お知らせ
久米主任臨床検査技師、森田主任臨床検査技師が2025年度日本臨床化学会 学会賞を受賞しました。
久米主任臨床検査技師、森田主任臨床検査技師が2025年度日本臨床化学会 学会賞を受賞し、第65回日本臨床化学会年次学術集会にて表彰されました。
●論文賞
久米 幸夫
論文名:Development of blood collection tubes for glucose measurement using adenosine 3-phosphate and sodium fluoride as glycolytic inhibitors.
コメント:この度は、受賞したことで、たくさんのお祝いの言葉をいただき、大変うれしく思っております。
本研究は血糖測定用採血管の欠点である採血4時間後までの血糖低下を緩和することに成功した研究です。この血糖値低下は早期の糖尿病を見逃す原因として米国糖尿病学会からも注意喚起がなされていることから、採血管改良は急務でした。
今回の受賞は、私個人の力で得たものではなく、当院の蔵野信教授の直接のご指導と職場の皆さんからのご協力をいただいた成果だと身に染みて感じております。
これからも初心を忘れずに、医療に貢献できるよう頑張って参ります。
●奨励賞
森田 賢史
研究内容:尿中プロスタグランジンE代謝物の測定法比較と臨床的有用性の解析―CLEIA法とLC-MS/MS法との相関性―
コメント:本研究では、糖尿病性腎症を主な対象として、尿中プロスタグランジンE代謝物(PGE-MUM)測定について二法の相関性と臨床的有用性を検証し、両測定法の妥当性を示す新規性の高いデータを得ました。
本賞の受賞にあたり、選考に携わられた先生方、日頃ご指導いただいている先生方、共同研究者ならびに日々ともに臨床・研究に取り組む同僚の皆様に深く感謝し、今後も臨床に根ざした研究を継続していく決意です。