2015年10月
大阪大学医学部附属病院では、平成27年10月に胎児診断治療センターを開設しました。
近年の胎児診断技術の進歩により、多くの疾患が出生前に診断され、出生後の治療を円滑に始めることができるようになりました。その一方で、出生前から治療を始めることで、より良い予後が期待できる疾患も明らかとなってきました。このような疾患の診療に当たっては、胎児を一人の患者さんとみなす、新たな診療体制が必要となります。胎児診断治療センターは、胎児疾患の診断や治療に関わるすべての診療部門が連携し、産まれてくるお子さんとそのお母さんにとって、よりよい治療を提供することを目指します。