M351 混合性結合組織病

mixed connective tissue disease

MCTD

(検索用語句: 膠原病  コウゲン病  こうげん病  )

膠原病重複症候群で、全身性エリテマトーデス、全身性強皮症、多発性筋炎/皮膚筋炎を思わせる臨床所見の重複。かつ、血清中に抗U1-RNP抗体が高い抗体価で検出される。  混合性結合組織病(Mixed Connective Tissue Disease: MCTD)は、1972年に米国のシャープ(Sharp, GC)らによって提唱された疾患概念で、臨床的に全身性エリテマトーデス(SLE)様、強皮症様、多発性筋炎様の症状が混在し、かつ血清中に抗U1-RNP抗体が高値で検出される病気です。今日では一般にMCTDは膠原病の重複症候群の中の一つの病型とみなされています。ただし、MCTDを強皮症の1病型とする説もあり、アメリカ学派ではこの説を支持する人が多いようです。わが国では1993年から厚生省が特定疾患に指定していることもあり、MCTDの診断名は広く用いられています。 (厚生労働省難治性疾患克服研究事業 皮膚・結合組織性皮膚疾患調査研究班(混合性結合組織病)作成の難病情報センターホームページから引用)


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