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2023年度東京都立青山高等学校実習

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2023年度東京都立青山高等学校実習 [2023/12/04 00:46] oshikane2023年度東京都立青山高等学校実習 [2024/03/03 12:46] (現在) – 外部編集 127.0.0.1
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 または、それぞれの官能基の電荷の状態で表すと: または、それぞれの官能基の電荷の状態で表すと:
-(←酸性)(-NH<sub>3</sub><sup>+</sup>), -COOH, -COOH) ⇆ (-NH<sub>3</sub><sup>+</sup>), -COO<sup>-</sup>, -COOH) ⇆ (-NH<sub>3</sub><sup>+</sup>), -COO<sup>-</sup>, -COO<sup>-</sup>) ⇆ (-NH<sub>2</sub>), -COO<sup>-</sup>, -COO<sup>-</sup>) (塩基性→)+(←酸性)(-NH<sub>3</sub><sup>+</sup>, -COOH, -COOH) ⇆ (-NH<sub>3</sub><sup>+</sup>, -COO<sup>-</sup>, -COOH) ⇆ (-NH<sub>3</sub><sup>+</sup>, -COO<sup>-</sup>, -COO<sup>-</sup>) ⇆ (-NH<sub>2</sub>, -COO<sup>-</sup>, -COO<sup>-</sup>) (塩基性→)
  
 この3つの両矢印(⇆)のところに平衡が成立するので、pKaが3つあるということになります(左からpKa1, pka2, pKa3とします)。 この3つの両矢印(⇆)のところに平衡が成立するので、pKaが3つあるということになります(左からpKa1, pka2, pKa3とします)。
行 190: 行 190:
 pI = (pKa1 +pKa2)/2 pI = (pKa1 +pKa2)/2
  
-と表すことができます。アスパラギン酸のpKa1, pKa2はそれぞれ1.99(主鎖)と3.90(側鎖)ですから、これの相加平均を取って2.945≒2.95が等電点である、ということが分かります。+と表すことができます。アスパラギン酸のpKa1, pKa2はそれぞれ1.99(主鎖)と3.90(側鎖)ですから、これの相加平均を取って2.945≒**2.95が等電点**である、ということが分かります。 
 + 
 +アスパラギン酸の電気泳動において、例えば中性pH 7.0を泳動バッファーの条件とすると、アスパラギン酸の等電点は上記の様に2.95ですのでpH 7.0では負にチャージしているため、**+の方向に流れる**、ということが予想できます。
 </WRAP> </WRAP>
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2023年度東京都立青山高等学校実習.1701618374.txt.gz · 最終更新: 2024/03/03 12:46 (外部編集)