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東京大学医学部附属病院
口腔顎顔面外科・矯正歯科
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病気の種類・治療法

病気の種類・治療法

  1. 口唇口蓋裂
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  3. インプラント治療
  4. 顎変形症
  5. 口腔癌・口腔粘膜疾患
  6. 外傷

注)掲載している写真について、患者さんによっては見え方や経過は変わりますので、ご注意ください。

口腔粘膜疾患(口内炎・前癌病変・口腔癌)

口腔粘膜疾患とは舌・頬・歯肉・口蓋などの口中の表面のピンク色をした粘膜から発生する病気です。口の中には種々の口腔粘膜疾患が発生します。

1.口内炎

最も一般的な口腔粘膜疾患はアフタ性口内炎です。アフタは直径数ミリのやや白みがかった口内炎で周囲は赤く痛みを伴います。(図1)

特に心配な病気ではありませんが、まれに、ある種の全身疾患の一部として生じる場合もあります。発生機序はよく分かっておらず現時点では特効薬もありません。一般的な治療薬として口内炎用の軟膏・うがい薬・トローチなどがありますが、これらの薬を使用したからといってすぐに治らないことも多く、反面、ほとんどは特別な治療をしなくとも1〜2週間程度で消失します。再発性アフタといってアフタが繰り返しできる方もいます。その他にも、カンジダ性口内炎・義歯性口内炎・ウイルス性口内炎などさまざまな種類の口内炎があります。
(図2、3、4)

2.前癌病変

口腔内には前癌病変といって、現時点では癌ではないが将来癌になりやすい病変が発生することがあります。最も代表的なものに白板症があります。これはこすってもとれない白色の病変で、舌・歯肉・頬粘膜などに発生します。(図5)

また、白板症に類似している病変として、扁平苔癬という特殊な口内炎があります。赤くなった粘膜と網目状の白斑が特徴で炎症が強い場合にはこすると出血する場合もあります。(図6)

中年以降の方に多く発生し、発生原因は不明で確立された治療法もありません。多くの場合長期間にわたり炎症の強い時と弱い時を繰り返します。扁平苔癬は癌化することはきわめて稀とされていますが、癌化した患者さんの報告もあるため充分な経過観察が必要です。白板症も扁平苔癬も診察(視診・触診)だけでは確実な診断が困難なことがあり、確定診断には病変部を一部切除して顕微鏡による病理組織検査が必要です。治療方針では、白板症は切除が必要で病変部が大きい場合などは入院下に手術を行なう場合もあります。扁平苔癬は手術をすることはまれで、軟膏や内服薬で経過を観察します。また、過去に輸血を受けた方、肝臓に異常のある方に多く発生するという報告もあるため必要に応じて血液検査などを行ないます。

3.口腔癌

舌・歯肉・頬粘膜(ほっぺた)・顎骨(上あごと下あご)などには様々な種類の癌が発生します。一般的な口腔癌の特徴は硬結(しこり)を伴う潰瘍(えぐれたような粘膜)や腫瘤(盛りあがった組織)です。(図7、8)

癌かどうかの最終診断には、病変部を一部切除して顕微鏡による病理組織検査を行ないます。この検査で癌と診断されれば治療が必要となります。一般的には、2週間以上経過しても改善しない口腔粘膜の異常は癌を疑う必要があります。

現在、口腔癌の治療法としては、手術・放射線・抗癌剤の3つがありますが最も有力な治療法は手術療法です。手術では原則として癌の周囲の正常な組織を含めて大きめに切除します。小さな癌は簡単な手術で治すことができ後遺症も軽度で済みます。(図9、10、11)

しかし、進行した癌に対する手術では切除する組織量が増えるため、顔面の変形や咀嚼・発音・嚥下などの口の機能障害を小さくするために、体の他の部分からの組織移植が必要になります。そのため進行癌に対しては術前に放射線療法と化学療法(抗癌剤による治療)を行ない癌を小さくしてから手術を行なう場合もあります。(図12、13)

最近では、抗癌剤の治療に超選択的動注療法を導入しています。超選択的動注療法とは、X線透視下に癌に血液を供給している動脈に直接カテーテルを挿入し、その動脈から抗癌剤を投与する方法です。(図14、15)

この方法では注入された抗癌剤の大部分が直接癌組織に取り込まれるため、通常行なわれている点滴(静脈内投与・全身投与)と比較して非常に大きな抗癌剤の効果を得ることができます。また、この超選択的動注療法と放射線治療をうまく組み合わせることで癌をさらに縮小させ良好な治療結果を得ることができます。(図16)

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