大会長挨拶
第37回国立大学リハビリテーション療法士学術大会長
東京大学医学部附属病院リハビリテーション部 奈良篤史
本年度の国立大学リハビリテーション療法士学術大会を、平成27年10月31日(土曜日)に、東京大学本郷キャンパス内の山上会館にて開催致します。
東京での開催は、昭和61年に望月圭一大会長のもと第8回大会が開催されてから、今回で2度目、実に29年ぶりとなります。
この30年近い期間の間には、国立大学の法人化、DPC制度の開始、介護保険制度の創設と疾患別リハビリテーションへの変更、病院機能評価の導入など、組織体制や診療報酬体系の大きな変革がなされたことに加え、義肢装具士、言語聴覚士の国家資格化などのリハビリテーション関連職種の拡充、そして従事するリハビリテーション関連職種の有資格者は十倍以上に増加と、まさに隔世の感を禁じえません。そして我々の勤務する国立大学病院でも療法士数は5年前と比べ約2倍になっており、見合った役割と責任を果たしてゆくためには、学術的にも若い世代の療法士の関与が必須であると感じております。このため本学会では、臨床経験の少ない療法士からの発表及び参加を積極的に頂きたいと考えております。
また企業が集中している東京という地の利を生かし、新しい機器等の具体的な情報が得られるように、実物の展示・デモンストレーション等のイベントも予定しております。
オリンピック・パラリンピックを5年後に控えた東京で、多くの会員の皆様のご参加を、心よりお待ちしております。
どうぞ、よろしくお願い致します。