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Nature Medicineまでの遠い道のり

最終的にNature Medicineにとってもらえたのですが、実は一年程前からCirculation ⇒ BBRC ⇒ Circ Res ⇒ JMCCとrejectされ続けました。

CirculationはImage in Cardiologyに出しました。臨床に関連する実験データもとると書いてあったのですが、3ヶ月待たされたあとのNOでした。

American Heart Associationのabstractにも出した(10 abstracts per one author ruleのなかで永井教授にも10個のうちの一つに選んでいただきました。)のに、なぜか採択されませんでした。(動脈硬化でなく、心移植のセクションを選んだからでしょうか。結果的にはよかったのかもしれません。)

BBRCは The Cleveland Connection のあるE..C.に出したのですが、よく内容がわからないので専門雑誌に出しなさいとrejectされました。(通常、彼は、CWRU出身者なら論文の内容が分からなくてもとおすのですが。)

Circ Resでは reviewers 3人の注文を全て追加実験でrespondしたのに、4th reviewerに回って、重箱の隅を突くようなナンセンスなコメントをつけられて落とされました(Associate Editor C.J.L.. !!!)。2000年秋のAHAでHarvardのグループが似た内容を口頭で発表していたので、スクープを恐れ、最近最も採択が早いと言われているJMCCに出しました。通常のeditor (R.A.W.)なら良かったのですが、consulting editor (S.F.V最近まで Circ Res のEditor だった人.)に回されてしまい、「同じ内容が同月(2000年12月)のJ Heart Lung Transplant に出ておりnovelでない」とrejectされました。

途方にくれて、Natute, Nature Med にpre-inquiryしたところ、興味をもってもらえました。その後、general readers をattract するように英文を練りに練りました。実験結果をもとに、主張したいことをいかに明瞭に、いかにstrong sentenceで表現するか (とはいってもunsubstantialでなく)工夫しました。一語たりとも無駄なwordを省きました。「結晶化」した文章を送ったところ、Editorial Office での3週間に及ぶスクリーニングをクリアし、外部reviewersに送られました。10日で、二人のreviewers (多分いつもトップ3の雑誌に論文を出している中堅の研究者)から非常にfavorable commentsをいただきました。(reviewの間は毎晩、近所の神社と不動尊にお参りしました。)

いろいろと苦労しましたが、この世界のpoliticsを勉強させていただきました(Walsh, Isnerからいろいろと教わってはいたのですが)。この論文が今後この領域に大きなインパクトをもたらすことは確実だと思います。結果としましては、pigheadedなold editorsに感謝しております。

(勿論、re-submitする度に論文の質は確実に向上しましたが。。。。)

Nat Medは 米国で一勝一敗 日本で一勝二敗となります。(First Screeningに関しては四勝一敗)

(留学中の先生方へのお願い: 決して英訳して当事者に伝えないようにお願いします。)

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