生らによるオーストラリア出張記。

お昼すぎ、某会議。昼下がり、また雑用。

某編集者から『功利と直観』が増刷になるという知らせをいただく。 なんかすごいな。みなさまのおかげです。感謝すべき人が多すぎて、 どちらに足を向けて寝たらいいのかわかりません。 さんくす。めるし。だんけ。

夕方、某オンライン生命倫理研究会。 personalized medicineとnaonatal careの二つ。 前者は薬理遺伝学の進歩など見るべきところはあるが、 「オーダーメード医療=ゲノム医療」ということではないというような話。 後者は、新生児の治療中止は主に医師による医学的無益性の判断によって なされているが、もう少し親に決定権を与えてもよいのではないか、 というような話。勉強になった。 Hastings CenterのBioethics Briefing Bookを読んでいる。

夜、某大学病院関係の忘年会に遅れて参加。歓談。 年長の看護師の方に、「児玉先生は、朝から大学に来て、何をしてらっしゃるの」 と真顔で尋ねられる。自分でも何をしているのか不思議だが、 とりあえず、「主に雑用と学生の指導です」と答えておく。

夜中、某氏と農学部キャンパス内にある某バーで飲む。歓談。 店は割と早く終わってしまうようだが、感じの良いところ。

真夜中、週アスを買って帰宅。二日ほど新聞を読んでないが、 眠いのでさっさと寝る。

メモ。昨日の飲み会が楽しかったせいか、 午前中に躁状態でメールを何通か書いてしまった気がする。 気を付けよう。


22/Dec/2009 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中

朝、早起き。シャワー、シリアル。

定時出勤(少し遅刻)。午前中はランチョン・セミナーの準備。 お昼、某ランチョン・セミナー。反省的均衡。

お昼すぎ、カップラーメンを食べながら雑用。

昼下がり、某研究会。

夕方、某ミーティング。そのあと、某研究会。

夜、後楽園で某忘年会。二次会まで。

それから帰宅。眠い。新聞は明日にしてもう寝よう。


22/Dec/2008 (Monday/lundi/Montag)

なんとか起きる。そういえば昨日は一日中暖かく、風が強かったが、 今朝も昨日に引き続き、気持ち悪いぐらいに暖かい。

昨晩、家賃等の振込みをしておく。寄付もしなければ。

定時出勤。午前中から昼下がりまで、某先生らと某相談。

夕方、某院生の指導。

朝は暖かかったが、今は冷たい風が吹いている。 明日からまた寒くなるそうだ。

真夜中

夜、雨のなか池袋に行き、パスポートの更新手続きをしてくる。 受け取るのは年が明けてから。

ついでに、再び500ポンドほどT/Cを購入。先日より2000円ほど安かった。

本三に戻ってきて、教室の忘年会。 二次会まで楽しく飲んだが、ちょっと反省すべきことあり。 不用意な発言をしないよう、くれぐれも注意しよう。

日付が変わってから帰宅。すっかり寒くなる。


22/Dec/2007 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中

今日のこと。


22/Dec/2006 (Friday/vendredi/Freitag)

お昼前

定時出勤(少し遅刻)。忙しくてたまっていたメールの処理など。

真夜中

お昼すぎから夕方まで某テキストの相談。勉強になる。 夜、図書館で勉強をしていた某氏と一緒に書籍部に寄ったあと、 プールで泳ぐ。1.1キロ。

それから買物をして帰宅。よく食べる。 夜中、散歩がてら歩いて春日に行き、買物とビデオのレンタル。 帰宅後、ゆず湯に入ってみる。

今日のニュース


22/Dec/2005 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

早起き。あれ、扁桃腺が少し腫れているようだ。まずい。体温は36.0度。 今日も一日長いので、なるべく体調に気を使って暮らすことにしよう。

朝2

とりあえず某翻訳の二つ目の項目を訳し終えた。 今日中に見直して某先生に送るようにしよう。 あと一つの項目も年内にやる予定。

この翻訳のせいで一ヶ月つぶれた気がする。 引き受けたのは自分だが、意味不明な項目を引き受けてしまったせいもあり、 なんだか無性に腹立つ。やりどころのない怒りとはこのことだ。 とりあえず日記にぶつけることで我慢しよう。ええい。この。この。 わたしの大切な一ヶ月を返してください。乱心。乱心。

とにかく翻訳は小さな仕事と思われても引き受けてはいけない。 いつも反省するのだが、学んでないな。 When will I ever learn?

真夜中

午前中に大学に行き、某学生の指導。Hilde Lindeman Nelsonの `Narrative Ethics'という論文を読み終える。物語倫理の主要な類型として、 共同体主義(歴史を引き合いに出して規範を正当化)、 文学批評(文学批評の能力が臨床事例の分析に役立つ)、 患者の物語(病を持った患者のアイデンティティの再確立など)、 決疑論(パラダイムとなる事例から現在の事例を分析)の四つを議論するというもの。 それなりに勉強になった。 学生は一年足腰を鍛えてだいぶ英語も読めるようになってきたので、 次回からはOn Peter Singerを駆け足で読む予定。

お昼は某氏と某大学食堂で食事。 ひさしぶりに食堂で食べる。

お昼すぎから某外国人による、公衆衛生倫理学の講義を拝聴。 自分がこないだサーベイした話とそれほど変わらないので とりあえず安心する。週末にでも英語でサーベイ論文のドラフトを書いて 見てもらうようにしよう。

夕方から某授業に参加。今日は司会だったためほとんど内職できず。 ひさしぶりに同僚の某氏らの授業を聞いて勉強になった。

授業のあと、明日のホテルの予約状況を調べたら、 実は予約をしていなかったことがわかり、 急いでJR京都駅近辺に予約を入れる。 明日は大雪で京都に行けないなんてことにならなければいいが。

しばらく同僚の某氏らとビール片手に歓談。 来年のCBELの仕事についていろいろ計画を練る。 志を同じくする同僚というのはいいなあ。 仲間がいるというのは幸いだ。 来年はもっとがんばろう。

帰宅。ちょっと仕事をしたら寝なければ。

真夜中2

と言いつつ、翻訳の推敲をしていたらすっかり遅くなってしまった。 ようやく三つの項目のうちの一つを相互チェックに発送。 なるべく今週末にあと一つの推敲を終え、年内にもう一つの項目をやろう。 これと、某倫理学事典の項目をやったら年内の仕事は終わりだな。 こんな雑用で師走が終わると思うと、臍を噛んで死にたくなる。 雑用を引き受けてはいけない。これも来年の抱負にしよう。

昨日のニュース

一昨日のニュース


22/Dec/2004 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

お昼すぎ

半日以上寝てしまう。信じられない。自己批判せよ。

昨日やったこと。午前中は早起きして某臨床試験ワークショップに参加。 お昼すぎに教育学部の某先生のところを訪ね、 エンハンスメントについていろいろ教えていただく。 昼下がりから夜まで某ミーティング。そのあと帰宅して、寝てしまう。 う〜ん、ほんとにダメだ。

(できれば)今日やること


22/Dec/2003 (Monday/lundi/Montag)

早寝早起き。

朝2

手袋が見当たらない。どうも昨夜のイタめし屋に置いてきたらしい。

クリーニングに出していた皮のジャケットを取りに行く。 高かったがきれいになった様子。

国保の引き落としがあいかわらず続いているようなので、 目黒区役所に電話。出向いて資格喪失の手続をしないといけないそうだ。 遠いんだよなあ、区役所。

昼下がり

大学に行く前に、初めて中目黒で降りて目黒区役所に行き、 国保の資格喪失手続をする。保険料の還付があるかなと思ったら、 もう少し払えと言われて落胆する。英国保守党の影の内閣の保健省担当の 某氏によれば、イタリアの出生率が低いのは、 30代近くまで親と住む若者が多い、つまり自立が遅いというのが一因だそうで、 逆にフランスや北欧では若者の自立が早く、 さらにフランスでは三人目の子供を産むと手厚い報償がもらえるという 理由もあるそうだ。 この説明が正しいとすれば、日本もパラサイトなんとかをどうにかしないと いけないだろう。いや、そういうことを言いたかったのではなく、 保険料をあまり取りすぎたら子育てはおろか結婚もできないじゃないかと 言いたかったのだ。結婚どころか引越しもできない。 は、これもオレを馬車馬のように働かせたうえで過労死させようという政府の陰謀か。

それはともかく、お昼前に大学へ。 弁当を食べたあと、出すべきメールがたまっているのでまずそれを処理中。

Katie Melua Official Website. まだ19才だそうだ。グルジア生まれで、ベルファストとロンドンで育ったようだ。

夕方から某予算作業。数時間で終わる。集中してやったので疲れた。

それからすこしベンタムの勉強など。

夜2

まだ研究室。カップラーメンを食べる。

真夜中

まだ研究室で仕事というか生命倫理の勉強。

う、家に帰れなくなる。帰ろう。


22/Dec/2002 (Sunday/dimanche/Sonntag)

早朝に起きて、香港人のいるホテルへ。彼女が(いつもどおり)遅刻してきたので、 急いで地下鉄に乗ってJR京都駅へ。と思ったら、 自分でもあきれるが、国際会館行きに乗ってしまい、北大路まで行ってしまう。 絶望してJR京都駅に着くと、ぎりぎり予定通りの新快速に乗ることができた。 好運だ。しかし、階段を駆け上ったり駆け下りたりしたため、 二人ともノドが痛くて、 大阪に着くまで病人のように咳をしていた。 結局、無事に関空に着くことができ、彼女は香港に戻っていった。 忙しい10日間だった。

昼から京都駅のあたりでやっている研究会に参加。 日本もグレゴリー・ペンスの著作のような医療の現代史が必要だという話と、 優生保護法とGHQの関係についての話。二つ目がとくにおもしろかったが、 寝不足と風邪のせいでフラフラになり、 発表が終わった時点で早引けさせてもらう。 忘年会も行きたかったのだが。

下宿のそばのイタリアンレストランで一人で食事をし、 帰宅。寝よう。

そういえば、昨日の産経抄(12月21日朝刊)に、 北朝鮮について次のような比喩がなされていた。

道にひっくり返って大声でわめいている子供がいる。 あれが欲しい、これが欲しいとダダをこねている悪ガキに、 甘やかしのアメを与えるのか。それともごつんと頭をたたいて厳しいしつけを するのか。韓国はアメをしゃぶらせようとしている。 率直にいって賛成しかねると申し上げたい。

秀逸な比喩だが、「ごつんと頭をたたいて厳しいしつけをする」 の正確な意味を考えなければならないだろう。 悪ガキの場合は頭を叩いてもまず死にはしないが、 北朝鮮の場合、 食糧援助や経済援助を差し控えれば数百万の市民が飢餓に苦しむ可能性がある。

机に向かっている時間…5.5hr
今日の勉強時間…4.0hr
マルクス係数…0


22/Dec/2001 (Saturday/samedi/Sonnabend)

記載なし。


22/Dec/2000 (Friday/vendredi/Freitag)

メモ: 理想と現実

現実を批判するための鏡になるもの: 古代ギリシアにおける黄金時代。 ローマにおけるギリシア。 近代における古代。 ノモスに対するピュシス。 現実に対するイデア。 実定法に対する自然法。 実在の国家に対するユートピア。 近代日本における西洋。 現代日本における米国。 一般市民に対する有名人。 隣の家。

理想(ものさし)は、理想にコミットしていないものにとっては規範とはならない。 「なぜ古代の真似をしないといけないのか」 「なぜ西洋の真似をしないといけないのか」 「なぜ米国の真似をしないといけないのか」 「なぜ隣の家にプレステがあるからといって、 うちもプレステを買わないといけないのか」: こうした問いはすべて、 「古代(西洋、米国、隣の家)はこうである」 から「われわれもそうすべきである」 はただちに導きだせないという主張の変形である。

今日の勉強

図書館が明日からしばらく閉館になるので(1月2日から再開)、 お昼から来て勉強したが、あまり捗らず。あかん。

End of Days

夜、どうにも勉強する気にならないので、 友人から借りたシュワルツェネッガー主演のEnd of Daysを観る。 サタンが世紀末に復活するのを、 シュワルツェネッガーが阻止するという話。 内容からして去年の今ごろに観るべき映画なのだろう。

「いつもどおりのバカバカしいハリウッド映画だ。見て損した。時間を返せ」 と言うのは簡単なので、 もう少し映画の内容を分析してみよう。

まず、シュワルツェネッガーは悪者からヒロインを守るという お決まりのヒーロー役を演じている。 一度ぼこぼこにやられたあとに、 何もなかったかのように復活して悪者を倒すというのがポイントだ。

教訓1。自分が悪者であると感じたときは、 相手をぼこぼこにしたときに必ず息の根を止めるようにすること。 (このネタはオースティンパワーズで使われている)

そういえば、ジャッキー・チェンの昔の映画は、 だいたい悪者に最初にぼこぼこにされたときには師匠が殺されていたと思う。 勧善懲悪の重要な要素の一つである「仇討ち」というやつだ。

教訓2。自分が悪者であると感じたときは、 師匠を殺すときに弟子もかたっぱしから死んでもらうこと。

また、シュワルツェネッガーは、 たいして良いことをしてくれない神を信じるか、 死んだ妻と娘を復活させてくれるというサタンの言うことを聞くかで、 何度かヨブのような葛藤をするが、けっきょく神の側に付き、 死ぬまえに妻と娘の姿を見てから息を引きとる。

このときに、「天国ですぐに会えるはずなのに、 わざわざ下界まで降りてくるとはご苦労なことだ」 などと言うと興覚めなので注意。

また、「そういう奇蹟が起こるぐらいなら、 シュワルツェネッガーを死なさないで、 生き返らせてやればいいのに。 神はほんとにケチだなあ」 などと言うと空から雷が落ちてくるので注意。

最終的には神と信仰が勝利してめでたしめでたし…という感じだが、 ほんとにそうなのだろうか。よく考えてみると、 シュワルツェネッガーは痛い思いばかりしてロクな死に方をしなかったし、 第一サタンが勝った場合の世界がどんなものなのかもわからない。

なぜこんなに単純で素朴で幼稚な善悪二元論の映画を作るのか。 映像はこんなにハイテクなのに、 内容はジャッキー・チェンの20年前の映画とほとんど変わらない。 しかも、ジャッキー・チェンは小中学生のころに見るから 道徳的な教育効果があるかもしれないが、 この映画はセ、セセセックスシーンがあるので 15才か18才以上しか見れないだろう。なぜこんなに単純なのか?

もちろん、「米国人はこういう単純で素朴で幼稚な善悪二元論が好きなのだ」 とか「米国人はこういう単純で素朴で幼稚な善悪二元論しか理解できないからこそ、 民主党でも共和党でもないラルフネーダーが出馬しても、 大半の人間は彼を善悪のいずれにも分類することができず、云々」 とか言うことは簡単だが、ほんとにそれが理由なのか。

ひょっとすると、ハリウッドの考えはもうすこし複雑なのかもしれない。 この映画の正しい見方は、 サタンの力にしびれて、 シュワルツェネッガーのような死に方するくらいなら、 サタンの側についた方がましだと感じることなのかもしれない。

いや、やっぱりそうではないだろう。 ハリウッドの思惑は、 「単純な勧善懲悪を好み、爆発や銃撃戦を好む連中を喜ばせられる映画で、 しかもそれだけではマンネリなので、 聖書の話を下敷きにすることでインテリ(別名スノッブ)にも多少受けるようにし、 悪の魅力もすこし強調することで、 あとで映画の内容についてだれかがウェブ日記で解釈を講じるような、 そういう映画を作ろう」 というものではないだろうか。

まあいずれにせよ、 型にはまったハリウッドアクション映画であることは間違いないので、 そういうのが好きな人にはおすすめ。 そうでない人もひまつぶしにはいいかも。 論文やエッセイを書いているひまでない人は観るべきではない。C。

The Mummy

もの足りなかったのでもう一本観てしまう。 The Mummyという映画。

3000年以上前に葬られた邪悪なミイラがよみがえり、 人々を殺戮して悪の帝国を作ろうとするが、 ヒーロー(Brendan Fraser)とヒロイン(Rachel Weisz)に阻止される、という話。 舞台が違うだけで、 基本的にはEnd of Daysと同じ筋書きになっている。 吸血鬼、ミイラ、サタンの復活という話は、 だいたい同じ筋を辿らざるを得ないのだろう。 (彼らはなぜか女性を必要とし、ヒーローがその女性を守るためにたたかうという筋)

しかし、 エジプトの遺跡発掘というのはどこかわくわくさせるところがあって、 途中まではインディ・ジョーンズのような感じでおもしろかった。 このように冒険的要素を入れるとおもしろくなるようだ。

また、探険隊のメンバーが一人ずつ殺されるという スプラッタ的要素も入っていたようだ。

登場人物も個性豊かでよいのだが、 敵のボスに(007におけるような)強力な片腕がいないのがさみしい。 また、役者が多すぎて、主人公の男優の印象が弱くなっている(とくに後半)。 それに比べると、シュワルツェネッガーの存在感は大きい。

というわけで、この手の物語をおもしろくする要素を考えてみると。

  1. 個性の強い主人公がいること。
  2. 主人公の頼もしい親友、 あるいは主人公を育てる師匠がいることが望ましい。 (成長的要素)
  3. 美人のヒロインがいること。 気が強くて最初は主人公を嫌っているが、 最後には主人公と恋に落ちることが望ましい。 (恋愛的要素)
  4. 非常に邪悪な悪者がいること。
  5. 悪者にはめっぽう強い片腕がいることが望ましい。 悪者なのに妙にかっこよかったり、義侠心があったりするとさらに望ましい。
  6. [第一の山場] 物語の中盤で主人公が悪者によってぼこぼこにされること。 さらに親友あるいは師匠が主人公の目の前で殺されることが望ましい。 (仇討ち的要素)
  7. 同時に、ヒロインが悪者によってさらわれること。 悪者が主人公を殺さない代償として、 自分の身を悪者に委ねるというのが望ましい。
  8. 主人公が悪者の住み家に乗り込むこと。 悪者の住み家にはいろいろ罠がしかけられているとよい。 (冒険的要素)
  9. また、親友がまだ生きている場合は、 このあたりで悪者の片腕によって殺されるのが望ましい。
  10. [第二の山場] 悪者の片腕がいる場合は、 ここで主人公と一騎打ちをして殺されることが望ましい。
  11. [クライマックス] ヒロインが悪者に手ごめにされる寸前に主人公が助けにやってきて、 死闘の末に悪者を倒すこと。 基本的には最後に主人公とヒロインが抱き合って大団円だが、 主人公が悪者と相討ちになると一味違った結末を迎えることができる。
  12. なお、続編のことを考えると、悪者は半死半生で逃げるか、 死ぬ前に子供を作っておくことが望ましい。

以上の要素に当たる部分を、 『あしたのジョー』、『ジョジョの奇妙な冒険(第一部、第二部)』、 『スターウォーズ』等々の物語に当てはめて考えてみると、 それぞれいくつか抜け落ちる点はあるが、 だいたい思い当たるところがある。

話が長くなったが、先の映画は冒険的要素があっておもしろかったが、 後半が今いちだったのでC。 気晴らしに良いが、論文やエッセイの〆切が近い人は観るべきではない。


12/22/99 (Wendesday/mercredi/Mittwoch)

真夜中

夜、ゲーセンに行く。 そのあと某所で本を一冊と、『静かなるドン』第37-40巻を購入。 人、これを無駄遣いと呼ぶ。

某所で某師匠と某氏の講演会の件について少し話したあと、 研究室でマンガを読む。 そんなことやってる場合ではないことはわかっているのだががががが。

某先生からメイル。D. Ritchieについての情報をいただく。 感謝感謝。


リアルプレーヤーで米国のラジオ放送を聴きながら勉強。 いやはや、いい時代になりましたなあ。

自分の日記を今年1月から(まとめの部分だけ)ざっと読みかえしてみる。 けっこうおもしろい一年を過ごしたようだ。そのうち反省文を書いてみよう。


1時間半ぐらいソファで寝る。睡眠時間が短かすぎる。死ぬ。

う。ステートメントを書かなければ。どうしよう。やばい。


12/22/98 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中 (下宿)

わああ。もう22日だっ。

昨夜、カレー食って風呂入ってから、 昨日大学でコピーしたプラムナッツの文章を読む。

読んでいる途中、 ベンタムにおける「快」の概念は、 古典物理学における「力」の概念に等しく、 共に不要なものである、と悟り、 いそいそと物理学関係の本を読む。

おそらく両者の概念には密接な思想史的関連があるのだろうが、 すぐには調べがつかない(どっかでちょっと読んだ気もする)。 徐々に調べるべし。やっぱ選好功利主義か。

さあ、とにかく書かなきゃ。あと20日ぐらいしかない。


夜明け前

こたつで仮眠。こたつが住み家になって久しい。

コンピュータはこたつの上(いわゆるこたつトップ)、 食事もこたつの上、 読書もこたつの上、 睡眠はこたつの下。 これでこたつの中で用を足すようになれば、 もう一歩も外に出ずに済むのでは…(うそ)。

そんなばかなことを言ってる場合ではない。 勉強、勉強。

しかし、このように睡眠が分断されているのは危険かも。 風邪に注意。


早朝

勉強中。心理的快楽説の説明でまた苦しんでいる。

早朝、某師匠からありがたくいただいた英国の紅茶を優雅に飲む。 ああ、おれもついに貴族になったか。

そういえば、昨夜でカレーはめでたく食べ終わった。 今日から何を食べるべきか。シチューか鍋だな。


お昼過ぎ

朝、喫茶店に行き、モーニング。プレイボーイ。 美内すずえの『妖鬼妃』とかなんとかいう少女漫画。

それから午前中いっぱいを使って、 コピー機で年賀状の宛名印刷。 一苦労する。 歪んでたりもするが、見逃して下せえ。

メイルでの年賀状歓迎。


結局、夕方まで某E研に。

下宿に戻る途中、 某君に教えてもらった古本屋に立ち寄る。

さらに某所と某所に寄って買物。 ナベる準備をする。

下宿に戻って、年賀状を全部書く。 字の汚なさに自己嫌悪。 筆ペン、ときどき練習すべし。

洗濯もする。非常に眠い。


真夜中

夜、数時間寝る。

現在、鍋の準備中。 とりあえず先発の昆布と人参が鍋に入っている。 これから、白菜、菊名、しいたけ、えのき、豆腐なども 追って投入される予定(あまり栄養なさそう)。

白菜を買うのは初めて。 一枚一枚剥いていると、 小学生のときに飼育部にいたことを思いだす。 そうか、おれはうさぎたちにキャベツでもレタスでも ほうれんそうでもなく、 まさしくこの白菜なるものを食べさせていたのか。

菊名も洗う。しいたけも洗う。 しいたけは洗うべきものなのだろうか。 この根の部分は切るべきなのか。えのきも洗う。

実は、鍋の作り方をまったく知らないのである。 材料も、某スーパーの野菜コーナーで売られていた 「鍋セット」という品を参考にして、適当に集めてきた。 (白ねぎを買うのを忘れた) なぜか下宿にある初心者用の料理の本には鍋の作り方が載っていない。 簡単すぎるからか?

しかしまあなんとかなるであろう。 ぽんずと、もみじおろしも買ってきた。

今後当分鍋にする予定なので、 鍋にうるさい人、 鍋プロの方からのおいしい鍋の作り方情報を期待。

ううむ。白菜だけ煮えないぞ……。


12/22/97(Monday/lundi/Montag)

・朝・

・コージブスキーのScience and Sanity(『科学と正気』)を少し 読む。なかなか面白い。倫理学者は言語学にも通じていなければならない、と 遅まきながら悟る。

・某実哲研の会計氏に編集代をいただく。一部を実哲研の会 費に充当する。


・哲閲で、Edited by A. John Simmons, etc., Punishment : a philosophy & public affairs reader, Princeton University Press , 1995, ethics/C/573 (Law/AIII/12-2/P45)を借りる。これから再び哲閲へ潜入。


・お昼・

・哲閲と附属図書館で調べもの。哲閲でついでに Philosophy and Public Affairs, Princeton University Press, vol. 14, 1985, ethics/I/32. も借りて来る。某氏が言った通り、倫理学研究室はこの雑誌の購 読を1989年に止めてしまっているようだ。法学部が継続して購読しているよう だから贅沢は言えないものの、政治哲学的なことに関心を持つ学生が少なから ずいるので、できれば購読を再開してもらいたいものである。


・昼下がり・

・死刑廃止論をまじめに勉強中。こういうのを書きはじめた。


・夕方・

・今週号のジャンプによると「マサルさん」がアニメ化するらしい。たし か一年前の夏頃に、「マサルさんは今年(1996年)中にアニメ化する。しなかっ たら5000円やる」と中三の生徒に約束して、しかし正月を過ぎてもアニメ化さ れなかった生徒が請求に来ると、「いや、賭事をするのは倫理的に良くない」 とかいって約束をうやむやにしてしまった記憶があるが、そうか、今ごろになっ てようやくアニメ化か。


・夜・

・夕方に非常な眠気に襲われたので、一度下宿に戻って仮眠(って言っても 爆睡してるが)。そいえば、明日にでも強力な目覚しを買わないといけない。 ここ一ヶ月ほど、ほとんど目覚しにお世話にならない生活をしている。


12/22/96(日)

記載なし。


何か一言

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Satoshi KODAMA
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Last modified: Tue Dec 31 22:58:24 JST 2013