ご挨拶
脳神経外科領域における内視鏡治療について紹介するためのホームページです。
内視鏡は内科や外科でも使用されていますが、近年脳神経外科でも広く利用されるようになりました。
名古屋大学脳神経外科は内視鏡治療の長い歴史を持ち、現在積極的に低侵襲な内視鏡治療を行っています。
愛知県内のみならず、東海地方の診療の中核としてより低侵襲、より安全、より確実な治療のため内視鏡治療を広めています。
現在内視鏡治療は
下垂体腫瘍、頭蓋咽頭腫、鞍結節部髄膜腫、脊索腫などに対する経鼻頭蓋底手術
水頭症、くも膜嚢胞に対する内視鏡下嚢胞開窓、第三脳室底開窓術
脳内血腫の除去手術
脳腫瘍、脳室内腫瘍に対する低侵襲な内視鏡下摘出手術
三叉神経痛、顔面けいれんに対する神経血管減圧術
などに利用されています。
また最近では脳幹部を含む海綿状血管腫に対しても威力を発揮することがわかってきており、今後更に適応が拡大することが予想されています。
内視鏡を利用することで、間口が狭くても深いところで広くて明るい視野が得られますので、いわゆる鍵穴手術(キーホールサージェリー)をより安全かつ確実なものにすることができます。
本ホームページではこれらの疾患や手術法についてご紹介いたします。
脳の病気でお悩みの方の診療の一助になれば幸甚です。
最近の投稿
6月 16, 2023 Uncategorized
脳幹部海綿状血管腫に対する経鼻内視鏡治療の有効性について論文報告が、Journal of Neurosurgery誌にアクセプトされました。本論文の内容についてご紹介させていただきます。 脳幹部海綿状血管腫の従来の治療法 …
2月 4, 2023 Uncategorizedプレスリリース
2023年1月23日から1月27日の日程でイタリア、ナポリで行われたIFNE(international federation of neuroendoscopy)主催のHands-on courseに竹内が講師として参 …
1月 3, 2023 プレスリリース
今回の報告の概要 海綿状血管腫に対する低侵襲な内視鏡治療について医学雑誌に論文報告を行いました。新たな治療法として非常に重要な報告と考えられ、今後日本国内でも拡大していくことが期待されます。 論文について 海綿状血管腫に …
6月 19, 2020 未分類
新型コロナウイルス(Covid-19)対策のため経鼻術などの気道をさわるような手術の自粛勧告がなされていました。 気道を操作しない手術(脳腫瘍手術、水頭症手術など)については通常通り行っていましたが、下垂体腫瘍や頭蓋咽頭 …
4月 12, 2020 未分類
COVID-19感染拡大に伴い各施設での対応が求められています。 特に鼻腔粘膜を介しての感染拡大が指摘されており、各学会より経鼻内視鏡を用いた手術の延期、中止の提言がなされております。 現在までのところ鼻腔を介さない手術 …