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KODAMA'S (NEW) WORLD

「それ[死にたいときに死ぬ機会]が彼女には認められなかったが、 これはおかしい。 われわれは自分の人生でやりたいことをやれることを許されるべきだ-- たとえそれが死ぬことであっても」

---Brian Pretty, Diane Pretty's husband
Ananova.com

われわれは、たんに「ふつうでなく、めだつ」というただそれだけの理由で、 本来は無関係かもしれない出来事を原因とみなしてしまう可能性が高い(…)。 たとえば、あるアメリカの超一流の科学者が実は日本食が大好きで、 毎日必ず豆腐を食べていることがテレビに取り上げられたとしよう。 それを見た人は、豆腐という食物の中に人間の知能を高める何かがあると思い込み、 早速豆腐を買いに走るかもしれない。いかにもありそうな話だろう。 しかし、仮に日本人の一流の科学者が毎日豆腐を食べていることがわかったとしても、 それを聞いた日本人は豆腐が彼の優れた頭脳の原因だとはあまり考えないだろう。

---E.B.ゼックミスタ/J.E.ジョンソン、『入門篇 クリティカルシンキング』


昨日 / 明日 / 2013年4月 / 最新 / はてな

この日の出来事


29/Apr/2013 (Tuesday/mardi/Dienstag)

シッターさんなど

今日もシッターの方に入ってもらった。この件で某妻といろいろ口論ディスカッ ション。自分の家の事情は置いておくとして、一般論として某妻の大学のよう に祝日に補講があると、保育園は休みなので育児をしている家庭は困るだろう。 わたしの大学は現時点では祝日に補講をしていないのでまだましだが、二人と もそのような家庭はもっと困るだろう。学生も祝日に授業があってうれしいわ けはないし、その分レジャーにお金を消費しないから店も潤わない。誰も幸せ ではないように思うのだが、どうなっているのだろうか。

定時起床。シャワー、朝食、朝刊。午前中は娘と留守番。お昼前にシッターの 人が来たので交替で大学へ。お昼は某カンフォーラでパスタ。混んでいてアナー キーな感じだった。因果関係はわからないが、その後お腹の調子が悪くなる。 とにかく夕方までいろいろ仕事。

夕方、帰宅してシッターさんと交替し、娘としばらく遊ぶ。近所の方に砂遊び のセットをもらってしまう。感謝。

夜、夕御飯。その後、新聞、食器洗い。夜中、風呂。娘の寝かしつけ。あっと いう間に一日が終わる。今日は暖かくてよい日だったが、なぜかお腹の調子が 悪くて少し苦しむ。


29/Apr/2012 (Sunday/dimanche/Sonntag)

某研究会、某報告要旨

遅めに起床。洗濯、シリアル、シャワー。外は初夏。

お昼すぎに家を出て地下鉄で大学へ。酸辣麺。

夕方まで読書など。夕方から某シンポジウムの報告要旨の作成を始める。

夜、某オンライン研究会。

夜中、春日でベジラーメンとベジギョーザ。うまい。ベジタリアンがもっと増 えたら、日本はベジ料理の三つ星レストランが続出するに違いない。

真夜中、帰宅して某報告要旨をなんとか書き上げる。一つ〆切が終わったが、 GW中にまだまだ〆切が。とりあえず今日はもう店じまいにして、寝ることにし よう。


29/Apr/2011 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中

朝、休日にしては比較的早めに起きる。洗濯、シリアル、昨日の新聞。

昼下がりまで二階の勉強部屋で雑用。Wiiで少し汗をかいたあと、シャワー。 Tsutayaで借りていたマンガも返却の手続をする(電話をしたら宅配便が取りに 来てくれた。便利)。

夕方、クリーニング屋にコートを預けてから電車で渋谷に出て、広尾の某病院へ。 昨日から粉ミルクもあげるようになったら赤子はお腹が一杯になってよく寝るように なったそうだ。面会中、ひたすら寝ていた。出生届に記入。名前は杏(あんず)に することに決める。実はだいぶ前からこの名前にしようと考えていたのだが、 その理由については後日書く。

夜、巣鴨に戻ってきて、漫画喫茶へ。二時間ちょっとchill outする。 それからスーパーで買い物をして帰宅。夜中、もそもそと夕食をとる。

なんだか眠い。もう寝よう。


29/Apr/2010 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中

定時起床。ゴミを出してから、Windows 7のインストールの続き。うまく行った。 シリアル、朝刊。お昼まで寝る。それからシャワー。

お昼すぎ、天気が良いので散歩すべきところだが、 不健康路線で巣鴨の漫画喫茶に行き、chill outする。

夕方、大学に行き、少し雑用と勉強。 夜、喫茶店で人生について考えてから帰宅。

夕食。そのあと、しばらく寝る。

ゴードン・ブラウンがマイクに入っているのに気付かず、 有権者の悪口を言ってしまって全国に放送されたという話、痛すぎる。 オレもくれぐれも気をつけよう。人の悪口は言わないこと。 言わないどころか、人を悪く思わないこと。 「もし口があなたに罪を犯させるなら、切り取って捨ててしまいなさい。 体の一部がなくなっても、野党に落ちない方がましである」(cf. マタイ5:30)。

夜中、二階の勉強部屋で少し勉強。毎日コツコツと石を穿つように。


29/Apr/2009 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

真夜中

祝日。朝、ゴミを出してから某テレビ会議二件。 途中でシリアルを食べる。そのあと、お昼ごろまで二度寝。

昼下がりに大学へ。某院生の論文にコメントをつけたあと、 少し寝袋。夕方、少し読書をしたあと、某英語論文の手直し。 心臓が飛び出るほど驚くこと一件。冷汗。 先行研究はちゃんと調べておくこと。

夜中に帰宅。夕食、夕刊。真夜中に再び手直し作業。しかしもう寝なければ。


29/Apr/2008 (Tuesday/mardi/Dienstag)

香港旅行中のため、記載なし。


29/Apr/2007 (Sunday/dimanche/Sonntag)

早朝

今日は某用事があるので早起き。二日酔いなのか風邪なのか、 頭が少し痛い(左の後あたり)。

真夜中

[sunset]

[富士と日の入り]

某妻に付き添い、朝から逗子へ。ヨットの船底掃除を夕方まで手伝う。 おいしい昼食と海を見ながらの風呂、 そして地元の漁師さんらとの夜のバーベキューにお呼ばれする。ビール、焼酎。

一日仕事だったが、よい気分転換になった。


29/Apr/2006 (Saturday/samedi/Sonnabend)

お昼

休日だが朝に起きる。だんだん早起きの徳が身に付きつつあるようだ。 シャワー、洗濯など。

宅急便が二件。一件は先日注文したデジカメ。 兄に勧められたPentaxのOptio M10 光学3倍ズーム、600万画素、とかなんとか。 液晶部に指紋が付きやすいそうなので、 液晶シールを買ってみることにしよう。

昼下がり

お昼は某海鮮丼屋で。それから研究室。 逃避したい欲求に駆られるが、 体を椅子に縛りつけて勉強中。 ネットを見てはいけない。

外は曇り。

真夜中

夕方まで大学で勉強。 夜は横浜を散歩。 酔っぱらって帰宅。

横浜の某ヨドバシカメラで、デジカメの液晶シールを買ったのだが、 店員が勧めてくれた2インチのシールを自宅に戻ってから付けてみようとすると、 明らかに小さい。カメラの箱を見ると2.5インチになっている…。 店員のいいかげんさに腹を立てるが、調べていかなかったこちらも悪い。 いや、Optio M10は展示されてそこらへんにあっただろうから、 それを調べなかった店員が…。とにかく、もう仕方ないので また明日買いに行こう。ヨドバシ以外の店に。

今日のニュース


29/Apr/2005 (Friday/vendredi/Freitag)

昼下がり

つい半日寝てしまった。

某後輩の某書類に目を通す。 どうも今年も科研費がだめだったようなので、 あんまり説得力がないんだけど…。

夕方まで自宅でうだうだしたあと、 勉強する気が出ないので、 某スタバで新聞。

ガーディアン紙のアンドレア・ドゥウォーキンのObituaryを読む。 下の引用は、死ぬ数週間前のコメントで、 なぜDVやレイプなどひどい目に会ってきた彼女が、 女性のために闘っているのかという問いに答えた部分。

女性はみんな鎖でつながれています。みんな虐げられていますから。 だけど、大人になるまでレイプされたり暴力を受けたりせずに済んだ女性は、 そういったことを経験した女性よりも鎖の長さが余計にあります。 本来なら、鎖が一番長い女性たちがもっと他の女性を助けるべきです。 だけど、現実はそうではないから、わたしたちが闘っているのです。

Guardian Weekly, April 22-28, 2005.

そういえば、昨日はNHKで日本UNICEF協会大使のアグネス・チャンが つたない(?)日本語で、ダルフールの窮状を必死で訴えていた。 ここでも、鎖の長い人々の多くは鎖が短い人々の窮状に気付かない。

夜2

テキスト書き。「脳死は人の死か」という問いをどう説明するかでてこずって、 なかなか進まない。やばい。

真夜中

夜、ラーメン。そのあと、ついマンガ喫茶に行ってしまう。


29/Apr/2004 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

早朝

昨晩は某マンガ喫茶で。『ARMS』を最初から読み出す(14巻まで)。 エンハンスメント。生きる意味について考えさせられる。

ついでに書いておくが、 ご多分にもれず、 「何のために生きているのか? (What's the meaning of life?)」 という問いは繰り返し心の中に立ち現れる。 とくに宗教的でもないし、 自然や進化の一部分としての役割を担っているとも思っていないので、 自由に見つけるあるいは創るものだと信じているが、 まだそんなことを考えているということは、 自分の現状や目標に満足していないという証拠だろう。 では、何を得れば、あるいは何を達成すれば、 「これでよし」と言うことができるだろうか。

もう一つついでに書いておくが、 「自分は何も知らない」 という自覚は恐しいものだ。

「まあ、泣きごと言っても仕方がないし、 いいかげん一眠りして、起きてからまた勉強すれば?」

「そうですね。ただ、 たまには立ちどまってデカルトのように反省する必要があるとも思うんですけどね」

夜中

昼下がりに起きて大学へ。 天気が良いので、某氏らと上野恩賜公園あたりまで散歩。

夜、ベンタムの勉強。ちょっと椅子で寝て、 それからヒト胚の中間報告書についてちょっと勉強。


29/Apr/2003 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中 (午前)

晩ごはんを食べる。ホウレン草、納豆、えのきのバター炒め、その他。

さて、勉強しよう。

夜明け前

あれ、いつのまにやらこんな時間。

子ミルのplural votingの発想はすでにプラトンが『法律』で提案していたんだな。

混合政体の思想史(プラトン、アリストテレス、ポリビオス、…、ハリントン、 モンテスキュー、マディソン、コンスタンなど)についてちょっと勉強。 まだまだ読書量が足りない。 読んだら読んだでどんどん忘れていくし、困りものだ。

さて、ちょっと寝ようか。

昼下がり

起きる。寝る前に洗濯機を回していたので、 お昼に一度起きて洗濯物を干してから二度寝。

プログラムの後ろに隠れるデスクトップアイコンを使うのが面倒なので (それに加えて、 背景に写真を使ったりするのでアイコンは美観も損ねるという理由もある)、 ちょっとプログラムランチャーのようなものを探していたら、 QuickMenu 2.0 というのが見つかる。便利そうなのでしばらく使ってみることにする。

昼下がり2

ついでに、巷でうわさのタブブラウザ、 Sleipnirもダウンロードして使ってみる。 たしかにいろいろあって便利。 Donutには簡潔さの徳があってよかったが、 しばらくこちらでやってみるか。

Donutのようにタブを複数列に表示する機能がないようなので、 それがちょっと面倒。

夕方

ちょっと自由ヶ丘駅前に行く。 東急ストアで買物をしようと思ったが混んでそうなのでやめた。

暗くなる前に少しだけ草抜き。腹減った(が、草は食べない)。

新聞。

直径8cmのモミ玉に揉まれ『そこ! そこ!!』と絶叫。

モミマッサージャー「ドリームマスター」という枕の宣伝広告。 なんか笑える。

夜2

壁紙チェンジャーをすこし試してみたが、結局使わず。


29/Apr/2002 (Monday/lundi/Montag)

真夜中 (午前)

ひさしぶりにひどく腹を下す。昨晩しそニンニクを食べすぎたのが悪かったか。 あるいは体調が悪いのかもしれない。 大事を取って寝よう(と言って寝てばかり)。

真夜中2 (午前)

と思いつつ、 生命倫理学勉強会のハンドアウトに少し手を入れたり。 しかし、モニタを見てると頭が痛いので、やっぱり寝よう。

昼下がり

さっき起きた。勉強、勉強。

ここ数日、ちょっと寒くなったようだ。 風邪を引かないように気をつけよう。

あ、忘れないうちに書いておくが、明日のNHK総合の 「妙案コロシアム」という番組(夜9:15-10:00)を見ると、 ひょっとすると何か奇妙な言動をする奇妙な生物を 観察することができるかもしれない。 しかし、某筋からの話ではあまり期待できないようなので、 あまり期待しないように。

「なんだ、つちのこでも見れるのか?」

「いや、火星人のシルエットと言った方がより正確かもしれません」

夕方

もうすぐダイアン・プリティの欧州人権裁判所での判決が出るようだ (ananova.com)。

`Every cloned animal suffers from defects'(すべてのクローン動物は欠陥がある) とドリーの生みの親のイアン・ウィルムートが言っているそうだ (ananova.com)。 あ、これは朝日の朝刊にも出てるな。

夕方、フラフラと外出し、某スタバで勉強する。 1時間シンガーを読み、それから1時間半新聞を読んだ。

喫茶店で長居するのは長湯に似ていて、しばらくするとだんだん苦しくなるが、 今日はずいぶんがんばって長居した :)

ところで、今日はアイスのホワイトチョコレートモカというのを頼んでみたが、 あまりに甘いのでビックリした。いや、一応ぜんぶ飲んだけど…。

それから買物を済ませ、しばらくブラブラ歩きながら帰宅。 気候が良いせいか、部屋にいるよりも外にいる方が快適だ。 逃避活動の一環のような気もするが…。

夕ごはんを食べたら勉強しよう。

げ、ダイアン・プリティ、訴訟に負けてしまった。これは…。

ストラスブルクの欧州人権裁判所の判決の要旨は、 ダイアンの夫による自殺幇助が許されないことは、人権侵害には当らず、 このような場合に例外的に自殺幇助を許すと濫用される可能性が高いと いうことらしい。基本的に英国の貴族院判決を支持した形になる。

とりあえず、英国の新聞の記事を集めといたが、 明日の社説を入手する必要がありそうだ。

カリフォルニアのビジネスマンが、ハゲが数年後に治療可能になることを見込んで、 ヘア・バンク(ひとふさの髪を真空パックにして地下室で保存する)を始めたそうだ (Ananova.com)。 最初に約35ドル、その後は保管料として年間7ドルほど払えばいいらしい。 う〜ん、 自分で真空パックして家の冷蔵庫にでも入れとけばいいんじゃないのかなあ…。

「というかさ、頭の毛じゃなくても、脇毛や陰毛でも大丈夫なんじゃないの? 遺伝子的にはきっと同じなんでしょ?」

「あああ頭に脇毛や陰毛が生えてきたらどうするんですかっ」

「いいじゃん、アフロみたいでさ…」

(お詫び: 食事中のみなさま、ハゲのみなさま、 およびアフロのみなさまには大変失礼しました。 引き続き本編をお楽しみください)

夜2

夕食。豆腐、ちりめんじゃこ、海苔佃煮、その他。 お腹がいっぱいになる。 が、まだ腹の調子が悪いようだ。

ダイアン・プリティは、 法によって自分の権利が侵害されたと怒っているようだ。 ベンタムが聞いたら怒るだろうな…。

今日の勉強時間…2hr


29/Apr/2001 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中 (午前)

勉強はかどらず。 英国の国勢調査の書類に個人情報を記入しながら、 テレビでやっていたブルース・スプリングスティーンの ニューヨーク・コンサートの様子を見てしまう。

親しらず

左下の親しらずのあたりが痛む。 どうも英国にいるあいだに抜くことになりそうだ。

死ぬかも。

真夜中2 (午前)

げ。歯が痛くて寝れない。これはやばいことになった。

前にも書いたが、この親しらずはほぼ水平に生えているので、 順調に成長すれば、 手前にある歯をすべて破壊して顔前面に突き出ることになる。

この親しらずが一つ手前の歯を圧迫するまでにはまだ時間があると見ていたが、 甘かったようだ。下手をするとこの歯を抜くことになるかも。

ああ。死ぬかも。

真夜中3 (午前)

寝れないので学振の書類を書くことにした。 今後3年(あるいはそれ以上)の人生がかかっているので、 真剣にやらないといけない。

それにしても歯が痛い。 以前に書いたかもしれないが、 英国では親しらずを抜くのに局部麻酔と全身麻酔のいずれかを選べるらしい。 しかし、全身麻酔は毎年数人の死者が出ているそうだ (原因は忘れたが、 たしか脊椎に麻酔注射するときに失敗するとかそういう理由だったと思う)。

笑い話があって、全身麻酔を選んだ患者が、 手術が無事に終わり意識を取り戻したところ、 胸のところに大きな靴の底のあとがあるのを発見したっていう。 あれ、これ前にも書いたっけ?

お昼前

痛い痛いと泣きながら寝てしまう。 起きると痛みはだいぶ引いていた。

朝食を見逃す。なんてことだ。

昼下がり

昼食が豚のエサのようにまずくて死にかける。もういやだー。

学振の書類、遅れてます。すいません。今書いてます。

Joint Security Area

友人に誘われて、 コリアン・フィルム・フェスティヴァルの初日に参加する。 初日は映画の前に簡単な韓国料理が食べられる。

今回観た映画は、 朝鮮の南北の国境のあたりで起きる事件を めぐるJoint Security Areaというもの。

ある夜、南北国境(帰らざる橋だっけ)で発砲騒ぎが起き、 北朝鮮の兵士が警備小屋で死んでいるのが発見される。 中立国のスイスから調査に来た女性が事件を調べていくうちに、 この事件は、 ちょっとしたきっかけで仲良くなった 南と北の兵士たちによって引き起こされた悲劇であることがわかる、 という話。

構成もふくめて物語はよく出来ているし、 ユーモアもよい (原語がわかればもっとおもしろいと韓国人の友人が言っていたが)。 役者もよく、とくに北朝鮮の人情味あふれる役を演じるSong Gang-Hoがよい。

先日観たLife is Beautifulと比べると、 あっちは親子の愛、こっちは友情がテーマになっているようだ。 サスペンス、美しさ、 感動の大きさからいうとLife is Beautifulの方に軍配が上がるが、 今回の映画の方がなまなましさを感じさせる。 終わり方も同程度によい。

というわけでこれも必見。B+。

ちなみに、映画が終わってから監督があいさつに現れた。 Song Gang-Hoも来る予定だったが、かなり遅れるというので、 あきらめて途中で帰ってしまった。ちょっともったいなかったか。


29/Apr/2000 (Saturday/samedi/Sonnabend)

今日のニュース

アメリカンパイを訳してみました。
訳してみると、アメリカ50年代から60年代の文化を背景にした 奥の深い歌詞であることがわかりました。 次のサイトなどを参照のこと。 Americanpie2000.com, Don McLean's American Pie., Understanding the lyrics of American Pie, American Pie -- Don McLean
相関の錯覚
実際にはない関係があるように見えること。「たとえば、 暴力犯罪と少数者集団(アメリカにおける有色人種や、 日本における在日外国人など)は結びつけられがちで、 彼らは実際以上に暴力犯罪を犯すと思われてしまうことが知られている。 このような過大評価は、 二つのめだつ特徴や出来事が同時に起きる時になされやすいのである」
(E.B.ゼックミスタ/J.E.ジョンソン、 『入門篇 クリティカルシンキング』、 宮元博章他訳、北大路書房、1996年、103頁)
自己奉仕バイアス
自分の行動を解釈するとき、 自分自身を好ましく考えるような方向にこじつけること。 「実際、人は何事につけ自分が「平均以下」 であるとはめったに考えないものだ。 もちろん、統計上は平均以上と平均以下の人数は ほぼ同じぐらいになるはずなので、これは非合理なわけである。 たとえば、アメリカの高校生が進学適性検査の願書に記入した 約一万人のデータでは、自分のリーダーシップ能力について、 約70%の者が「平均以上」と答えているのに対し、 「平均以下」と答えている者はわずか2%にすぎない。 社交性にいたっては、自分を「平均以下」 とみなしている者はほとんど皆無であるのに対し、 自分が「上位1%」に入ると思っている者がなぜか25%もいるのである」 (同上、126-7頁)
自己欺瞞
人々が知らず知らずのうちに自分に都合の良いように 物事を歪めて解釈すること。よく見られるのは以下の例。(同上、128頁)
  1. 他の人もたいてい自分と同じ意見をもっているものと考える。
  2. 自分がおかした非倫理的な行為は他の人も同じようにおかしているもの と考える。
  3. 自分が大けがや大病をしたり、 災難に遭ったりする可能性をあまり考えない。
  4. 自分のした「良い行ない」が、実際には平凡なことだったりするのだが、 これを過大に自己評価する。
  5. 自分の判断や意見(信念)を正しいものと思いこむ。
編集後記

アメリカンパイ

ずいぶん昔の話になるけれど
ぼくは今でも覚えてる
音楽がぼくを陽気にしてくれたあの頃を
「うまくいったら」とぼくは思っていた
「ぼくもみんなを踊らせることができるだろう
みんなをちょっとのあいだ幸せにすることも」

だけど2月がぼくを震えさせた
ぼくが配達していた新聞のせいさ
郵便受けに悪い知らせを配ってまわった
ぼくはもう動けなかった

泣いたかどうかは思い出せない
未亡人になった彼の花嫁の話を読んだときに
だけど胸の奥に何かが刻みこまれたんだ
音楽が死んだ日に

だから、
さよならミス・アメリカンパイ
シボレーであぜ道まで行ったけど あぜはもう乾いてた
連中はウイスキーを飲んで歌っている
「まさかこんなことになるなんて
こんなことになるなんて」

愛の書を記したのは君かい?
神さまを信じるかい
聖書にそう書いてあったら?

ロックンロールを信じるかい?
音楽は君の魂を救うだろうか?
ゆっくり踊る仕方を教えてくれるかい?

ぼくは君があいつとできてることを知ってるよ
君とあいつが体育館で踊ってるのを見たんだ
二人は靴をけって脱いでたね
リズムアンドブルーズの意味がよくわかったよ

ぼくは孤独な十代の若造だった
ピンクのカーネーションと小型トラックを持ってた
だけど自分がついてないことがわかったよ
音楽が死んだ日に

ぼくは歌いだした、
さよならミス・アメリカンパイ
シボレーであぜ道まで行ったけど あぜはもう乾いてた
連中はウイスキーを飲んで歌っている
「まさかこんなことになるなんて
こんなことになるなんて」

ぼくらだけになってもう十年になる
転がる石にもたっぷり苔がついた
だけど昔はこうじゃなかった
道化師が王と女王のために歌っていたころは
彼がジェームズ・ディーンから借りたコートを着て
君やぼくの気持ちを代弁していたころは

ほら、王がうつむいているあいだに
道化師はイバラの王冠を盗んでしまった
法廷は休廷になり
判決は下されなかった

レノンがマルクスの本を読んでいるあいだに
4人組は広場で練習していた
そして暗闇で哀歌を歌った
音楽が死んだ日に

ぼくらは歌った、
さよならミス・アメリカンパイ
シボレーであぜ道まで行ったけど あぜはもう乾いてた
連中はウイスキーを飲んで歌っている
「まさかこんなことになるなんて
こんなことになるなんて」

夏の炎天下のヘルタースケルター
鳥たちは核シェルターを背負って飛び去った
8マイル上空からまっすぐ落ちてきた
一匹は芝生に降りてつかまった

プレイヤーたちはフォワードパスをしようとした
道化師はギプスをはめてサイドラインの外にいた
ハーフタイムには香水の甘い香り
軍曹たちが行進曲を演奏してるあいだ
ぼくらは立ち上がって踊ろうとした
だけどその機会はなかった

プレイヤーたちが競技場を占拠しようとしたけれど
楽隊は降伏しようとしなかった
何が明らかにされたか覚えているかい
音楽が死んだ日に?

ぼくらは歌い出した、
さよならミス・アメリカンパイ
シボレーであぜ道まで行ったけど あぜはもう乾いてた
連中はウイスキーを飲んで歌っている
「まさかこんなことになるなんて
こんなことになるなんて」

ぼくらはみんな一つの場所にいた
宇宙の迷い子の世代
一からやりなおす時間は残されていない
だから、ジャック、さっさとやるんだ
ジャックフラッシュはろうそく立てに座った
悪魔の友だちは炎だけだから

ステージ上の彼を見ていたら
ぼくの両手は怒りのこぶしをつくっていた
地獄で生まれた天使は
魔王の力からは自由になれない

炎が夜空高くに舞い上がり
いけにえの儀式を照らしたとき
魔王が喜び笑っていた
音楽が死んだ日に

彼は歌っていた、
さよならミス・アメリカンパイ
シボレーであぜ道まで行ったけど あぜはもう乾いてた
連中はウイスキーを飲んで歌っている
「まさかこんなことになるなんて
こんなことになるなんて」

ぼくはブルーズを歌う女の子に会った
「なにかいいことあるかい」と訊いたけど
彼女は微笑んで去っていった

ぼくは聖なる店に行った
何年も前によく音楽を聴いていた場所に
だけどそこの店員は音楽はもうかけないと言った

路上では子供が泣き叫んでいた
恋人は悲しみ詩人は夢を見ていた
だけど言葉は一つも語られない
教会の鐘はすべて壊れていた

ぼくがいちばん尊敬してたのは
父と子と聖霊の三人
彼らは海岸行きの最後の列車に乗った
音楽が死んだ日に

彼らは歌っていた、
さよならミス・アメリカンパイ
シボレーであぜ道まで行ったけど あぜはもう乾いてた
連中はウイスキーを飲んで歌っている
「まさかこんなことになるなんて
こんなことになるなんて」

Written by Don McLean


編集後記

「アメリカンパイ」という歌は、 1959年にバディ・ホリー他2名のロックンロール歌手が飛行機事故で死んだこと (この日は「音楽の死んだ日」と呼ばれる)がライトモチーフになっていて、 その後の60年代のロックシーンが変化ないし退廃していく様子が描かれています。 ドン・マクリーンのオリジナル曲が1972年に全米第一位になっており、 最近マドンナがカバーを発表してよくかかっています。 (マドンナのバージョンは歌詞がだいぶ省略されています)

話はまったく変わりますが、小さいころ、「サイコキネシス」は 「サイコ(精神)」と「キネシス(運動)」という二語による複合語ではなく、 なんとなくですが、「サイコキ」と「ネシス」 の二語による複合語だと思っていました。 もちろん、当時は「サイコキ」の意味も「ネシス」の意味もわかりませんでしたが。

また、ジャンプに掲載されていたなんかのマンガのせいだと思いますが、 「月面宙返り」のことは外国語で「ムーンサルト」 というのだと思っていました。 これは、漢字の「月面宙返」の部分に「ムーンサルト」とルビが振ってあったため、 きっと漢字の部分を「ムーンサルト」と呼び、 「り」にはルビが振ってないからそのまま読んで「ムーンサルト」 と呼ぶべきなんだろうと子供心に思ったからです。ジャンプ万歳。


04/29/99 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

夕方

あっ。今日は休日だったのか。

某所でマガジンを買って大学へ。 生命倫理の勉強をせねばっ。


生命倫理学の勉強中。 明日の授業の予習もしないといけないので大変。


04/29/98(Wednesday/mercredi/Mittwoch)

真夜中

夕方下宿に戻る途中にディスカウントストアに寄って、 お米5キロと米びつを買う。 10キロはちょっと多いし、 長いこと置いといて虫がわいたりしたら大変なので5キロにした。 お米などを買って財布が空になってから、 明日が休みで銀行でお金が下ろせないことに気付く。ぐわ。

疲れていたので下宿に戻ってから寝てしまう。 それから夜中にもぞもぞ起きだして、再びうどん。

今日はしいたけを減らしてみた。 (だしに使ったしいたけは食べてます。変なのかな?) さらに、 うすくちしょうゆを料理本に書いてあるより少し多い目にいれると、 うどんつゆの味はちょっとましになった気がする。 しかし、「おおさじ」のつもりで計量に使っているスプーンが 実は本当の「おおさじ」ではないんじゃないかとの疑念が湧く。

でも、もうそろそろうどんにも飽きてきたな。 一週間ほとんど同じメニューというのは修行にはなるがそういうデメリットがある。 あたりまえだが。


「うどんばかり食べずに野菜や卵や乳製品も食べなさい」 と叱咤激励のメイルをいただく。 しかし大丈夫です。 あなただけに今週の主な献立を教えてさしあげましょう。

朝(というか、起きてから最初の食事)
コーンフレーク&牛乳とヨーグルト、ゆでたまご(オプション)
昼(起きるのが遅いときは食べないこともある)
怪しい手作り弁当(ごはん、梅干し、ごもく煮など)
ごはん、うどん(卵いり)、ごもく煮、 レタスとトマトのマヨネーズ合え(サラダともいう)、納豆(オプション)など
真夜中
お昼を食べないときは、同じものを夜中に食べたりもする。

ああ。なんて健康的な食事。 仙人になって京都の山々を飛びまわれるようになる日も近い(かも)。


もうすぐ夜明け

う。朝になる。翻訳の相互チェック。 翻訳のチェックをメイルでやるのは便利だが、 いかんせん目が疲れる。


夕方

ロック読書会終わり。

早朝に下宿にもどって朝食を食べ、昼前まで眠った。 起きてからシャワーを浴び、昨日のごはんの残りでおじやを作った。

「おおさじ」だと思っていたスプーンが、 実はその半分の容量しかないことがわかり(2さじで15ミリくらいだった)、 薄味の原因が究明される。 うすくちしょうゆやみりんの量を増やしてみると、 あれまあ、おいしいおじやができました。

今日はいろんな人が来ているなあ。 腹が減ったんでそろそろ下宿に戻るか。 (最近ご飯の話ばっかりだなあ。 実際ご飯を作っては食い作っては食いの生活なんだけど)


04/29/97(Tues)

・真夜中下がり・

・ぎょえっ。もももうこんな時間っ。マンガを読んで人生を棒に振る、また楽 しからずや。


・ね、ねむい…。


・朝・

・ああ、良く寝た(イスで)。


・さむいさむい。ついに風邪引いたかな?外はいい天気なのに。何か食べてくるか。


・まだ朝・

・喫茶店で『はじめの一歩』の第一巻を読む。これまで気づかなかったが、こ の人も小林まこと("What's Michael"など)のアシスタントをやっていたのかな、 と思う。きうちかずひろ("Be-Bop High School")の絵にも似ている気がする。 もしかするとこの二人にも関係があるのかな?

(うーむ、マンガ家人脈図が欲しいな...)

・午後からすず×氏に手伝ってもらって再び第二演習の予行をするので、これ からその準備をする。備えあれば憂いなし。


・お昼・

・うーむ、自然法自然権ぶつぶつぶつ...。


身投げするニーチェ

・さっき研究室に一匹ミツバチが入ってきた。ブンブン言いながら窓にぶつかっ てうるさいし、哀れでもあるので、窓を開けてやった。しかし、下等生物の悲 しさよ、ミツバチ君は初めて見る窓ガラスにうろたえ、わけもわからず突進し てはずるずるとずり落ち、なかなか外には出られない。

・すると突然、窓際においてあった写真立てがふらっと窓から身を乗り出して 自由落下して行くではないか。ああっ。あれはニーチェの写真が入っている写 真立てではっ、と考える間もなく、下のほうで無気味な音が...

・それからしばらくしてやっとハチが出ていったので、3階から下に降りて探 してみると、写真立てはどこにも見当たらない。むむむ、じっちゃんの名にか けて、とかぶつぶつ言いながらまた3階へと戻る。

・研究室に戻ってもう一度窓から下をのぞき込むと、現在文学部東館は工事中 で、壁に工事用の足場が組まれているのだが、写真立てはその二段目のところ にちゃっかりと乗っかっている。

・というわけで、なぞはすべて解けたってんで、今から取ってきまぁす。壊れ てたらごめんなさい。


・大丈夫でした。大丈夫でした。

・目立たないように、そそくさこそこそっと足場に登り、ささささっと忍者の ごとく盗ってきました。見てみると、どうやらはじめからガラスなどの覆いは ついていなかった様子。木枠の一部がけずれているだけで、あとはアラ不思議、 新品同様でした。

・ううむ。さすがはニーチェ、とうなってしまいました。...あ、またハチが いるっ...


・×ずきさんはどうやら明日だと思っていたらしく、2時から始めることになった。


・夕方・

・す×きさんとの予行演習終わり。あんまりうまく行かなかったので、不安に なってきた。ううう。話の内容は面白いと思うんだけど...

・ごはんを食べて帰ります。明日も学校に来ます。授業があるので。


・すず×さんとごはんを食べて、つい戻ってきてしまいました。では、今度こ そ本当に帰ります。眠い。


Satoshi KODAMA
email: satoshikodama-tky[at]umin.ac.jp
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Last modified: Thu Jun 13 23:43:23 JST 2013