研究紹介
臨床研究者育成プログラム
臨床研究者育成プログラムに新コース“Translational Program for Laboratory Medicine and Clinical Engineering”を2026年4月より開設します。興味のある方のご参加をお待ちしています。
プログラムの狙い
~診断・治療・開発をつなぐ3つのトランスレーション~
臨床検査や医療機器は、単なる「ツール」ではありません。それは、サイエンス(医学・工学・理学)の最先端が凝縮された領域であり、診断と治療をつなぐ医療の要です。そして何より、臨床検体には、まだ誰も知らない生命現象のヒントが隠されています。本コースでは、以下の「3つのTranslation」を軸に、MD研究者だからこそ可能な研究のアプローチを学びます。
① 診断から治療へ(Diagnosis to Therapy): 的確な診断技術が新たな治療戦略を生む。
② 基礎から臨床へ(Basic to Clinical): 基礎実験の成果を、実際の医療機器や検査法として実装する。
③ 臨床から基礎へ(Clinical to Basic): 臨床データや検体から新たな問いを見出し、基礎医学の常識を覆す。
プログラムの特長
本コースは、上記概要の研究に触れ、MD研究者としての素養を育むため、臨床検査の現場である検査部(臨床病態検査医学分野)、医療機器の管理・開発のスペシャリストである臨床工学部、疼痛の領域にて、トランスレーショナル研究に基づき検査法、医療機器の研究に取り組んでいる緩和ケア診療部が協力して本コースを運営します。
プログラムで実施する教育
基礎研究と臨床研究の境界領域、融合領域の教育として、RCPC(Reversed Clinicopathological Conference)による論理的臨床診断力の強化から、オミクス解析を含むバイオインフォマティクスとデータサイエンス、デバイス開発、さらには実用化に必要な精度管理・法規制(レギュラトリーサイエンス)までを網羅し、参加者のニーズに合わせた課題設定・参加が可能です。希望者には将来のキャリア形成も視野に、英語論文の読み方から海外学会での英語での発表まで指導します。

本件問い合わせ先:プログラム調整委員 吉田 yoshidateruhiko@g.ecc.u-tokyo.ac.jp