症例3

臨床所見

70代男性。15時35分急に自宅で倒れてCPA。16時12分に当院に救急搬送され、その後蘇生処置を行うも永眠される。家族の承諾ののちAiを施行した。解剖は行われていない。


診断

心筋梗塞による心破裂

画像所見

胸部:前縦隔に血腫を認めた。冠動脈LADには高度の石灰化を認めた。心嚢液を認め、濃度が高く(CT値:50HU)血性が疑われた。Aortaには異常を認めなかった。
肺野:軽度の血液就下が認められた。
以上より、解剖は行われなかったがAiの所見と臨床所見より心筋梗塞による心破裂が死因であると推定された。

担当者名

社会医療法人財団池友会 新小文字病院
萩田 智明(1) 小笠原 伸彦(2) 長嶺 貴一(3)
(1)放射線科 診療放射線技師 (2)放射線科 (3)ER・外傷センター