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KODAMA'S (NEW) WORLD

現在はもっぱら欧米の新思想にだけ没頭して、 東洋二千年の道徳学を忘れ去っている。 青年諸君は深くこの点に留意し、新しい学問を学んでも 古い知識も忘れず、故きを温ねても進取の気性を失わず、 古いもののよさを新発見してほしい。

---渋沢栄一『「論語」の読み方』

……当時[1960年ごろ]のオックスフォードは、 勉強することをあまり重視しない風潮があり、 努力しないでよい成績をおさめるか、 自分の限界を受け入れて第四等級に甘んじるか、 どちらかでした。 ガリ勉してまでよい成績をとったりすると、 オックスフォード独特の言葉で最低を意味する 「グレーマン」[grey man]の烙印を押されたのです。
実際、当時のオックスフォードの物理学コースのカリキュラムは、 勉強しないですむようにたいへんやさしく組まれていました。 ……。計算してみたこともありますが、 オックスフォードにいた三年間に勉強した時間はおよそ一千時間、 一日にならすとわずか一時間というところでした。
私は自分の不勉強を自慢しているのではなく、 ただ当時の私を含めた学生たちの考え方を述べているのです。 まったく怠惰で、努力に値するものは何もないという態度でした。 しかし、私の病気がこのような考え方を一変させました。 早死するかもしれないという現実に直面すれば、 誰でも命の大切さや、 やるべきことが山ほどあることに気づくものです。

---スティーヴン・W・ホーキング『ホーキングの最新宇宙論』


昨日 / 明日 / 2013年4月 / 最新 / はてな

この日の出来事


26/Apr/2013 (Saturday/samedi/Sonnabend)

iMacメモリ増設、新歓など

今日は夜に教室の新歓があった。二次会の最後まで出席。

定時起床。ゴミ出し、髭剃り、朝食、朝刊。娘を保育園に送ってから大学へ。 研究室にメモリが届いていたので、iMac (late 2012)にメモリを増設して24GB にする。事前にネットでよく調べていたこともあり、設置は簡単にできた。

午前中は来週の講義の準備。お昼は少し遅めに百万遍でカレー。昼下がり、某 応用倫理演習。

夕方、雑用してから一旦帰宅し、娘を保育園に迎えに行く。某妻が保育園の懇 談会に出席している間、家で娘の世話。

夜、少し遅れて教室の新歓に出席。二次会まで出席。雨の降る中、深夜に帰宅。 すぐに寝る。


26/Apr/2012 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

娘を小児科へ、某終末期医療研究会

定時起床。娘の調子がまだよくないので、保育園を休むことに。

毎回某妻に娘を小児科に連れていってもらうのも悪いので、午前中しばらく娘 を抱っこして眠らせたあと、近くの小児科のある診療所へ。診察は比較的無事 に済んだが、痰を切るための吸入器を付けようとすると、娘が泣き叫んで大変 だった。

看護師は吸入器の電源だけ入れると吸入マスクの付け方を説明もせずにどこか に行ってしまい、何分苦行が続くのかもわからず、膝の上で暴れて顔をそむけ る娘にマスクを必死に付けようとして、こちらも汗をかいて死にそうになる。

それでも無事に終了して、娘のおむつを替えて診療所を出る。近くの薬局で薬 を一週間分もらって帰宅。あとは交替ということでお昼ごろに大学へ。某所で 久しぶりに酸辣麺を食べてから研究室へ。

お昼すぎから昼下がりまでいろいろ雑用。そのあと、某会議に30分ほど出席し てからバスで高田馬場へ。

夕方、某英国人法学者によるPVSやMCS患者の治療中止の話を通訳する仕事。い ちおう予習していったつもりだったが、もう少し準備すべきだったと後から反 省。Best Interest基準とバランスシートアプローチをもう少しうまく説明すべ きだった。が、いずれにせよ勉強になった。

夜、某妻と一緒に帰宅。懇親会に出たかったのだが、自宅の鍵を忘れていたた め、帰らざるを得なかった。娘はすでに某妻の実家に預けたので、某妻と近く のイタメシ屋で夕食。ワインを一杯。

夜中に帰宅。いろいろ。ようやく少しゆっくりできる。しかし、いろいろ〆切 が……


26/Apr/2011 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中

なんとか起きる。シリアル、シャワー。

定時出勤。午前中は某先生の講義の手伝い。

お昼、コモンルームで昼食。

お昼すぎ、某書類作成。

昼下がり、某研究会。某外国人が、日本の性教育について報告。

夕方、某先生と少し相談したあと、広尾の病院へ。某妻と某娘の顔を少し見てくる。

夜、本三に戻って、某外国人を囲む飲み会に参加。ワイン。

真夜中に帰宅。眠い。もう寝るべし。


26/Apr/2010 (Monday/lundi/Montag)

真夜中

朝、少し遅めに起床。シャワー、朝食。

定時出勤、のつもりが、某大学の流出情報のニュースを調べていたら、 つい遅くなってしまう。大丈夫なのかな。

今日は夕方まで終日雑用。夕方、某購買部に行き、BenQのプロジェクタと Windows 7 Home Premium editionを購入する。

夜、某氏としばらく相談ごとをしてから帰宅。

夜は夕食、部屋のレイアウト変更、新聞など。

真夜中、二階の勉強部屋で少しだけ勉強。なんかネットの調子が悪いな。


26/Apr/2009 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中

少し遅目に起きる。シリアル。朝刊。 午前中は明日の勉強会の準備。

お昼ごろに大学に行き、第二購買部で買物をしてから研究室へ。 第二購買部で買物をすると、適当に買っているのにもかかわらず、 ちょうど千円になるとかいう場合が多い気がする。今日は1999円だった。

お昼すぎから日が暮れるころまで、某先生と缶詰状態で某相談。

夜、研究室でしばらく雑用したあと、春日で買物をしてから帰宅。 夕食。豚インフルエンザが世界各地に広がりつつあり、 ちょうどWorld War Zと同じだ、と某妻と話したり。

夜中、ソファで一眠りしてから、二階の勉強部屋で明日の勉強会の準備。 あと一息というところで寝る時間になる。


26/Apr/2008 (Saturday/samedi/Sonnabend)

お昼

朝、ゴミ出しをしてから二度寝。お昼前に起きて、朝食、朝刊。

家の猫の額ほどの庭に雑草が生えはじめていたので、 繁殖しないうちに抜いておく。

夕方

ひさしぶりに自宅でくつろぐ。某氏の原稿に目を通したり。

東京新聞を今月で打ち切り、来月からは産経新聞を取ることにした。 東京新聞はおもしろいのだが、広告が少ないのが問題だった。産経はどうなるか。 朝日はときどき電話や直接の勧誘が来て、少し面倒になってきた。

夜中

夕方、大学のプールに行こうと思ったが、雨が降っていたので中止し、 自宅でNHKスペシャルの水泳(フェルプス)の回を見る。 足の大きさが35センチとか、一日5食8000カロリー摂るとか、すごすぎる。

夕食。赤ワインを少し。

真夜中

夜中、少し巣鴨のマンガ喫茶に行くが、お腹の調子が悪く、早々に帰宅する。

真夜中、二階の勉強部屋で少し仕事。


26/Apr/2007 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

早寝早起き。ゴミ出ししてからシャワー。今日はひさしぶりに天気がよい。

朝2

定時出勤(少し早目)。天気が良くて気分がよい。

真夜中

朝はmeadowの設定や文献調査。お昼は某ランチョンセミナー。倫理委員会について。 お昼すぎから夕方まで、ふたたびオンラインで文献調査。

夕方、医図書に行き、資料のコピー。本も二冊ほど借りる。 今日はよく調べものをした。

夜、某授業の手伝い。つつがなく終わる。

授業の片付けをしたあと、少しビールを飲んでから帰宅。 いろいろ考えるべきことがある。


26/Apr/2006 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

お昼すぎ

朝、定時出勤。午前中は某勉強会。

お昼は同僚の某氏と。 そのあと、『生命倫理学と功利主義』の献本先リストを作る。

昼下がりは某院生の指導など。夕方、クリーニング屋にスーツを取りに行く。

夜までかかって、童門冬二『渋沢栄一 人生意気に感ず』(PHP文庫)を読む。 渋沢栄一を語るには文庫一冊では足りない感じで、 また渋沢栄一の方が偉大すぎて小説家の手に余っている感じだが、 なるほど、歴史小説というのは現代の問題を考える上で役に立つのだな と思った。とくに明治期の人は志も高く、若者たちが一から政府を作り上げていく というのはおもしろい。また、誰が成功して誰が失敗したのか、 それはなぜだったのかということを考えるのもおもしろい。 竹内均編『渋沢栄一「論語」の読み方』(三笠書房)も買ったので、 ゆっくり読んでみよう。

それとは関係のない話だが、「手抜き」に怒りを覚えるのはなぜか。 たとえば、人に仕事を頼んで、できあがったものを受け取ってみると、 明らかに手抜きであるような場合。十の力を出し切っていない場合。 やはり、仕事を頼まれてやった人が、 依頼した人を軽く見ていると思われるからだろうか。

一般に誤字脱字が許されないのは、 それが本当に手抜きの結果なのかはわからないが、 手抜きをしたとみなされるからだろう。

夜2

夕食は同僚の某氏と某海鮮丼屋で。かつお丼。

夜中

書類の作成など。やるべき仕事がたまっている。 なんとかさばいて行こう。

真夜中

帰宅。

続き。手抜きをすることは、勤勉という自分に対する不完全義務に違反している から道徳的に悪いのか。いや、どうもそうではなく、 やはり他人に対する誠実さに欠けているからだろう。

教訓: というわけで、手を抜かないこと。手を抜かないためには、 身のほどをわきまえずに仕事を引き受けることがないように気をつけること。

今日のニュース


26/Apr/2005 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中 (午前)

早目に寝て早起きして勉強しようと思ったが、 なかなか寝つけなかったので少し臓器移植について勉強。 当然だが、まだまだ知らないことは多い。

お昼前

夜更ししたせいで寝坊。やばい、原稿が…。

(上の「せいで」は言い訳だろう。 「夜更ししたけど早起き」というのもありえる。もっと早起きの徳を身に付けねば)

お昼すぎ

やばい。

夕暮れ

昼下がりからミーティング。 結局今日も時間切れで、中途半端な発表をしてしまう。 遅刻もするし、完全義務を果たせないダメな人間だ。 気を引きしめてがんばれ。

夜中

雑務をしてから帰宅。眠い。


26/Apr/2004 (Monday/lundi/Montag)

夕方

昨日は夜、兄夫婦が泊まりに来る。 朝、根津神社に散歩に行く。

朝から大学へ。しかし、雑談をしたり居眠りをしたり しているとほとんど進まない。 が、昼下がりになってなんとか勉強する気が出てきた。

真夜中

夕方、ジムへ。腕を中心に筋肉痛になる。

夜、某氏と某居酒屋へ。店主にいろいろ昔話を伺う。夜遅くに帰宅。

そういえば、昨日某ラクーアの店でお香を買ってみた。なかなかよい。

哲学の一つのモットーは、「結論じゃなくって、推論」。 「なぜ?」という問いを大事にすること。

お昼に話していたが、公平の観念を身につけるには、 やはり兄弟姉妹と物を分ける練習をするのが良いだろう。 兄弟姉妹なら、たいていは遠慮がないから、みな「合理的な利己主義者」 として行為するだろうからだ。


26/Apr/2003 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中 (午前)

またレトウィンを読み出す。読むべき本がいっぱいある。 遊んでいる場合ではない。

お昼前

恐ろしい夢で早朝に目覚めるが、またお昼前まで寝てしまう。

相部屋の某氏から謹呈本が届く。感謝。

お昼すぎ

新聞。 国立国語研の外来語言い換え提案(第一回)が公表されたようだ。 このあいだの中間報告に対する批判・意見を受けたのだろうか、 インフォームド・コンセントには「納得診療」あるいは「説明と同意」 という二つの訳を付けてある。

エイズ動向委員会によると、 今年1月から3月に新たに報告されたHIV感染者数は146人、発症した患者数は68人。 感染者は年齢別では20代、30代が全体の68%、経路別では男性の同性愛行為による ものが57%で最多とのこと。

昼下がり

近くのスーパーで買物。

そばを作って食べる。なかなか。

夕方

すこし草抜き。まだまだある。

つかれたので少し寝た。

夜2

カーを読む。大衆民主主義(集団主義、階級闘争、非合理)は古典的民主主義理論 (個人主義、利益の調和、理性信仰)から断絶しているという話。ほんまかな。

真夜中

晩ごはん。納豆、明太紋甲(?)、ホウレン草、その他。

ヤクルト対中日戦、21-3でヤクルトの勝ち。すごいな。阪神は逆転勝ちだそうだ。

早大の新学部(国際教養学部)の教官公募で、 20人枠のところに世界中から935人が応募したそうだ (朝日)。 英語で講義できることが条件だそうだ。


26/Apr/2002 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中 (午前)

5年前にやったシジウィックの翻訳を見直す。 ちょっとゲッソリする作業だが、 幸いページ数が少ないのでさっさとやってしまおう。 仕事仕事。

ニューヨークの西19番街のビルで爆発が起きた模様 (Explosion in New York)。 たいしたことがないといいが。

You've Got To Hide Your Love Away

頭を抱えて立ちつくす
壁に向かって考えこむ
彼女と別れちゃ生きちゃいけない
二フィートは小さくなった気分さ

どこに行ってもみんなが見てる
毎日毎日変わることなく
オレのことを笑いながら
こう言ってるのが聞こえる

おい、愛を隠すんだよ
そう、愛を隠すことさ

やってみたって何になるんだ?
絶対に勝てやしない
何を聞いても何を見ても
このザマじゃどうしようもない

「愛があればなんとかなるわ」
よく言えるね、そんなこと
道化たちに囲まれた君が
こう言うのを聞かせてくれ

ねえ、愛は隠すものよ
そう、愛を隠すことよ

---By John Lennon/Paul McCartney

夜明け前

風呂に入る。ぼーっとしてるといつのまにかこんな時間。もう寝よう。

お昼

起きて洗濯物を干す。快晴。

昼下がり

天気が良いのでフラフラと遠回りをして大学に来る。 育英会関係の書類の手続き。 学部時代の猶予願は火曜日に発行予定、 免除職願(継続)の方はすぐに作ってくれた。 学振に頼む必要はなかったようだ。

四コマ目の応用倫理学の授業と、五コマ目のメタ倫理学の授業に出席。 じっと座っているだけでもかなり疲弊する。 というか、だまって聞いていると余計に疲れるのだろう。 一日に二コマはきつい。

休憩時間に、生協で遅い昼食。動物性タンパク質が必要な気がしたので、 イワシのしょうが煮を食べる。あと、麦ごはんとキムチとホウレン草。

科研費解禁! と思って某ルネに行くと、 この科研費カードは使えないと言われる。 まだ何か手続きをする必要があるようだ。

買物をしてから下宿に。amazon.co.jpから注文していたCDとDVDが届く。

夜2

ラットルズを見ながら夕ごはん。サケ、豆腐、納豆、その他。

台所の床にタマゴを落として割ってしまう。もったいない。

勉強しなければ。

夜3

ドイツの学校で子供を人質に取った過激な銃撃戦が行なわれているらしい。 すでに18人死んだというニュース (see also BBC News)。

真夜中

ふとリンダ・ロンシュタットの`Heart Like A Wheel'を思い出す。 この歌詞はかなり痛い。

Heart Like A Wheel

こう聞いたことがある
「心は車輪のようなもの
一度曲げると元には戻らぬ」
あたしの愛は沈みゆく船
あたしの心はその船の中

「傷をつけたら愛は得られぬ」
それは知ってる、よく起きることだもの
だけどわからないのは
--神さま、お願い手を握って--
なぜあたしに起きたのかってこと

そう、愛だけが、愛だけが
人を引き裂き、千々に砕く

こう聞いたことがある
「心は車輪のようなもの
一度曲げると元には戻らぬ」
あたしの愛は沈みゆく船
あたしの心はその船の中

---Sung by Linda Ronstadt

今日の勉強時間…3hr


26/Apr/2001 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中 (午前)

男はつらいよ

「たまには某師匠の日記にコメントでもするか」

「あんまり変なことを言わないでくださいよ」

「某師匠の論旨は、『女はいいよな、男はつらいよ』式の発言は、 自立の意味を理解していない、ということみたいだな」

「ええ、たとえば19世紀の米国南部の白人が 『黒人はいいよな、奴隷をやってればいいんだから。 白人は広大な農場をやりくりしないといけないから大変だよ』 とぼやくようなもので」

「しかし、それってほんとにダメなことなのか? そんなに目くじらを立てることでもない気がするが」

「やっぱりダメでしょう。ミル式に言えば、 高級な快と低級な快を味わった人間が、 低級の快の方がいいというようなもので。 いや、そもそもそういうことを言う男性は、 男性社会で生きていることがいかに恵まれており、 自分たち男性が女性をいかに虐げているかということをを自覚していないから、 もっと罪は重いでしょう」

「しかしじゃあ、 『カモメはいいよな、気苦労なく一日中空を飛んでればいいんだから』 とか、『ネコはいいよな。メシ食って寝るだけだもんな』 とかいうのも重罪なのか?」

「『カモメやネコはいいよな』とかいう発言は女性差別的じゃないので、 まだましな感じがしますが、 某師匠の論点からすれば同じ誤りを犯しているでしょう」

「しかし、たしかに自立とか選択の自由というのは人間の特権だが、 それが足枷のように感じられるときもあるわけでさ。 毎日がんばっていても、 たまには肩の荷を降ろしたくなるもので、 そういうときに責任のより少ない生き方をうらやましく思うのは 無理からぬことなんじゃないのか」

「なんだか実存くさくなってきましたね」

「いや、もともと実存の話なんだろう、これは」

「そうでしたそうでした。あ、すいません、もう寝ないといけないので、 今夜はこのへんで。おやすみなさい」

「おやすみ」

お昼すぎ

朝食を見逃す。ノドが痛いのを言い訳にして、お昼までえんえんと寝てしまう。

夕方

非生産的な午後の一時を過ごす。これから勉強すべし。

火災警報

夕食後、火災警報がなる。 いつものように誤作動だと思ったが、 いちおうパスポートその他をポケットに入れて外に退避。 しばらく待ったあと、 やはり誤作動だという情報が入ったので、 寮内に戻った。

しかし、さて部屋に戻ろうとすると、 部屋の近くの共用キッチンから煙が出ている。 息を止めて見に行ってみると、 プラスチックの湯沸かし機から煙が。 急いでコンセントを抜いて流しに放りこみ、水をかける。

あとから湯沸かし機をつけたままどこかに行っていた女性が キッチンに戻ってきたので、顛末を説明すると、 「わたしはちゃんと水を入れてわかしていた」と声を荒げて言い張るので、 めずらしく「そんなこと知るか。けむりが出てたのはたしかなんだから、 ちゃんとそばについてないお前が悪い」と怒鳴ってしまった。 あとでちょっと反省。

閣僚名簿

日本では小泉新内閣が発足したようだ。 朝日の意見は厳しいが、読売は好意的に見える。

ところで、厚生労働とか行政財政とか見たことがない省庁名が並んでいて驚く。 そういえば去年、大蔵省が財務省になるとか言ってたっけ。

が、「財務」「経済産業」「金融」「経済財政」 の四つはいったいどういう役割分担をしているのか、 名前からはよくわからない。要研究。


26/Apr/2000 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

今日のニュース

ちょっと引用
デカルトの調べものをしていて、 野田又夫先生のおもしろい文章に出会いました。
Stanfordの哲学事典にはRusselやSalmonのcausationに関する見解が 説明されています。
ここです。
天気速報
雨です。朝から。
3コマ目の某教授の応用倫理学の授業に出ました。
「環境倫理学入門」でした。 先生の基本的主張をごくおおざっぱにまとめると、人口増加、資源の枯渇、 廃棄物の処理方法などの環境問題は、 現行の民主主義的な意思決定方法や自由主義的な他者危害原則では 解決が困難なので、 環境問題を解決するための思考の枠組を作る必要がある、 ということになると思います。
ところで、授業中に 「こだま君、アローの定理を説明してください。 え、君、博士課程のくせに、アローの定理も説明できないの?」 とハズカシメを受けたので(ウラミハラサデオクベキカ)、 アローの定理の項目を 用語集に追加しました。

ちょっと引用

昔、京都大学の哲学教室へ一人の憂鬱で生意気な青年が入ってきた。 しかし、先生が偉かったので、 その青年はともかく三年間は先生のいうとおりの本を読んで、 まあ勉強する気になった。 読んだ本はカントからヘーゲルまでのドイツ観念論者の著作でした。 哲学の本というものはわからないのがあたりまえで、 少少でもわかればよいのだ、というようなことで、 大きな本をむやみに読もうとした。 するとだんだんわかってきたことは、 哲学の本は大きな本ほどわかりやすいということです。 なにしろカントのあとのフィヒテその他に著しいことですが、 大学の講義録が全集にはいっている。 へたの長談議みたいなものもはいっているので初学者にも与しやすい。

ところがこういう哲学者の本とともに、 学校ではデカルトやライプニッツの本を読んでもらったわけですが、 このほうはまったく勝手がちがう。 これら十七世紀の哲学者は大学の先生ではない。 長い思案の結果を短い論文に明晰なことばで綴っている。 ひょっとするとこのほうが偉いのかもしれんという気がした。 けれども、その自分は、人生はデカルトやライプニッツの割り切ったよりも はるかに複雑怪奇なものであると感じていて、 まあひととおりの挨拶しかできなかったのです。
(野田又夫責任編集、『世界の名著 デカルト』、中央公論社、1967年、69頁)


04/26/99 (Monday/lundi/Montag)

真夜中

ホーキングの本を少し読む。少し泣く。


お昼前

朝9時に起きる。健全。

某喫茶店でモーニングを食べ、 その後郵便局で某用事。 学生教育研究災害傷害保険とか、 京都大学学生健康保険組合とかの掛金も振り込む。

ネットの調子が悪いようだ。


夕方

あっ。というまに夕方。

3コマ目、某教授のヘーゲル。 無限であることは絶対者の定義の一つだとか、 真無限と悪無限ていうのがあって、とかいう話。 クラクラ来ました。しかし一年間がんばります。

4コマ目、某教授の倫理学講義。 東洋と西洋の一元論の話。

2コマ連続で出たのですっかり疲労してしまい、 お腹も減っていたので、5コマ目はさぼって生協で食事。 すいません。

というわけで、4コマ目の授業に出るのはやめるかもしれない。 そもそも講義を一時間半じっと聴くというのはちょっと苦痛だ。

そのあと明日の発表の準備。はかどらず。


ネットの調子がまだ悪いようだ。


04/26/98(Sunday/dimanche/Sonntag)

早朝

一仕事して下宿に戻ってから寝ようと思っていたのだが、 何もせずに爆睡していた様子。爆睡氏こだま、とかいって。

人環の某氏がロンブンの初期報告でかなり痛い目に合われたようだが 、 とても他人事とは思えず、読んでいて思わず震え上がった。 くらいよー。こわいよー。


うう。翻訳翻訳。死ぬ死ぬ。


お昼前に下宿に戻る。 ごはんが残っていたので、 こんぶでだしを取っておじやを作った。 一応食べれた。

それから夕方まで眠り、 起きてからシャワーを浴び、 夕ごはんの準備。 なんだか一日中料理をしてる気がするな。

ごはんを炊いてから、うどんに挑戦。 こんぶでだしを取ったものを基本に、 うすくちしょうゆ、みりん、塩、さとう、 などの武器を駆使して味付けする。 うどんをゆでたあと、 最後に、生たまご、ふえるわかめ、 などを投入して完成。

料理の本もあったので、 一応食べれるものができたのだが、 かつおでだしを取っていないせいか、 ちょっと何かが足りない気がした。 かつおを使わないとすれば、 他に何を足せばいいのだろうか。

食べたあと食器を片付けてから、 ごはんの残りやうめぼし、ごもく煮やきんぴらごぼうを弁当箱に詰め、 一路研究室に向かう。し、しぶい。


04/26/97(Sat)

・真夜中・

・眠いが、まだ元気なのでどんどん書く。

・日本のベンタムファンに送る大ニュース。ご存知のようにわれわれには、' Bentham'を「ベンタム」と読むか、はたまた「ベンサム」と読むか、という大 問題がを抱えているわけだが、昨日また性懲りもなくユニヴァーシティ・カレッ ジ・オヴ・ロンドンにある、ベンタムプロジェクトのホームページの製作者の、 J・ハリス氏にお尋ねしたところ、次のように返事をいただいた。

(こだまが、'Bentham'は「ベートーベン'Beethoven'」のように「ベンタム」 と発音するのか、あるいは'thank you'のように「ベンサム」と発音するのか、 と尋ねたのを受けて)

「いや、'thought'のように『ベンサム』と発音する。ただし、ベンサム自身 は自分の名前を『ベンタム』と発音していた。彼の同時代人はそういう彼の発 音を変だと思っていたようだが」

・というわけで、とりあえずハリス氏の言葉を信じて、この問題は一件落着。 え、これからぼくがどう発音するかって?それはですねえ、某×教授にも教え られたように、ベンタムの意思を尊重して、これからも「ベンタム」と発音し ますぜ。


〜円よりお預かりしますについて(追記)

・最近買い物をすると、レジで必ず「〜円よりお預かりし ます」あるいは「〜円からお預かりします」という表現を 耳にするのだが、これはずっと昔からする言い方なのだろうか?なぞ。

・一体全体、「〜円より」の「より」とか「から」はどういう意味なのだろう か?なぜレジのおばちゃんやお姉さんやエトセトラは、「〜円お預かりします」 とは言わないのだろうか。むむむ、ますますなぞ。

・「〜円より(代金〜円を)いただきます」ならば意味は通 じるのだが、どう考えても「〜円よりお預かりします」は意味を成さない。レ ジの人は千円札や一万円札預かるわけであって、千円札 や一万円札から預かるわけではなかろう。

・はっ。ま、まさかかれらは客のことをお金と同一視しているのではっ?つま り僕が一万円出したとすると(めったにないが)、彼らは「一万円からお預かり します」と言うわけだが、実はその意味は「はいはい〜、私は今『一万円札氏』 からお金をお預かりしましたよ〜」ということなのではないだろうか?

・ううむ、レジの人たちおそるべし。

(あの日本語はどこかおかしいと思いませんか?)


・早朝・

・ああねむ。英語の本を読み始めたらすぐに寝てしまった。起きると、朝はま だ寒いので、ガスストーブをつける。このストーブはガスの元栓を開けたまま にしておくと、(どこでもれているのかはなぞだが)部屋の中がガス臭くなると いうおそろしい代物だから、うかうかつけっぱなしでは寝られない。

・さて、勉強勉強。


・朝・

・「〜円よりお預かりします」という言い方については、 すでにネット上で語っている人がいる、ということを教えてもらった。無断で URLをお知らせするが、 "http://www.asahi-net.or.jp/~lf4a-okjm/9609.htm#18"を参照されたし。

・自然法について勉強中。ジョン・ロックの『統治二論』はそのうち読まない となあ。


・よしむ×さんがいらっしゃる。こ×まはおなかが減ったので喫茶店へ。


・昼過ぎ・

・まじめに英語などを読む。これから姉などと待ち合わせ。その後はバンドな どの練習。

<みなさん、天気が良いので外に出てラジオ体操をしましょう>


・夕方・

・長岡天満宮などに行く。つつじが真っ赤だったりする。人が多かったりもする。


・先日、新聞の切り抜きを少ししたわけだが、援助 交際に関する読者の投書で、すばらしいものがあったので、ぼ くの感想とともに以下に全文を掲載する。11月頃の迷日新聞の朝刊にあった、 高槻市に住む中年の男性の意見である。

「古代女性は生命を生み出すものとして崇められたという。しかし男中心の社 会ができて、極端に言えば、女性は子孫を残すための道具。家事、下働きをす る奴隷として扱われてきた。」

・援助交際の話をするのにこれ以上ふさわしい、雄大な導入は考えられまい。 この人の名字は、ひょっとすると「平塚」というのではなかろうか。

「それをなんとかしなければと考えはじめた人々の長い間の運動と努力によっ て、ようやく得られた人間としての権利、十分ではないにしても、女性の基本 的な人権が認められつつある。そんな時、それを自ら放棄するのが売春=援助 交際だ。」

・読んでて「は、はれるやっ」と叫び出したくなるほど、豪快な展開である。 「売春をする=基本的人権を放棄する」というテーゼがここにおいて明確に打 ち出される。彼によれば、売春・援助交際をすることは、すなわち奴隷になる ことなのである。

「“売春して何が悪い”“個人の自由だ”と居直り、うそぶく人々には何もい うことはない。しかし好奇心でやってみようかと考えている人や、今、後悔し ている人、ちょっと立ち止まって考えてみよう。」

・「売春をして基本的人権を捨てたいという女性は勝手にしなさい」と、彼は 述べる。そうなのだ。もはや彼女らにつける薬はないのである。彼は耳を貸す 人にだけ語りかける。

「人生を投げ出さないで。人生こんなもんだよと思ってしまわないで。あなた の人生はもっと深く、美しくかけがえのない大切なもののはずだ。それを選ぶ のはあなた自身だ。」

・結びにおいて、感情に訴える美しい文章が満開の桜のように乱れ咲いている。 ここでまた先ほどの「売春をする=基本的人権を放棄する」というテーゼが形 を変えて繰り返される。すなわち、「売春をする=人生を投げ出す」という形 で。

・これを読んだ女性は涙して悔い改めずにはいられないであろう。それだけで はない。この文章は男性のぼくにまで反省を強いるのである。なぜなら、この 文章に現れるテーゼである「売春をする=人生を投げ出す」が、ぼくにとって は「哲学をする=人生を投げ出す」のように読めてしまう からである。

「“哲学して何が悪い”“個人の自由だ”と居直り、うそぶく人々には何もい うことはない。しかし好奇心でやってみようかと考えている人や、今、後悔し ている人、ちょっと立ち止まって考えてみよう。」

「人生を投げ出さないで。人生こんなもんだよと思ってしまわないで。あなた の人生はもっと深く、美しくかけがえのない大切なもののはずだ。それを選ぶ のはあなた自身だ。」

・いやはや、希代の名文である。


・夜中・

・帰ります。明日は来ません。


Satoshi KODAMA
email: satoshikodama-tky[at]umin.ac.jp
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Last modified: Thu Jun 13 23:19:12 JST 2013