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KODAMA'S (NEW) WORLD

人びとを平等に取扱うことと、 人びとを平等たらしめようとすることとの間には天地ほどの違いがある。 人びとを平等に取扱うことは自由な社会の条件であるのに対して、 人びとを平等たらしめようとすることは、ド・トクヴィルが述べたように、 「隷従の新しい形態」を意味する。

---F・A・ハイエク


昨日 / 明日 / 2016年10月 / 最新 / はてな

この日の出来事


30/Oct/2016 (Sunday)

某編集作業、某哲学カフェなど

夜中

よく寝て少し遅めに起床。シリアル、朝刊、髭剃り。

今日も午前中から大学で某氏と某編集作業。昼下がりまで。なんとか一段落。 東京から来ていただいた某氏に感謝。

昼下がり、急いでタクシーで紫明に移動。某哲学カフェに参加。笑いについて いろいろ勉強になった。これからお笑いの世界で生きられそうだ(←プッ)。

日が落ちたころタクシーで百万遍へ。帰ろうと思ったが某氏から某原稿が 届いていたので急いで拝読し、コメントをしてから遅めに帰宅。夕食。

夜中、娘が某妻と風呂に入ったのでちょっと鴨川を走る。4キロ弱。 The ClashのRevolution Rockを聴いていたらリズムとペースが合ってハイになった。

帰宅してから風呂。もう寝ないと。


30/Oct/2013 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

某講読、大文字山、Journal of Medical Ethics

少し早めに起床。髭剃り、ゴミ出し、朝食、朝刊。

午前中は研究室でメタ倫理の勉強。お昼は中央購買部でパン。お昼すぎ、某講 読。実在論続き。

昼下がり、学生ら数名と一緒に大文字山に登ってくる。ちょっと雲行きが怪し かったが、何とか降られずに済んだ。もやが出ていて見晴らしは悪かったが、 大文字のあたりまで登ったら気持ちよかった。往復二時間ぐらい。

夕方に研究室に戻ってきてしばらく終末期医療の勉強。夜、帰宅して夕食。

夜中、食器を洗い、風呂に入る。娘と一緒に寝るが、深夜に起きて明け方まで 終末期医療の勉強。月末〆切のため、やばいことになっている。それと関連す るが、大学でJournal of Medical Ethicsの最新号が読めないので、個人で講読 することにした。


30/Oct/2012 (Tuesday/mardi/Dienstag)

挨拶状、演習など

朝、娘にFaceTimeで起こされるが少し二度寝。最近夜更かしが多くなっていて いけない。

それからシャワー、シリアル。 午前中は大学で新聞と某挨拶状の準備など。お 昼は弁当。お昼すぎに某翻訳作業。

昼下がり、某演習。ヒューム。

夕方、某挨拶状の印刷。軽率なため、何度も印刷に失敗する。

夜、某氏と北白川のラーメン屋で夕食。自宅の側まで送ってもらう。御池の地 下街で買い物をしてから帰宅。

夜中、テレビを見ながら挨拶状に一文書く作業。真夜中まで。

それから週アスを読んでいたらすっかり遅くなった。明日の自分から時間と体 力を借りるのはやめて、もう寝よう。


30/Oct/2011 (Sunday/dimanche/Sonntag)

某名誉教授宅訪問

昨日は映画を観て寝るつもりが、眠くて見られず。今朝はゆっくり起きるつも りが、娘が起きて騒ぎ出したので定時に起床。しばらく娘の相手。妻が起き出 してきてから、交代でもう少し寝る。

午前中は新聞を読んだりしてゆっくり過ごす。

お昼を食べてから、昼下がりに某名誉教授宅に娘をつれてご挨拶に行く。一時 間ほど歓談。いろいろとお祝いの品をいただいてしまう。恐縮しつつ感謝。

夕方、雨が降りそうだったので早めに帰宅。仮眠するつもりが、娘が騒いで寝 られず。いろいろと雑用する。

夜、夕食。それから娘を風呂に入れる。

夜中ラジオ聴きながら食器を洗う。某翻訳の相互チェックをするつもりだった が、今日はもう無理そうだ。早めに寝よう。


30/Oct/2010 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中

朝、少し遅めに起きる。朝食。

午前中は某報告の準備。

お昼ごろに京都駅に移動し、お好み焼き。

お昼すぎに宇治へ。某病院で改正臓器移植法の話。勉強になる。

夕方、いったん五条のホテルに戻ったと、四条に移動し、 某師匠と夕食。ワイン。

夜中、某ホテルのバーに移動し、さらにウイスキー。酔っぱらう。 いろいろ密談。

真夜中に帰宅。もう寝よう。


30/Oct/2009 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中

朝、ゴミを出してから二度寝。髭剃り、朝食。

定時出勤(少し遅刻)。午前中はいろいろと雑務。お昼は研究室で弁当。

お昼すぎ、スーツに着替えて某面接の付き添い。つつがなく終了。

昼下がり、某先生らと某会議…のはずが、事情によりキャンセル。 代わりに、某氏が来訪。しばらく歓談。

夕方から某講義の手伝い。合間に某院生の指導など。

夜、某氏らと本三で飲む。ビールと日本酒と焼酎。夜中まで。

帰宅して某妻の某書類を読んだり。今日は一日中、そんなことばかりしている。 新聞を読んだら寝よう。

真夜中2

といいつつ、ついついubuntu9.04を9.10にアップグレードする作業など。 時間の無駄。


30/Oct/2008 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

定時起床。今日も夢とも現実とも付かない変な夢を見ていた。 なんかよほど気になることがあるのかな。

ゴミ出し、シャワー、朝食。二階の勉強部屋の室温は15度。

定時出勤(少し早目)。部屋の拭き掃除。ついでに、リコープリンタの掃除もする。 プリンタには、両面キットが付いていることがわかったので、両面印刷してみたが、 印刷された紙がひどく汚れていたので。 それにしても、プリンタはいろいろな部分が外れるようになっていて、便利だな。 オレも首とか腕とか外れたらメンテしやすいのだが。

お昼前

某書類、再び確定して再提出。あとは祈るのみ。湯島天神にでも行くかな。

昼下がり

お昼は某ランチョンセミナー。終末期医療について。 諸事情で、ひさしぶりに出席者が少なかった。

お昼すぎから思想史の勉強。11年前に読んだ形跡のある論文を読む (Loudenのdeontologyに関する論文)。 コピーなのだが、なんか、読んでいたら文閲の香りを思い出した。 文閲の書庫に籠って勉強したいなあ。 今から思えば、書庫というのは宝の山のようなところだった。

夕方、某卒論生の指導。

それから一瞬寝る。復活。某論文を最後まで読もう。

真夜中

夜、某論文を読み終えてから、ジムに行き、軽く筋トレ。 そのあと研究室に荷物を取りに行き、帰宅。

夕食後、朝刊と夕刊。皿洗い。

夜中、二階の勉強部屋でいろいろ。勉強はできず。 帰宅後に勉強しないで済むように、なるべく大学で勉強すること。

真夜中、某妻と一緒にFawlty Towersを少し見る。 BBC Radioの人気DJがManuel役のAndrew Sachsの中傷電話をしたとかで、 イギリスの報道が盛り上がっているので。


30/Oct/2007 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中

今日のこと。


30/Oct/2006 (Monday/lundi/Montag)

昼下がり

朝起きて定時出勤。午前中は雑用と科研費の書類の修正。

お昼は某サブウェイで。 そこで待ち合わせをしていた知り合いの某氏に、 炊飯器としゃもじを差し上げる。 この炊飯器(HITACHIのこがまくん)は、 たしか松ヶ崎に引越したころに某先輩からもらったもの。 二合しか炊けないが、作りが簡単で壊れそうにないので、 あと10年ぐらいは使えるのではなかろうか。無事を祈る。

研究室に戻ってきてから科研費の書類を仕上げる。 秘書の方に糊付けを手伝ってもらい、一応提出。

ガス、電話、電気、新聞に関して、転居の電話をかけて手続を済ませる。 引越す10日以上も前にこういうことのできる自分がプロメテウスすぎて怖い。 あとは郵便局に転居届を出しに行く必要があるな。

真夜中

夕方は図書館で1時間半ほど勉強。 そのあと、うちの学科に配属が決まった2年生の歓迎会があるというので、 15分ほど顔を出し、自己紹介もしないままに出てきてしまった。いかん、 公共精神が足りない。

夜、春日で夕食。そのあと自宅でいろいろ考え事。 夜中、ちょっと本屋で新書などを物色。 コンビニでガス代を払ってから帰宅。

メモ。Dead donor rule。「いつ死ぬか」という問いにおける死の定義と、 「いつ生まれるか(人間になるか)」という問いにおける人格の定義の対称性を もっと掘り下げる必要がある(シンガーはすでに掘り下げているが、 今一つクリアではない気がする)。また、絶対的な禁止事項を作っておいて、 細かい定義や区別によって現実に対応させようとするのは、 いかにも義務論的な思考だ。extraordinaryとordinary, 意図と予見、 作為と不作為、そしてdeathの定義。 臓器移植に賛成する義務論者は「脳死の者(無脳症児、NHBD、他)は、 死んでいるから臓器を摘出してもよい」と言う。 シンガーのような功利主義者は「脳死の者は、 生きているけれどもインタレストがないので臓器を摘出してもよい」と言う。 このあたりの議論は哲学が最も貢献できるところだという気がするので、 しっかり勉強して論じること。

真夜中2

夜中、ちょっと発表の準備。それから今日のニュースをみながら部屋の片付け。 今日はダンボール2箱分。

今日のニュース


30/Oct/2005 (Sunday/dimanche/Sonntag)

お昼すぎ

お昼に宅急便で起こされる。 『現代用語の基礎知識』2006年版の見本が届く。 11月4日に販売されるそうだ。 今年は別冊の内容も合わせて一冊になっている。 外見は『コロコロコミック』のようだ…。 あいかわらず別冊の部分がおもしろい。

京都のホテルがやっととれた。御所の側でシングル一泊一万円弱。 高いが、まあ今回は仕方ない。 次回からもっと早く予約するようにしよう。 あいかわらずプロメテウスになれる日は遠い。

真夜中

昼下がり、 本三からてくてくと歩いて神保町の岩波ブックセンターへ。 音楽を聴きながら、水道橋の方からてくてくと神保町へ歩いて行き、 古本祭りを横目に見つつ、 岩波ブックセンター(信山社)で『思想』の8月号を購入。

それから、神保町の某壹眞(かづま)珈琲店で『思想』と昨日の新聞を読む。 ゴルフ界を背負って立つ宮里藍は偉いなあと感心したり。

喫茶店を出ると日が暮れていた。 それからさらにてくてくと歩いてお茶の水の楽器街へ。 某結婚式で使うために小さなアンプを買おうと思っていたところだったので、 しばらく物色した末に、 FenderのMini '57 Twin Ampという小さなアンプを買う。 ついでに弦とピックもひさしぶりに買う。 楽器店に入ったのはひさしぶりなのでなんだか恥ずかしかった。

本三の某スタバでしばらく勉強し(翻訳の校正)、 某トラットリアでパスタその他を食べたあと、 帰宅してちょっとギター。 ぎゅい〜ん。ぎゅい〜ん。ぎゅわわわ〜ん。…。 う〜ん、一人ではつまらん…。

真夜中2

某校正作業。今回の出版社は訳者に完全に任せ切りのようで、 あんまり本文のレイアウトを確認していないようだ。 編集者はもうちょっとコミットしてくれてもいいんじゃないかと思うんだが、 それは訳者の甘えなんだろうか。 ワードファイルではなくテキストファイルから編集したのか、 太字強調も全部なくなってるし…。

今日のニュース

昨日のニュース


30/Oct/2004 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中 (午前)

昨日はお昼前に起きてお昼すぎまで勉強会の準備をし、 昼下がりまでその勉強会。 雑務をしてから某神田の大学にひさしぶりに行き、 チマチマとスキャンロンを原語で読む授業に参加する。 (注: 「チマチマ」は肯定的評価を表している)

そのあとの飲み会にも付き合ったあと、 お茶の水の喫茶店で新聞を読んでから帰宅。 DVDを返しに行くのを忘れていたので、 それを返却するついでに某スーパーで買物を済ませて戻ってくる。 今日はつかれた。

真夜中

今日は一日中雨だったせいもあり、 自宅で待機(ie うだうだしていた)。 散髪だけ行った。

今日やること


30/Oct/2003 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

早朝

珍しく早起き。珍しく何か良い夢を見ていた気がする。洗濯。

ビデオの予約をする。えらいぞ、プロメテウス。失敗を繰り返してはならない。 そういえば、メルボルンのホテルの件もモナシュ大学の人のおかげで なんとかなりそうだ。助かった。次回はもっと早目に予約しよう。

英国保守党のイアン・ダンカン・スミス党首が信任投票で党首の座を追われた ようだ。たいへんだな。

True, But構文に見られる生活の知恵2

こないだも書いたが、 `True, but...'(「きみの言うことにも一理あるが、しかし…」)というのは、 単に議論とか対話を円滑に行なうための生活の知恵というだけでなく、 フェアな思考法を体現した表現だと思う。

こないだの書き方だと前者が強調されてしまっていたので、 今回は後者の方を強調しておく。 この表現(修辞法)を適切に使えるようになることで、 フェアな思考法を身に付ける、 すなわち、 相手の議論もよく理解したうえで議論する(あるいは論文を書く) ことができるようになりたい。

たとえば、昨日のスピリチュアリティにしても、 個人的には「ばからしい」と鼻から否定したい欲求があるわけだが、 これでは議論にならない(し、論文も書けない)。 やはり、この概念に魅かれている人がいるわけだから、 何がそんなに良いのかをまずきちんと理解したうえで (あるいは、少なくともそのように努力したうえで)、 それでも納得できないなら、そのときに初めて批判を行なうべきだ。

なによりまず、相手の話を聞くこと。 BBCラジオの討論でもときどきあるが、とにかく相手の話をさえぎって、 自分の主張を繰り返す人がいる。 しかし、それではフェアな議論はできない。 (とはいえ、そういう人の方がしばしば議論では優勢であるように見えるわけだが --しかし論文ではおそらくそうはいかないだろう)

朝2

シャワーを浴びて燃えるゴミを出してから大学へ。 途中、日比谷線が霞ヶ関で止まったので、 そこから丸の内線に乗り換えて本郷へ。

年末調整の書類が来ている。 めんどうだがメルボルンに行く前に作成して提出せねば。

マハティール首相が明日で引退。22年の開発独裁政治に幕を閉じる。 ブミプトラ政策(マレー人優遇策)、 ルックイースト政策(日本を模範にして経済開発)。 名言: 「私を独裁者と呼ぶなら、私は民主的な独裁者だ」。

カリフォルニアで大規模な火事が続いている。 神奈川県がまるごと焼けた計算になるらしい。 死者は20人程度。アメリカは広いな。

産経の国連再考はおもしろい。国連不要論には賛成しないが、 国連の歴史がよくわかった。今回の「加重投票制」の話は、 マイノリティであるエリートを守ろうとしたミルの複数投票制につながる発想だ。

読書と「弁論術」のどちらが重要か

産経本日付の国語断想(「弁論術では習得できない教養」)。 ディベートの練習よりも読書を重視しろという内容だが、 ある程度は納得できるものの、 「話す技術などは慣れによって身につく」 「巧言令色鮮し仁」「能弁でうまいことを言うやつには仁慈に欠ける者が多い」 などと、議論することを軽視する表現が目立つ。

話す技術が慣れによって身につくなら、読む技術だって身につくと言えるだろう。 偶然となりの頁の正論では故金美齢の「日本人は世界有数の話しべたの国民である」 という発言が引用されているが、「読み書き」を教えるだけでなく、 「話す」(論じる)技術もちゃんと教える必要がある。 (ついでに、日本語の乱れを論じた正論の内容にも納得しかねる。 「乱れ」とは何なのかを説明する必要がある。「多様性」とは言えないのか)

もうちょっと上の国語断想を引用しておこう。 「話す技術などは慣れによって身につく。 話す内容は、いかに慣れても、 慣れとともに深化することはあり得ない。 深く豊かな内容は先人に学ぶほかないのだ。 読書は語彙力を高めるだけでなく、 そこに描かれた内容によって道義心や人の悲しみをわが事と できる仁慈の心を涵養する。 のみならず、知的好奇心を触発するから、 自己をより高みへ導こうとする勤勉の心を自らに植え付ける。 これを総じて言えば、 人格を形成が身につけられる。 今の教育に最も足りないのは教養なのだ。 すぐには役に立たない教養ほど大事なものはない」。

教養が大事なことはその通りだが、なぜこれが人と話すことではなく、 本を読むことによってしかできないと考えているのかが謎だ。 深く豊かな内容は夏目漱石や森鴎外の本を一心に読まなければ得られないのだろうか。 いかにも読書偏重の観がある。また、教養とは知識を身に付けることだけでなく、 他人と生産的な対話を行なう態度をも培うことではないのか。 そういう態度は水泳と同じで、本を読むだけでは決して身に付かず、 やはり対話を通して身に付ける必要がある。

要するに読書も議論もどっちも重要だから、 バランスを取った教育をするのがよい、というのが落ちつくべきところだろう。

お昼すぎ

医学部図書館に初めて行き、臓器移植について調べものをする。 思ったより小さい。また、医療倫理関係の雑誌はJMEしかない。

雑誌を大量に借り出してきたので、今からコピー。 そのまえに弁当。幕の内はそこそこ(鶏肉とか入ってるが)。

昼下がり

医学部図書館で、 Annals of The New York Academy of Sciencesという雑誌を見つけた。 1823年からこれまでにすでに1000号近く出しているようだが、 毎回医学や科学の特定のテーマで一冊ずつ出しているようだ。 ここ を見るとその多様さがわかる。どうやって編集しているのか知らないが、 こういう雑誌が作れるのはすごいと思う。

夕方から某ミーティング。早起きしたせいか、 暗い部屋でパワーポイントによる発表を聞いていると、 あくびを連発してしまった。すいません。

夜2

腹減った。帰ろう。

夜中

なんとか『白い巨塔』が始まる前に戻ってくる。

あれ、先週撮ったビデオを確認したら、なぜか『ニュース10』になっている。 し、しまった、チャンネルが違う…。

真夜中

『白い巨塔』、見る。手術に失敗しかけたが、 なんとか乗り切った「綱渡り」財前助教授と、 見込みのない若いガン患者に告知できずに苦しむ里見助教授。 どうも善人であるはずの里見助教授の方にはあまり共感できない。 そういうタイプが嫌いなのか、あるいは演技がうまくないのか。


30/Oct/2002 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

すこし風邪気味なので、一日中寝ていた。 夜は某所でちゃんこ鍋。 某所で買物をしてから帰宅。

VISAカードの請求が来て憂鬱になる。

机に向かっている時間…3.0hr
今日の勉強時間…3.0hr
マルクス係数…0


30/Oct/2001 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中 (午前)

ひええ。昨日の夕方からThinkPadを一から入れ直して、 今ようやくWindows 98上でMeadow+SKKが動くようになった。 何をしてるんだか。

真夜中2 (午前)

ふう、やっとその他のデバイスも復活。あとは辞書類だな。 Windows2000には当分アップデートしない予定。 ちょっと動かなくなるソフトがあって困るので。

夜明け

う〜ん。98はちょっと不安定だ。 しかも、Meadowを閉じるときに `Opening output file: permission denied, c:/windows/TEMP/skkdic-***' と警告が出てkill-emacsしないと終われなかったり、 Al-MailではいったんCD-Rに焼いたデータを移してきたせいか、 メイルフォルダ間の移動ができなくなったりしている。頭痛い。

Al-Mailの件だが、これはどうやら、 ファイルがすべて読み取り専用になっているのが問題のようだ。 しかし、それを直そうとするたびにハングアップする。 あ、ファイル検索で全部ファイルを呼びだし、 一気にプロパティから読み取り専用のチェックボックスを空白にしたら うまくいったようだ。

Meadowの方も、自動的に作られるファイルが読み取り専用になっているのが まずい気がするが、こちらは解決法がわからない。 ウェブでも調べがつかない。

あ、Meadowの問題もemacs関係のファイルがあるhomeフォルダ以下を、 読み取り専用じゃなくしたらちゃんと終われるようになった。 検索を使ってやるより、cygwinでchmodを使うと速いことがわかった。

腹へった。無性にハンバーガーが食べたい。

朝2

そういえば、昨夜は買物に行くついでに、 一昨日現像に出した(デジカメ)写真を取りに行った。 現像したのは友人に送るため。さっき全部封筒に入れた。

お昼すぎに起き、雑炊を作って食べる。 それから急いで郵便局で手紙を出し、 大学へ。関倫で発表する人たちの予行演習を聞く。 メタ倫理研究会の話も伝える。 計画は立派でも人数がいないと立ち行かないので、 みなさん協力してください。 とりあえず関倫が終わったらすぐに始めます。 自由主義読書会もその頃からやります。

そういえば、 以前に喫煙日記でも指摘されていた 「すべからく」の誤用を最近立てつづけに二度見る。 「すべて」とか「一般に」という意味ではないので注意。

いや、こないだ新聞を読んでいるときに「吉良なにがし」という名前を 「ヨシラ」と呼び、 すかさず某君に「こだまさん、それ、キラですよ、キラ」と突っ込まれたので、 人のことはとても言える筋合ではないのだが…。 あ、キンゴウではなくスジアイです、スジアイ。

大学から帰るまえに某ルネで本を買う。ABBAも買いたいのだが、 つい先延ばししてしまう。(近く二枚組と四枚組のベストが出るようだ)

うわ。クレジットカードの支払い、かなりある…。やっばー。 緊縮財政、緊縮財政。電話代の請求書も来た。 工事代を含めて1万円ちょい。

Tom Jones and Stereophonicsの`Mama told me not to come' はすごいかっこいい。オリジナルはRandy Newmanという人らしい。 David Grayの`Sail Away'はどこかしらFreeを思い出させる。 あっ。Freeが聴きたくなってきた。

夜2

う。amazon.co.jpでABBAのオリジナルアルバム3枚とヴァン・モリソンの ベスト盤を注文してしまった。 日本のアマゾンは曲名が列記されてない場合(とくに洋盤)があって不便。 なんとかしてくれ。

あれ、ciceroが落ちてるのかな。いや、そんなことはなかった。

authenticityは「本来性」「真性性」などと訳すようだ。 「ほんもの」とか「ほんまもん」とかの方がいいと思うが。

「じゃあ、テイラーのThe Ethics of Authenticityは 『ほんまもんの倫理』か?」

「『自分らしさの倫理』とか」


30/Oct/2000 (Monday/lundi/Montag)

暴風雨

昨夜から英国全土に渡って強烈な暴風雨が暴れまわっているようで、 (「暴風雨が暴れまわる」という表現はまずいかな) すでに死者3名、電車や地下鉄などは麻痺状態が続いているようだ。 以前から洪水で被害にあっているイングランド南東部はたいへんだろう。

風速100mph(時速160キロ程度)というのはどのぐらいかよくわからないが、 外はときどきものすごい風が吹いていて、日本の台風を思わせる。 今日はこの図書館ももうすぐ閉まってしまうらしい。

政治哲学入門講義

「暗黙の同意」理論について。 半分寝てしまったので何も書くことがない。 そういえば、途中で生徒が「先生は直観的な答えばかり与えていて、 証明を与えようとしない」と厳しい質問をしたところ、 「いや、最初の講義で言ったように、 わたしは方法論として反省的均衡を用いているから」 と答えていた。


10/30/99 (Saturday/samedi/Sonnabend)

昨夜は下宿で洗濯、シャワー。 夕食を食べた後に寝てしまう。 夜中に目が覚める。 なかなか寝れないので『日本語練習帳』を読む。 明け方ようやく眠りにつく。 8時前に起きて大学に来る。

大野晋の勧める短文主義を実践中。 これじゃ味気ないよな。

今日から某知恩寺にて古本市。 哲学、倫理学関係者はなるべく来ないように :-)


お昼前

古本まつりに行ってきた。 某君に邪魔されて:-)、 大したものは買えず。

そういえば。 本の奥付(発行日、著者、発行者、印刷所などが記してある部分) に関して以前から不思議に思うことがある。 たとえばハヤカワ文庫の奥付を見る。 すると、 発行年が昭和などの元号表記になっているものと、 西暦による表記になっているものとがあるのだ。 なぜ同じ出版社でも時によって表記が違うのか。

おそらく元号が平成に変わったあたりで、 元号から西暦に表記を変えた出版社が多かったんじゃないか。 なんで変更したのかはよくわからないが。


昼下がり

某喫茶店でお昼。カレーセット。 今回からホットのミルクティーを頼むことにした。 こないだまではアイスのカフェオレを頼んでいた。 昨日はなぜかホットのカフェオレだったが。

それからルネに行く。 インターネットで注文しておいた本を受けとる。

次に軽音の部室に行く。 後期の部費を払う。一人3000円。 NFのチケット代も払わないといけない。 一人4000円。こっちは来週まで待ってもらう。 NFのタイムテーブルをもらう。


日記の整理


真夜中

某先輩も学振に採用されたようだ。めでたい。

某先輩に頼まれたので、 某教授室のスキャナの調子を見に行く。 1時間ほどかかって動くようになる。大変。

少しウトウトしたあと、軽音のコマ取りに。 今日はじゃんけんせずにコマが取れた。

そのあと久しぶりに某所にて食事。 なんだか塩っぱい。スペリオールを二週間分読む。


ロンドン旅行記

はじめに

旅行に持っていったノートに書き殴ったものをもとに、 以下にロンドン旅行記を記す。 たいしておもしろくないので、 読んだあとで文句をつけないように。 ただし、一人旅でロンドンに行く人。 ロンドンで古本を買いたいという危篤いや奇特な人。 こういう人々には一読に値するものかもしれない。


10/20 2:00

だいたい旅行の準備ができた。あとはシャワーを浴びて寝るだけ。

こないだ買ったカバン一つを背負っていくことにした。 カバンの中に入っているのは、着替え少々、本、歯ブラシその他。 ヒゲは剃らないことにした。 必要なら向こうで買うべし。

パスポートの番号などは、紙に控えてジーパンの後ろのポケットに入れておいた。 クレジットカードの暗証番号がわからない。 たぶんあれだと思うが、明日空港からクレジット会社に電話すること。

空港でポンドも調達する必要あり。 トラヴェラーズチェックはもたないことにした。

旅行中はこのノートに日記を付けるべし。 「ロンドン旅行記」と銘打つ。安易だ。

5時に起きて京阪で京橋へ行くことにした。 京橋からJRで関空へ。間に合うかな?

2:30

シャワー浴びる。やっぱりヒゲ剃りとセッケンを持っていこう。

9:20

もうすぐ搭乗時間。

朝5時に起きる。すぐ下宿を出る。 雨は止み、まだ暗い空には星が出ていた。

大学に自転車を置き、出町柳駅まで歩く。 京阪5:34の急行に乗る。

1時間ほどで京橋駅へ。 売店でマガジンとサンデーを買う。 6:47発の関空急行に乗る。 車内でマンガを読む。

関空には8:00ちょうどに着く。 まずチェックインの手続き。 次にクレジットカードの暗証番号を確認。 クレジット会社に電話して確かめるまでもなく、 無事に思い出す。

さらに某大和銀行のATMでお金を5万円降ろす。 そのうち3万円をポンドに替える。 レートは1ポンド187円ちょい。 10ポンド札を5枚、 50ポンド札を2枚にしてもらったが、 50ポンド札は1枚でも良かったかもしれない。 ついでに旅客サービス施設使用料カードも買う。 2650円。

ちなみに、空港のATMや外貨両替は24時間営業ではないので注意する必要がある。 今回も出発が早朝だったので危ないところだった。

空港内の喫茶店でモーニングを食べる。 一応お金の入れるところを分散させておく。

時間が来たので搭乗手続きをする。

10:30

飛行機は予定通りに離陸。 機内の席に着いてまもなく熟睡してしまったので、 気がついたら空の上にいた。 エコノミークラスの乗客席はほぼ完全に埋まっている。

離陸後すぐに機内食が出たのでまた食事をすることになる。 和風弁当。味はまあまあ。

12:10 (韓国時間)

ソウルの金浦空港に無事到着。 1:00発のロンドン行きの飛行機に乗り換え。 空港内の案内板はハングル、英語、日本語で書かれている。 そういえば、 フライトアテンダントも日本語を喋っていたな。 ありがたいことだ。

車イスの集団が同じ飛行機に乗るようだ。 みな、GREAT BRITAINと書かれたジャケットを着ている。 スポーツをやっている人々だろうか。

13:00 (韓国時間)

ようやく搭乗。 フライトアテンダントの背が高くないといけない理由に気づく。 彼(女)らの背が高くないといけないのは、 座席の上にあるコンテナのフタを閉じなくてはいけないからなのだ (たぶん)。 ラマルクの説が正しければ、 フライトアテンダントの家系はどんどん背が伸びることであろう。

エコノミークラスの座席は8割方埋まっている。 今回も窓側。幸いとなりは空席である。 となりが若い女性だったりするともっと幸いなのだが。

15:00 (日本時間)

これ以降、断らない限りは時刻は日本時間を指す。 持ってきたPHSを時計がわりに使っている。

しばらく寝たらまた食事。洋風の魚料理。 まずまず。 さきほどフライトアテンダントに話しかけられたとき、 まず韓国語で話しかけてきた。 わからないので呆けていると、次は英語で話された。 その後でまた同じフライトアテンダントが来たとき、 今度は最初から日本語で話してきた。 彼女の頭の中ではどういう推論が働いたのであろうか? (「韓国語も英語もだめ」→「日本人に違いない」か? いちおう英語は理解したつもりだったが)

どうでもいいが、前の席の外人(西洋人)がうるさい。 同席している日本人女性2人にやたらと話しかけている。 妬みという話もあるが…。

18:50

食後しばらく勉強。それから3時間ほど本格的に寝る。 背中に寝汗をかく。体調は悪くない。

下宿を出てすでに半日以上が過ぎた。 京都はもう日が暮れているだろうか。 飛行機の外は日が照っているようだ。 ブラインドがすべて降りており、 照明も落としてあるので夜のように思えるが。

この飛行機に乗ってから6時間。 あとどのぐらいかかるのだろう。

今読んでいる本は、 こないだ買ったCritical Reasoning in Ethics。 英米の大学ではCritical Reasoning (批判的に考える) という授業があるらしいから、 そういう授業で使われる本なのだろう。 なかなか勉強になる。 こういう本を読んで、 議論の組み立て方や効果的な批判の仕方を学ばねばならない。

『世界の歩き方』のロンドン編とイギリス編の他に持ってきたのは、 上記の本と、Jeremy WaldronのNonsense upon Stiltsのコピー。 こっちは関倫用。

20:40

まだ機内。暗いとこで本を読むのも疲れてきた。

21:00

あと4時間ほどで着くようだ。 ロンドンと日本の時差は、たぶん、日本時間-8時間。 飛行機は雲海の上を飛んでいる。

あ。『世界の歩き方』によると-9時間だそうだ。

(あとから某先生に聞いてわかったことだが、実は、-8時間で正解だった。 これは、 10月末までサマータイムで通常よりも1時間早くなっているためだそうだ)

22:10

さきほど飲んだリプトンの紅茶が濃すぎて気持ち悪くなる。 これまでにも同じような体験をしてきたので、 今後は「濃いストレートの紅茶を飲まない」を格率にしよう。

あと3時間弱。窓の外は一面の雲。 変な形容だが、びっしりとはえたコケを白くした感じ。

そろそろペテルスブルク上空らしい。 雲のすきまからは森と川が見えた。

22:40

予定では、夕方5時に空港に着く。 それから1時間半かかってエアバスでキングズクロス駅に行き、 そこでB&Bを探す--というのは、ちょっと無謀っぽいなあ。 だいじょうぶなのか。

10/21 0:30

少し寝た。あと30分でロンドンらしい。 あれ? 時差はやっぱり-8時間じゃないのか?

2:10

エアバスA2 (キングズクロス駅行き) に乗った。

ヒースロー空港の入国チェックは厳しいので有名らしいが、 拍子抜けするくらい簡単に済んだ。 "You are visiting?"とかなんとか訊かれただけ。

それからエアバス乗り場へ。 国際学生証はなかったが、 京大の学生証とTUOカード2枚でなんとか学生であることが示せた。 往復5ポンド。

20分ほど待ってようやく2階建ての赤いバスに乗ることができた。 乗客はほとんどいなかったが、日本人の姿も数人見られた。

3:00

現地時刻は夜の7時。まだバスの中。やばい。 泊まるところは見つかるのか。いやはや。

6:25

夜10時25分。ホテルのベッドにて。

夜7時過ぎにキングズクロス駅前に到着。 公衆電話で某先生に連絡を取ろうと思い、 1ポンド硬貨を入れてみたが、うまくいかない。 四苦八苦していると先生が電話ボックスの外に立っていた。 時間を見計らって迎えに来てくれたらしい。感謝。

先生によると、 公衆電話は一度お金を入れると戻ってこないらしい。 1ポンド損をする。

まず二人で部屋を探しに行く。 駅前のB&B街で部屋を探す。 結局、先生が借りているのと同じB&B (Central, Fairway & Yorkshire Palace Hotel) に泊まることになる。 部屋の階まで同じで、なんかちょっと悪い気がする。

宿のおばさんはイタリア系のようだ。 1泊32ポンドと言われた (「トゥリッティトゥー」と発音するのでしばらくわからなかった) が、 一週間泊まると言うと、 28ポンドにしてくれた。 トイレ、シャワーは共同。

クレジットカードで支払うと5%チャージを取るというので、 現金で払うことにして、 とりあえず前金(デポジット)を50ポンド払っておいた。

某先生によると、 最近この辺りは移民系のB&Bが増え、 なかなか値段の交渉が厳しいらしい。 夜も物騒らしい。 気をつけねば悪い目に遭う気がする。

某先生と近くのインド料理屋に食べに行く。 なるほど、 イギリス人はまずいものしか食わないと聞いていたが、 インド料理もイギリス人の口に合うようまずくなっている :-) 先生におごっていただく。感謝。

B&Bに戻るとき、 コンビニのようなところで水とPRIGLESを購入。 水道水を飲むと腹を壊すらしい。

明日はUCL (University College London) を見学する予定。 スコフィールド氏に会って留学の相談をする。 夕方には某先生と古本屋を見てまわることになった。 さらに、来週の月曜日か火曜日には、 一緒にオックスフォードに行ってくれるらしい。 ありがたやありがたや。


15:10 (ロンドンは朝7時10分)

朝7時に起きる。よく寝た。 日頃から不規則な生活をしている人間でも、 時差の影響を受けるのだろうか。

外はようやく明るくなりつつあるようだ。 天気はくもり。 そういえば、昨日ロンドンに着いたとき、 飛行機は、少し雨の降る中、厚い雲を突っ切って着陸した。 パイロットも大変だろうと思う。 あ。今日忘れないように帰国便のリコンファームをしなければ。

10/22 4:20

現地時間は21日の夜8時20分。ねむい。 やっぱり今は、日本時間-8時間の時差。 10月末まではサマータイムなんだそうな。

今朝は7時に起きた。 8:30に地下の食堂に行き、 某先生と朝食。 トースト、エッグ、ビーンズ、ティー。 食後、宿賃の残りを払うために、 そばのATM (ATMは銀行の外にあり、24時間稼働している) でクレジットカードを使って150ポンドほど降ろす。 キッチンにいる宿のおばちゃんのところにお金を持っていくと、 今は忙しいのであとで払えと言われる。 部屋のテレビが付かないので文句を言っておく。

某先生とUCLに行く。 まず某先生のオフィスへ。 それから二人でベンタムのミイラ (オートイコン) を見に行く。 ベンタムがいるのは、本当に何の変哲もない廊下の片隅であった。

帰る前にまた見に行こう。

それから、大学の南にある元Dillon's、 現Waterstone'sという本屋に連れていってもらう。 ここは学術的な新本、古本が大量にある。

某先生の話だと、 Waterstone'sというのは新参の本屋で、 夜遅くまで店を開けることで成功し、 最近どんどん老舗の本屋のテイクオーバー(乗っ取り) をやっているらしい。

いったん某先生のオフィスに戻ったあと、 古本屋通(つう)の某先生に主要な古本屋の位置を教えてもらい、 今度は一人で古本屋めぐりをする。

まずSKOOB BOOKSというふざけた名前 (逆さから読んでみよう) の古本屋へ。 安い。調子に乗って9冊(計61ポンド)ほど買ってしまう。

ここらの古本屋は学生証を見せると一割引きしてくれるようだ。 特にハードカバーの古本が (思ったより) 安い気がする。

次にLSE (London School of Economics) まで歩いていき、 そのそばのWaterstone'sへ。 ここも最近Waterstone'sに乗っ取られた本屋らしい。

ここでも古本を2冊買う。 ロンドンの有名な情報誌であるTIME OUTも買ってみる。 計18.80ポンド。

さらに先ほど先生と一緒に行ったUCLの南にあるWaterstone'sへ。 ここの地下 (Lower Ground) の喫茶店でサンドイッチを買って食べる。 それから4冊ほど古本を購入。

スコフィールド氏と会う時間になったので、 急いで彼のオフィスへ。 午後の紅茶を飲みながら、 留学のことを訊いたり、 ベンタムの草稿を見せてもらったりする。

ベンタムの刑法論の本を編集している Hugo Adam Bedau氏 (彼は死刑廃止論で有名) がいたので、 ベンタムのAnarchical Fallaciesに関する新しい論文のコピーをいただく。 関倫の前にもらえて幸運だった。

スコフィールド氏の火曜の授業、 バーンズ氏の水曜の授業に出る約束をしてオフィスを出る。

もう一度ATMでクレジットカードを使って100ポンドほど降ろしてから 宿に戻る。宿のおじさんに残りの宿賃を払う。 テレビも修理してくれていた。

それから再び某先生のオフィスへ。 途中、Woburn Bookstoreという古本屋で3冊本を買う。 割引してもらい、18ポンド。 思わず 'Can I pay by cash?' (現金で払っていいですか) などと質問してしまう。悪いわけがない。

某先生と一緒にラッセルスクエアのあたりまで歩いていく。 SAFEWAYというスーパーで果物を買う。 そのあと、中華料理屋で夕食を食べる。

B&Bに戻ったあと、 先生の部屋で果物 (メロンのようなもの。名前を失念した) を食べる。 普通のビリヤードとは少しルールの違う「スヌーカー」を テレビで見ながら、明日の予定を決める。 明日は朝からオックスフォードに行くことになった。

しばらくしてから自分の部屋に戻る。 眠いのでもう寝よう。

明日はBritish CouncilにIELTSの日程を訊くこと。 リコンファメーションもすること。

(英国では、用いられる玉が小さくなればなるほど、 より多くの上流階級の人々が参加するスポーツになる、 というジョークを聞いた)


14:35

22日早朝6:35分。 トイレに行きたくなって朝6時に起きる。 ついでにシャワーも浴びる。 前回は夜に浴びたが、 あまり夜遅くに浴びるよりは、 早朝に浴びた方がマナーにかなっているらしい。 シャンプーがないのでセッケンで頭を洗う。髪がゴワゴワになる。

昨日買った果物は、 イヨカンみたいなクレメンティンと、 何とかメロンというココナツを黄色にしたみたいな食べもの。

10/23 5:30

キティへ。

現地時間は夜9時半。 今日は某先生と2人でオックスフォードへ行ってきた。

朝の8時にモーニングを食べたあと、 いったん先生のオフィスに行った。 ユーストンスクエアから地下鉄に乗り、 こないだ30人死ぬ列車衝突事故があったパディントン駅へ。 切符は1.40ポンド。

パディントンは昨日から復旧したらしい。 オックスフォードまでの一日往復券を買い (14.20ポンド)、 列車で約1時間30分。

オックスフォードの駅で若者に「20ペンス貸してくれないか」と言われ、 毅然と断わる。怖い。

駅から歩いて大学の方へ向かう。 途中、THE MARKETという商店街 (マーケットセンター) に入り、 第二次世界大戦当時の喫茶店の面影を残している(らしい) BROWN'Sという食堂でお昼を食べた。 一軒古本屋にも寄る。何も買わず。

それからBlackwellの大きな本屋がある通りへ。 まずThornton'sという老舗の古本屋で2冊本を買う (11ポンド)。

次にBlackwellに行き、まず古書部で1冊 (4.50ポンド) 買ったあと、 圧巻の新書部で2冊 (25.94ポンド) 買う。

それから近くのパブで少し休憩。 先生に勧められて1/2パイントのエイル (英国のビール) を飲むことになる。まずくて半分も飲めず。

その次にOXFAM BOOKSTOREへ。 ろくなものはない。 ただ、 いろんな国語へ翻訳されているウィトゲンシュタインの本があったので、 日本語訳(+解説)の本を買う。5.98ポンド。

さらに、Christ Church Collegeに行く途中で見つけたUnsworthsという店で 大量に古本を購入。 この店はやたらに安い。 いつかまた来るべし。 8冊で57.95ポンド。

それからChrist Churchの中へ入る。 まず、中にある牧場の周りをぐるりと散歩。 灰色のリスを2匹目撃。かわいい。 次に、お金を払って大学構内を見学。 古い建物で、正に寺院で勉強しているという感じ。

大学を出たあと、 再びTHE MARKETに行く。 荷物があまりに重くてしんどいので、 喫茶店でカプチーノを飲んで休憩。 このころから雨がひどくなる。

夕方になったので駅に戻り、 20分ほど遅れてきた列車に乗ってロンドンへ。 途中ヘアを読みながら居眠りする。

パディントンから地下鉄でユーストンスクエアに戻り、 再び先生のオフィスへ。 それから夕ごはんを食べに行く。 雨がひどいので、途中、折りたたみ傘を買う。

一般に日本人と比べて西洋人は雨傘を差さないものとされているが、 ロンドンでは折りたたみ傘を差す人が徐々に増えているらしい。

ラッセルスクエアのそばのイタリア料理でピザその他を食べる。 赤ワインを飲むことになる。いやはや。まずい。

明日と明後日は一人でロンドンを観光するつもり。 眠いので朝起きてから予定を立てよう。

朝テレビがまた見れなくなったので、 出かける前に宿のおじさんに言っておいたところ、 テレビを交換してくれた。 今度のも相当古そうだが、 一応チャンと見れる。


10/24 5:20

現地時刻は23日の夜9:20。 今日は日記を書くのが億劫になるほど疲れた。

今朝は7時に起きてシャワー。 そのあと一人で朝食。 それからまず帰国便のリコンファメーションを電話で済ませる。 次に今日の予定を立てようとするが、 腹を盛大に壊してしまい、トイレで予定を立てるハメに。

バッキンガム宮殿のあたりを通ってからテイトギャラリーに行き、 そのあとロンドン塔やロンドンブリッジがあるシティを見てくる、 という計画を(トイレで)立てる。

ユーストン通りから出発。 トテナムコート通りを南へ行くと、 オックスフォードストリートにぶつかる。 ここでトテナムコート通りはチャリングクロス通りという名に変わる。 (このあたりで浮浪者に呼び止められたが無視した。怖い)

チャリングクロス通りをさらに南へ歩く。 途中で東西に延びているシャフツベリー通りを西へと曲がり、 ずっと行くとピカデリーサーカスという交差点に出る。 「ピカデリーサーカス」というから、 てっきり曲芸をするサーカスのことだと思っていたが、 これは「〜スクエア」や「〜クロス」と同様、 交差点とか広場を指すらしい (「円形辻」などという訳が辞書にあった)。 他にも、ロンドンには「オックスフォードサーカス」という地名がある。

さらにピカデリーサーカスから劇場の多いピカデリー通りを歩き、 バッキンガム宮殿へ。 ここの公園にもリスがたくさんいて驚く。カラスとハトもいる。 バッキンガム宮殿はチラリと見ただけ。

公園を歩いていると今日も雨がふりだす。 しだいに激しくなってきたので傘を差してビッグベンに向かって歩く。 ビッグベンもチラリと見る。 「大ベン」と訳すと汚ないよな、などと思ったり。

ビッグベンからさらに南へしばらく歩き、 ようやくテートギャラリーに着く。 すでにへとへと。

テートギャラリーは入館無料。大英博物館、ナショナルギャラリーも同様。 なんとも太っ腹だ。 ラファエロ前派、クリムト(一枚)、モネの絵の他は大して興味を持たず。 ターナーの絵が大量にあったが、 あんなにあると一枚一枚の絵に対する感動が減じてしまうと思う。 絵葉書を少し購入。

それから北へと歩いてトラファルガー広場へ。 途中、喫茶店でツナサンドイッチを食べる。

次にナショナルギャラリーに入る。でかい。 中世のキリスト教関係の絵は注意深く見たが、 近代画はほとんど素通り。 大英博物館もそうだが、 部屋の番号通りに見ていくのが難しい。 途中、しんどくなったので、イスに座って居眠りしてしまう。

ナショナルポートレイトギャラリーにも行ってみる。 しかし、たいへん混んでいたし、 それほどおもしろそうでもなかったので、 すぐに出てしまった。

美術館めぐりで体力を激しく消耗してしまったので、 シティに行くのはあきらめる。 そこで、人の多いレスタースクエア (Leicesterと書いてレスターと読むことは後で知った) を通り抜け、 チャリングクロス通りを歩いてB&Bの方へと戻っていく。 途中、いくつかの古本屋に入る。

まず、名前を忘れてしまった古本屋 (地下への階段を下りるとすぐに哲学のコーナーがある) で1冊 (3ポンド)。 次にブックエンズという店で6.90ポンド。 イギリスには再販制度がないらしく、 新本でもメチャクチャ安く売っている場合がある。

それから大英博物館のそばまで歩く。 昨日オックスフォードでもあったUNSWORTHSという店で大量に買いものをする。 46.96ポンド。

先日も行ったSAFEWAYというスーパーでバナナとクレメンティンを買い、 さらにJUDD BOOKSという古本屋へ。 ここも安い。学割ありで35.72ポンド。

それからその近くのインターネットカフェに行ってみる。 久しぶりにpascalにログインしてみる。 日本語が読めないため、メイルはほとんど読めず。 学生は25p/5min。1ポンド払う。

ようやく下宿に戻る。 それから某先生と地下鉄に乗ってオックスフォードサーカスまで行き、 韓国料理を食べる。あんまりおいしくない。

食事中、某先生のお話を聴いていると、 関西で院生中心の研究会を作る気になった。 帰国したら話を進めてみよう。

B&Bの自分の部屋に戻り、 テレビでシュワルツェネガー主演の"Eraser"を見ながら日記を書く。 おかげで散慢な日記になってしまった。

今日は一人で歩いて楽しかった。 先生とご一緒するのも楽しいが、 ついつい甘えてしまうからな。


10/25 6:00

ロンドンは24日夜10時。

今日は7時に起きてシャワー、朝食。 食後、少し寝てしまう。

10時前に起きてカムデンまで歩く。 ここでは毎週日曜日に大きなバザールが開かれるのだ。 大勢の人が来ていた。

古本屋を2軒見かけたので1冊だけ本を買い (8ポンド)、 洋服を見てまわる。 牛皮、羊皮のジャケットが10〜20ポンドからあって安い。 しかも新品。 一着買おうと思ったが、 けっきょく気に入るのが見つからなかった。 代わりに本を持って帰るためのカバンを買う。 5ポンドのボストンバッグ (っていうのだろうか? 大きいスポーツバッグ) を買おうかと思ったが、 あとあとのこと考えて14ポンドのピギーケースにした。 カバンもたいへん安い。

荷物が増えたのでとりあえずB&Bに戻る。 途中、マクドナルドに寄った。 セットで2.99ポンド。550円くらいか。

ついでにブリティッシュライブラリーにも立ち寄る。 少しだけ展示を見る。おみやげを買う。 クレジットカードを使いまくっているが、大丈夫なんだろうか。

帰り、雨が強くなる。

B&Bの部屋に戻ると、掃除中だった。 おれの本が部屋のドアを開けておくためにドアの下に差し込まれていた。 やるな。

掃除中の部屋にいるわけにもいかないので、 インターネットを使いに昨日も行った店へ。 日記を更新する。

コンビニ(のような店)で水と菓子パンを買い、 B&Bへ。疲れていたので3時間ほど寝る。

テレビを見ながら本を読んでいると夜の7時になったので、 某先生と夕食に。 今日は地下鉄でレスタースクエアへ。 タイ料理を食べる。 味はまあまあ。 辛くないのがイギリス風だ。

テレビや新聞を読んで見聞を広めずして 一人前の倫理学者になれるわけがない、 と先生に諭される。

B&Bに戻ってきたあと、 スヌーカーを見ながら日記を書く。 ジョン・ヒギンズがマーク・ウィリアムズを破って優勝。 テレビを付けていると他のことに集中することができないんだよな。 しかし日本に戻ったらニュースだけでも見るようにしよう。


10/26 5:55

ロンドンは25日夜10時。

今日も7時起き。 シャワーを浴びて朝食をとったあと、 少し本を読む。

9時すぎに部屋を出て、 歩いてリージェントパークへ。 鳥やリスにエサをやる。 鳥はエサをくれる人間を見つけると池から空から群がってくるのでかなり怖い。 リスは近くでみるとそれほどかわいくない。

それからUCLに行く途中、 SPCK (キリスト教知識普及協会) で古本を買う。 トイレに行きたくてしょうがなかったせいか、 どうでもいい本まで買ってしまう。8ポンド。

ついでにトイレに関して一言。 ロンドンにはあまり公衆便所がない。 だから、 《トイレに行きたくなってからトイレを探す》というのでは全然ダメで、 《トイレを見かけたら無理にでも出しておく》というのが鉄則である (これは某先生からの受けうり)。 おそらくこのことはほとんどの外国でも当てはまると思う。 なんだかコペルニクス的転回を思わせておもしろい。 え、全然違うって?

そのあと、某先生のオフィスに行く。 しばらく待っているとローゼン先生が来る。 しかし、向こうは忙しいようでほとんど話ができなかった。 特に用事はなかったから別にいいんだけど。

それからポートランドプレイス通りにある British Councilに行く。 IELTSについて問い合わせたところ、 残念ながら日本でのテスト日程はわからないとのこと。 日本に戻ったらすぐに申し込まねば。

オーガニックフード屋で高いサンドウィッチとアップルジュースを買い (5.50ポンド!)、歩きながら食べた。 ついでにもう一度SPCKに行くが、結局なにも買わず。

大英博物館に行こうと思って大学のそばを歩いていると、 昼食を終えたところの某先生と会う。 散歩がてら二人でインターネットカフェ (先日から行ってるところ) に行く。 先生に頼まれてmhのコマンドを調べたがうまく行かなかった。

それからようやく大英博物館へ。 ギリシアとエジプト (ミイラ) のところは面白かった。 ソクラテスやペリクレスにも会う。 それにしても、大量の文化財を盗んできてるんだなあ、英国って。 こういう略奪行為に対してどういう正当化をしているんだろうか。

閉館時間が迫ってきたので、 途中で切り上げる。 また明日の午前中に行くつもり。

そのあとまたインターネットカフェに行き、 日記を更新する。ロンドンについて情報をくれる人あり。

ちょっと本屋などに寄ったあと、 大学へ。 某先生に会い、二人でレスター通りまで歩く。 今日はシシリア料理を食べた。 本当はベトナム料理を食べるはずだったが、 店を覗くと客が入ってなかったので敬遠したのだ。 しかし、このシシリア料理屋もまずい。 白ワインと赤ワインを一杯ずつ飲む。 これもまずい。 少し酔ってしまう。 高校一年生以来の経験だ。

店を出たあと、二人で歩いてB&Bへ。 水を買って帰る。 まだ少し酔っている。 もう酒は飲まんぞ。

8:00

夜12時。テレビで"Brassed Off" (『ブラス!』) を見る。イギリス人はこの映画を見てどう思うんだろうか。


19:00

ロンドンは26日の昼11時。

朝7時半に起きて朝食。 替えのバスタオルが部屋になかったので (2回目)、 新しいものをもらい、シャワー。 そのあと30分ほど眠る。

インターネットカフェに行ったあと、 再び大英博物館へ。 今はエジプトの間でこの日記を書いている。 ロゼッタストーンは有料なので見ない。

今日は朝からゆううつだ。 原因がわからない。 ホームシックか、 日本に帰りたくないからか、 体調のせいか、 昨日ワインを飲んだせいか。 いかんいかん。元気を出そう。

午後はスコフィールド氏の授業に出る予定。

21:55

昼の2時前。これから授業。

お昼に大英博物館を出て、 UCLに行く。再度ベンタムの顔を見る。 しばらく中庭で本を読む。 それから学生食堂に行きツナサンドを食べた。

いったん下宿に戻り、 先日Bedau氏からいただいた論文を読み終える。 この人はあまりベンタムの自然権批判の全体像を理解してないな。 しかし、やっつけるためにはより詳しく彼の議論を分析する必要がある。

それからBentham Houseの1階にあるキートンルームへ。 40人ほどの生徒が半月型にイスを並べて座っている。 あ。日記を書いている間に増えて50人くらいになった。

10/27 6:30

ロンドンは26日夜10時半。

授業は休憩をはさんで2時間続いた。 途中、30分ほど寝てしまう。 スコフィールド氏はぼそぼそとしゃべるので聴きとりにくい。

授業には某大の某さんも出ていたので、 授業のあとに挨拶をする。 某大の法哲の某さんという女性の方とも知り合う。 二人ともLSEでLLM (法学修士) のコースを取っているんだそうだ。

授業のあと、スコフィールド氏のオフィスに行く。 紅茶を飲みながら少し話す。 The Old Radical -- Representations of Jeremy Bentham というベンタムの肖像画集を6ポンドで売ってもらい、 まもなく退散する。

それからハイドパークまで延々と歩く。 しばらく公園を散歩する。リスにパンをやる。 なぜかあまりパンを食わない。 リージェントパークのリスは同じパンを食べていたのに。 ハイドパークのリスの方が舌が肥えているのか。 あるいは、ただ満腹だっただけ?

公園を出てから某先生に電話する。 なかなか待合わせがうまくいかなかったが、 なんとかトッテナムコート駅のあたりで落ちあうことができた。

そういえば、トッテナムコート駅へ行く途中、 トイレに行きたくて大小の百貨店をさまよった。 巨大な百貨店ではトイレを見つけることができず、 小さな百貨店にはトイレがなかった。 結局バーガーキングに入って用を足す。 こういう場合はファストフード店に行くのが正解のようだ。

さらに、電話をしたかったが小銭がなくて苦労する。 バーガーキングでバニラシェイクのMを頼んだら、 97ペンス。 公衆電話は、5ペンス硬貨以上の硬貨しか受けつけないので、 ペニーを3枚もらっても電話ができない。 しかたないので、やっぱりバニラシェイクのLにしてくださいと言うと、 向こうはレジを打ち直すのがめんどくさいのか、 あるいは親切心からか、同じ値段でLにしてくれた。 ああ、そうじゃないんだってば :-) 結局、 駅前のニューズスタンドでEvening Standardを35ペンスで購入することによって、 細かいお金を手に入れた。

先生とチャイナタウンに行き、中華料理。なかなか。 地下鉄で宿へ戻る。

明日はついに帰国だ。荷物がまとまらないぞ。


10/28 2:30

I'm leaving on a jet plane, don't know when I'll be back again...

ロンドンは夜6時半。今、ヒースロー空港行きのエアバス (A2) に乗ったところ。

今朝は朝7時に起きた。 もっとも、同じ階の客が朝からうるさくてもっと前から目覚めていたが。 シャワーを浴び、一週間ずっと食べつづけた 「ティー、トースト、エッグ、ビーンズ」 を食べ、9時にチェックアウトした。

まず、キングズクロスの駅に行き、カバンの重さを計る。 駅の構内に大きな体重計みたいな計りがあり、 20セント入れるとカバンの重さが計れるのだ。 22キロくらいだった。 飛行機に載せる分にはなんとかなるだろう。

それから重い荷物をひきずって某先生のオフィスへ。 荷物はオフィスに置かせてもらい、一人で散歩に行く。 ついでにインターネットカフェで日記を更新。

11時から法学部のキートンルームにてバーンズの授業を聴講する。 某先生と某氏の他に、 MAのコースをとっている某さんという女性がおり、 授業が始まる前に某氏に紹介してもらう。 Eメイルのアドレスを教えていただく。 今後いろいろ情報を教えてくれるそうだ。 下見に来るというのは重要だなあ。

バーンズ氏の英語はスコフィールド氏に比べて早口だが、 聴きとりやすく、おもしろい内容だった。「ベンタムと啓蒙」。

それから4人でJeremy Benthamというパブで食事。 授業の様子や、寮について教えてもらう。

食後、某さんに連れられてSchool of Public Policyの建物に行く。 受付の黒人男性に願書の〆切を教えてもらう。今年の12月末だそうだ。

そういえば、某氏はIELTSのテスト勉強は、British Councilでやるとよい、 と言っていた。

それからまた散歩。 SAFEWAYというスーパーで研究室用に若干のおみやげを買う。 荷物が多いのであまり買わなかったが。

そのあと大学構内でしばらく勉強。学生食堂も利用する。

夕方になったので某先生のオフィスに行き、 2人でユーストン駅前のバス停ヘ。 道中お礼の言葉を述べると、 今度オーストラリアの某大の某氏が京都に行くかも知れないが、 そのときはよろしく、と頼まれた。

バスが来るまで時間がまだあったので、 しばらくユーストン駅の構内を見て回る。 バス停で話しながら15分ほど待つ。 mhについて調べてメイルすると約束する。 今回は本当に某先生にお世話になった。 いくら感謝してもしたりない。

3:30

一時間後。まだバスの中。やばい。 道が混む時間帯にバスに乗ってはいけない。

5:15

夜8時10分にヒースローのターミナル3に到着。 急いでチェックインを済ます。 ポンドが少し余っていたので、 Tax Freeの店をしばらく物色したが、 けっきょく機内用の水とビスケットしか買わず。 おみやげはもっと買うべきだったかもしれない。

今回の旅の反省。 英国人とそれほど内容のある話ができなかった。 もっと積極的に話しかけるべきだったか。 後半は観光に行くでもなく、 まるで当地の学生のように生活していた。 授業に出たおかげで、 知り合いの日本人を作れたのは収穫だな。 古本も収穫。 宝石ではないが、 日本で買えば倍ではすまない額になるはず。 これだけでも英国に来たかいがあった。

ん? よく考えると、以前に買ったベンタム全集も、 英国に来て買えば、 日本で買った値段で往復の旅費まで出たのではないか…?

行こうと思って行けなかったところ。ロンドン塔。ロンドン橋。 ウォータールー橋。ヴィクトリアステーション。 マダムタッソーの蝋人形館。 (←スコフィールド氏は、あれは文化ではない、 と苦々しげに言っていた)

精神的な成長は? 短かい期間だったので特にないが、 某先生に言われて、 新聞を読みテレビのニュースを見る習慣を身につけることと、 他大学の院生を巻き込んだ研究会を作る決心をしたことはよかっただろう。 少なくとも精神的成長をするキッカケをつかめたと言える。

帰ったら早速British Councilに行き、 留学の準備を進めねばならない。

5:57

ようやく機内に入る。 なんと、でかいテレビスクリーンの真ん前の席に座ることになった。 左は西洋人女性、右は韓国人女性。 両手に鼻、もとい花なのは幸いだが、 変な席になったものだ。

少し熱がある模様。バスの中が寒かったせいだ。

18:12

ロンドン〜ソウル間の旅は何事もなく終わる。 さきほど関空行きの飛行機に乗った。 さっきの飛行機では、 2度の食事以外はほとんど眠っていた。 食事は一度目はチキン、二度目はラザニア。 味はまあまあ。

フライトアテンダントの英語が聴きとりにくくて困る。

関空には8時頃に着くだろう。 ようやく旅も終わりに近付きつつある。 Critical Thinking in Ethicsをほぼ読み終える。 APPENDIX 2には、安楽死や死刑など、 応用倫理学的なさまざまな問題の論点がまとめてあるが、 これは便利だ。

21:00

JR列車の中。やっと日本に戻ってきた。

ソウルから関空はあっという間。 一度、軽食 (サンドイッチ) が出る。 機内でマイレージの手続きをする。 座っていた席の斜め前に、 韓国旅行をしてきたらしい日本人の中年男性がおり、 フライトアテンダントに侮蔑的な調子の日本語でしゃべりかけていた。 一人だけ墜落して死ね。

20時10分頃に関空に無事到着。 預けていたカバンがなかなか出てこないのでイライラする。 PHSの電源を入れたとたんに母から電話がくる。

行きと同様、JRで京橋まで行き、 京阪を使って帰る予定。荷物が多いのでたいへんだ。

以前10ヶ月ほど米国に留学していたときは、 成田空港に戻ってきたら日本人の顔が異様に平べったく見えてびっくりした。 今回は旅行の期間が短かかったせいか、 あるいは日本人と常にいたせいか、そういうことはなかった。


……。ここで日記は終わっている。 このあと、サンデーを買って京阪に乗り、 11時すぎに出町柳に着いた。 それから大学に行ったことはすでに書いたとおり。

あらら、めちゃくちゃ長くなってしまったな。 ノートから電子テキスト化するのに半日近くかかってしまった。 しかもまだ買った本の一覧も作らねばならない。 ま、いちおう個人的には貴重な記録ということで。


今日やったこと


10/30/98(Friday/vendredi/Freitag)

真夜中

ハートの勉強。 「実証主義と法・道徳分離論」の続き。

あるファイルに、こんな古い走り書きがあった。 最後の一文が、当時の時事問題的関心を如実に示していて面白い。

「悪い法は法ではない」 (すなわち、悪い法は、 本当の意味での「法」たる基準を満たしていない) という自然法思想の思考形式は、 法の領域に限らず、至るところで見られる。


お昼

夜中に下宿に戻る。 筒井康隆の『腹立半分日記』を読みながら、 ごはんを一合炊き、ぎょうざ、納豆などと一緒に腹に収める。 それからハートのEssays on Benthamを少し読んで睡眠。

朝に起きる。少し寝坊。急いで喫茶店へ行き、モーニング。 それから某知恩寺で本日から開催されている古本市へ。 あまり時間もないので、安売りをしているところだけを見てまわる。



それから某E研へ。


昼下がり

某師匠と一緒に西部のセブンへ行き、半額セールの洋書を漁る。


あ、さっきセブンに行く前に修論の題目を記入した書類を事務に提出しておいた。

ルネで半額になったサンドウィッチなどを買って昼食。


今日の古本まつりで、 久しぶりにリンリー教授に会った。 今ひとつ勉強に身が入らないので、 時間つぶしに教授と話した内容を書いていると、 すっかり遅くなってしまった。


10/30/97(Thursday/jeudi/Donnerstag)

・真夜中・

・ロック読書会の後、少し寝て、晩に目覚めて研究室に来る。明日の読書 会の準備。

・久しぶりに3級を拝見する。倫理学入門書読書会でも使っているピタ・シ ンガPeter Singer編の『コンパニオン・トゥ・エシックス』の翻訳が欲しいな あ、作ろうか、などと話す。


actionとpassion

・あ、そいえば、昨日のロック読書会でさ、active powerとpassive powerっ てのが出て来てね、ええと、前者は大槻訳では能動的力能って訳され、総合人 間学部の某先生訳では能動的能力って訳すそうですが、ぼくとしては能動的力 と受動的力がわかりやすくていいと思うけど、ええとまあ、簡単に言えば能動 的力っていうのが変化を作る力で、受動的力っていうのが変化を被る力なの。

・そこでたとえば、「火は金を溶かす能動的力を持っている」とか「金は 溶かされる力を持っている」とかいうわけです。あはは。なんだかおかしいよ ね。ロック先生に言わせれば「ジャイアンはのび太を泣かせる力を持っている」 し、「のび太はジャイアンに泣かされる力を持っている」わけです。

・ま、それはともかく、この二つの区別に対応して、actionとpassionとい う言葉も用いられててね、それぞれやっぱり「能動(作用)」と「受動(作用)」 と訳されるわけです。たとえば、ビリヤードのスティックで玉を突くと玉が転 がるけど、その玉の動きは正確にはactionじゃなくてpassionなんです。(ま、 実はビリヤードのスティックが動かされることもactionではなくてpassionっ てことになるんだけど、それは置いておきましょう)

・なんか変な感じもするけど、なるほどという気もするよね。passionって いうとどうしても「情念」とか「情熱」とか、はたまた「受難」とかを思い浮 かべちゃうけど、あ、まあこれはこれで、全部「受動的」という含みを持つわ けですが、詳しくは辞書で語源を調べてください。

・いや、ぼくが言いたかったのは、actionとpassionが対応する語として使 われてるのが面白いなあ、ということだけだったんですけど、長くなっちゃい ましたね。


・もうすぐ暁・

・そろそろ銭湯に行かないと、みんなに避けられるかも…。

・読書会の準備、ほぼ完了。研究室に暖房も入って、快適。


・お昼過ぎ・

・あ〜、疲れたっ。行って来ました、古本祭。朝、にわか雨が降ってどう なるかと心配したけど、幸いすぐに止んでくれたのでお昼過ぎまでかかって一 通り見て来れました。11月3日まであるし、また行こうっと。


・うわっ、空が白んできた。寝るべしっ。寝るべしっ。


・夕方・

・ものすごく眠い。二時間しか寝てないもんな。


・夜・

・倫理学入門書読書会終わり(次回で「権利」の巻終わり)。自己正当化と 自明はどう違うのか、という問題などで紛糾。その後でごはん。

・今日買った 。 あらら、えらく時間かかっちゃった。もう帰って寝よっと。


10/30/96

早朝。ぬわっ。不覚。加藤先生が鍵を開けて入ってくる音でがばっと起きる。 何というふとどきものなのだわたしは(でもしあわせ)。なんか全然寝てない気 がする。

朝。朝です朝です皆さん起きなさいぼくも起きてます起きなさい起きなさい (ジリリーン)目覚ましも(ジリリーン)なって(ジリリーン)います(ジリリーン)。 朝日の当たる研究室(by the Animals)。なんのこっちゃ。

まだ朝。「マルキ・ド・サドとベンタム」なんて論文が書けたらいいなあ。ベ ンタムはサドを読んでいたんだろうか。(--ライオンズが、サド的な快楽がそ の被害者の被る苦痛に勝ることは決してない、とベンタムは考えていたと書い ていたので--)

昼過ぎ。昼前に喫茶店へ行ってから哲学閲覧室から洋書雑誌を借り出してコ ピー。附属図書館で東大にしかない雑誌も請求。その後図書館でコピーしたも のを大半読んでしまう。なんかすごいがんばってるじゃんと、自分をほめる。

夕方。昨夜、ボールペンが夜逃げする。真夜中頃からうすうす感づいていたの だが、どうせすぐに戻ってくると思ってたので、本格的に探し出したのは今日 のお昼になってからだった。かなり探し回ったがどこにもいない。すでにもう どこかへ高飛びしたようである。長いようで短い付き合いであった。しかし可 能性としてはリヴァイアさまのところへ逃げ込んでいることもあるかもしれな い。おれよりあの人の方がいいというのか。く、くやしいっ。(ばかなこといっ てないで新しいの買おうっと)

奥田君が加藤先生の新しい論文をホームページに載せる仕事を代わりにやって くれる。ありがとうございます。眠かったのです。ゆ、ゆるして・・・。(し かしこの論文の内容は果てしなく過激である。)ヘーゲルの授業中に英和翻訳 ソフトをインストール(できなかった)。もう眠くてぶっ倒れそうだから帰ろっ。 明日は来ません。


Satoshi KODAMA
email: satoshikodama-tky[at]umin.ac.jp
All rights undeserved.
Last modified: Mon Nov 21 16:43:18 JST 2016