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01:03 / 2001.4.3(火) 更新 インパク アメリカ横断ウオーク

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動脈硬化のメカニズムを解明…東大循環器内科



 老化の主症状である動脈硬化は、骨髄細胞が血流に乗って血管壁にくっつき、“動脈硬化促進細胞”に変質して起こることを、東大医学部循環器内科(永井良三教授)が突き止め、一日の米医学誌「ネイチャーメディスン」に発表した。

 動脈硬化のメカニズムが明らかになったことで、心筋こうそくや脳卒中の治療だけでなく、老化防止の新手法を切り開く手掛かりとなりそうだ。

 動脈硬化は筋肉を作る平滑筋細胞が血管内壁にたまるなどして血管内腔(くう)を狭める。だが平滑筋細胞が、どのように現れるかは不明だった。研究グループの佐田政隆医師らは、放射線で骨髄を破壊したマウスに、他のマウスの骨髄を移植した後、わざと動脈に傷をつけて動脈硬化を起こさせた。すると病変部にたまった平滑筋細胞は、提供された骨髄細胞が変性したものであることが分かった。

 心臓移植を受けた患者の心臓の冠動脈は急激に動脈硬化が進むことに着目した、別のマウスの実験でも同様の結果が得られた。

 佐田医師は「動脈硬化をもたらすのは血球などに分化する骨髄の幹細胞と考えられる。幹細胞が血管にくっつかない薬が開発されれば、動脈硬化を治療できる」と話している。

(4月3日01:03)


  
  
   




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