2018年5月
岡山大学病院は,がん患者の遺伝子情報に基づき,最適な薬品や治療法を選ぶがんゲノム医療の中心的な役割を果たす「がんゲノム医療中核拠点病院」として,平成30年4月から厚生労働大臣の指定を受けました。
がんゲノム医療中核拠点病院は,がんをはじめとする様々な病気の遺伝子検査や治療法の選定などを担当する中心的な医療機関であり,研究や新薬開発,がんゲノム医療に携わる人材育成の役割も担います。
岡山大学病院は,がんゲノム医療の時代を見据え,平成27年に「抗がん剤適応遺伝子検査外来」を立ち上げ,平成29年12月には,がんゲノム医療の統括部門として「ゲノム医療総合推進センター」を設置し,ゲノム情報を活用した診療や新たな医薬品等の開発促進,ゲノム医療に携わる人材育成の推進のための体制を整備しています。
今後は,中国四国地域や兵庫県など近県のがん診療連携拠点病院と緊密なネットワークを形成し,ゲノム医療と革新的医療技術の研究開発をサポートしていくとともに,次世代の多様な人材を育成して豊かな国民生活と健康寿命の延伸を目指していきます。