症例24

臨床所見

0歳8ヶ月 女性
要約)13トリソミー、動脈管閉鎖術後、心房中隔欠損症
病歴)
心不全の管理のため入院中。水分制限や利尿剤投与による水分管理を行うも、徐々に症状進行、○月○日より急激に状態悪化し永眠された。


診断

先天性心疾患(ASD)に起因する心不全

画像所見

  • 頭部:脳室拡大、大泉門、矢状縫合線の開大有り、出血や占拠性病変なし。
  • 後頸部の皺が目立つ。
  • 体幹部:両側肺にびまん性すりガラス影、肺水腫疑い。両側下葉の一部に無気肺。小量の胸水。右心房、右心室の拡大。右室壁の肥厚。左室系は小さい。PDA閉鎖術の際のclipあり。かん、胆嚢、腎、脾に特異的な所見なし。肝門部に計7mmおよび4mmの石灰化像を認めるが、臨床的な意義は不明。臍ヘルニアあり。
  • 死因推定)先天性心疾患(ASD)に起因する心不全

担当者名

Ai情報センター(小児死亡事例に対する死亡時画像診断モデル事業登録症例)