質問:
はじめまして。私は今年看護婦になったばかりの者です。小児科に勤 めていて,いろいろな疾患の子をみてきましたが,命の危険な状態にあ る子供にかかわったことはありませんでした。ところが、この前浴槽 で溺れて1度心肺停止の状態となり、心臓マッサージと人工呼吸で自 発呼吸は回復したものの,病院に運ばれてきたときには意識のない状 態でした。私はただ驚いて何もできず、立っていることしかできませ んでした。何もわからず、できずにいたことがすごくいやでした。そ れから、溺水によってどんな病態がでてくるのか、それらに対してど んな処置や看護が必要なのか関連性を考えたり,本で調べたりしました が、なかなか資料がなく困っています。もし,溺水に関する情報や,資 料があればぜひ教えていただければと思います。
回答1: 救急外来看護婦 Hです。
溺水に関する資料ですが、エマージェンシー・ナーシング (メヂィカ出版)1998年7月号 特集「夏の救急」で 「海水による溺水」、「淡水による溺水」など、 病態や初期治療が載っています。
同じく1999年7月号 特集「乳幼児の救急」に事故やSIDS等詳しく載ってます。この特集はホームページに全文が載っていますので、ご覧下さい。
初めて溺水患児の救急看護を体験し、いろんな思いが胸の中を駆け 巡っていると思います。出発点とし頑張っていただきたいと思います。
先輩Nsとしてアドバイスをしますと
<先輩を十分利用しよう>です。
「何がおこったのか.何が起ころうとしているのか.何がなされるのか. 何をしなければならないのか」頭の中で考え、行動するにはトレーニング (経験)が必要と思います。 先輩に教えてもらうのが一番ですヨ。
回答2: K@元看護婦です。
小児の溺水に関しての資料がうちにありましたので、ご紹介します。
「小児看護 臨時増刊号 1991年9月」(第14巻第10号/通巻第171
号)
−小児の救急看護−適切な対処とケアのために
(へるす出版)
X救急疾患とその対応
15.溺水 橋本 信男 (聖マリア病院小児科)・・・・・p.1380〜p.1386
医師のかかれたものでありますが、病態などはわかりやすかったです。
もしよかったら、ご参考に。。。
回答3: このコーナー担当の愛媛大学 越智元郎です。
私共の救急・災害医療ホームページに「心肺蘇生法に関する情報」のコーナーがあり、そこに溺水に関する記事がいくつかありますので、ご覧になって下さい。溺水に関するウェブ情報としては以下のものがあります。