カトー・ハヴァス:ヴァイオリン演奏への新アプローチから 「楽器の保持」

第二章 The violin hold. (楽器の保持)

一部をAI翻訳してまとめたものです

  • 最大のポイントは、「顎で楽器を強く挟まない(グリップしない)」ことです。
  • ヴァイオリンは鎖骨の上に置き、テールピースのボタンが喉のくぼみに向くようにします。
  • 楽器を固定するのは顎の力ではなく、頭の重み(頭蓋骨の重さ)です。
  • 頭を自然に下げることで、その重みが顎を介して楽器に伝わり、シーソーのようなバランスで楽器を支えます。
  • これにより、首や肩の緊張が取り除かれます。

ヴァイオリンの保持(ホールド)

ヴァイオリン本体は鎖骨の上に置かれ、テールピースの端にあるボタンは喉のくぼみを指すようにします。下顎とあご当てが実際に接触する点は、実質的に一人ひとり異なります。というのも、体格は人によってわずかに異なり、厳格で固定的なルールは存在し得ないからです。

しかし、その接触点がどこになろうとも、あごでヴァイオリンを「掴まない(挟み込まない)」ことが最も重要です。なぜなら、そうすることはヴァイオリニストを不快で不安定にさせるだけでなく、下顎でギュッと掴もうとした瞬間に、特に首の後ろ側に凝り(硬直)が生じてしまうからです。実際、一箇所が硬くなると、その凝った感覚は野火のように広がり、いつもの悲惨な結果(演奏への悪影響)を招きます。

しかし、「掴むな」と言うだけでは不十分です。意図的に不快な状態になるヴァイオリニストはいません。そうなるのは、単に(楽器を落とさないために)必要に迫られているからです。ですから、私たちがすべきことは、この「必要性(掴まなければならないという状況)」を取り除くことです。

力任せでは解決しません。ここで「バランス」の問題が極めて重要になります。以前に指摘したように、まるで壁にもたれかかっているかのように、脊椎と肩甲骨に重みを感じながら後ろに傾いて立ち、ヴァイオリンを鎖骨に置き、テールピースの端のボタンが喉のくぼみを指すようにしたとします。すると、頭自体を下げない限り、ヴァイオリンとあごが接触することはないのがはっきりと分かるはずです。

したがって、目に見えるヴァイオリンとあごの接触は、単なる「結果」に過ぎません。接触の「原因」は、頭を下げることにあります。

そして、頭を下げる動作は頭蓋骨と第一椎骨(頸椎の一番上)の間の作用によるものですから、接触の「真の原因」は、まさにこの「頭の後ろ側」にあります。つまり、あごをヴァイオリンの上に乗せるのは、頭を下げ、頭蓋骨の「重み」が前方へと移動する動きなのです。

そして、その重みが頭の「後ろ側」にあることで、前方に突き出したヴァイオリンの位置に対して、それ自体が完璧なバランスとして機能するだけでなく、それは以前に確立されたバランスの完璧な継続でもあります(図 3、4参照)。少し練習すれば、この後頭部からの重みの前方への動きによって、ヴァイオリンの保持に関する確かな安心感を得られるようになります。そうなれば、左腕や左手で積極的に楽器を支える必要はなくなります。

そして、力任せではなく、このような自然な手段によって完璧なバランス感覚が確立されるため、楽器をあごで強く挟む(グリップする)必要性がなくなり、その結果として生じる皮膚の痛み(あごずれ等)も解消されます。また、凝りがさらなる凝りを生むのと同様に、一つのバランスが生まれると、それはさらなるバランスを要求します。作為的であったり強制的な動きによって、この自然で継続的な「シーソーのような動き」の流れを妨げないことが極めて重要です。

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