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東京大学医学部附属病院心療内科にて実施する製造業会社における事例報告に関しまして

当科スタッフが非常勤医師として勤務する国内企業においてサポートを行った、健康増進提案のプロジェクトの事例報告を実施する予定です。

【課題名】

製造業会社における社員の健康増進のための分析、施策の事例報告(審査番号 2022002NIe)

【本学の責任者氏名等】

本学における担当機関、責任者は次に示すとおりです。

  • 担当機関:東京大学医学部附属病院・心療内科
  • 責任者:吉内一浩(心療内科・准教授)
  • 担当業務:データ解析、健康増進対策の考案

【期間】

承認日~2027年03月31日

【対象となる方】

当該企業の従業員の方

【目的・意義】

 企業にとって社員の傷病休業は大きな損失になります。今回、当科大学院生が非常勤医師として勤務する国内の製造業会社において、同社の産業医が主導となり、傷病休業を減少させることを目的として、機械学習を用いた分析と、その結果に基づいた健康増進対策を考案しました。当科スタッフも、データ解析や健康増進対策の考案の支援を行いました。


 企業の労働衛生に関する研究や事例報告は多数あるものの、機械学習による分析や、それに基づいた施策に関する報告はほとんどなく、今回の事例は労働衛生分野の知見を深めると考えられました。そのため、事例報告の形で、論文発表を行う予定です。

【方法】

 当該企業において、同社の産業医が職務の一環として、傷病休業、健康診断、ストレスチェックの分析を行うことを計画しました。産業医がデータの匿名化を行い、匿名化後のデータの分析を、当科スタッフも支援しながら実施しました。この結果にもとづき、健康増進対策を考案しました。これらの結果について、社内で議論を行いました。以上の内容を、企業の情報等を伏せた形で、事例報告の形で論文発表を行います。

【個人情報の保護】

 このプロジェクトに関わって収集される資料・情報等は、外部に漏えいすることのないよう、慎重に取り扱う必要があります。
 傷病休業、健康診断、ストレスチェックなどのデータは、同社の産業医が、解析を行う前に、社員番号等の個人情報を削り、代わりに新しく符号をつけ、どなたのものか分からないようにしました(このことを匿名化といいます)。この匿名化を行った上で、同社の産業医のみ使用できるパスワードロックをかけたコンピュータで厳重に保管しました。これらのデータ等は、同社の規定に従って保存・廃棄されます。
 尚、分析に利用したストレスチェックや健康診断の結果は、社内の規定に従い、従業員ひとりひとりへ適切に通知されています。

 一連の事例について、従業員の氏名等の個人情報が明らかにならないようにした上で、学会発表や学術雑誌の形式で公表します。

 この事例報告は、東京大学医学部附属病院長の許可を受けて実施するものです。事例報告に関する費用は、運営交付金で負担する予定です。また、この事例報告に関する利益相反については、東京大学医学部附属病院の利益相反マネジメント委員会で審査され、適切に管理されています。

 尚、あなたへの謝金はございません。

【お問い合わせ先】

この研究について、わからないことや聞きたいこと、何か心配なことがありましたら、お気軽に下記の連絡先までお問い合わせください。

研究責任者:吉内一浩
連絡担当者:栗栖健
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
東京大学医学部附属病院 心療内科
電話:03-5800-9764(内線 35153)  FAX:03-5800-9737
e-mail:utpsm.project@gmail.com