大会長挨拶

第39回国立大学リハビリテーション療法士学術大会長
金沢大学附属病院 リハビリテーション部 麦井直樹

 

 

2017年9月29日,30日の両日にわたり,第39回国立大学リハビリテーション療法士学術大会を古都金沢にて開催させていただきます.金沢での開催は,はじめてになります.今回で,総会共々秋の開催が最後になります.毎年,若い会員の皆様からの意欲的な発表とそれに対します参加者の皆様からの温かいご意見が交叉する非常にすばらしいこの学会を開催できることを,そしてご参加していただくことを楽しみにしています.
 学会の特別講演は当院皮膚分子病態学教授,竹原和彦先生にお願いしました.全身性強皮症の世界的権威であり,日本のリーダーです.また日本では唯一であるリハビリテーションとの連携も実践されています.竹原先生のご講演も金沢の魅力と考え,ご講演をお願い致しました.リハビリテーション医療において,我々セラピストはチーム医療の一角としての役割を担っている自負があるかと思います.当院皮膚科における膠原病診療は,皮膚科の医師の診療は基より他診療科との連携,患者さん目線の丁寧な対応は我々リハビリテーション療法士の日々の診療に大変参考になる金沢大学のめだまです.
 また,学会1日目には,『今話す,大学病院の組織運営と円滑な業務にむけて』といったテーマでシンポジウムを予定しています.シンポジストは,元島根大学医学部附属病院の岩田章史先生,元北海道大学病院の堀享一先生にお願いしました.司会は,元名古屋大学医学部附属病院の杉浦一俊先生にお願いしました.若い会員の皆様からベテランの会員の皆様すべてが明日からの大学病院の業務にプラスとなるような時間にしたいと思います.