2018年6月
山口大学は、は、システム医学・医用AIの融合と、データサイエンス医師の育成を通じて社会に貢献することをミッションとして「山口大学AI医学センター」を設立いたしました。
このセンターは、AI・機械学習とシステムバイオロジーの技術を融合し、基礎医学研究力の強化、医療技術の向上、そして、将来の情報系医師の人材育成を目指します。
具体的には、これまで蓄積されていたにもかかわらず十分に活用しきれていなかったデータを存分に活用して、診療をサポートするAI システムを構築することによって、早期の予測的診断に基づく予防的介入の実施、難治性疾患の治療法の開発と実施など、これまでにない高精度な医療を提供することができるようになります。
基礎研究では、これまでにない新たな知見の発見を促し、トランスレーショナルリサーチの活性化や新薬・新治療技術創出などをもたらします。
今後、AI システムの質が病院の評価に大きく影響するようになると言われています。システム医学と医用AI の技術を学部生の頃から教育することにより、来る将来、それらの分野をリードする人材を山口大学から輩出することを使命と考え、センターを運営してまいります。
山口大学AI医学センターの3 つの目標
1 基礎医学研究の強力な推進
2 新しい医療技術の開発
3 情報医学の人材育成
山口大学「AIシステム医学・医療研究教育センター」設立に関する記者会見 次第
【日時】
平成30年5月29日(火)18:40~20:00(受付18:20~)
【会場】
丸ビルコンファレンススクエア ROOM5
(東京都千代田区丸の内2-4-1丸ビル8階)
【次第】
18:20~ 受付
18:40~ ご挨拶 岡 正朗 学長
18:45~ 「山口から発信するシステム医学と医用AIの融合と展開」
浅井 義之 AIシステム医学・医療研究教育センター長
19:00~ ご挨拶 北野 宏明 顧問
19:05~ 質疑応答
19:30~ 名刺交換,個別取材対応等
20:00 閉会
【登壇者】
岡 正朗 (山口大学 学長)
【プロフィール】山口県出身。昭和51年山口大学医学部卒業。昭和56年山口大学大学院医学研究科修了(医学博士)。平成8年9月山口大学医学部教授,平成18年4月同大学院医学系研究科教授となり,平成22年9月から平成25年3月まで山口大学医学部附属病院長を務める。平成26年4月から現職。専門は消化器腫瘍外科学。
浅井 義之(山口大学AI医学センター長/山口大学大学院医学系研究科教授)
【プロフィール】平成10年大阪大学基礎工学部卒業。平成15年大阪大学大学院基礎工学研究科修了(博士(工学))。平成28年山口大学大学院医学系研究科教授となり、平成30年4月から現職。専門は情報医工学、システムバイオロジー。
北野 宏明(山口大学AI医学センター顧問、ソニーコンピュータサイエンス研究所代表取締役社長)
【プロフィール】昭和59年国際基督教大学教養学部卒業。平成3年京都大学博士(工学)取得。平成13年システム・バイオロジー研究機構会長、平成23年ソニーコンピュータサイエンス研究所代表取締役社長、同年沖縄科学技術大学院大学教授などを務める。平成30年から山口大学AI医学センター顧問。専門は人工知能、システムバイオロジー、自律ロボット。
谷澤 幸生(山口大学大学院医学系研究科長/山口大学大学院医学系研究科教授)
【プロフィール】昭和58年山口大学医学部卒業。昭和62年山口大学大学院医学研究科修了(医学博士)。平成14年5月山口大学医学部教授,平成18年4月同大学院医学系研究科教授となり,平成28年4月から現職。専門は内科(内分泌・代謝・糖尿病)学,病態医科学。
杉野 法広(山口大学医学部附属病院長/山口大学大学院医学系研究科教授)
【プロフィール】昭和60年山口大学医学部卒業。平成3年山口大学大学院医学研究科修了(博士(医学))。平成15年4月山口大学医学部教授,平成18年4月同大学院医学系研究科教授となり,平成29年4月から現職。専門は産婦人科学。