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大会長挨拶

第46回国立大学リハビリテーション療法士学術大会 大会長
弘前大学医学部附属病院 リハビリテーション部療法士長 西村信哉

 

 この度、第46回国立大学リハビリテーション療法士学術大会を、2024年7月5日(金)、6日(土)に開催させて頂くこととなりました。
 国立大学病院におけるリハビリテーション医療の礎となる本学術大会を弘前の地で開催することができ、大変光栄に感じております
 本学術大会におけるテーマは「Do what you should do, not what you can do」とさせて頂きました。この言葉は私自身が関わっている手外科分野の権威である,故田島達也先生の座右の銘であり、日本語では「技術的にできるからやるのではなく、やるべきだからやる」という意味となります。昨今の新型コロナウイルス感染症、働き方改革などの社会情勢を含め、病院内や地域社会でリハビリテーション専門職に求められる役割は年々多様化し,その量も増加しております。そのような状況下において、国立大学病院として今後やるべきことは何なのか、ということを参加者で共有し、日々の「臨床・教育・研究」に役立てて頂きたいという想いを込めたテーマとさせて頂きました。
 本学術大会では1日目に大会長講演、シンポジウム、一般演題を予定しております。大会長講演ではまだまだ未熟な自分が「臨床・教育・研究」で今後何を成し遂げるべきなのかを発表し、皆様への話題提起とさせて頂きたいと思います。シンポジウムでは「臨床・教育・研究」の各分野でご活躍されている3名の方にそれぞれ行っていることをお話して頂き、参加者の皆様で今後何を行うべきかという方向性をディスカッションできればと思います。
 2日目には特別講演、ワークショップ、一般演題を予定しております。特別講演では弘前大学大学院リハビリテーション医学講座の津田英一教授よりご講演を頂きます。また、ワークショップではPT・OT・STの3領域それぞれの職種に分かれ、当院で実施しているリハビリテーション治療をご紹介し、参加者とのディスカッションと通じ、全国の先生とのつながりを深めて頂きたいと思います。
 本学術大会は対面のみの開催形式と致しました。対面でしか体験ができないようなプログラムを作り上げる予定です。本州最北端の地は各県からのアクセスが決して良いとは言えませんが、準備委員一丸となって準備してまいります。会員の皆様におかれましては、是非ともご参加頂きますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。