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哲学・倫理学用語集


はじめに

あいまいで無意義な語法や言語の誤用が長く学の秘義とされてきて、 ほとんど、あるいはまったく無意味な、難解もしくは不正な言葉が、 長い慣行で深遠な学識・高邁な思索と間違えられる権利を得てしまったので、 そういう言葉を話す者にせよ聞く者にせよ、そうした人たちを説いて、 それらの言葉が無知をおおい、 真の知識を妨げるものに過ぎないと承服させることは容易でないでしょう。

---ジョン・ロック

あらゆる学問のさけられない運命なのか、 哲学や倫理学の本においても、 われわれ一般人にはわかりにくい単語が多用されています。 多くの一般人は、哲学や倫理学の本を読もうとして、 「物自体」とか「実在」とか「表象」とか、 生まれてこの方見たこともない単語を目にして気を失なってしまうか、 あるいは「これは日本語ではない」 と考えて洋書専門の古本屋に持って行って恥をかくかしてしまいます。

それに加えて、 哲学や倫理学のすぐれた本は洋書と相場が決まっていますから、 われわれ一般人にとっては、 書いてあることが難解、 翻訳に使われている単語も難解、 さらに誤訳の可能性もあるという三重苦に悩まされます。 これでは、日本で哲学や倫理学がさかんにならないのも当然です。

けれども、 たしかに内容の難解さや誤訳の可能性はわれわれ一般人には いかんともしがたいものですが、 こうした本で用いられている難解な単語のうち、 特に重要なものを覚えてしまえば、 彼ら哲学者や倫理学者が言ってることも、 わからなくはなくもないかもしれないのです。 結局のところ、彼らもわれわれ一般人と同様、一応人間なのですから!

そこで僭越ながら、われわれ一般人を代表して、 わたしがこの「哲学・倫理学用語集」を作ってみました。 この用語集が哲学・倫理学の本を読む一般人の方の一助になればさいわいです。

なお、この用語集は、 日本語を読める一般人の方を対象に想定して書かれてあります。 したがって、 高校生から棺桶に片足を突込んでいる方々まで、 苦労せず読むことができるよう配慮してあります。 (説明がわかりにくければ、メイルしてください)

ところで、 わたしがこのような用語集を作っているといううわさを聞いた友人たちが、 一刻も早くウェブページに出してほしいと強く言うので、 まだ完成にはほど遠い状態であるにもかかわらず、 蛮勇を奮って掲載をすることを決意しました。 そのため、 用語の説明の文章には意識的、無意識的な間違いが含まれており、 あまりあてになりませんので鵜呑みにしないように注意してください。 (このページで勉強したのに院試で落ちたと責められても、 わたしは一切責任を負いません)

1999年3月17日 研究室にて筆者しるす

追記

なお、ウェブ上で見れる有名哲学者の著作に関しては、 涌井氏が作られている電子テキスト・リンクス(哲学)が非常に役に立ちます。 一度御覧ください。

上のロックの引用の出典は、大槻春彦責任編集『世界の名著 ロック・ヒューム』 (中央公論社、1980年、66頁)。


凡例

用語の部分をクリックすると、その語の説明のページに飛びます。


主な参考文献












アルファベット


追記

生命倫理学の勉強を始めたので、調子に乗って 「生命倫理学用語集」 というのも作り始めました。そちらの方も覗いてみてください。


権利論用語集」 というのも作りました。08/20/99


だんだん多くなってきて、調べたい語にたどりつくのが面倒になってきました。 すべての項目にひらがな表記をつけてありますので、 ページ内の検索の機能を用い、調べたい語をひらがなで検索するとよいでしょう。 11/17/99


ファイルが大きくなりすぎたので、 思い切って各項目ごとにページを作りました。 28/Jan/2000


KODAMA Satoshi <kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp>
Last modified: Fri Jan 30 13:55:11 JST 2015