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第43回国立大学リハビリテーション療法士学術大会 大会長
名古屋大学医学部附属病院　リハビリテーション部永谷元基

 

　2021年6月25日（金），26日（土）の両日にわたり，第43回国立大学リハビリテーション療法士学術大会を開催させていただきます．2019年11月に中国武漢で発生が確認された新型コロナウイルス感染症（COVID-19）は未だ終息に向かう気配はなく，これまで開催形式を検討してまいりました．学術講演会での感染リスク，密な人の集合を避ける工夫などの課題を考え，現地開催をすることも検討させていただきました．しかし，先の見えない中で，確実に開催できる方法として，Web開催のみによる学術大会の開催とさせていただきました．これまでとは異なる開催形式へ変更となりますが，当準備委員会では，皆さまのご期待に添えるようしっかりと準備を進めてまいります．ご理解のほど宜しくお願い申し上げます．
　名古屋大学では2005年の第27回国立大学法人リハビリテーション　コ・メディカル学術大会以来，16年度ぶりの3回目の開催となります．当時，林大会長の下，運営のお手伝いをさせて頂いたことを思い出します．国立大学リハビリテーション療法士学術大会に名称変更されて10回目の記念すべき会に，再度，私ども名古屋大学医学部附属病院が開催する機会を頂けたことに感謝申し上げます．
　今回の学術大会の特別講演は当院リハビリテーション科教授，西田佳弘先生にお願いしました．また，当学術大会のテーマを「叡智の結集にむけて」とし，特別講演では各国立大学病院の先進的な取り組みを共有し，各大学の特色を共有し，各病院の強みから国立大学病院の強みにつながるきっかけになればと考えています．また，大学病院特有の症例報告や研究などをご発表頂き，リハビリテーションに関わる様々な職種の視点でディスカッション頂き，日常診療に持ち帰っていただけるものにつながればと思います．
　国立大学病院にてリハビリテーションに携わる方の情報交換，共有と新しい時代のリハビリテーションについて考え，創造する機会となることを願っております．
　なにぶん私が大会長ならびに大会事務局を仰せつかるのは，初めての経験で，加えて当会初のweb開催となるため，なにかと不手際もあるかと存じますが，スタッフ共々，できるだけ円滑にかつ盛大に学会を運営して参る所存ですので，どうか会員皆様のご協力をお願い致します．
　名古屋大学医学部附属病院リハビリテーション部一同，多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております．