症例32

臨床所見

12歳9ヵ月 女性
要約)〇年〇月〇日午前7時頃、1分間のけいれん発作が有り、ジアゼパム座薬を使用し、経過を見た。9時30分におむつ交換を受けたときには体は温かかった。10時50分過ぎに児が起きてこないことを観察しに母親が様子を見に行ったところ、腹外の状態で足の色が悪く、体が冷たくなっているのに気がついた。救急要請。吐物の跡が少し有り。意識なく、自発呼吸もなし。その場で胸骨圧迫を開始。病院到着後も蘇生に反応なく、〇年〇時〇分死亡確認。
既往歴)1歳9ヵ月発症の難治性てんかん、カルバマゼピン、レベチラセタム、エトスクシミドでコントロール。


診断

難治性てんかん

  • 尿膜管遺残あり。
  • 上腸間膜内のリンパ節が、多数認められ、感染症の可能性はあるが、大腸内の液体貯留が無く、下痢にはなっていない。小腸内固形物、大便もあり、食事は良好に取られていたと考えられる。便秘あり。腹水貯留なし。
  • 明らかな骨折や皮下出血無し。
  • 椎体の形態は、上下径が伸びておらず、寝たきり状態ではないと考えられる。
  • 下肢の筋肉量は、正常であり、通常の歩行を行っていたと考えられる。

画像所見

  • 急性左心不全(薬物によるものを否定する必要がある)。
  • また扁桃腫大などを有意な所見と採ると、sleep apneaは睡眠中の上気道閉塞の一因となる可能性がある

担当者名

Ai情報センター(小児死亡事例に対する死亡時画像診断モデル事業登録症例)