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岡岡山大学病院が「リプロダクションセンター」と
「デンタルインプラントセンター」を開設しました

2018年10月

 岡山大学病院は10月1日、生殖医療に特化した診療を行う「リプロダクション(生殖)センター」と、先進的な歯科治療を連携して行う「デンタルインプラントセンター」を開設しました。

 岡山大学病院リプロダクションセンターは、岡山大学のいくつもの組織が1つになって、生殖医療やがん診療に関わる医師や看護師、胚培養士、カウンセラーなどが集まることで創られた「生殖(リプロダクション)」に特化した融合的な診療・研究・教育の拠点です。岡山大学では平成26年、医学部と農学部が連携した「生殖補助医療技術教育研究(ART)センター」を開設し、生殖医療に従事する胚培養士の養成や生殖医療に関する新技術の開発などを行ってきました。このたび岡山大学病院に開設した「リプロダクションセンター」では、不妊症、不育症(流死産を繰り返す状態)に対する最新の生殖医療を行うとともに、生殖機能の温存を希望するがん患者らを対象に、将来の妊娠に備えた精子凍結、卵子凍結、受精卵凍結、卵巣凍結などの生殖機能温存(妊孕性(にんようせい)温存)などを診療科の枠を超えて対応します。

 「デンタルインプラントセンター」では、クラウンブリッジ補綴科、咬合・義歯補綴科、口腔外科(再建系)、口腔外科(病態系)の主要診療科と総合内科、形成外科、整形外科、歯周科、予防歯科、歯科麻酔科、歯科衛生士室、歯科技工室の協力診療科の強力な連携により、これまで各診療科で実施されてきた専門的な治療を集約させ、初診の窓口を一本化して全身疾患のコントロールを図りながら先進的で集学的な治療をより安全に提供します。特に条件が整えば、その日、もしくは翌日に仮歯を装着し、日常生活に支障が生じないよう配慮した即時修復処置を提供します。また、交通事故や腫瘍摘出手術後で広範囲に顎骨を失われた患者さんには、可能な場合にはインプラント技術を応用した保険適応の広範囲顎骨支持型装置を提供します。

岡山大学病院
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