トップ 差分 一覧 ソース 検索 ヘルプ RSS ログイン

よくある質問一覧

よくある質問についてまとめました。随時更新いたします。ご質問がありましたら事務局にご連絡下さいませ。また本稿作成に御協力賜れる医療関係者の方がいらっしゃいましたら、事務局にご連絡賜れれば幸甚でございます。

この事件は医療ミスなんですか?

 医療ミスという用語を用いるのは適切ではありません。

 医療ミスは、一般に医療過誤と同意語として用いられています。本件においては以下に示しますように、「医療行為に過失があること」が立証されておらず、医療過誤とは言い切れません。

 多くの医師が過失がなかったと考えているため、産婦人科学会・各種団体より、多くの声明が出されているわけです。(声明一覧参照)

医療事故と医療過誤の定義と、その違いは何ですか?

 医療事故とは

 医療事故とは、疾病そのものではなく医療を通じて患者さまに発生した傷害(an unintended injury caused by medical management rather than by the disease process)を意味し、合併症、偶発症、不可抗力によるものも含まれます。医療事故は「過失によるもの」と「過失によらないもの」に大別され、前者が医療事故防止の対象となります。

 医療過誤とは

 医療過誤とは、「患者さまに傷害があること(injury)」、「医療行為に過失があること(negligence)」、「患者さまの傷害と過失との間に因果関係があること(causal relationship)」の3要件が揃った事態を意味します。

 「過失によって発生した医療事故」と表現した場合には、医療過誤と同じ意味です。

参照:医療安全に関する用語 大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部

癒着胎盤とは何ですか?

 広義と狭義の癒着胎盤があります。混乱されることが多いです。臨床的癒着胎盤と病理的癒着胎盤は異なります。普通に剥がれても病理では癒着胎盤ということもあり、術前診断は不可能です。

 癒着胎盤の定義(ブログ:ある産婦人科医のひとりごとより引用)

癒着胎盤の定義について日本産科婦人科学会・用語解説集(改訂新版)、金原出版、342頁〜343頁。

癒着胎盤 ゆちゃくたいばん placenta accreta 胎盤の絨毛が子宮筋層内に侵入し、胎盤の一部または全部が子宮壁に強く癒着して、胎盤の剥離が困難なものをいう。絨毛はときに筋層から漿膜に達するものもある。原因としては既往に子宮内膜炎・内膜掻爬術・粘膜下筋腫・帝王切開術・子宮形成術などのあることが多い。絨毛が筋層の表面のみに癒着し、筋層内に侵入していないものを(狭義の)癒着胎盤placenta accreta、絨毛が子宮筋層深く侵入し、剥離が困難な状態になったものを嵌入胎盤placenta increta、さらに絨毛が子宮壁を貫通し、漿膜面まで及んでいる状態のものを穿通胎盤placenta percretaとよぶ。

*****************

産婦人科研修の必修知識2004(日本産科婦人科学会)、267〜271頁。

癒着胎盤 placenta accreta(1) 定義 胎盤の絨毛が子宮筋層内に侵入し、胎盤の一部または全部が子宮壁に強く癒着して、胎盤の剥離が困難なものをいう。組織学的には、床脱落膜の形成が欠如しているものを癒着胎盤という。絨毛は、筋層から漿膜に達することもある。なお胎盤が子宮壁に付着しているが、筋層との結合が蜜ではなく、床脱落膜の欠損を伴わない真の癒着ではないもを付着胎盤 adherent placenta と呼ぶことがある。臨床的には、胎盤用手剥離に伴い大出血をきたすことから、二次的にショックやDICを引き起こす。母体死亡に占める割合も約3%にものぼり、産科的に重要な疾患である。(2) 分類?癒着胎盤の病理組織学的分類(Irving & Hertig)癒着胎盤の分類は、子宮を摘出した後に子宮筋層の組織学的な検索により以下のようになされている。a.絨毛の子宮筋層内への侵入の程度による病理組織学的分類 (a)楔入(せつにゅう)胎盤(placenta accreta) 絨毛が子宮筋層表面と癒着するが筋層内には侵入していないもの。 狭義の癒着胎盤 (b)嵌入(かんにゅう)胎盤(placenta increta) 絨毛が子宮筋層深くに侵入しているもの。 (c)穿通(せんつう)胎盤(placenta percreta) 絨毛が子宮筋層に侵入し、かつ子宮筋層を貫通し子宮漿膜面にまで及ぶもの。b.癒着の占める割合による分類 (a)全癒着胎盤 胎盤の全面が子宮筋層に癒着しているもの。 (b)部分癒着胎盤 胎盤の一部(数個の胎盤葉)が子宮筋層に癒着しているもの。 (c)焦点癒着胎盤 一個の胎盤葉が子宮筋層に癒着しているもの。

?癒着胎盤の臨床的分類(Thierstein et al.)第一群(付着胎盤) a.用手的に容易に剥離できる。 b.癒着部位は粗、小さなポリープ葉突起を認める。第二群(付着胎盤) a.用手的に剥離できるが困難 b.剥離部位に繊維素様の索を認める。 c.剥離の際かなりの出血を認める。第三群(癒着胎盤) a.用手的に剥離は不能 b.癒着部位を用手的に剥離すると必ず胎盤片が残る。 c.出血を多量に認める。

 癒着胎盤について(ブログ:ある産婦人科医のひとりごとより引用)

癒着胎盤について産婦人科研修の必修知識2004(日本産科婦人科学会)、267〜271頁、より抜粋

癒着胎盤 placenta accreta(1) 定義 胎盤の絨毛が子宮筋層内に侵入し、胎盤の一部または全部が子宮壁に強く癒着して、胎盤の剥離が困難なものをいう。組織学的には、床脱落膜の形成が欠如しているものを癒着胎盤という。絨毛は、筋層から漿膜に達することもある。なお胎盤が子宮壁に付着しているが、筋層との結合が蜜ではなく、床脱落膜の欠損を伴わない真の癒着ではないもを付着胎盤 adherent placenta と呼ぶことがある。臨床的には、胎盤用手剥離に伴い大出血をきたすことから、二次的にショックやDICを引き起こす。母体死亡に占める割合も約3%にものぼり、産科的に重要な疾患である。

***** 中略 *****

(4) 頻度 付着胎盤を含めて約0.3%の発生率で、癒着胎盤だけでは約0.01%とまれな疾患である。癒着胎盤の中では、楔入胎盤が最も多く約80%を占める。次に嵌入胎盤が約15%で、穿通胎盤は5%とまれである。癒着面の広さについては胎盤面の部分癒着および焦点癒着が多く、全癒着は少ない。初産経産別では、経産婦に多い(約80%)。

***** 中略 *****

(6) 診断 分娩以前には、その診断は不可能である。しかし、分娩後に胎盤遺残を認め、胎盤娩出促進法を行っても胎盤剥離徴候が認められない場合には、癒着胎盤が疑われる。分娩後の超音波診断法では、正常胎盤付着部に認められる retroplacental hypoechoic lesion の欠如または消失する所見として、癒着胎盤が認められる。確定診断は摘出子宮または胎盤の病理組織学的な検索によってのみ得られる。

***** 以下略 *****

参照 ブログ:ある産婦人科医のひとりごとより引用

癒着胎盤は前もって診断可能なのでしょうか?

 癒着胎盤の項で既に説明したように、現在の医学水準では、術前診断は不可能です。

癒着胎盤の専門家はいますか?

 前述のように産科医が生涯に1名経験するかどうかのまれな疾患ですので、専門家は日本中どこにもいません。工事中です。

医師法21条とはどのようなものなのでしょうか?

 原文は「医師は,死体又は妊娠4カ月以上の死産児を検案して異状があると認めたときは、24時間以内に所轄警察署に届け出なければならない」です。

異状死とは何ですか?

 日本法医学会のガイドラインでは以下のようになっています。

【1】外因による死亡(診療の有無,診療の期間を問わない)(1)不慮の事故A.交通事故運転者,同乗者,歩行者を問わず,交通機関(自動車のみならず自転車,鉄道,船舶などあらゆる種類のものを含む)による事故に起因した死亡.自過失,単独事故など,事故の態様を問わない.B.転倒,転落同一平面上での転倒,階段・ステップ・建物からの転落などに起因した死亡.C.溺水海洋,河川,湖沼,池,プール,浴槽,水たまりなど,溺水の場所は問わない.D.火災・火焔などによる障害火災による死亡(火傷・一酸化炭素中毒・気道熱傷あるいはこれらの競合など,死亡が火災に起因したものすべて),火陥・高熱物質との接触による火傷・熱傷などによる死亡.E.窒息頸部や胸部の圧迫,気道閉塞,気道内異物,酸素の欠乏などによる窒息死.F.中毒毒物,薬物などの服用,注射,接触などに起因した死亡.G.異常環境異常な温度環境への曝露(熱射病,凍死).日射病,潜函病など.H.感電・落雷作業中の感電死,漏電による感電死,落雷による死亡など.I.その他の災害上記に分類されない不慮の事故によるすべての外因死.(2)自殺死亡者自身の意志と行為にもとづく死亡.縊頸、高所からの飛降,電車への飛込,刃器・鈍器による自傷,入水,服毒など.自殺の手段方法を問わない.(3)他殺 加害者に殺意があったか否かにかかわらず,他人によって加えられた傷害に起因する死亡すべてを含む.絞・扼頸、鼻口部の閉塞,刃器・鈍器による傷害,放火による焼死,毒殺など.加害の手段方法を問わない.(4)不慮の事故,自殺,他殺のいずれであるか死亡に至った原因が不詳の外因死手段方法を問わない.【2】外因による傷害の続発症、あるいは後遺障害による死亡例)頭部外傷や眠剤中毒などに続発した気管支肺炎  バラコート中毒に続発した間質性肺炎・肺線維症   外傷,中毒、熱傷に続発した敗血症・急性腎不全・多臓器不全  破傷風  骨折に伴う脂肪塞栓症   など【3】上記【1】または【2】の疑いがあるもの外因と死亡との間に少しでも因果関係の疑いのあるもの.外因と死亡との因果関係が明らかでないもの.【4】診療行為に関連した予期しない死亡、およびその疑いがあるもの注射・麻酔・手術・検査・分娩などあらゆる診療行為中,または診療行為の比較的直後における予期しない死亡.診療行為自体が関与している可能性のある死亡.診療行為中または比較的直後の急死で,死因が不明の場合.診療行為の過誤や過失の有無を問わない.【5】死因が明らかでない死亡(1)死体として発見された場合.(2)一見健康に生活していたひとの予期しない急死.(3)初診患者が,受診後ごく短時間で死因となる傷病が診断できないまま死亡した場合.(4)医療機関への受診歴があっても,その疾病により死亡したとは診断できない場合(最終診療後24時間以内の死亡であっても、診断されている疾病により死亡したとは診断できない場合).(5)その他、死因が不明な場合.病死か外因死か不明の場合.

診療に関連した「異状死」について

(外科学会など外科系13学会)

http://www.jaam.jp/html/info/info-20010410.htm

http://www2.convention.co.jp/jss2001/downloads/Daily_Bulletin_1.pdf

 「このような外科手術の本質を考慮すれば、説明が十分になされた上で同意を得て行われた外科手術の結果として、予期された合併症に伴う患者死亡が発生した場合でも、これが刑事事件としての違法性を疑われるような事件となるとは到底考えることができない。」「したがって、このような外科手術の結果として発生した患者死亡は、医師法第21条により担当医師に所轄警察署への届出義務の生じる異状死であると考えることはできない。」

 「われわれは、現実に医療現場で患者 に接して診療する臨床医の立場から、診療行為に関連した「異状死」とは、あくまでも診療行為の合併症としては合理的な説明ができない「予期しない死亡、およびその疑いがあるもの」をいうのであり、診療行為の合併症として予期される死亡は「異状死」には含まれないことを、ここに確認する。特に、外科手術において予期される合併症に伴う患者死亡は、不可避の危険性について患者の同意を得て、患者の救命・治療のために手術を行う外科医本来の正当な業務の結果として生じるものであり、このような患者死亡が「異状死」に該当しないことは明らかである。われわれは、このことを強く主張するとともに、国民の理解を望むものである。」

 警察に届け出なかったのは問題なのでしょうか?

工事中です。

 出血死されたのですから、逮捕されるのが当然なのではないですか?

工事中です。

起訴状には「血管が密集する胎盤を無理に剥離すれば大量出血することは予見できたはず」とあります。予見可能性はあったのでしょうか?

 前述のように、癒着胎盤を帝王切開前に診断することは不可能です。癒着胎盤の診断がついていない以上、予見可能性は全くありません。

はさみで切ったというのは問題なのでしょうか?

工事中です。(公判前であり、現在更新を停止しております。)

もっと大きな病院に搬送することはできなかったのでしょうか?

工事中です。(公判前であり、現在更新を停止しております。)

輸血量は十分だったのですか?

工事中です。(公判前であり、現在更新を停止しております。)

日本での母体死亡率は、先進国の中で高いのですか?

工事中です。(公判前であり、現在更新を停止しております。)

今回の署名支援活動も、どうせ医者同士のかばいあいなんじゃないですか?

工事中です。(公判前であり、現在更新を停止しております。)