2018年4月
福井大学医学部附属病院では、円滑な入退院の支援体制を強化するために平成30年4月から『患者総合支援センター』が本格稼働しました。同センターは、従来の地域医療連携、患者相談、在宅療養相談、入院支援、術前検査支援の5つの機能を一つにまとめてセンター化したものです。
特に「入院支援部」では、患者さんとご家族に入院中の治療過程から退院後、紹介元の医療機関に戻り在宅療養になるまでを予めイメージしていただき、その準備をした上で入院に臨めるように支援します。
また、退院後を見据えた上で、療養上のリスクアセスメント(転倒・転落、褥瘡、認知機能、栄養、薬剤、疼痛や不安等)や退院支援のスクリーニング、手術のオリエンテーション等も行います。
同センターは、診療科やがん診療推進センター等の院内各部門と連携し、患者さんの入退院支援に必要な情報等を多職種が早期に共有・連携することで安全な医療の提供に努め、患者さんの入院から退院、在宅療養から就労・復学までをトータルに支援して、患者満足度の向上と地域医療機関との連携強化をめざす拠点でもあります。