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心電図1

[カテゴリ:心電図]

  • 心室性期外収縮
  • 間歇性右脚ブロック

3拍目から5拍目までは正常な刺激伝導パターンによる洞性心拍と考えられます。1泊目と6〜7拍目はV1誘導でrSR'パターンをしめし、QRS幅が0.12秒より広いことから右脚ブロックであることがわかります。正常なQRS波形の合間に右脚ブロックの波形が混在することを間歇性右脚ブロックと(intermittent RBBB)といいます。多くは心拍数が速くなったときにみられるrate dependent RBBBですが、この症例のように心拍数にほとんど差が認められない場合もあります。2拍目の心室性期外収縮(PVC)のあとに右脚ブロックが解除されているのはPVCがその次の心拍の際の右脚の不応期に微妙に変化を与えたからかもしれません。またいつの間にか右脚ブロックにもどってしまったのは自律神経の関与により右脚に伝導ブロックが生じたためかもしれません。また2拍目のPVCは左脚ブロックパターンで下行軸で、よくみられる右室流出路型のPVCと考えられます。