G35 多発性硬化症

Multiple Sclerosis

MS

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脳や脊髄の白質を侵す髄鞘破壊性の炎症(脱髄炎)。時間的、空間的に多発する。  多発性硬化症は中枢神経系の脱髄疾患の一つです。私達の神経活動は神経細胞から出る細い電線のような神経の線を伝わる電気活動によってすべて行われています。家庭の電線がショートしないようにビニールのカバーからなる絶縁体によって被われているように、神経の線も髄鞘というもので被われています。この髄鞘が壊れて中の電線がむき出しになる病気が脱髄疾患です。この脱髄が斑状にあちこちにでき(これを脱髄斑といいます)、病気が再発を繰り返すのが多発性硬化症(MS)です。MSというのは英語のmultiple sclerosisの頭文宇をとったものです。病変が多発し、古くなると少し硬く感じられるのでこの名があります。 (厚生労働省難治性疾患克服研究事業 神経・筋疾患調査研究班(免疫性神経疾患)作成の難病情報センターホームページから引用)


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