2015年3月
福井大学医学部附属病院看護部では、平成21年度に同院看護部独自の看護ケアシステム「パートナーシップ・ナーシング・システム(PNS)」を開発し、平成23年度より全病棟に導入した。PNSは、看護師が2人一組で看護を行うシステム。一緒に病室を回るため若手は経験豊富な先輩から多くを学び、コミュニケーションも豊富になり、パートナーの視線を意識して基本に立ち返ることができる。PNSの導入によりナースコールが激減、超過勤務の低減、離職者の減少の成果を挙げている。
3月21日に同学医学部講義棟で「第2回PNS研究会」を開催。この研究会には91演題がよせられ、内外から約600名が参加した。橘幸子研究会会長・看護部長の講演「PNSの未来」に続き、同院師長による取り組みの紹介やポスター発表等、活発に研究発表や成果報告が行われた。今後はPNSを実践する全国の病院と情報交換し、更なる発展を目指していくこととしている。第3回は平成28年3月5日(土)とし、以降は3月の第一週土曜日とすることとした。